ヒーリングっど♥プリキュア 〜癒しの楽園物語〜   作:シロX

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時間がなかった。サブタイ今までの中で一番長いや

ではスタート


第82話 突入ビョーゲンキングダム♥ヒーリングアニマルの想いを乗せて!

「ひなたちゃん遅いですね」

 

「15分遅れ…」

 

「いつもの事ですね」

 

蓮花達は、久し振りに皆んなでお出掛けしようと集まっていたのだが、ひなただけ遅刻をしており4人は待ち惚けていた

 

「でもわたくし、こうして誰かを待っている時間を嫌いではありません。何だかワクワクしませんか?」

 

「分かる〜!」

 

「でも限度というものがあるわ。全くひなたは…」

 

「まぁまぁ…っと噂をすれば何とやらだ」

 

丁度タイミング良く噂していた本人から着信が掛かってきた

 

「もしもしひなた、皆んな待っている……あ、うん分かった。皆んなに伝えるよ」

 

楽しい表情から一変し、眉を顰めて携帯を切った

 

「悪いけど皆んな、お出掛けは中止だよ」

 

「急にどうしたラビ?」

 

「ひなたとニャトランが、ビョーゲンキングダムへの出入り口を発見したらしいんだ」

 

 

 

 

 

連絡のあった場所へと来てみると、ひなたの言う通りそれらしい出入り口となる穴があったのだ

 

「どっからどう見ても罠だな」

 

「そうですね。いくら何でも本拠地へと続く道を開きっぱなしにするのは有り得ないわ」

 

「でも、確かにキングビョーゲンを浄化するチャンスだよね?」

 

「キングビョーゲンとは、どれくらい強いのですか?」

 

「とにかく強いペエ。テアティーヌ様でさえ浄化し切れなかった相手ペエ…」

 

現状の戦力では歯が立たないと言われた。それ程までに相手は強大なのだろう

 

「でも、今のキングビョーゲンはテアティーヌ様と相打ちとなって弱ってる筈ペエ」

 

「もしかしたら!」

 

「なぁ〜に言ってんだ!ビョーゲンキングダムがどんなに危険な場所かオレ達も分からないんだ!そんな所にひなた達を連れて行けるか!!」

 

ラビリンとペギタンは突入する事に迷いはあるものの、チャンスと思い行く事に決めようとするもニャトランは猛反対する

 

無理もない。何せビョーゲンキングダムについての情報が一切無いのだ。道中だとしても何があるか分からない

 

「行こうよ」

 

しかし、ニャトランの猛抗議に割り込み意外にもひなたが誘い込む

 

「ちょ、おま!ちゃんと考えたのか?興味本位だったら駄目だぞ!!」

 

「考えたよ。前のアタシならビビって辞めようと言ってたと思う。でも、やってみたら何か変わるって分かったから!チャンスだもん。行った方が良いと思う」

 

その言葉で全員が賛同し頷く。それを見たニャトランは唸り迷っていた

 

「う〜〜……分かった!!ひなたが行くって言うのにオレが行かないのは有り得ないからな」

 

ニャトランも迷いを振り払って行く事を決意した

 

「それじゃあ行くよ」

 

1人ずつ順番にその出入り口に潜り抜けた

 

全員が潜り抜けた後で穴は閉ざされてしまった。

そしてその様子を、開きっぱにした張本人であるグアイワルが近くでその様子を見ていた

 

「掛かったな。プリキュア 、抜剣者。ハハハハッ!!」

 

グアイワルが笑う姿を更に遠く、レンカも蓮花達とグアイワルを見ていた

 

「本当にその選択が良かったのか?また同じ過ちを繰り返す羽目になるぞプリキュア 」

 

 

 

 

 

////////

 

ビョーゲンキングダムに突入した蓮花達。道中危険な罠などと遭遇もしたが、蓮花とアスミが排除してくれたお陰で難無く進む事に成功する

 

長く険しい道のりだったが、ようやく広い場所へと出れた

 

そして、何処からともなく声が聴こえてきた

 

『ほう、ネズミでも迷い込んだかと思えばヒーリングアニマルか?』

 

「この声は!」

 

「キングビョーゲンペエ!」

 

『という事は、その人間共がプリキュア か?』

 

「何処だ!居るのは分かっているんだ!姿を現したらどうだ!?」

 

蓮花の声に反応して、空にキングビョーゲンと思われる顔が浮かび上がる

 

『わざわざ此処に足を踏み入れるとは、命が要らないとみえる』

 

「ラビリン達が来たからには好き勝手はさせないラビ!ヒーリングアニマルの名に掛けて!」

 

「テアティーヌ様に託されたヒーリングガーデンの代表として!」

 

「お前が地球を蝕むのを此処で止めてみせるぜ!」

 

「わん!わんわん!!」

 

 

 

「「「「スタート!」」」」

 

「「「「プリキュア ・オペレーション!」」」」

 

 

「「重なる二つの花!」」

 

「キュアグレース!」

 

「ラビ!」

 

