ヒーリングっど♥プリキュア 〜癒しの楽園物語〜   作:シロX

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情緒不安定な感カンカンコン!

そやいスタートする!


第89話 何気ない日常♥肩寄せて過ごした日々

翌日から街の様子は何ひとつ変わりなかった

 

のどか達とラビリン達はパートナーと共に仲良く日々を過ごし、奇跡の復活を遂げた蓮花達も何事も無くしていた

 

あるとすれば、街の人々の様子が少しおかしい事だ。

蓮花達やのどか達に対して、いつも以上の世話焼き、謎の手土産を貰ったりする事がある

 

実は、街の人達はのどか達の事をプリキュア だと知っているのだ。勿論、蓮花達抜剣者の存在も。ネオキングビョーゲンとの戦いで公になったのだ

 

しかしながら街の人達は、何故隠してた事については追求せず、事情があったのだろうと思い胸の内に留めている

 

因みに、正体がバレてる事に蓮花やのどか達は勿論ラビリン達もその事は知らない

 

 

 

 

 

「それにしても荷物が多いわね。紅牙、貴方一体どれだけ持ち込んだのよ?」

 

「あ〜…」

 

「居候の癖に生意気ね」

 

「せめてシェアハウスと言え。てかお前もだろ」

 

此処は蒼咲家。蓮花達は何やら荷物を纏めていた

 

「それにしてもよぉ、どうせなら左目も直してくれりゃあ良いものを。お前もそう思うだろ?」

 

「え?う〜ん、まぁ…」

 

紅牙が言っているのは、生き返った時の身体の状態を言っている。蓮花は左腕、紅牙は左目と先の戦いで欠損したのだが、それを生き返るついでに元に戻してくれなかった事に愚痴っていた

 

「生き返れただけでも有難いと思いなさいよ。バチが当たるわよ」

 

そうこうしてると、玄関の扉が開いて大きな声が聞こえた

 

「蓮兄居る〜?」

 

「うん居るよ」

 

「お邪魔しま〜す!」

 

やって来たのはひなただった。蓮花が居る事を確認してリビングへ足を運ぶ

 

「何この段ボール?」

 

ひなたが目にした光景は、大量の段ボールが山積みとなっているリビングだ

 

「俺は引っ越しの準備で、紅牙と紫苑は実家へ帰る準備をしてるんだよ」

 

「おし、後はお袋にでも言って車に積んで貰う。じゃあ」

 

「私も一度家に帰って車を持って来るわ」

 

2人はニヤニヤと笑いながら家を出て行った

 

「「ごゆっくり〜」」

 

小さく手を振って見送った後、蓮花とひなたは互いに顔を見合わせた

 

「ところで何で家に?」

 

「……あーーっ!!」

 

ひなたは慌てて外へ飛び出した

 

「紅兄!紫姉!…もういない!?」

 

「2人に用があったの?」

 

「ていうより蓮兄達に。のどかっちの家で遊ぶ約束してて、アタシが蓮兄達を連れて行くって言ったのに…」

 

「なるほどね。それでニャトランがいない訳だ」

 

「どうしよう…」

 

落ち込むひなたを連れて玄関へと戻る

 

「どちらにしろ、今日は見ての通り俺達遊べないよ」

 

「うっ!」

 

「残念だってね。ほら、もう行った方が良いよ。のどか達も待っているだろうし」

 

頭を2回ポンポンと軽く叩いて、リビングに戻ろうとすると

 

「ッ!」

 

「うわっ!?」

 

後ろからひなたが抱き付き、その勢いで顔から倒れてしまう

 

「…抱き付いてくるのは良いけど急は危ないよ」

 

「だって…」

 

「だって?」

 

抱き締める腕の力が更に強くなる。ひなたは、蓮花の背中に顔を押し付けたまま話し出す

 

「だって、ちゃんと捕まえてないと何処行っちゃうんだもん」

 

「別に何処にも──」

 

「嘘」

 

「……」

 

「アタシ達の事置いていったじゃん」

 

生き返ったとはいえ、蓮花の死はひなたの心を傷付けるには充分過ぎた

 

「…離れないよ」

 

「蓮兄…」

 

「絶対、絶対に!」

 

「うん…うん!」

 

蓮花は何とかひなたの正面に向き直り、胸の中で抱き締める

 

「何があっても、どんな事があっても、何年何十年経とうと君の側から離れないよ」

 

「アタシも離れない!もし離れ離れになっても見つけるし!だって──」

 

「俺も見つけるよ。ひなたの事が──」

 

「「大好きだから!」」

 

お互いに、おでこをくっ付けて笑顔になる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その約束は、未来永劫破られる事は無い




ヤッベェ…本来ならこの回で今週分の話終わらせるつもりだったのに、引き延ばしてしまった

ここまでの拝読ありがとうございました
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