ヒーリングっど♥プリキュア 〜癒しの楽園物語〜   作:シロX

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はわっち

ではスタート


第80話 終わりは巡り、始まりは今日も廻る

蓮花達は静かで誰も居ない場所、大樹の丘へと来ていた

 

そして蓮花達の先には始が立っていた

 

「仇打ちに来たと言うべきか。抜剣者としても、プリキュア としても、人間としても覚悟が出来たか」

 

「別に俺達は復讐心とか仇打ちとかで来た訳では無い」

 

「なら、何の為に?」

 

「約束です。最後までお手当てをする。それが紅牙さんと天道さんの約束ですから」

 

 

 

「「「「スタート!」」」」

 

「「「「プリキュア ・オペレーション!」」」」

 

 

「「重なる二つの花!」」

 

「キュアグレース!」

 

「ラビ!」

 

「「交わる二つの流れ!」」

 

「キュアフォンテーヌ!」

 

「ペエ!」

 

「「溶け合う二つの光!」」

 

「キュアスパークル!」

 

「ニャ!」

 

「「時を経て繋がる二つの風!」」

 

「キュアアース!」

 

「ワン!」

 

 

「「「地球をお手当!」」」

 

「「「「ヒーリングっど♥プリキュア!」」」」

 

 

「真剣覚醒!」

 

「目覚めろ!揺るぎなき曙光(ブランリュゼール)!」

 

 

 

「覚醒剣!」

 

「統一しろ!原始の魔剣!」

 

 

 

「わたし達で、お手当てをするんだ!」

 

蓮花、グレースが飛び出し、残りの3人が死角へと回り込む

 

「悪いがその連携はもう見飽きた」

 

剣を突き立て、剣から氷が張り蓮花とグレースの足を凍らせた

 

「「「ハァァァ!!」」」

 

しかしながら、剣を突き立てて使えなくなった今ならとフォンテーヌ達は構わず攻撃へと移る

 

「「「ッ!?」」」

 

けれどそれも通じない。喚び出された魔剣によって阻まれたのだ

 

剣はひとりでに動きフォンテーヌ達を弾いた後、波動弾で攻撃し牽制する

 

「それなら!」

 

「これで!」

 

動けないとはいえそれは足だけ。とにかく遠距離からの攻撃に切り替えるも

 

「ハッ!」

 

直線的な攻撃。簡単に弾かれてしまう

 

「覚醒剣!──烈火連斬!」

 

「揺るぎなき曙光!」

 

「ぷにシールド!」

 

即座に守りを固めるが防げる筈もなく打ち砕かれる

 

しかし不幸中の幸い、足を固めていた氷も砕けて2人はやっと自由となる

 

それでも戦況は変わらない

 

「実りのエレメント!」

 

「雨のエレメント!」

 

「雷のエレメント!」

 

「音のエレメント!」

 

だとしても諦める事はしない。すぐさま体勢を立て直し4人同時にエレメントの力を放つ

 

「ダァッ!」

 

原始の魔剣を思いっきり叩き付け、その衝撃で地面が盛り上がりエレメントの攻撃を全て防ぎきった

 

「スパークルは火のエレメントを!アースは空気のエレメントを!」

 

「分かったよ蓮兄!──火のエレメント!」

 

「はい!──空気のエレメント!」

 

火のエレメント攻撃に、空気のエレメントが合わさり更に火力を倍増させた

 

「例えどんな策を練ろうと無意味だ!」

 

原始の魔剣で水流の渦を発生させ、パワーアップしたエレメントの攻撃すらも打ち消した

 

「何百という数の能力を秘めているのだ。エレメント程度、全て潰してくれる!」

 

始は原始の魔剣を空に掲げた

 

「見せてやろう!本当の自然の力というものを!!」

 

晴れ晴れとしていた空が曇り空となり、雷を鳴らしていた

 

「何を…風?」

 

曇と同時に風も少しずつ吹き始めた。そして突然の竜巻き

 

「「「「うわぁぁぁ!?」」」」

 

抵抗する間もなく全員が竜巻きに煽られ、空へと飛ばされた

 

「ちょ!すんごい風!」

 

「風ってレベルじゃねーぞ!?」

 

「とにかく体勢を整えるラビ!アース出来るラビ?」

 

「これ程までの強い風となりますと、わたくしでは対処出来ません!」

 

「アース!それなら俺と一緒にやるよ!」

 

蓮花は時を経て繋がる二つの風、アースはアースウィンディハープを片手に構える

 

「いっせ〜の…痛!?」

 

回転する竜巻きに対して、逆回転の風を掛けて脱出を図ろうとする時、蓮花の頬に何かが掠った

 

「痛た!?ちょ〜痛かったんだけど何これ?」

 

「これは…石です!蓮花さん石が!」

 

「石だけならまだ良いが…」

 

下を良く見ると、竜巻きの影響で地面が抉れてその破片が風に乗って蓮花達に襲い掛かって来た

 

