では本編どうぞ〜!
日曜の朝から、何気なく過ごす今日この頃にあるお客さん達がやって来た
「「お邪魔します」」
「やっほー!蓮兄!」
「待ってたよ3人共」
今日はちゆの提案で4人で勉強会で蓮花の家に集まった。プリキュア も大事だか、のどか達はまだ中学生。学業を疎かには出来ない
「取り敢えず席に座って。今何か出すから」
蓮花は何か飲み物とお菓子を台所から取り出す
「はいどうぞ。さてと…何から手をつける?」
「数学からはどうかな?公式を覚えたら勢いに乗れるから」
「そうね。では蒼咲さん、宜しくお願いします」
「ひなた、そこの公式はね…」
「ちゆちーの説明よく分かんな〜い!」
勉強の苦手なひなたはちゆが面倒を見て
「うん、その調子で」
「10x+11y…合ってますか?」
「正解。次の問題は…」
のどかは蓮花が勉強をみていた
のどかは直向きに勉強を頑張っている一方で、ひなたは愚痴を溢して一向に進まず足踏みをしてる
「ちゃんとしなさいよ!」
「分からないものは分からないの!それより、ちゆちーは勉強しなくてもいいの?」
「わたしは大丈夫よ。教える側も勉強になるもの」
珍しく胸を張って言い切る
「仕方ない。ちゆ交代だ」
「大丈夫ですよ。それにひなたは手強いです」
「それどういう意味!?」
「まあまあ。ちゆ、確かに教える側も勉強にはなるけど自分を疎かにしては駄目だよ」
そう言われては何も言えず、渋々蓮花と席替えをした
(やった〜!蓮兄が相手なら、ちょ〜楽出来る!)
「先ずは基礎しっかりと覚えよう。だから──」
ドン!と、ひなたの目の前に幾つもの参考書を積み上げる
「……」
「復習も兼ねて1年生の問題から解いていくよ」
「あーっ!あーっ!何も見えないし、何も聞こえな〜〜い!!」
「見苦しいよ。諦めて解いちゃおう!」
「うわ〜ん!蓮兄の鬼!悪魔!真面目人間!」
「縄で括り付けられたくなかったら頑張ろうね」
それを聞いてひなたは無言で手を動かし始めた
それから勉強会は続いて時間は11時を回った
「お昼の買い物に出掛けるから、ちゃんと勉強してるんだよ〜」
「わん!」
蓮花はラテも連れ出して一緒に買い物に出掛けた
「2人共、蒼咲さんが帰って来るまで頑張るわよ!」
「あたしは勉強したくない」
「ひなた、貴方ねぇ…」
「それよりもずっと気になってた事があるの!」
ひなたが気になってた事は
「のどかっちとちゆちーは、蓮兄の事どう思ってるの?」
「えっ!?どう思ってるかって言われても…」
「只普通の頼りになるお兄さんじゃない。それ以外に何があるの?」
「そうだよね。蓮花さんってお兄ちゃんのイメージがある」
ひなたは指を振る
「あたしが言いたいのは……異性としてどう思ってるかだよ!」
「「なっ!?」」
「改めて思うんだよ。蓮兄ってカッコイイじゃん!だから、告白されるなんて星の数だったり!」
「確かに蒼咲さんはそうね。ひなたはどうなのよ」
乙女チックな話にちゆまでも乗ってしまった
「あたし?好きだよ」
照れる仕草など無く、当たり前の様に答える
「…友達として?」
「え、何々〜!ちゆちー妬いてんの?」
「や、妬いてなんか!?」
「2人共早く勉強した方が…」
のどかが話題を変えようとするが、ひなたはまた
「それなら勝負しようよ!蓮兄を照れさせた人の勝ちってことで!」
「何でそうなるのよ!?」
「ジャンケンで順番決めるよ!のどかっちもね!」
「待ってよひなたちゃん!?」
「ジャンケン──」
////////
「ただいま」
「わん!」
荷物を抱えた蓮花とラテが帰って来た。そして玄関ではひなたが待っていた
「蓮兄おかえり!ご飯にする?お風呂にする?それとも、あ・た・し?」
「ご飯。後、お菓子も買って来たから3時にでも食べよ」
「お菓子!?やったー!蓮兄ありがと〜!」
即答でご飯と答えられた挙句に、ひなたはお菓子で逆に釣られてしまった
「今度はわたしね!」
「ちゆ頑張るペエ!」
後になって作戦が失敗した事に気付いたひなたは、机でうつ伏せで凹んでる
そしてちゆのターン。ちゆは一緒にお昼を作って距離を縮める作戦だ
「流石旅館の娘。手際が良いからお手本になる」
「あ、ありがとうございます」
だが、別に何の進展もなく時間だけが進む
(何か…何か話さないと!)
「ちゆ鍋が沸騰してるよ!」
「えっ!?あ、すみません!!」
慌てて火を止めようとしたら、沸騰した鍋の泡がちゆの頬に散る
「ちゆ大丈夫!?火傷はしてないか?」
「お、大袈裟ですよ」
「何も無いならいいんだ。もう座って休憩でもしてて」
結局何も起きずにご飯だけが出来てしまった
食事も済ませて蓮花は自分の勉強もする為、一度書斎に道具を取りに行った
「のどかっちは何もしないの?」
「わたしは今のままが楽しいから別に…」
「流石のどか!いつでも蓮花を落とせる余裕の表れラビ!」
「そうじゃないけど」
「何の話をしてる?」
帰って来た蓮花は不意に声を掛ける。思わず皆んなビックリして変な声を出す
「べべべ別に何もありません!全然!何も!!」
「そう?あ、ひなたに追加のプレゼント」
ひなたの頭の上に2冊の参考書が置かれ、それを手に取った彼女の目は光を失った
「最後まで頑張るよ」
////////
「今日はありがとうございます」
「ごめんね。長い事付き合わせちゃって」
帰る時間は夕方。それまで全員集中して勉強に力を入れていた
「それより大丈夫ラビ?」
蓮花は疲れ果てて寝てるのどかをおんぶ
「これくらい大丈夫だよ。じゃあ先に失礼するね」
「はい!また明日!」
「蓮兄バイバ〜イ!」
ちゆとひなたは手を振って別れた。蓮花は花寺家へと足を進める
「れんかさ〜ん……むにゃ」
「夢の中まで蓮花の事を考えてるラビ?」
「どんな夢なんだろう。良い夢だといいね」
「ラビ!」
「わん!」
何気ない今日がまた終わる。楽しい夢を見ながら
「れんかさん……すき〜……」
結局何をしたかったのかよく分からなかった
ここまでの拝読ありがとうございました!