申し訳ございません!
では本編スタートです!
「こんにちは~」
「蓮花待ってたラビ!」
今日は花寺家にお邪魔させて頂いてる。昨日、のどかから電話があってラビリンと一緒にラテのお世話をして欲しいとの事だ。たけしさんは建築家、やすこさんは今日から運転業者の仕事を再開するので、信頼されてる蓮花に一任された。
「動物のお世話は初めてだ。ラビリンに頼る事が多いかもしれないが大丈夫?」
「任せるラビ!」
2人で話していたら、ラテが家の中を歩き回ってた。のどかの母親である、やすこさんを探してるようだ
「ラテ、のどかの母さんは仕事で出掛けてるから此処にはいないよ」
「帰りは夕方って聞いたラビ。ラビリン達とお留守番するラビ!」
「ワン…」
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「蓮花さん、今日もよろしくお願いします」
「皆さんも頑張って下さい」
次の日も、花寺家でお留守番。今回は、ペギタンとニャトランも一緒で賑やかだ
「さ~て、何する?人間がいないって事はのびのびし放題じゃん!」
「ニャトランは、いつものびのびしてるラビ」
「ラテ様、中に戻るぺエ」
中に戻ってラテのご飯をあげるも、殆ど手付かずの状態。そして元気も無い様子
「大丈夫ラビ?お腹痛いラビ?」
心配するラビリン達なのだが、ニャトランは違って相変わらず能天気だった
「こんないい天気だ。庭で日向ぼっこでもすりゃ、気も晴れるって!」
「そうだな。ついでにお散歩でもさせるか」
ニャトランの案に蓮花も賛同して窓を開けた。その時、ラテの顔色が一気に変わり、勢い良く外へ飛び出した
「ほらな、すぐ元気に──」
と思っていたら、そのままラテは何処かへと走り出してしまった。世間一般で言う脱走だ
「「「「あーー!!」」」」
「もう、蓮花が窓開けちゃうからラビ!」
「い、急いで追い掛けるよ!」
ラテは止まる事も無く、街の方へと行った。蓮花も全力で走ってはいるが如何せん相手は犬。子犬とは言え、とても足が速くて追いつけない
「ラテ様~何処行くラビ~!」
途中、地面に付いてる臭いを嗅いで立ち止まった。チャンスと思い、走るスピードを一気にあげるが、下校中の小学生達に道を塞がれてしまって蓮花達も足を止めてしまう
「ごめんね。ちょっと通らしてもらうよ」
「蓮花、ラテ様があんな遠くぺエ!」
「あ…!」
「どうしたの?」
何かに気付いたラビリンが3人に指示を出す
「蓮花達はラテ様を追ってほしいラビ!ラビリンはのどか達に知らせに行くラビ!」
「いいけど…」
「今別れて大丈夫ぺエ?まだ、ラテ様の行き先が分からないのに」
「きっと、のどかに聞けば分かるラビ!」
ラビリンは学校、蓮花達はラテを再度追いかけ始める
ラテの動きが止まった。場所を確認しようと辺りを見渡すと、「すこやか運送」の会社を見つけた
「何で運送会社?」
考えてると事態を聞きつけたのどか達と合流した
「迂闊ですよ。蒼咲さん!」
「返す言葉もありません…」
「ちゆちー、そんなに怒ったらシワが出来ちゃうぞ~」
「何か言ったかしらひなた?」
3人を無視して、のどかはラテの気持ちに察する
「ラテは、お母さんに会いたかったんだね」
ちゆが率先して会社の方に顔を出して、やすこさんがいるかどうか聞きに行ってくれた
「聞いてきたわよ。恐らくいちご農園にいるみたい」
「それなら戻って来るまで待っていよ!」
ひなたの提案で帰って待つことにした。その間に、ラテは何でそこまでしてやすこさんに会いに行ったのか聞いてみた。
どうやら、のどかとラビリンが学校に行っている間は、やすこさんが面倒を見てくれてたらしい。そのせいもあってか、親であるテアティーヌと姿を重ねていた。突然の変化で寂しくなったのが脱走した理由
のどかもそれを知って気付けれなかった事に謝る。のどかも病院での生活で似たような事があったから、痛いほど気持ちは分かる
「ちゆ、のどかって昔は病院で生活してたのか?」
「聞いてなかったんですか?」
「ああ…。そうか病院で…」
のどかがラテを撫でていると、体調が急変した
「これってビョーゲンズだよね!」
『あっちで、いちごさんが泣いてるラテ』
「いちごって…!」
「お母さんが危ない!!」
////////
いちご農園まではかなりの距離がある。移動手段が足しかないので頑張って走ってはみるが
「のどか大丈夫?」
「はい、ありがとうございます」
4人の中では、のどかが一番体力が無くて転びそうになったところを蓮花が受け止める
「今回はわたし達だけでお手当するわ。のどかは、後でラテと一緒に来れば」
「行くよ。わたしもラテも」
「だけど…」
「危ないのはいちごだけじゃない!大好きなお母さんもなの!!」
「のどか…」
「わたし達が寂しい時、お母さんは助けてくれた。今度はわたし達が助ける番なの!」
「ワン!」
大好きなお母さんが危険な目に合ってる。助けたい気持ちをバネにして走り出す
「抜剣覚醒!」
「来い!
