ヒーリングっど♥プリキュア 〜癒しの楽園物語〜   作:シロX

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色々頑張って追い付いた!

ではスタート


第84話 降り掛かる最悪♥復活のキング!

「プリキュア !ヒーリングフラワー!」

 

 

「プリキュア !ヒーリングストリーム!」

 

 

「プリキュア !ヒーリングフラッシュ!」

 

 

「プリキュア !ヒーリングハリケーン!」

 

 

街へと飛び出したグレース達は、それぞれ手分けをしてメガビョーゲンの浄化をしていた

 

大惨事になる前に浄化は完了したが、まだギガビョーゲンが残っていた

 

助けたエレメントから、森林公園とギガビョーゲンの居場所を教えてくれてそこへ向かう

 

「蓮花、もう大丈夫なのですか?力を使い過ぎたと仰っていましたが…」

 

「安心して。アース達のお陰でそれなりに体力も回復したから」

 

 

 

 

 

////////

 

「ヌォ!!」

 

「ガハハッ!やはり抜剣者も大した事はないな!!」

 

一方でレンカとグアイワルとの戦いは未だに続いていた

 

内容は、最初こそ互角と思われていたがレンカが押され始めている

 

「その程度でよくもまぁキングを名乗れたものだなぁ!」

 

「ヌグッ!」

 

拳ひとつで大きく後退させられた

 

(我がここまで圧倒されるとは…。少しばかり力を見誤り過ぎたか)

 

「ホラよ!!」

 

放たれるエネルギー弾。レンカも対抗して波動で相殺しようとするが

 

「チッ!」

 

踏ん張ってはいるものの、地面を抉りながら下がり始める

 

苦し紛れにエネルギー弾の軌道を逸らして難を逃れた

 

「あと一押しってところだな」

 

(あの頃とは違いビョーゲンズも力を付けたか)

 

2人がぶつかり合ってるとダルイゼンが勝負に割って話し掛けて来た

 

「報告だ。プリキュア と抜剣者が人間界に戻って来た」

 

「何!?」

 

それを聞いて2人は戦う手を止めた

 

「今頃、メガビョーゲンも浄化されてるじゃないか?」

 

「ダルイゼンお前、何で足止めをしなかったんだ!?いや、何でやっつけておかなかった!?」

 

「知るかよ。自分でほっとけって言ったんだろ?」

 

グアイワルの余裕な態度が起きた事。それを逆ギレされてダルイゼンは面倒と思っていた

 

「レンカ、この決着はまた後でだ!」

 

グアイワルはマントを翻して飛び去った

 

「ダルイゼン、それは真なのか?」

 

「ああ」

 

「そうか」

 

レンカは安堵した

 

「ちょっと待て。お前、何でそんな態度を取る?」

 

「…」

 

レンカは分からなかった。自分でも何故安心したのかを

 

蓮花は敵。いずれ世界を脅かす者として排除せねばならない相手だというのに

 

「…」

 

ここへ来てレンカの心境に変化が訪れ始める

 

(無意識に認めているというのか…この我が…蒼咲蓮花を──)

 

拳を作り血が出るほど握り締めていた

 

「まぁ良い。それならば、それに相応しい器かどうか見定める必要がある」

 

 

 

 

 

////////

 

蓮花達は、住民が避難して集まる森林公園手前でギガビョーゲンに追い付いた

 

「此処から先は行かせない!」

 

「それはこっちの台詞だ」

 

同時にグアイワルも現れた

 

「また人間界で会えるとは思わなかった。今度こそ葬ってやる。この俺の手でな!!」

 

いきなり殴り掛かって来るが、それを避けてから二手に分かれて相手をする事になった

 

蓮花、グレース、アースはギガビョーゲン。フォンテーヌ、スパークルはグアイワルの相手を

 

「「キュアスキャン!」」

 

「あそこラビ!」

 

ギガビョーゲンに取り込まれてる人を見つけた。後はお手当てをするのみ

 

「葉っぱのエレ──きゃあ!?」

 

グレースがエレメントボトルをセットすると、背後からグアイワルの攻撃が刺さる

 

「「グレース!」」

 

地面を転がって行くも大勢を立て直し、次に備えようとすると急に背後からダルイゼンも現れる

 

「俺の相手もしてよ?」

 

「ダルイゼン!」

 

「今はそれどころじゃないラビ!」

 

「そう言わずに!」

 

グレースは振り切る事を試みるが

 

「炎帝業火!」

 

不滅の炎(フォイアルディア)の一撃で隙が出来て、グレースがそれに合わせて攻撃しようとするも

 

「ッ!」

 

いつまでも追い掛けて来るダルイゼンによって阻まれてしまう

 

「どうした!もう終わりか?ガハハハッ!!」

 

