ヒーリングっど♥プリキュア 〜癒しの楽園物語〜   作:シロX

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キュアアースの変身バンク中のラテ、思ったより元気してんじゃん

ではスタート!


第33話 風と炎♥キュアアースと不滅の炎(フォイアルディア)

「生まれた…?それに人間では無い?なんか頭が痛くなって来た…」

 

よよよと倒れる蓮花

 

「わたくしは、ラテ様を助けたいというテアティーヌの願いによって生まれました」

 

今、謎の女の子の話を詳しく聞く為にのどかの家に集まっていた

 

尚、紅牙は治療の為蓮花の家にて安静中

 

「願いを聞き届けた地球が、風のエレメントを使ってわたくしを生み出したのです」

 

「地球っていきなり人間作れるの!?凄くない!」

 

「ですから人間ではありません。強いて言えば精霊の様なものです」

 

精霊少女の正体は地球が生み出した精霊だった

 

「そもそもヒーリングガーデンは、お手当ての為に地球が自ら生み出した存在ラビ」

 

「最初に生まれたヒーリングアニマルが、テアティーヌ様なんだよ」

 

ラビリン達、ヒーリングアニマルも地球によって生み出された存在。精霊少女も、先代のパートナーに似ている事もその事に関係している

 

「それでは」

 

精霊少女はラテを抱えてテラスへ出て行く

 

「わたくしは、ヒーリングガーデンに参ります。大切なラテ様を安全な場所にお連れしなくては」

 

「まさかまさか!」

 

ひなたは嫌な予感がする

 

そして予感は的中した。精霊少女は、テラスを飛び越えようと走り出した

 

「ちょっと此処一応2階なんだよ!」

 

「あっ…」

 

蓮花は抜剣し、その身体能力で精霊少女を空中で抱き抱えた

 

「おっとと!」

 

「そうでした。風のエレメントの力はボトルに変えてしまったから、もう飛べないのでした」

 

「蓮兄ナイスキャッチ!大丈夫〜?」

 

蓮花は精霊少女を下ろして剣をしまう

 

「ラテ様がご無事でしたら問題はありません。それと貴方もありがとうございます」

 

「あ、あぁ…」

 

「では参りましょう」

 

全員が呆気に取られて、精霊少女の背中を眺めていた

 

「って、驚いてる場合じゃないわ!」

 

「ラテ様を追い掛けるラビ!」

 

全員靴を履いて外に出て追い掛けようとするが、蓮花だけは未だに惚けていた

 

「ちょっと蓮兄追い掛けないと!」

 

「あ、あうん!」

 

蓮花は見惚れていたのだ。感謝の言葉を言われた時、美しいその笑顔を向けてくれた彼女に

 

 

 

 

 

「待つラビ!」

 

精霊少女は展望台まで足を運んで、蓮花達はやっとの思いで追い付いた

 

「何でラテ様を連れて行っちゃうラビ?」

 

「わたくしの使命はラテ様をお守りする事。その為に、わたくしは生まれたのです」

 

しかし、その事にラビリン達は納得いかなかった

 

「テアティーヌ様がラテ様を連れて来いって言ったのかよ?」

 

「いいえ」

 

「やっぱりペエ」

 

ラテを連れて帰る行動は、全部精霊少女の独断だった

 

「テアティーヌ様がそんな事言う筈無いラビ!だって…だってテアティーヌ様は──」

 

 

『──ラテ、お母さんの代わりに王女の務めをお願いね』

 

 

「あの時、どんな思いで、どんな決意で小さなラテ様を送り出したか!」

 

何も知らない精霊少女に、腹も立ち涙が溢れる

 

「だから…だから、ラテ様はラビリン達がお守りするラビ!」

 

ラビリンはラテを取り返そうと、精霊少女に突っ掛かる

 

「ラテ様を連れ帰るなんて」

 

「そんな事させないペエ!」

 

ニャトランとペギタンも、ラビリンに続き精霊少女とラテを引き剥がそうとする

 

「テアティーヌ様の願いから生まれたのに、何で分からないラビ!」

 

「待って!やめて!」

 

のどかは4人の間に入り、一旦引き剥がして落ち着かせる

 

「本当に分からないんだよ。精霊さん」

 