「皆んな!」
蓮花は腰を低くしておぶさる体勢になる
「俺に乗れば速く着く」
のどかは背中に、ちゆとひなたは両腕に乗る
「3人共振り落とされないでね!」
「「「うん!」」」
蓮花は器用に3人を抱えていちご農園に向かう
いちご農園に着いた。だが目にした光景は、ダルイゼンと離れた場所にやすこさんが気絶してる姿
「許せない!」
「のどかいくラビ!」
「うん!」
「「「スタート!」」」
「「「プリキュア ・オペレーション!」」」
「「重なる二つの花!」」
「キュアグレース!」
「ラビ!」
「「交わる二つの流れ!」」
「キュアフォンテーヌ!」
「ペエ!」
「「溶け合う二つの光!」」
「キュアスパークル!」
「ニャ!」
「「「地球をお手当!」」」
「「「ヒーリングっど♥プリキュア!」」」
変身し戦闘体勢に入ると、ビニールハウスからメガビョーゲンが襲って来た。ジャンプで避けて、繰り出される触手も弾き、斬ってゆく
「囲い込んで抑えるぞ!」
四角形に囲い込んで蓮花は小さな結界、グレース達はぷにシールドを盾にして四方向から突撃する
「くぅ…!」
「一気に決める!」
蓮花が碧の賢帝にエネルギーを溜めようとすると
「メッ…ガ!」
「クソ!」
「「「きゃあ!」」」
メガビョーゲンが4人を振り払う。それぞれ体勢を整えるが、グレースだけ様子が変だった
「な、何これ!?」
「靄で土が蝕まれたせいラビ!」
原理は知らないが、赤黒い靄がグレースの動けなくしていた
「グレース!」
「今助けるし!」
助ける為にグレースの元へ行くが、メガビョーゲンが壁となり足止めを食らう
「「きゃあ!!」」
更には、いちごの形をしたハンマーがフォンテーヌ達に降り注ぐ。勢い乗ったメガビョーゲンの攻撃は止まらない。ぷにシールドで防ぐも防戦一方
「いいの?お前は行かなくて。ああ、動けないんだっけ?」
動けないグレースを知りながら、何も出来ないグレースを挑発する。
そしてダルイゼンが動き、足下にある靄をすくい上げていラビリンにずりつける
「貴方達、何でこんな酷い事するの!?」
「酷い?何が?」
「地球を病気にして、皆んなを苦しめる事だよ!」
「決まってるだろ。俺はその方がが居心地が良いからさ」
「自分さえ良ければいいの!?」
「いいけど?」
そして、グレースの左頬にも靄ずりつける。自分勝手なダルイゼンに、グレースは言葉を失い立ち尽くしてしまう
「ついでだ。このまま片付けちゃうか」
右手に紫のエネルギーを溜め始めて止めをさそうとする
「終わりだよ」
「やめろォォォォォ!!」
蓮花がグレースの前に立ち、碧の賢帝で振り払う
「抜剣者か」
「グレースに手を出すな!!」
蓮花の感情に碧の賢帝が呼応してより同化している
「蓮花さん…」
「か弱いプリキュアを護る勇者のつもり?安心しなよ。2人纏めて──殺してあげるから」
手をこちらに向けて溜めたエネルギーを放つ時
「今…何て言った?」
蓮花を中心に物凄い風が巻き起こる。碧の賢帝も力が更に増して、剣を持つ腕も肩まで碧のラインが入り侵食していく。碧の賢帝と深く同化してる証拠だ
「「「ッ!!?」」」
グレース、ラビリン、ダルイゼンが突然の豹変に足が竦む
「殺してみろ。その瞬間、微粒子すら残さず消し去る事になるが…別に構わないだろ?」
「蓮花…さん……」
先程の突風で靄は全て吹き飛んだが、見たこともない蓮花の様子に恐怖を感じて動けずにいる
「覚醒剣」
碧の賢帝を振り上げると、波動のエネルギーが刃を形取りメガビョーゲンを優に超える程の大きさになる
「蓮花さん…やめて…」
「賢帝…」
「お願いです…それだけは絶対に…!」
「解…」
「蓮花さん…!蓮花さん!!」
「放!」
「やめてーーーーー!!!」
突如、蓮花とダルイゼンの間に紅い閃光が割って入った。それを見て、蓮花は振り下ろす寸前で止まった
紅い光の中から、抜剣覚醒した紅牙が現れてダルイゼンに掴み掛る