フォンテーヌとスパークルも苦戦を強いられていた

 

「「うるさい!」」

 

スパークルが強引に攻め込むが簡単にいなされてしまう。しかし、スパークルを攻撃した時脇腹に大きな隙が生まれた

 

「ハァッ!」

 

フォンテーヌは全力の蹴りを食らわし距離を取る

 

「やっと一撃当てたわ。この調子で…」

 

「何やってんのよグアイワル」

 

更にシンドイーネまでもが現れた

 

「キングを名乗るならプリキュア ぐらい倒してくれない?」

 

「ほう、お前この俺がキングを継ぐ事を認めたのか?」

 

「アンタのケツ叩きに来たのよ!」

 

「ッ!」

 

シンドイーネも戦闘に参加し、フォンテーヌへと狙いを定めた

 

「そんなっ!どうしよう!?」

 

「俺に任せろ!」

 

アースが正面からギガビョーゲンを相手にしてる内に、蓮花は1人でギガビョーゲンを浄化しようと攻める

 

「ッ…お願いします!」

 

アースが僅かな隙を作ってくれた。けれどそれで充分なのだ

 

「真剣覚醒!──揺るぎなき曙光(ブランリュゼール)!」

 

不滅の炎から揺るぎなき曙光へ切り替え、浄化技へと構える

 

揺るぎなき曙光の浄化力ならギガビョーゲンをお手当てするくらい造作も無い

 

「取った!……がっ!?」

 

だが浄化技を放とうとした時、背後から何者かの攻撃を受けてしまう

 

「蓮花!…きゃあ!」

 

加えてアースも蓮花の巻き添えをくらい揃って倒れてしまう

 

「ごめんアース。大丈夫か?」

 

「はい…それより一体何が?」

 

ギガビョーゲンへ視線を移すと、肩の上に人が立っていた

 

「レンカか…!」

 

「来ます!」

 

果てしなき漆黒(ウィスベクタリアス)!」

 

「絶剣覚醒!──救い切り開く虹霓(ジオエヴァレンド)!」

 

両者の間に一筋の斬撃同士が激しくぶつかり合う

 

「無駄な事!貴様の絶剣では我には勝つ事など有り得ん!」

 

蓮花が放った刃が砕け散り、そのままレンカが放った刃が2人に襲う

 

「うわァァァ!!」

 

「ああっ!!」

 

「「「キャアァァ!!」」」

 

同様に、グレース達も吹き飛ばされて全員が一箇所に倒れてしまう

 

そして変身も解けてしまった

 

「力に差があり過ぎる…!」

 

蓮花達は完全に追い込まれてしまった

 

「良く頑張ったと褒めてやろう。だが、ここまでだな!」

 

「さぁ今よグアイワル。キングとして蹴りを付けちゃいなさいよ」

 

グアイワルはトドメをさす為に膨大なエネルギーを掌に集中させる

 

「遂にこの時が来た!別れの台詞は決めていた。じゃあなかばよ(・・・)!」

 

トドメをさす瞬間、背後から巨大な黒いモヤがグアイワルを丸ごと呑み込んだ

 

「「「ッ!!?」」」

 

「フフッ!」

 

呑み込まれるグアイワルもだが、味方であるダルイゼンやレンカも驚きの表情を隠さずにいた。

だが、シンドイーネは最初から狙っていたかの様に不気味に笑っていた

 

かばよ(・・・)じゃなくてあばよ(・・・)でしょ?最後まで間が抜けてるわ」

 

「シンドイーネお前!」

 

(この穢れきった魂。よもやこのモヤが…)

 

そしてモヤから這い出てきたのは、巨大な化け物だった

 

「我がキングビョーゲン。ビョーゲンズの真の王である」

 

「何で…オレ達がビョーゲンキングダムで浄化したニャ!?」

 

「それは我が身を分けた一部に過ぎない」

 

ビョーゲンキングダムで浄化したのは確かにキングビョーゲンだった。しかしそれは一部。本体ではないが為完全に浄化されていなかった

 

「シンドイーネがメガパーツで進化を見せた時から、密かに計画が進んでいたのだ。少しずつ地球を蝕んで力を蓄えるよりも、進化した僕を取り込む方が我の復活への近道であると」

 

グアイワルの進化、はキングビョーゲンにとっては最初から想定内の出来事。

何もかも最初から手の平の上で踊らされていたのだ

 

「この姿で話すのは随分と久しいなレンカよ」

 

「その様な戯言に付き合う気は無い」

 

「この光景を観るのもあの時以来。懐かしいと思わないか?」

 

「あの時以来ってなんだよ…?答えろ!」

 

レンカは蓮花達へ座った目で黙って見つめていた

 

