東方神喰者   作:wing

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皆さん、おはこんばちは、wingです。夏の暑さウザすぎワロエナイ。でも小説投稿は負けずにがんばります。では本編どうぞ。


Mission 15 ゴールデンタイム

レイジとスカーレット姉妹が遊んで(?)いる頃―――

 

 

サヤカ「(もう夜かぁ・・・とはいっても何もやることないし、図書館にでも行ってみようかな)」

 

 

レイジとフランに自分も混ぜてもらおうとするも中々タイミングが掴めない上にフランは夢中で、レイジは必死になっているため、完全に存在を認識されていなかった。

 

 

サヤカ「(結局鬼ごっこに入れてもらえなかったけど、あの時のレイジさんの必死な顔・・・ww)」

 

 

サヤカ「(そういえばここでも・・・戦ってばっかりだなぁ・・・元々ここは平和な場所のはずなのに)」

 

 

溜息を吐き、段々平和という言葉の意味を間違って解釈しているような気すらする。

 

 

サヤカ「(ああダメだダメだ・・・ネガティブになっちゃいけない・・・)」

 

 

沈んだ気分になっても何も解決しないと思い、とりあえず今後の行動について考えることにした。まずは今までの状況を整理する。

 

・アラガミの攻撃で気を失う時までは贖罪の街にいた

 

・目が覚めたら幻想郷という異世界に迷い込んでおり永遠亭の病室で寝ていた。近くにレイジはいなかった

 

・新聞でレイジは地底にいたことを確認、そこでアラガミ襲撃が起きていた

 

・程無くして永遠亭もアラガミに襲われるが、撃破

 

・竹林を抜け博霊神社へ。霊夢、魔理沙と出会い、行動を共にする。霊夢、魔理沙のスペルカード強化

 

・地底を調べに行こうとしたが紅魔館の庭がえらいことになっていたため様子を見に進路変更

 

・紅魔館内でレイジと合流。情報整理。その後霊夢は地底を調査しに外出、レミリアはスペルカードの強化のために永遠亭へ

 

・次の日の朝、未確認アラガミが紅魔館を再び襲う。途中でレミリアが帰還、フランとレイジの活躍により撃破。しかしレイジが玄関も破壊したためレミリアが彼に修理をさせる

 

・玄関修復後、レイジとフランが昼食を忘れて遊びまくる

 

・夜になってから急に二人の姿が見当たらなくなり、静寂が訪れる。休憩か?

 

最後辺りははどうでもいい内容かもしれないが、一応これまでの行動から何か掴めないか記憶を辿り探していたのだ。その内、ある言葉が浮かんだ。ヤクシャ・ラージャの襲撃前夜で魔理沙が言っていたことについてだ。

 

 

―――なんでお前らがいたところを襲ったのか気になるが―――

 

 

サヤカ「・・・」

 

 

サヤカはその言葉について考えながら図書館へ。魔理沙を探して今後の行動の方針を相談しようと考えた。そう思った矢先に、背後から魔理沙が話しかけてきた。

 

 

魔理沙「ようサヤカ、探したぜ。ちょっといいか?」

 

サヤカ「私もあなたを探してたとこでした。なんでしょう」

 

魔理沙「いやなに、これからお前らはどうするつもりなのか訊いておこうかと思ってさ。レイジに訊こうと思ってたけど遊んでばっかだからな、さっきから」

 

サヤカ「そうですね。私もあなたにそれについて相談しようと思ってたところで」

 

魔理沙「そーなのかー」

 

サヤカ「とりあえず幻想郷(ここ)に迷い込んでからの行動を振り返ってみたんですが、手掛かりとなるようなものはまだ・・・」

 

魔理沙「・・・なあ、唐突なこと言うけど、お前元の世界に帰りたいって思わないのか?なんかお前らから全然焦りを感じねーんだけど」

 

サヤカ「えっ・・・!?」

 

 

