ヒーリングっど♥プリキュア 〜癒しの楽園物語〜   作:シロX

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今回は少し長めになっております

では本編スタートです!


第12話 思い出を作ろう♥可愛さ満点衣装チェンジ!

今日は、皆んなで花寺家にお邪魔させてもらい遊びに来ていた

 

遊びに来て早々、ひなたが自分が投稿した動画を皆んなに見せていた。その動画にはニャトランも一緒に撮っていた

 

「ニャトランちょい出ししたら、急に再生回数増えちゃって!ヤバくない!」

 

「俺の魅力半端ねぇ〜しな!」」

 

「何目立ってるラビ!」

 

「ヒーリングアニマルだってバレちゃうペエ!」

 

「猫のフリしてるから大丈夫だって」

 

次の動画を観せてもらうのだが、バッチリ飛んだり喋ったりしていた。言った傍からこれでは説得力も無く、顔を引き攣ってしまう。流石にこれは投稿しなかった

 

「あはは…。ん?あれって、のどかっちの写真?」

 

ひなたは本棚に置いてあるのどかの写真に目が入った

 

「うん、お父さんが撮ってくれて」

 

「見せて見せて!」

 

写真には小さい頃ののどかの姿だった

 

「小さくて可愛らしいね」

 

「てゆうか、のどかっち今と全然変わんないし!」

 

「そうね」

 

だけど見ていて気付いた。どれも小さい頃の写真ばかりで、最近の写真が1枚も見当たらない

 

「休んでた間は、あんまり撮って無かったから」

 

完全に地雷を踏んでしまった。少し前まで、のどかは病院生活をしていたので撮れてないのは当たり前

 

「ごめん!そうだよね本当ごめん!!」

 

「ううん。今はすっかり元気満タンだし!」

 

「…うん?そういえば…」

 

写真についてやり取りをしていたら、ひなたが何かを思い出して出掛ける事になった

 

やって来た場所はゆめポート

 

「ふわぁ〜!わたし、また来てみたかったんだ〜!」

 

「でしょ!此処って1日居ても飽きないんだよね〜!ファッションでしょ!可愛い雑貨に!スイーツとかもめっちゃ美味しいし〜!」

 

「わたしも偶にしか来ないけど、洋服は割と此処で買うわ」

 

「今日は何を買うんだ?」

 

「NO!!今日行くのはあっち!」

 

ひなたが指指す方には「angel photo」というイベント会場だった。内容は至って簡単なもの。衣装をレンタルして撮影するイベントだ。ただ、人気のイベントで可愛い衣装はすぐに取られてしまうらしい

 

その内容を聞いたのどかは大興奮で溢れていた。対してちゆは

 

「あっ…、折角だけどわたしは…」

 

「ちゆはやらないペエ?」

 

「俺は普段とは違うちゆの可愛い姿を見てみたいな」

 

「絶対似合いませんよ……。蒼咲さんに似合わない姿を見られたくないし…」

 

「似合うよ。後、最後何て言ったんだ?」

 

最初の部分は聞き取れたが、最後はちゆがボソッと小さく呟いてたので蓮花の耳には通らなかった

 

「まあまあ、とにかくやってみようよ〜!」

 

遠慮するちゆの背中を、蓮花とひなたが押して強引に会場に入らせた

 

 

 

 

 

////////

 

「どっちもイマイチね」

 

「私は似合ってると思うよシンドイーネ」

 

「そんな事言って!もお〜!」

 

ビョーゲンキングダムでは、シンドイーネと謎の人物もファッションについて話していた

 

「おい、準備はまだか?」

 

「紅牙ね。時間掛けてオシャレしてる女性にそれはないわよ。少し萎えたわ」

 

「そんなもんに時間掛けてたまるか」

 

横でうるさく喋る紅牙を無視しながら、シンドイーネは身なり整える

 

「それより紅牙、自分の心配をしたらどうなの?」

 

「はぁ?」

 

「それについては私から話すよ。紅牙こっちへ来て」

 

謎の人物は紅牙と2人っきりで話す

 

「皆んなにはもう伝えてる。……紅牙、貴方には次なんてないよ」

 

「それはどういう意味だ?次が無いって…」

 

「簡単よ。いつまで経っても魔剣を回収出来ない役立たずは用済みって意味よ」

 

「何だと!?」

 

「事実よ」

 

完全にキレてしまった紅牙は、謎の人物の襟に掴み掛かる

 