「良いだろう現代に生きる抜剣者よ。大した事では無い。この様な光景はあの日のプリキュア と抜剣者と同じ。プリキュア を庇い、自ら死を選んだ無様に死んだ奴の話だ」

 

「俺達より前の抜剣者……前に風のエレメントから聞いた話では途中で命を落としたってまさか…!」

 

「そうだ。我が葬った」

 

レンカは目を瞑りあの日の光景を思い出す

 

「目の前で大事なものが壊された時の表情は、見ていて心地良かった」

 

「…先代の抜剣者がどの様な人かは俺にはわからない。だけど──」

 

蓮花は無意識の内に右手に力を込めていた

 

赤黒い雷が散らし、同期され始めてる事を示す様に赤黒いラインが右腕に浮かぶ 

 

「俺は皆んなを守ってみせる!!」

 

(この力は…。そうか、その魔剣を使うのか。その程度の器では扱えるとは考えられないが不可能ではない。何せ一度は繋がったのだ。果たして上手く行くか?)

 

蓮花が喚び出す魔剣を掴もうとする時、ひなたが庇う様に前へ出て来た

 

「蓮兄は絶対負けない!!」

 

「ひなた…!」

 

剣は光りの泡となって消えた。ひなたが出て来た事により、意識がそちらへと向いた為途切れたのだ

 

「折角の復活だ。我に余興でも見せてもらうとするか」

 

キングビョーゲンの目が赤く光ると、ギガビョーゲンが元気になり更にパワーアップしたのだ

 

「蓮兄やろう!」

 

「良し!」

 

 

 

「「「「スタート!」」」」

 

「「「「プリキュア ・オペレーション!」」」」

 

 

「「重なる二つの花!」」

 

「キュアグレース!」

 

「ラビ!」

 

「「交わる二つの流れ!」」

 

「キュアフォンテーヌ!」

 

「ペエ!」

 

「「溶け合う二つの光!」」

 

「キュアスパークル!」

 

「ニャ!」

 

「「時を経て繋がる二つの風!」」

 

「キュアアース!」

 

「ワン!」

 

 

「「「地球をお手当!」」」

 

「「「「ヒーリングっど♥プリキュア!」」」」

 

 

「絶剣覚醒!」

 

「切り拓け!救い切り開く虹霓!」

 

 

 

「空気のエレメント!」

 

アースが顔面への攻撃で動きを鈍らせ

 

「火のエレメント!」

 

「雨のエレメント!」

 

そしてスパークルとフォンテーヌで胴体へと攻撃し

 

「実りのエレメント!」

 

ダメ押しにグレースが加わる

 

4つのエレメントの攻撃を一斉に浴びたギガビョーゲンは一気に後退させられた

 

「ここがチャンスだ!」

 

 

 

「絶・覚醒剣!」

 

「極限浄化!」

 

 

「ヒーリングッバ〜イ」

 

 

 

浄化が終わると蝕まれていた周りは元通りとなった

 

しかし

 

「ねぇ、キングビョーゲン居ないんだけど…」

 

「ダルイゼンとシンドイーネ、それにレンカも見当たりません」

 

「見逃して貰ったか…くっ!」

 

「でも、取り敢えず皆んな無事で良かった〜」

 

「それもそうだね」

 

危険な状況だという事は変わらないが、とにかく今は皆んなが無事な事に安堵するばかりだった

 

「なら帰ろっか。もう夜も遅いし」

 

「はい!……え?」

 

「あっ…」

 

「あぁ…」

 

「?」

 

「「「あぁ〜〜っ!!」」」

 

お手当てで夢中で気付かなかったが実はもう既に夜なのだ。

蓮花は気にはしていないが、子供ののどか達からすれば大変な事なのだ

 

一同急いで家へと帰宅するのであった

 

 

 

 

 

////////

 

蓮花は家に帰宅して早々に、リビングのソファーに腰を掛けて天井を見上げていた

 

(あそこまでの差があるとは…ビョーゲンズに対抗する何か武器があれば…)

 

蓮花は腰を上げて、棚に飾ってある写真に手を伸ばす

 

「どうしようか?紅牙、紫苑、何か良い案は無い?」

 

1人でぼやいてると、後ろから何かが落ちる音がした

 

「あれって確か…」

 

落ちた物を拾い上げる

 

「コレを使えって事なの?」

 

コレを使うかどうか迷っていた。一度は手にはした事はあるが、実際に使ったかどうかは別の話

 

それでも

 

「それでも、それ程切羽詰まってる事だよね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮花は意を決してソレを使う事に決めた




未だにダルイゼンがのどかを追っかけ回す理由が分からん。次回に辺りに解明されるのか?

ここまでの拝読ありがとうございました
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