唐突な言葉に言葉を失う。魔理沙は不思議そうな顔をしている。

 

 

魔理沙「意外なリアクションだな。早く帰りたいって言うと思ってたのに」

 

サヤカ「えっあっいや、早く帰りたい気持ちはあるんですよ!?元の世界の皆はきっと心配してるだろうし!でも今はここにいるアラガミをどうしようかってことで頭が一杯になっちゃって、えっと、あの・・・」

 

魔理沙「とりあえず落ち着け」

 

サヤカ「は、はい」

 

魔理沙「幻想郷をそんなに心配してくれてるなんて、お母さんうれしいぜ・・・」

 

サヤカ「冗談言ってる場合じゃないでしょ・・・」

 

魔理沙「そうだぜ。そこで今後の方針の相談といこうじゃないか」

 

サヤカ「あ、はい」

 

魔理沙「昨晩寝る前に私が言ってたこと、覚えてるか?」

 

サヤカ「ええ」

 

魔理沙「あれからずっと気になっててな・・・だが一つわかったことがある」

 

サヤカ「何ですか?」

 

 

魔理沙は新聞を読むパチュリーから新聞を借り、サヤカに見せる。

 

 

魔理沙「これを見て気になることはないか?」

 

サヤカ「・・・今朝ののアンノウン襲撃の記事以外には特に・・・」

 

魔理沙「だが逆に、これ以外で大した事件はない」

 

サヤカ「・・・」

 

魔理沙「お前も薄々気付いているかもしれないが、これらの意味することは「お前とレイジがいた場所以外では何も起きていない」ということだ。サヤカ、幻想郷に来る前から、何か変わったことはないか?」

 

サヤカ「えっと、最近アラガミ達が要領よく動くようになってきたってことぐらいしか・・・・でも永遠亭で襲われた時は動きが戦略的ではなかったんですけど」

 

 

魔理沙は頭を傾けて考え込んだ表情をする。サヤカも一緒に考え込む。しばらくした後、先にサヤカが口を開く。

 

 

サヤカ「ええと・・・とりあえず私とレイジさんを狙っている・・・てことですよね」

 

魔理沙「それはもうわかってんだ。しかしわからねーんだよな・・・問題は何故そんなことをするかなんだよ。お前なんか恨まれるようなことしたか?」

 

サヤカ「アラガミはほぼ獣のような存在ですからそこまで知能が高いとは思えません・・・でも急に戦略的な動きになったということは、もしかしたら指揮を執れるほどのアラガミがいる可能性があります」

 

魔理沙「なるほど・・・指揮を執れるなら知能も高い・・・ならそいつをやっつけちまえばいいかもな!」

 

サヤカ「でもどこにいるのかわからないし、仮にそいつを倒しても全て決着がつくワケじゃないんですよ」

 

魔理沙「・・・?」

 

サヤカ「言い忘れていたのですが、例えアラガミを倒しても、死体は霧散して倒された場所とは別の所で新たな個体を作り出すんです」

 

 

これには意外と思い、驚愕する魔理沙。

 

 

魔理沙「な、なんだって!?何故早く言わなかったんだよ!」

 

サヤカ「すみません、昨日の昼に言うべきでしたね・・・忘れてました」

 

魔理沙「じゃあ・・・アラガミを倒しても、結局はその場凌ぎにしかならないのかよ!?・・・あっそうだ、他に倒す方法があるんじゃないのか?」

 

サヤカ「アラガミの体は全てオラクル細胞で構成されています・・・霧散した細胞をなんとか出来ればいいんですが、それすらも排除する方法は私達の世界でもありません」

 

魔理沙「・・・どうすりゃいいんだ・・・?」

 

サヤカ「・・・(アラガミを根絶する・・・か)」

 

 

元の世界では神機でアラガミを討伐することが一種のビジネスとなってしまっている。アラガミを討伐し報酬をもらう、そんな日々の繰り返しにいつの間にか満足してしまっている。魔理沙とこうして話し合うまではここまでアラガミの根絶について深く考えたことはなかった。

大人達は地球上からオラクル細胞を排除することは不可能だと言うが、神機というアラガミでもある武器を作れるのなら、霧散したアラガミの処理方法だってなんとかなるのではないのだろうか・・・?