「俺の他にもダルイゼンも負けてばっかだろ!どうして!」

 

「私が体内にナノビョーゲンを取り入れ強化をし、更には魔剣の力も使ってる。なのにどうして?どうして負け続けるの?」

 

「黙れ!!」

 

「それだけの力を得ても勝てないのは問題よ。だから次失敗したら……貴方に未来は無い」

 

「黙ってれば調子に乗りやがって!!」

 

「出来たわよ…って何やってるのよ?」

 

言い争う2人にシンドイーネが声を掛ける。どうやら支度は整った様子だ

 

「目的を達成すれば良いだけの話」

 

「ちぃ!」

 

「では2人共、いってらっしゃい」

 

 

 

 

 

////////

 

のどか達は皆んなでビーズメーカーでアクセサリー作りをしていた。ひなたを中心に、皆んな色とりどり可愛く仕上がっていた。

蓮花はその様子を笑顔で見守りながら、ラビリン達を人目につかない様に体で隠していた

 

「キッヒッヒ!蓮花が隠してるお陰で、自由にビーズメーカーを使えるぜ!」

 

「きっとラテ様も喜ぶペエ!」

 

隠れてアクセサリーを作る様子をコッソリ伺う

 

「へぇ〜、綺麗に出来てるね」

 

「そんな事無いラビ。キッチリ白、黄、赤の順番ラビ」

 

ラビリンからキツイ言葉を聞いたペギタンの動きが止まる

 

「大体でいいんじゃね?どれも可愛いんだからよ」

 

「ダメラビ。やり直すラビ」

 

「ラビリンは厳しいペエ…」

 

「あはは…」

 

ラビリン先生からやり直しと言われたので、もう一度作り直し始めた

 

更に色んなアクセサリーを作って、巡って、とうとう衣装選びに突入する。

ドレスコーナーには、物凄い勢いで騒ぐ女性の皆様が獅子奮迅のご様子

 

「スーパーの特売セールの競争だ」

 

「その例え、結構現実的ですね…」

 

「一々引いてる場合じゃないって!意地でも可愛いのゲットしなくちゃ!それ〜!」

 

「お〜!」

 

人間の荒波にひなたが進軍し、それに続きのどかも宝の山を目指して走り出す。

ちゆに関しては完全について行けず、引き攣った表情をしていた

 

「ちゆは行かなくていいの?」

 

「わたしはゆっくり決めますので」

 

「それなら…あっちなら人が少ないから見に行こう」

 

「そうですね。あの競争に入れる勇気はありませんから」

 

蓮花とちゆは一緒にトコトコと少ない場所へ移動した

 

「ちゆ、これとか似合うと思うけどどうかな?」

 

「わたしには少し派手過ぎる様に見えます」

 

「そうか?なら…」

 

ちゆの衣装選びを手伝いながら、突入した2人を横目で気にする

 

ひなたは慣れているのか、上手い事衣装選びは順調に見えた。

問題はのどかの方だ。周りに流されて目を回していた。即座に蓮花とちゆが助けに行く

 

「のどか大丈夫?」

 

「ふぇぇ〜…」

 

「何処かで一旦休もう。ひなたを呼んで来るよ」

 

「お願いします」

 

のどかはちゆに任せて蓮花はひなたを探す

 

「居た居た!ひなた!」

 

「あ…」

 

「ひなた?」

 

「のどかっちは…?」

 

「ちゆに任せた。一緒に行こう」

 

「あ、あたし、のどかっちに飲み物買って来る!」

 

すぐさま走り出した。蓮花は少し元気のないひなたを見て心配していた

 

 

 

 

 

のどかはベンチに座って休んでいた。そして、蓮花とひなたは飲み物を買って合流した

 

「ごめん!本当にごめん!!」

 

「えっ?」

 

「ダメダメだよね…のどかっちが辛かったのに全然気付かないで」

 

「ひなた…」

 

さっきの自分の身勝手な行動で、のどかに無理をさせてしまった事にかなり罪悪感を感じた

 

「あたしってば、つい周りが見えなくなるって言うか、1人でドンドン突っ走っちゃって。これ飲んで落ち着いたら帰ろう!そうしよう!」

 

「しょうがないな。それなら帰る支度でもするか」

 

蓮花もちゆも帰るのに賛成だった。でも、のどかは違った

 

「ひなたちゃん。わたし、まだ帰らないよ」

 

「え?」

 

「だって、こんなにドキドキするくらい楽しいんだもん!帰りたくないよ」

 