体中に打ち付ける石礫が視界を塞ぎ、痛めつける

 

 

 

「覚醒剣!」

 

「雷帝閃光!」

 

 

 

眩い閃光が竜巻きの中へ落ちて行く

 

一瞬で竜巻きは電撃を纏い、中にいる蓮花達を焼き焦がした

 

力を無くした蓮花達は、竜巻きに飛ばされ地面へと叩き付けられた

 

「ぅ…ぅ……」

 

「くっ…」

 

「ぁ…あぁ……」

 

「はぁ…はぁ…」

 

今の一撃でグレース達は満身創痍

 

「は、グッ!」

 

蓮花も立ててるものの、それでもやっとと言ったところだ

 

「どんなに吠えようが足掻こうが無理と分かっただろ?そろそろお手当てを諦めて死ね」

 

「それは無理です…!」

 

始の言葉を否定し、逆に自分を鼓舞して足に力を入れる。

そしてその言葉に続いて他の皆も立ち上がる

 

「どんなに無理と分かっていても!」

 

「アタシ達は!」

 

「諦めません!」

 

「ッ!」

 

蓮花は最後の力を振り絞り、始に迫り鍔迫り合いに持ち込んだ

 

「これ程の差を見せつけても諦めないのか?」

 

「俺達は諦めない!」

 

「既に限界の筈だ。その状態で勝てるか!」

 

「それでもやるんだ!皆んなの想いを背負ってお手当てしてるんだ!限界なんて何度でも超えてやる!!」

 

「チッ!だったら──」

 

「「これで決めてやる!!」」

 

2人同時に飛び出した

 

「真・覚醒剣!」

「覚醒剣!」

 

揺るぎなき曙光と原始の魔剣が激突する

 

お互い一歩も引かず剣での打ち合い。互角と思えるも蓮花が僅かながら押されている

 

「ッ!!」

 

「グゥウ!!」

 

原始の魔剣が遂に蓮花を捉えた。脇腹に深く突き刺さる

 

「トドメだ!!」

 

「うぉぉぉぉおお!!」

 

蓮花は咄嗟に揺るぎなき曙光を分解し、3本へとバラけさせた

 

果てしなき蒼(ウィスタリアス)が原始の魔剣を抑え

 

「覚醒剣!」

 

不滅の炎(フォイアルディア)翠遠の息吹(ヴェルディグリオン)で切り掛かる

 

炎と風の乱舞が始を傷付ける。無我夢中に、只ひたすらに目の前の敵に向かって

 

「舐めるなァァァ!!」

 

しかしその剣舞に強引に割り込み弾き返した。完全な無防備と化してしまった

 

「終わりだァァァァァァ!!」

 

「いや、まだだ」

 

その時、吸い寄せられて蓮花は後ろへと下がったのだ

 

(なっ…!?)

 

秘密は先程の乱舞の時だ。

不滅の炎と翠遠の息吹を振り回す際に、小さな竜巻きを作っており、それによって後ろへと下がる事が出来たのだ

 

そして、蓮花に気を取られて始は4人の存在を忘れていた

 

「別に狙っていたんじゃないよ。只俺は信じていただけ。皆んなの事を!!」

 

入れ替わりでグレース達4人が前へと飛び出した

 

 

 

「「「「ヒーリングっどアロー!」」」」

 

「「「「ヒーリングアニマルパワー全開!」」」」

 

『キュン!』

 

「「「「アメイジングお手当て!準備OK♥」」」」

 

「「「「OK!」」」」

 

「「「「プリキュア !ファイナル!ヒーリングっど♥シャワー!」」」」

 

 

 

放たれた浄化技で始は呑み込まれてしまった

 

 

 

 

 

////////

 

「まさか俺が、こんな青二才共に負けるなんて……ククク…ハッハッハッ!!」

 

始の体は黒い光へと変わっていく。 

プリキュア の浄化技をまともに受けたのだ。

人間の時ならともかく、ビョーゲンズの力を得た事が仇となってしまったのだ

 

高笑いをしていた始だが、急に目付きを変えて鬼の形相で睨み荒々しい声を上げる

 

「ふざけるな!!ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなァァァァァァァァァ!!!」

 

「…」

 

「きっとお前達は後悔する!醜い争いによって地球は壊れ、破壊され、そして残酷に蝕まれる!!!」

 

「だったら何度でもお手当てするまでだ」

 

「そう、だったな。お前は昔からそういう奴だった…」

 

始は蓮花の頭に手を乗せ、笑顔で言葉を掛ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前みたいな奴がいるから世の中蝕まれるんだよ」

 

それを最後に原始の魔剣を残して始は消えた

 

「……元々出会わなければこんな思いはしなかった」

 

「蓮兄…」

 

「でも、出会わなければ今の俺はいない」

 

蓮花は皆んなの方へ向き、最高の笑顔で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今の俺、最高に生きてるって感じ!」




最初からクライマックスでひた

ここまでの拝読ありがとうございました
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