サヤカはふと仮にアラガミが地球上からいなくなった時を考えてみる。

 

地球はどうなるか?地球の自然はアラガミが現れる前の三割ぐらいしか残っていない。皮肉なことに、植物を捕喰したアラガミの光合成によって地球の大気は保たれているのだ。もしそのアラガミがいなくなれば、地球上の生命は死滅してしまう・・・!

 

・・・神機使いはどうなる?アラガミがいなくなれば存在する意味がない。神機使いの中には家族を養うために戦う者もいる。職を失い、路頭に迷うことになるだろう。その上フェンリル側としても、定期的に行われる静脈注射のための偏食因子の製造も出来なくなる。偏食因子の供給がなくなれば神機使いは―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――皆、アラガミ化する・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サヤカ「・・・!」

 

 

サヤカは今、アラガミが排除不能な理由がわかったような気がした。排除出来ても出来なくても、いずれアラガミが地球上に残り、それ以外は誰もいなくなる。いつの間にかアラガミに依存しなければ生きていけない社会の中にいる。これは、運命なのだろうか・・・?

冷や汗が頬を滴り、恐怖で頭を抱える。

 

 

魔理沙「お、おいどうした?嫌なことでも思い出したのか?」

 

サヤカ「え、いや、ななんでもありません」

 

魔理沙「そうか・・・つってもどうしたものか・・・その霧散した後の対処法がわからねえ」

 

 

う~んと再び考え込むと、パチュリーが新聞を読むのを止め、こちらに話しかける。

 

 

パチュリー「どうやら困っているようね」

 

魔理沙「パチュリー?」

 

パチュリー「話は聞かせてもらったわ。アラガミは倒すと霧散して別の場所で新たな個体を作り出すんでしょ?そうさせない方法を今丁度見つけたわ。なんで見つかったのか自分でも不思議な気持ちよ」

 

サヤカ「本当ですか?」

 

パチュリー「ええ。簡単なことよ、あなたの武器の剣、弾とかにちょっと細工をしておけば彼らを霧散させずを消滅させられるのよ」

 

サヤカ「出来るんですか?」

 

パチュリー「出来るけど、私だけじゃ完全には出来ないの。そこで魔理沙の友人の河童の所に行って来てほしいのよ」

 

魔理沙「にとりのとこか、わかったぜ。・・・ん、レイジはどうすんだ?」

 

パチュリー「あなた達が出かけている間、彼には幻想郷を見回ってもらうわ。今のところ二人がいた場所しか襲ってないらしいけど、もしかしたら人里とかを襲うかもしれないしね・・・ああそうそう、彼は主に剣で戦うみたいだから私の方でなんとかするわ」

 

サヤカ「え・・・刀身だけならあなたでもなんとかなるということですか?」

 

パチュリー「ええ、さっきまであなたの武器を勝手ながら調べさせてもらったのだけど、いけそうよ。でも今朝の襲撃の時のあなたの弾、見た感じ河童に任せた方がいいと思ってね」

 

 

パチュリーは傍にあった机の引き出しから小さな瓶を取り出しサヤカに渡した。中身には何もない。

 

 

サヤカ「これは・・・?」

 

パチュリー「幻想郷からアラガミを排除するための切り札よ。あ、中身は肉眼じゃ見えないものだからね」

 

魔理沙「これをにとりんとこに持ってきゃいいんだな」

 

パチュリー「その通り。でも今日はもう遅いし、明日になったら行ってきて頂戴」

 

サヤカ「わかりました。じゃあレイジさんにも知らせないと・・・」

 

魔理沙「つってもあいつ、今どこにいんだろな?そういえば物音が殆どしないぜ」

 