友達とのお出掛け。楽しい時間をのどかはまだ味わいたいと願う

 

「ちょっと疲れちゃったのはそうだけど……ぷはっ!生きてるって感じ!」

 

「のどかっち…」

 

「だから、ひなたちゃん…」

 

「わん!」

 

のどかがひなたに何か言おうとするタイミングで、ラテは急に走り出して何処かへ行ってしまった

 

「あたしが追い掛ける!3人は休んでて!」

 

「あっ…言っちゃった」

 

ひなたはニャトランと一緒にラテを追い掛け走って行った

 

 

 

 

 

////////

 

「もう少し美しいものがあるかと思って来てみたけど…。やっぱり人間界って本当センス無いわね〜」

 

「馬鹿な事言ってないでさっさと片付けるぞ」

 

「崖っ淵の人が吠えてるわね」

 

「チッ…!」

 

シンドイーネはショーケースに入れられてる宝石に狙いを付けた

 

「進化しなさい!ナノビョーゲン!」

 

「メガビョーゲン!」

 

メガビョーゲンはイベント会場近くで大暴れ。その様子を建物の上から見物する

 

「俺も準備はしておくか」

 

 

 

「蹂躙しろ!紅の暴君(キルスレス)!」

 

 

 

紅牙は抜剣覚醒して、蓮花が来るのを密かに待つ。そしてやって来た

 

「ニャトランいくよ!」

 

ひなたがだけメガビョーゲンを早く察知して、変身しようとする。

だが紅牙の狙いは、蓮花と碧の賢帝(シャルトス)のみ。プリキュア になど微塵も興味など示さない

 

 

 

「「溶け合う二つの光!」」

 

「キュアスパークル!」

 

「ニャ!」

 

 

 

流石に放置し過ぎたせいもあり、ひなたはキュアスパークルに変身した

 

「またプリキュア じゃないの!メガビョーゲンやっちゃって!」

 

「ビョーゲン!」

 

「ほら、そっちも早く行って来たら?」

 

「分かってるよ!」

 

既に戦闘は始まっていた。スパークルは壁を蹴ったりして縦横無尽に飛び跳ねる

 

「かったぁ!」

 

休み無く攻撃をするも、メガビョーゲンの頑丈な体には傷ひとつ付かなかった

 

「残念でした!そんなヘナチョコキックじゃ、ビクともしないわよ。紅牙!」

 

「オラァ!」

 

「スパークル危ない!」

 

「きゃあ!」

 

メガビョーゲンばかりに気を取られて、紅牙の存在に気付かなかった。紅の暴君の攻撃をニャトランが寸前でぷにシールドで防ぐも、圧倒的に力で負けてしまい地面に叩き付けられた

 

「速い…!」

 

「蓮花じゃなきゃ相手にならないな」

 

「まだまだ!」

 

「立って向かって来るなら容赦はしない!」

 

紅の暴君の力が増幅した

 

「覚醒剣!暴君蹂躙!!」

 

「「ぷにシールド!」」

 

ぷにシールドで必殺技を受け止めようとするが、暴君の一撃はそんなやわでは無かった。多少は持ち堪えたが、簡単にシールドが破れて大ダメージを負ってしまう

 

「があ…あっ!……うぅ…」

 

「スパークル!」

 

「や〜ね。プリキュア 3人だって大して強くも無い癖に、たった1人で何とかしようなんて、ほ〜んと考え無しなんだから!」

 

今のスパークルにとってその言葉程効くものは無い。イベント会場での出来事を思い出してしまう

 

「あ、あたし…また…また、やっちゃった…」

 

落ち込むスパークルだが敵は待ってはくれない

 

「メガ!」

 

メガビョーゲンの拳がスパークルに襲い掛かるがシールドで防ぐ。

状況は防戦一方

 

「スパークル!」

 

「メガ!?」

 

横から抜剣覚醒した蓮花が飛び蹴りを食らわして、スパークルの危機を救う

 

「スパークル!」

 

後から、のどかとちゆ達も追い付いた

 

「待ってて!すぐに変身するから!」

 

 

 

「「スタート!」」

 

「「プリキュア ・オペレーション!」」

 

 

「「重なる二つの花!」」

 

「キュアグレース!」

 

「ラビ!」

 

「「交わる二つの流れ!」」

 

「キュアフォンテーヌ!」

 

「ペエ!」

 

 

 

「大丈夫?怪我は無い?」

 