「お前一体何をした!答えろ!!」
「何って怒らせただけだよ」
「
「少し試しただけだよ」
「ふざけんな!その『少し』で魔剣を壊すところだったんだぞ!!」
言い争いをしてる隙にグレースは蓮花へ駆け寄る
「蓮花さん…」
「………メガビョーゲンを
浄化では無く倒すと言ってしまう程に、今蓮花は怒っている。だけど、紅牙が乱入してからは少し落ち着きを取り戻してる。侵食も肘まで治っていた
「ハアァッ!」
フォンテーヌ達を襲う触手を全て切り捨ててピンチを救う
「ペギタン、フォンテーヌ!今だニャ!」
『キュン!』
「「キュアスキャン!」」
キュアスキャンで苦しんでる実りのエレメントを見つけた
「てーい!」
スパークルも追撃しダウンさせる
「エレメントチャージ!」
『キュン!キュン!キュン!』
「「ヒーリングゲージ上昇!」」
「プリキュア !ヒーリングフラワー!」
螺旋回転する光線がエレメントと包み込み、メガビョーゲンを見事に浄化させた
「「お大事に」」
「グレース!ラビリン!」
浄化が終わると蓮花は2人の心配をする
「怪我は無いか?」
「うん…」
「平気ラビ…」
「良かった」
蓮花は、ダルイゼンに触られたグレースの頬をさする
「本当に良かった…!」
「蓮花は大丈夫ラビ?」
2人は自分達の事より蓮花の心配をする
「大丈夫だよ。怖がらせてしまってごめんね」
////////
『ありがとうございます。皆さんのお陰です!』
「どう致しまして」
だけど、ラテの具合は悪いまま。いつも通りにエレメントさんか力を分けてくれるのだが
「実りのエレメントボトルラビ!?」
今回はボトルを貸してもらい回復した
『ボトルは差し上げます!これからも、地球の為に使って下さいね!』
しかもそのまま貰ってしまった
「貰ってしまった。ラッキーだね」
「ラッキーなんてものじゃないラビ!エレメントボトルはすっごく貴重な物ラビ!」
「エレメントはこの星のあらゆるものを作ってるすっごい物なんだぞ!」
ボトルを貰う事事態がレアケースらしく興奮するヒーリングアニマル達。自分達が預かっている三つのボトル以外は見たことも無いらしい
「本当に大切な物を貰ってしまったな」
その後は、目を覚ましたやすこさんに会いに行き下まで車に乗せてくれた
「3人共ありがとうね。のどかに付き合わせてしまって」
「全然大丈夫です!友達ですから!」
「のどかにこの街を知ってもらうとわたしも嬉しいので!」
「実はこの子ね、病気で学校を休んでた時期があったのよ。それで仲良しの友達も中々作れなくてね、だからこんなに早く良い友達が出来てすっごく嬉しい。これからも宜しくね」
ただ友達が出来ただけなのに、こんなに嬉しく言ってくれる人は初めてだ
今日のお手当も皆んな無事に済んだ
ビョーゲンキングダムでは今もまだ言い争っていた
「そもそもアイツは俺の獲物だ!手を出すな!ちゃんと聞いてるか!」
「うるさいな…」
「いつまで怒っているつもり?」
「呆れた奴だ」
幹部3人は紅牙にほとほと困っていた。そこへ新たな人物が現れる
「それなら早く殺して碧の賢帝を回収してくれない?」
「チッ…分かってるさ」
「それならいいの。それとダルイゼン」
謎の人物は、今度はダルイゼンにさっきのプリキュア達との戦闘について話す
「言ったよね、あまり怒らせては駄目と。下手をすれば剣が耐え切れず壊れてしまう。あの使い手はまだ完全に継承をしていない」
「知ってるよ」
「2人もお願いね」
「お前達を見ていれば分かる」
「そうね」
「なら私はこれで」
謎の人物は紅牙を連れてビョーゲンキングダムの何処かへ消えた
「しかし魔剣って本当に厄介よね。あの状況で死ななかっただけでも奇跡的よ」
「想いの強さ…
「ああ。そして最終的には────
「自我を失い、暴走する殺戮マシーンに変わる」
魔剣の恐ろしさを知ってもらったところで今回はここまでです!
ここまでの拝読ありがとうございます!