パチュリー「ちょっと待ってて」

 

 

パチュリーは机に置いてある水晶玉を持ち、注視する。しばらくした後、居場所がわかったようだ。

 

 

パチュリー「・・・ハァ。彼ったらレミィとも遊んでたみたいね」

 

魔理沙「多分羨ましがってレミリアのヤツが無理矢理引っ張って来たんじゃないのか?w」

 

パチュリー「・・・レミィ・・・そんなにレイジに負けたのが悔しかったのかしら」

 

サヤカ・魔理沙「?」

 

パチュリー「・・・何でもないわ」

 

サヤカ「えと、・・・じゃあレイジさんの居場所を―――」

 

 

一方、レイジはフランにレミリアの部屋へ案内してもらい、部屋のベッドに寝かせようとする。

 

 

レミリア「・・・必要ないわ」

 

フラン「あ、目が覚めた?」

 

レミリア「あなた達には気絶したかのように見えただろうけど、意識はあったわ。ただ身を委ねていただけよ」

 

フラン「強がり言っちゃってぇ」

 

レミリア「本当よ。・・・レイジ」

 

レイジ「?」

 

レミリア「とりあえず下ろして頂戴」

 

 

レミリアは背中から下りた後、近くの椅子に座る。

 

 

レミリア「あなたはこれからどうするの?ずっとここにいても私は全然構わないけれど、あなたとしてはそうもいかないんでしょ?」

 

 

確かにその通りだ。元の世界に戻らなければならないし、アラガミもなんとかしなければならない。とはいってもどこへ向かえばいいのかわからない。腕を組んでレイジは考え込む。するとレミリアは何かに反応しピクリとする。

 

 

レミリア「・・・これはちょっとまずいかもね」

 

レイジ「?」

 

レミリア「レイジ、白玉楼へ行きなさい。そこからあなたにとって重要な運命を感じるわ」

 

レイジ「???」

 

フラン「お姉さまの能力は「運命を操る程度の能力」なの。だから運命を読むことだって出来るよ」

 

 

運命を操る・・・よく考えてみると強力すぎる気がしてならない。なら今こうしているのも運命を操ってこうなっているのだろうか。まさかとは思ったが訊いてみることにした。

 

 

レミリア「私は普段能力は使わないから安心しなさい、今のこの状況も私の操った運命じゃないから」

 

 

無用な心配だったようだ。次の目標は白玉楼。しかし今は夜。今日はここで休んで次の日に行くことにする。

 

 

レミリア「さ、夜も更けて来たし晩ご飯といきまs」

 

サヤカ「レイジさん」

 

 

レミリアが喋っている途中でサヤカと魔理沙が入って来た。

 

 

サヤカ「レイジさん、突然ですが今後の行動について話したいことがあります」

 

レミリア「それならこちらも決まったところよ。彼には明日白玉楼に行ってもらうわ」

 

サヤカ「そうだったんですか。でも一応こちらの考えも言っておきますね。私と魔理沙さんは明日妖怪の山という所に行き、その間レイジさんは幻想郷を見回ってアラガミの襲撃があったら鎮圧する、という方針でした」

 

 

レイジは幻想郷中を見回る、ということに少し無理があるのではないかと思いそれについて指摘する。

 

 

サヤカ「大丈夫です。幻想郷はそこまで広いってワケじゃないみたいですよ。といっても狭いワケでもないんですが・・・。そこで魔理沙さんの提案で、空を飛べるということでフランちゃんと一緒に行動してもらうことになりました」

 

レミリア「・・・え?」

 

魔理沙「それとアラガミどもが騒ぎ出したら、その位置を知らせるレーダーとなる結晶をパチュリーからくれたぜ」

 

フラン「わーいレイジと一緒だー!」

 

 

フランはまたレイジといられることに大喜び。魔理沙はレイジにレーダーとなる結晶を渡す。レミリアは認めたくないような顔をしている。

 