「…ごめんね。あたし、また1人で突っ走っしっちゃって。今日のイベントもそうだし、今だってこんな事に…」

 

勝手な行動が深刻な事態を招いてしまった。改めて重く感じて落ち込むスパークルに、グレースは優しく手を握る

 

「スパークル、さっき最後まで言えなかったけど。今日自分の事そっちのけで可愛いアクセサリーとか、わたし達に似合うのを探してくれたよね。わたし、もう楽し過ぎて胸がいっぱいになっちゃった!」

 

「わたしも、最初はドレスで写真なんてって思っていたけど、その…ワクワクしたわ!」

 

「1人で突っ走る事が全て悪い訳では無いよ。言い換えれば、それぐらい一生懸命にやってるって事だよ」

 

蓮花達は怒るどころか、今日のスパークルに楽しい気持ちやドキドキ感を貰った事に感謝していた

 

「ありがとう。わたし、そんなスパークルが好き」

 

最後のグレースの一言で、恥ずかしさが頂点に達して顔を赤らめる

 

「そそ、そんな風に言われたらあたし、もう照れる〜!!」

 

さっきまで暗かった空気が一変、とても和やかな雰囲気になりいつも通りに戻る

 

「ちょっとちょっと!このシンドイーネを忘れてるんじゃないでしょうね!?アンタもいつまで寝てんの!紅牙も突っ立ってないで動きなさいよ!」

 

痺れを切らしたシンドイーネの怒鳴り声が聞こえる

 

「うるさい!そんな事は知っている!!」

 

地面を掛け走り一直線、蓮花に向かって来る

 

「俺の狙いは最初からお前なんだよ!!」

 

「ハァァ!!」

 

息を吐く暇も無く無我夢中で剣を振るう。だがその嵐の様な猛攻を全て受け流す

 

(もう少し……ここだ!)

 

「っ!?」

 

「少しずつ大振りになって来てるよ!何をそんなに焦っているの?」

 

蓮花は一瞬の隙を突いて、蹴り飛ばしてメガビョーゲンとぶつかる

 

「この…!?」

 

蓮花が体を横に少しズラすと、グレースがステッキを紅牙達に向けて構えていた

 

「実りのエレメント!」

 

エレメントの力が宿ったエネルギー弾が紅牙達に直撃する

 

「グレース今ラビ!」

 

『キュン!』

 

「「キュアスキャン」」

 

キュアスキャンでエレメントと見つけ出した

 

「宝石のエレメントさんラビ!」

 

「浄化させてたまるか!」

 

「フォンテーヌ!氷のエレメントボトルを使うペエ!」

 

「分かったわ!」

 

水のエレメントボトルから氷のエレメントボトルに取り替える

 

「氷のエレメント!ハァッ!」

 

ステッキから吹雪を放ちメガビョーゲンを凍らせる。巻き添えで紅牙の動きも封じる

 

「えぇっ!?氷で!?」

 

「動けない今がチャンスだ!」

 

「よっしゃいくぜ!」

 

「うん!」

 

 

 

「「エレメントチャージ!」

 

『キュン!キュン!キュン!』

 

「「ヒーリングゲージ上昇!」」

 

「プリキュア !ヒーリングフラッシュ!」

 

 

「ヒーリングッバ〜イ」

 

「「お大事に」」

 

 

 

メガビョーゲンを浄化されてシンドイーネは捨て台詞を吐いて立ち去った。残ったのは紅牙のみ

 

「……」

 

 

 

 

 

////////

 

「やったねスパークル!」

 

「うん!…やばっ!良い事思いついちゃった!ドレスこれで良くない?」

 

スパークルは今の状態、プリキュア の姿で写真を撮ろうと言い出す

 

「「「「えぇ!?」」」」

 

「まぁ、ありっちゃありだよな」

 

「2人共調子に乗らないの」

 

「全く…」

 

すぐに調子に乗るスパークルとニャトランに、蓮花とちゆは呆れる

 

「だよね〜…。だったらやっぱり──

 

 

 

 

 

「これにしよう!!」

 

ひなたが用意したのは、3人のイメージカラーのドレスだった

 

それからは、ドレスに合わせてそれぞれアクセサリーやネイルで一工夫付ける

 

「じゃ〜ん!」

 

煌びやかに衣装チェンジした3人はとても可愛い

 

「2人共めっちゃ似合ってる!」

 

「ひなたもね!」

 

「そうだ!」

 

ひなたが蓮花に詰め寄る

 