「そうね、きっと地球とテアティーヌさんとの間に行き違いがあったのよ」

 

「それに生まれたばっかなんだし」

 

「お互いちゃんと話した方が」

 

そこでのどかはラテに聞く事にした

 

「ねぇラテ、ラテはどうしたい?ママの所へ行きたいなら、ちゃんとそう教えてね」

 

『ラテは、ラテは…』

 

言葉にしようとした時

 

「くちっ!」

 

「ビョーゲンズペエ!」

 

『あっちの屋根で、お日様が泣いてるラテ…』

 

「屋根でお日様?」

 

「ソーラーパネルを設置してる工場があるわ!」

 

ビョーゲンズが現れた場所は分かった。

ただ、ラテをどうするかの問題は

 

「お願い精霊さん。ラテの話、ちゃんと聞いてあげてね」

 

「…分かりました」

 

精霊少女に聴診器を渡して、蓮花達は急いでビョーゲンズが現れた場所へ向かう

 

1人残った精霊少女は、のどかに言われた通りラテの話を聞く事にする

 

「ラテ様、大丈夫ですか?」

 

『ラテのお願い聞いて欲しいラテ』

 

「勿論、何なりと」

 

『のどか達の所に…のどか達の所に行きたいラテ!』

 

「ですが…」

 

 

 

 

 

////////

 

「見つけた!メガビョーゲン!」

 

 

 

「「「スタート!」」」

 

「「「プリキュア ・オペレーション!」」」 

 

 

「「重なる二つの花!」」

 

「キュアグレース!」

 

「ラビ!」

 

「「交わる二つの流れ!」」

 

「キュアフォンテーヌ!」

 

「ペエ!」

 

「「溶け合う二つの光!」」

 

「キュアスパークル!」

 

「ニャ!」

 

 

「「「地球をお手当!」」」

 

「「「ヒーリングっど♥プリキュア!」」」

 

 

「抜剣覚醒!」

 

「輝け!果てしなき蒼(ウィスタリアス)!」

 

 

 

「メ〜ガ…ビョーゲン!」

 

腕から放つ電撃をフォンテーヌはジャンプで避け、そのまま踵落としで攻撃する

 

「キャア!」

 

しかし、受け止められ弾き返された

 

「フォンテーヌ!」

 

すぐさまグレースがフォローに入り、空中でフォンテーヌの体勢を整えさせる

 

「メガァ!」

 

「ハァァ!」

 

身動きの取れない空中。攻撃されない筈も無くメガビョーゲンが襲い掛かるが、スパークルがぷにシールドで防いだ

 

「今だよ!」

 

「──ッ!」

 

蓮花は、足が地面に減り込む程の勢いで飛び出し距離を一気に縮める

 

「ハアッ!!」

 

振り裂く横切りで、たった一撃でメガビョーゲンを沈めた

 

「良し!」

 

「これならいける!」

 

今の果てしなき蒼は、碧の賢帝(シャルトス)の時と違って暴走する事は無い。なので、蓮花は最大限に力を発揮する事が可能となっている

 

「アイツはまだか。とりま、試してみるか」

 

この騒ぎを起こしたバテテモーダは、緑の石をメガビョーゲンに取り込ませた

 

それから様子がおかしくなる

 

「メガァァァ!!」

 

「何!?」

 

「メ〜ガ〜……ビョーゲン!」

 

「果てしなき蒼!」

 

顔から照射される光線。蓮花はグレース達の前出て結界を張る

 

「危なかった。皆んな大丈夫?」

 

「はい、それよりも」

 

「急にでっかくなったんだけど!」

 

メガビョーゲンは、先程よりも大きくなり強さもかなり上がったのだ

 

「実験大成功!どうですキングビョーゲン様!自分発見しちゃいました!簡単にメガビョーゲンを急成長させる方法を!」

 

成長したメガビョーゲンの強さは強力なものだった

 

「それなら!」

 

蓮花は果てしなき蒼をしまい、いつの間か持って来た紅の暴君(キルスレス)を構える

 

「それ鬼麿さんの!」

 

「預かってきた」

 

 

それは紅牙を治療してる時

 

『──蓮花、これを持って行け』

 

『──これ紅の暴君!?でも何で?」

 

『──まぁ、お守りみたいなもんだ』

 