「「交わる二つの流れ!」」

 

「キュアフォンテーヌ!」

 

「ペエ!」

 

「「溶け合う二つの光!」」

 

「キュアスパークル!」

 

「ニャ!」

 

「「時を経て繋がる二つの風!」」

 

「キュアアース!」

 

「ワン!」

 

 

「「「地球をお手当!」」」

 

「「「「ヒーリングっど♥プリキュア!」」」」

 

 

「真剣覚醒!」

 

「輝け!果てしなき蒼(ウィスタリアス)!」

 

 

 

『あれがキュアアースか。報告通り古のプリキュア と似ている。その実力は如何程かな?』

 

「来るわよ!」

 

フォンテーヌがいち早く危険を察知するのと同時に、キングビョーゲンが攻撃を仕掛けて来た

 

荒れ降るう光弾の雨を全員回避する

 

だが、キングビョーゲンは必要以上にアースに狙いを定めて攻撃の手を緩めない

 

「アース!」

 

援護しようと蓮花が走り出す

 

アースも負けじと逃げる体勢から切り替えて、攻撃の嵐を掻い潜りながら飛び蹴りをする

 

「ハァァァッ!」

 

しかし

 

「え!?」

 

アースの攻撃は当たりはしたがすり抜けたのだ

 

『無駄だ!』

 

「ああっ!」

 

理解出来ない事が起きて空中で止まっている所に、容姿無く攻撃が炸裂した

 

「だったらこれでどうだ!」

 

ジャンプしてキングビョーゲンの背後を陣取った蓮花。果てしなき蒼の波動エネルギーを刀身に集中させ切り掛かる

 

 

「覚醒剣!」

 

「蒼穹無限・応用編!」

 

 

だがこれもすり抜けた。切ったのはキングビョーゲンではなく地面だった

 

「果てしなき蒼の浄化技でも駄目なのか!?」

 

『知っておるぞ。古のプリキュア と歯向かっていた抜剣者。しかし今の一撃で実力は測れた。故に弱い!!』

 

先程までの攻撃とは違い、一点に凝縮しての砲撃を繰り出す

 

所有者の危機を感知した不滅の炎と翠遠の息吹が出現し、果てしなき蒼と共に結界を張り防ぐも

 

「このォォォ!!」

 

空中での受け身では踏ん張りが効く筈も無く、地面に押し込まれてしまった

 

「実態が無いというの!?」

 

「一体どうやって戦えば良いの?」

 

攻撃は容赦無く続く。避けるばかりで何も出来ない

 

「だったら片っ端から弾くしか無いっしょ!」

 

グレース達は、それぞれエレメントボトルをステッキにセットして対抗する

 

「実りのエレメント!」

 

「氷のエレメント!」

 

「火のエレメント!」

 

何とか攻撃は全て撃ち落としてはいるが、途切れる事は無い

 

「キリが無いペエ!」

 

「続けるラビ!きっといつか隙が生まれるラビ!」

 

そして終わりが突然やって来た

 

「止まった?」

 

突如キングビョーゲンは攻撃の手を止めたのだ。

その代わり、キングビョーゲン真下の地面から黒いモヤが出て形取り始めた

 

それは人型へとなった

 

「何コイツら!?」

 

人型のソレは3体現れてグレース達に襲い掛かった

 

『お前達が戦える様実態を持たせてやった。プリキュア の力我に見せてみよ!!』

 

実態を持ったからと言って戦い易くなったなど大違いだった

 

どの個体もパワー、スピード、そして予測不能な動きに付いて来れず圧倒される。

単調な攻撃しかしてこなったキングビョーゲンより、厄介な相手をする事になってしまった

 

「わん!わん!」

 

ラテが声を掛けて蓮花とアースを立ち上がらせる

 

「蒼穹無限!」

 

「音のエレメント!」

 

蓮花とアースが3人に群がるソレを分断させた

 

「今ラビ!」

 

 

 

「「「エレメントチャージ!」」」

 

『『『キュン!キュン!キュン!』』』

 

「「「ヒーリングゲージ上昇!」」」

 

「プリキュア !ヒーリングフラワー!」

 

「プリキュア !ヒーリングストリーム!」

 

「プリキュア !ヒーリングフラッシュ!」

 

 

 

3人同時に仕掛け直撃させた

 

「「「ッ!?」」」

 

だが浄化どころか傷ひとつ付かず佇んでいた

 

「そんな…」

 

「ダメか…」

 

「諦めたら負けラビ!頑張るラビ!」

 

ソレが走って来た

 

「「「ぷにシールド!」」」

 

拳での攻撃をシールドで防いだが、腕を変化をドリルの様にさせて強引にぷにシールドを突き破った

 

「「「うわあぁぁぁ!!」」」

 

「皆さん!」

 

アースが駆け寄るも、背後からキングビョーゲンの攻撃で吹き飛ばされてしまう

 

急いで蓮花は迎撃に向かう

 