 

レミリア「・・・・・・」

 

フラン「・・・なぁに、不満?」

 

レミリア「・・・・・・」

 

魔理沙「いいじゃんか、今回は保護者付きだぜ?」

 

レミリア「・・・」

 

 

未だ不満そうな顔をしているので、レイジもレミリアを説得する。するとレイジには甘いのか、渋々承諾する。

 

 

レミリア「・・・わかったわ」

 

フラン「やったー!(>∀<)ノ」

 

レミリア「・・・ただし、フランにもしものことがあったら、本気で殺すわよ。遊ぶじゃなくてね」

 

レイジ「(コク)」

 

レミリア「・・・さ、晩ご飯にしましょ」

 

レミリアは立ち上がりドアに向かって歩きだす。レイジ達もついて行くように歩きだした。食堂に向かう途中にサヤカは明日の行動の説明をする。

 

 

サヤカ「私達は明日妖怪の山で魔理沙さんの友人である河童の方の所に行ってきます。目的は、霧散後のアラガミを消滅させるために神機を強化してもらうことです。」

 

 

ならば何故別々に行動するのか。強化のためだけなら自分もついて行けばいいはずだとレイジは考える。レイジの表情を見てサヤカは付け足すように説明をする。

 

 

サヤカ「ちょっと言い方が変でしたかね・・・。レイジさんはよく刀身のみで戦いますよね?刀身部分だけならパチュリーさんでもなんとか出来るみたいなんですが、私はよく銃撃をするので・・・バレットの強化は河童の方に頼らないといけないみたいなんですよ」

 

 

それならば、確かにとうなずける。レイジはこれまでも、幻想郷に入ってからもバレットは使っていない。別に彼は銃撃を嫌っているわけではない。アラガミとの戦いの中では銃撃の必要がある状況も出てくるし、銃撃の方が倒しやすいアラガミもいる。しかし道場の出身ゆえ、彼にとっては剣で戦う方が楽なのだ。もう一つ理由があり、一時期ターミナルの調子が悪い時があり、その時に彼はそれを知らずにバレットエディットをしてしまい、本来ならオラクルチップの容量上作ることも撃つことも出来ないはずの組み合わせで作ってしまったため、強力過ぎるものが多い。連発したら下手をすると銃身が持たないくらいの弾もある。ターミナルの不調を知ってからレイジはバレットを極力使わないようにしているのだ。

 

 

サヤカ「レイジさんの分のバレットも持って行くつもりですので、明日になったら渡してくださいね」

 

レイジ「・・・(コク)」

 

 

魔理沙「レミリア、食堂はそっちじゃないぜ?」

 

レミリア「ちょっと着替えにね」

 

魔理沙「そういえばいつもの服装じゃねーな。なんだそれ?」

 

レミリア「・・・思い出の品よ」

 

魔理沙「?・・・なんでそんなモンを?」

 

レミリア「あなたには教えてあげないわ」

 

魔理沙「???」

 

 

~更衣室~

 

 

レミリア「・・・勢いでこんなの着るべきじゃなかったかしらね。結局負けちゃったし」

 

 

服を眺めながら溜息を吐く。

 

 

レミリア「ごめんなさい・・・・・・おt」

 

 

レミリアが独り言をいっていると部屋の外からノック音が鳴り、ドアの方を向く。

 

 

レミリア「誰?」

 

咲夜「咲夜です。夕飯が出来ましたのでお呼びに参りました」

 

レミリア「・・・よく私がここにいるとわかったわね」

 

咲夜「普段お嬢様がお召しにならない服でしたので、夕飯の頃には着替えるためにここにいらっしゃるかと思いまして」

 

レミリア「・・・そう。そんなにおかしかった?」

 

咲夜「いえ、私は初めて見るので・・・驚いたまでです。失礼ながら、あれは何なのか教えていただけますか?」

 

レミリア「・・・思い出の品・・・ってところね」

 