「蓮兄!あたし達可愛いでしょ!」

 

「とっても綺麗だよ」

 

「蓮兄、惚れたら駄目だよ〜!」

 

「大丈夫。既に3人に惚れているから」

 

「「「えっ!?///」」」

 

冗談のつもりで言ったのだが、蓮花はそれに真面目に答える

 

「蓮花、ひなたに合わせてる?」

 

「合わせてるって何が?」

 

「…嘘偽り無く喋る蓮花には毎回驚かせられるラビ」

 

「聞いてる僕たちが恥ずかしいペエ」

 

その後はすぐに撮影。そして撮って貰った写真を手に取って各々感想が溢れる

 

「めっちゃ良い感じ〜!」

 

「ふわぁ〜!お姫様だ〜!」

 

「わたしの顔…」

 

「引き攣ってるね」

 

「あっそうだ!のどかっち、ソレあそこに飾ったら良いじゃん!のどかっちの部屋の写真コーナー」

 

思い出したかの様に喋るが

 

「ひなた、最初からのどかの為に写真撮りに来たんでしょ?」

 

「えぇ!?何で分かんの!?ちゆちー天才?」

 

「貴方が分かり易いのよ」

 

幼い頃の写真しか無いのどかの為に、イベントに参加してのどかの思い出作りにやっていたのだ

 

「ひなたちゃん」

 

「はい!!」

 

「ありがとう!!」

 

のどかの精一杯の笑顔と感謝の言葉に、ひなたはまた顔を赤くして照れてしまう

 

「また写真撮ろうね!今度は蓮花さんも一緒に!」

 

次の思い出作りの約束をする。今日も4人から笑顔が絶えなく続いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

////////

 

「さて紅牙…分かってるよね?」

 

謎の人物は手を翳すと、紅牙の体内にあるナノビョーゲンが出て来て手の中に収まる

 

「ぐぅ…!」

 

「次は魔剣。紅の暴君を返しなさい」

 

ジリジリと寄って来る。けれど紅牙は紅の暴君を渡そうとはしなかった

 

「ふざけるな!これは俺の剣だ!誰にも渡すつもりは無い!!」

 

「仕方ないね」

 

「おい、暴れるなら離れてやれよ」

 

「分かってますよ」

 

グワイワルに言われて、2人は少し離れる。

そして手を天に翳す

 

 

 

「蹂躙しろ!紅の暴君!」

 

「喰らい尽くせ!紫紺の蛇刀(バルバリーア)!」

 

 

 

謎の人物も抜剣者だった。最後の一本、紫紺の蛇刀の所有者だ

 

見た目は曲刀。他の魔剣と同様に紫の色を漂わせてる。

 

腕のラインも、背中に浮かぶ光輪も紫だ

 

「紅牙に紫紺の蛇刀を見せるのは初めてだったね」

 

「それがどうした!」

 

大きく振りかざす。これ以上の負けはあってはならない。蓮花達と戦ったダメージが抜けて無いが、その疲れが無いかの様に怒涛の連撃で攻め立てる

 

一方で謎の人物は受け流すばかりだ

 

「どうしたどうした!その程度か!」

 

「……」

 

力の限り振るう。

だが少しずつ、紅牙の動きが鈍くなる

 

「な、何だよ…。何でそんな涼しい顔を出来る?」

 

「そろそろ攻めようか!」

 

たった一振りだ。その一振りで紅牙は大きく吹き飛んだ

 

「があっ!?」

 

吹き飛ばされても尚立とうとするが、すぐに膝を着いてしまう

 

「何がなんだか分からないって顔だね」

 

「何しやがった!」

 

「紫紺の蛇刀の能力よ。今度教えてあげる。でも…」

 

紫紺の蛇刀を大きく振り上げる

 

「今度があればね」

 

「クソッ!」

 

「むっ!?」

 

紅牙は紅の暴君を地面に突き刺して目隠しで土を煙りたたせ、そのまま逃走を図った

 

「逃げられちゃった」

 

「何が逃げられたよ。逃した癖に」

 

「追い掛けなくて良いの?魔剣、集めてるんだろ?」

 

「別に良いよ。それに、紅牙の逃げた先は予想つく」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

謎の人物は紅牙が居た場所を眺めていた




次回は、アニメがもう少し放送されてから書こうと思ってたオリストを、急遽次に持ってきます!

そして紫紺の蛇刀も登場!

では!ここまでの拝読ありがとうございました!
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