 

託された紅の暴君だが、今の蓮花には扱えてはいなかった。何故なら、まだ継承(・・)していないからだ

 

よって、今の蓮花は生身の状態でメガビョーゲンと対峙してる

 

「とにかくやるしかない!」

 

 

 

 

 

奮闘する蓮花達の近くで、ラテのお願い通りに精霊少女は一緒に姿を現していた

 

「ラテ様、これ以上は危険です」

 

「くぅ〜ん、くぅ〜ん!」

 

「お話されたいのですか?」

 

精霊少女は聴診器を当てて声を聴く

 

『ラテは此処に居たいラテ。ヒーリングガーデンには帰りたく無いラテ』

 

ラテの答えは既に決まっていた。帰りたくは無いと

 

「ラテ様、お母様にお会いしたくないのですか?」

 

『会いたいラテ。でもラテは此処に居るけど、ラテも皆んなと一緒にお手当てしてるラテ!』

 

「あの方達と一緒に?」

 

ラテも大好きなお母さんに会いたい。でも、それよりも大事な事が目の前にある

 

「いけません!わたくしは、お手当てよりラテ様の方が大切なのです!ラテ様をお守りしたいのです!」

 

精霊少女もラテという存在が大切

 

それでも

 

『そのお顔で、そんな事言わないでラテ。精霊さん、ママのお手当てのパートナーそっくりラテ。なのにそんな事言われたら悲しいラテ。地球さんが泣いてるのラテだけが分かるラテ。それしか出来無いけど…』

 

ラテは精霊少女に手を差し出す

 

『お願いラテ。地球さんから貰ったパワー、ラテを守る為よりお手当てに使って欲しいラテ!』

 

精霊少女はラテの手を取り、風のエレメントボトルを握る

 

「ラテ様、貴女をお守りする為のこの力……貴女の願いの為に使わせて頂けますか?」

 

「わん!」

 

 

 

 

 

「葉っぱのエレメント!」

 

「雨のエレメント!」

 

「火のエレメント!」

 

グレース達、3人のエレメントボトルを使ってやっとメガビョーゲンにダメージを与えた

 

「チャンスラビ!」

 

「このまま一気に!」

 

「いかないんだなこれが」

 

「「「キャアァァ!」」」

 

振り返ると、バテテモーダがグレース達に襲い掛かった

 

「皆んな!この!」

 

「よっと!」

 

バテテモーダは紅の暴君を簡単に受け止めた

 

「クッ!」

 

「そんな力の無い攻撃、痛くも痒くも無いんすよ!」

 

「がはっ!?」

 

腹に蹴りを食らい、グレース達の所まで転がる

 

「さぁどうする?プリキュア!」

 

倒れる蓮花達に、メガビョーゲンは光線を放つ準備に差し掛かる

 

「お待ちなさい!」

 

「ラテ!精霊さん!」

 

「ラテ様」

 

「わん!」

 

「参りましょう!」

 

 

 

「スタート!」

 

「プリキュア・オペレーション!」

 

 

「「時を経て繋がる二つの風!」」

 

「キュアアース!」

 

「ワン!」

 

 

 

「このキュアアース、ラテ様の想いを受けお手当て致します!」

 

アースは颯爽と駆け走り、たった一撃でメガビョーゲンを倒した

 

「皆さんはメガビョーゲンを。コレ(・・)は、わたくしが引き受けます」

 

「うん!」

 

蓮花達はメガビョーゲンを、アースはバテテモーダの相手をする事になった

 

「『コレ』って、言ってくれるじゃないすか!」

 

バテテモーダの攻撃を、アースは余裕で避けて背後を取った

 

「名前など知る必要ありません。今、この場で浄化します」

 

「ッ!貴様一体何もんだ!?遥か昔、キングビョーゲン様とやり合ったてのはマジなのか!?」

 

アースは鋭い攻撃も、流れる様な動きで攻撃を全て避ける

 

「わたくしではありません」

 

「ハッ!」

 

気が付くとアースはバテテモーダの上に飛んでいた

 

「その力によって、わたくしは生まれました」

 

そして、空中に居るにも関わらず一瞬で姿を消した

 

「があぁぁぁ!!」

 