咲夜「思い出・・・ですか」

 

レミリア「待たせたわね、行きましょ」

 

咲夜「はい」

 

 

普段着る服に着替え終わり、更衣室を出て食堂へ向かった。

 

 

 

少女&神機使い団らん中・・・

「いただきまーす」

「レイジ、これ1口飲んでみる?トマトジュースなんだけど」

「お姉さま、人間は血なんて飲まないの知ってるでしょ」

「・・・冗談に決まってるでしょ、本気にしないの」

「・・・」

 

「(がつがつ)」

「(ばくばく)」

「魔理沙さんと門番さん、すごく大食いなんですね・・・」

「(ゴクン)あ、そういえばまだ自己紹介してなかったですね。私は紅美鈴といいます。門番はいつもこれくらい食べてないと大変ですから」

「外来人の行方サヤカです、よろしくお願いします」

「私は図書館の司書を務めております、小悪魔です」

「小悪魔・・・さん?もしかして」

「ええ、実は名無しなんです。でもニックネームはありますよ。「こぁ」っていうんです」

「へぇ、かわいい名前ですね~」

「そう言われると照れちゃいます///」

 

 

夜の12時。皆眠気がし始めるころに就寝の準備をしていた。レイジとサヤカが寝る場所は昨日咲夜が案内してくれた寝室だ。昨日と同じく魔理沙との三人で寝ることになった。

 

 

サヤカ「いいな~レイジさん、一瞬で着替えられるなんて羨ましいです」

 

魔理沙「フラン曰く「装備を自由に換装出来る程度の能力」だったか?服装も変えれるのか・・・」

 

サヤカ「私、隊員服なので上を一枚脱ぐくらいしか・・・」

 

 

着替える時にレイジはふと思った。刀身を変えられるのならもしかしたら・・・そう思い、寝間着姿の自分の姿を思い描くと本当に思った通りの姿になっていた。こんな時に自分の能力が役に立つなんて思ってもおらず、少し優越感を感じるレイジ。思わず笑顔がこぼれてしまう。

 

 

サヤカ「じゃ、おやすみなさ~い」

 

魔理沙「おやすみだぜ」

 

レイジ「・・・」

 

 

午前3時、レイジはベッドの中で目を覚ました。時計を見るとまだ夜であることを確認する。周りを見るとやはり全員眠っている。しかし、腹が妙に締め付けられるような感覚がする。見てみると、後ろから抱き着くようにワンピース姿のフランが眠っている。

 

 

レイジ「・・・!?」

 

 

レイジは驚き、ガバッと起き上がる。急に起き上がったためか、フランも目を覚ます。

 

 

フラン「・・・ん~?」

 

 

眠そうにフランは目を擦る。寝ようとする時には確かいなかったはずなのに・・・

 

 

フラン「・・・えへへ、びっくりした?皆が寝るのを見計らってこっそり来ちゃった」

 

レイジ「・・・」

 

 

そう言うとフランは再び横になって寝る体勢に入った。吸血鬼は確か夜に起きているはずだ。レイジは気になり、そのことについて訊いてみる。

 

 

フラン「普段は夜に起きてるよ。異変が起きたら人間と同じ感じで暮らしてる。異変の時はよくお客さんがここに来るからね。・・・さ、明日は早いから早く寝よ!」

 

レイジ「ッ」

 

 

無理矢理体を引っ張られ、ベッドに引きずり込まれる。しかもがっしりと捕まっており、身動きすらままならない。言っても離れそうにないので、仕方なくこのまま寝ることにした。フランはすっかりレイジにご執心のようである。

 




作「アラガミがいなくなった後の地球・・・か」

弟「・・・どうあがいても絶望な気がすんだが」

作「支部長はこのことも考えて行動を起こしたのかな・・・」

弟「もうそれは悪魔の証明ってヤツだろうよ・・・」


アラガミが仮に地球上からいなくなったとしたら・・・人類はどうなるのでしょうか。
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