キングビョーゲンからの攻撃を果てしなき蒼の結果で防御しつつ、両手で不滅の炎(フォイアルディア)翠遠の息吹(ヴェルディグリオン)を持つ

 

そして地面に剣先を擦り付け、火花を散らしながら技の体勢へと繋げる

 

 

 

「覚醒剣!」

 

「炎帝翠嵐!」

 

 

 

炎を身に纏い、風でそれを渦にして攻撃力を高めるも

 

「何!?」

 

2体が剣2本を押さえ付けて技を止めたのだ

 

そして残りの1体が蓮花を蹴り飛ばした

 

「わん!」

 

ラテも立ち向かうとするも

 

「わぅんっ!」

 

拳による衝撃波で呆気なく吹き飛んだ

 

『その程度の力でよくとプリキュア を名乗れものだな』

 

「グレースしっかりするラビ…!」

 

「フォンテーヌ!」

 

「スパークル!」

 

『お前達の声など届かない。半人前のヒーリングアニマルの声などな』

 

改めて思い出される悔しくて苦い記憶

 

『お前達はあの戦いの中で何処かで隠れて居たのだろう?役立たずのヒーリングアニマルと、力の無い名ばかりの王女が束になったところで何も出来やしない』

 

「…やっぱりボク達じゃ無理なんだペエ」

 

「地球をお手当てどころかパートナーをこんな目に合わせて…!」

 

「うっ…っ!半人前のラビリン達じゃあ…っ…何にも…何にも守れないラビぃ…!」

 

悔しくて、不甲斐なくて、半人前な自分達に嫌になって泣くラビリン達だが、グレース達はステッキを強く握り締める

 

「一緒なら守れる…」

 

「これまでだって一緒に守って来たじゃない」

 

「アタシ達パートナーじゃん?」

 

「わたくしは、ラテの望みを叶える為に此処にいるのです」

 

「半人前なら、パートナー達と一緒に一人前になれば良いさ」

 

「一緒なら負けない。だから頑張ろうラビリン!」

 

身体に力を込め、何とか全員自力で立ち上がった

 

「まだまだペエ!諦めないペエ!」

 

「オレ達は最強のパートナーだ!」

 

「まだ半人前かも知れないけど、地球をお手当てしたい気持ちはもっともっと強くなったラビ!これくらいじゃ、まだ折れないラビ!!」

 

「わん!わん!」

 

『プリキュア …抜剣者…!』

 

キングビョーゲンは立ち上がる蓮花達を見て遥か昔の記憶を思い出す

 

絶望的な状況でも諦めず立ち上がる古のプリキュア 、ヒーリングアニマル、抜剣者の姿を

 

『その希望を持った目。忌々しい…』

 

キングビョーゲンは実態の持ったソノ3体を退かせた

 

『遊びは終わりだ!消し飛べプリキュア !抜剣者!』

 

一気に片をつける気だ。今までとは比べられない程のエネルギーの塊を放った

 

「「「ぷにシールド!」」」

 

「負けないラビ!」

 

「アース手を貸して!」

 

「はい!」

 

アースは更にラテと頷き合った

 

「舞い上がれ!時を経て繋がる二つの風(テルアスペレスト)!」

 

「空気のエレメント!」

 

蓮花の魔剣の力、エレメントの力、ラテから放たれる光りが合わさりグレース達の力を底上げするだけではなく、攻撃を押し返しキングビョーゲンにダメージを初めて負わせた

 

「これで決めろ!!」

 

 

 

「「「「ヒーリングっどアロー!」」」」

 

「「「「ヒーリングアニマルパワー全開!」」」」

 

『キュン!』

 

「「「「アメイジングお手当て!準備OK♥」」」」

 

「「「「OK!」」」」

 

「「「「プリキュア !ファイナル!ヒーリングっど♥シャワー!」」」」

 

 

『ノアァァァァッ!!?』

 

「「「「お大事に!」」」」

 

「わふ〜ん!」

 

 

 

「終わったの?」

 

「多分…」

 

激戦の末、終わってみたら案外あっさりとしてしまった為か未だに浄化した事に信じられないでいた

 

「ねえアースつねって」

 

「はい」

 

「うぎゃ!強過ぎ!?」

 

「すみません」

 

「こんだけ痛いって事なら夢じゃ無いよね?」

 

「えぇ夢じゃない。わたし達キングビョーゲンを浄化したのよ!」

 

フォンテーヌの言葉でグレースとスパークルは大はしゃぎする。

ビョーゲンズ全てを浄化しては無いが、それでも親玉であるキングビョーゲンを浄化したのだ

 

「…」

 

「どうしたのですか蓮花?」

 

グレース達が喜ぶが、蓮花は難しい顔をしていた

 

(何だろうこの感じ。一番の強敵であるキングビョーゲンは倒したというのに…この胸騒ぎは一体?)

 

「礼を言うぞプリキュア 。抜剣者」

 

背後、声がしたそこにはグアイワルが立っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ、戦いは始まったばかりだった




一話書くのに時間が掛かり過ぎたと思った

ここまでの拝読ありがとうございました
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