キョロキョロと探すバテテモーダに、背後から容赦の無い蹴りが突き刺さった

 

「な、なんてスピードだ…」

 

 

 

 

 

「「キュアスキャン!」」

 

「太陽のエレメントさんラビ!」

 

エレメントを見つけられたが、またも強力な光線を放とうとエネルギーを溜め始める

 

「皆んな下がって!」

 

「メガァ!」

 

紅の暴君とメガビョーゲンの光線が激突する

 

「ウグゥゥ!」

 

蓮花がズルズルと押され始める

 

「負けてたまるか!紅の暴君!!」

 

「メガァ!?」

 

紅の暴君から炎が溢れ、メガビョーゲンの光線を弾き返した

 

 

 

「抜剣覚醒!」

 

「燃え上がれ!不滅の炎──フォイアルディア!!」

 

 

 

完璧に継承した事により、紅の暴君が碧の賢帝と同様に新しく生まれ変わった

 

柄や刃は全く同じだが、真紅の輝きが橙色へと変わり、瞳や腕のラインも明るい赤に変わった

 

「厄介な奴が次から次へと!メガビョーゲン!行くぞ!」

 

「メガァ!」

 

「一発逆転下克上だァァ!!」

 

バテテモーダとメガビョーゲンが同時に仕掛けて来た

 

「アース!」

 

「はい!」

 

蓮花とアースは背中を合わせ息を合わせる

 

「ハァ!」

 

不滅の炎を地面に突き刺して、バテテモーダ達を逃げられない様に巨大な4つの炎の柱が囲い込む

 

 

 

「アースウィンディハープ!」

 

そして風のエレメントボトルをセットする

 

「エレメントチャージ!」

 

「舞い上がれ、癒しの風!」

 

「プリキュア・ヒーリングハリケーン!」

 

アースウィンディハープから、無数の羽を纏った荒々しい竜巻が放たれる

 

 

「覚醒剣!」

 

「炎帝業火!」

 

不滅の炎から炎が噴き出し放つと、4つの炎の柱も合わせる様に四方から襲い掛かる

 

2つの技が合体し、炎の竜巻がメガビョーゲンを浄化させ、バテテモーダも巻き込んだ

 

「ヒーリングッバ〜イ」

 

「オレの野望が!!ヒーリングッバーーイ!!」

 

 

「お大事に」

 

 

 

「2体同時に!?」

 

「てか、威力あり過ぎ!!」

 

 

 

 

 

////////

 

太陽のエレメントも何事も無くお手当ては完了した

 

「なぁなぁ、そんじゃこれからずっと2人で一緒にお手当てするって事か?」

 

「はい。ラテ様が望む限りは」

 

「わん!」

 

精霊少女も、これから一緒に地球をお手当てする仲間として加わった

 

「やった!アタシ達もう最強過ぎじゃん!」

 

「アース、これから宜しくラビ」

 

「でも、この姿でアースって呼ぶのちょっと変な感じね」

 

流石に変身後の名前で呼ぶには違和感を感じる

 

「そうですか?では、皆さんで名前を付けて頂けませんか?」

 

「う〜ん、じゃあね…アースっち!」

 

「言うと思った」

 

「それだと同じだよ」

 

蓮花とニャトラン、名前がまんま過ぎて却下した

 

「『アスミ』ちゃん!」

 

「アスミ?」

 

「アースだからアスミ。分かりやすい」

 

「どうかな?」

 

「わん!」

 

「ラテ様が宜しいのなら」

 

精霊少女の名前は、のどかが「アスミ」と命名した

 

「じゃあアスミちゃんで!」

 

「宜しくねアスミ!」

 

「宜しくアスミン!」

 

「アスミちゃん、アスミ、アスミン。どれがわたくしの名前でしょう?」

 

「「「え!?」」」

 

「アスミが名前で、あとは愛称と受け取れば良いよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新しい友達、キュアアースことアスミが一緒にお手当てする事になった

 

これから先、アスミとどう過ごして行くのか




オリ主、強化月間に入りました!
そして、キュアアース!マジで、何処かで特別回でも作って前作主人公と絡ませたい!!
それに、やりたいネタも更に増えた

次回は、あの人も強くなる!誰が強くなるんですかねぇ?

ここまでの拝読ありがとうございました!
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