ヒーリングっど♥プリキュア 〜癒しの楽園物語〜   作:シロX

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オリストだ!

ではスタート!


第36話 目覚めろその魂♥ 揺るぎなき曙光(ブランリュゼール)降臨!

「こんにちは」

 

「何で紫苑が此処に…」

 

「それを説明する為に来たのよ。でも時間が掛かると思うからお邪魔するわよ」

 

紫苑が靴を脱ごうとする時、頬に剣の切っ先が向けられる

 

「何でテメェが此処に居んだよ紫苑」

 

追い掛けて来た紅牙達も紫苑を確認した

 

「それを説明しに来たのよ。このやり取り2回目よ」

 

「知るかそんなもん!此処で斬る!」

 

「ちょっと待って下さい!」

 

ちゆは紅牙を押さえ付ける

 

「離せ!」

 

「……いいよ。話だけなら聞くよ」

 

蓮花は、紫苑を家に招き入れる許可を出した

 

 

 

全員の厳しい視線の中で紫苑は構わずソファーに腰を掛ける

 

「で、話とは?」

 

「ビョーゲンズを抜けて来たの」

 

「待って、この流れ何かデジャブを感じるんはアタシだけ?」

 

「だからそっちの輪に入れさせてくれない?」

 

ひなたの言う通り、これは紅牙の時と同じ流れだった

 

「はぁ?ぶざけんんっ!?」

 

「鬼麿さん静かにして下さい!」

 

ちゆとペギタンが紅牙の口を塞いで黙らせた

 

「ちょっと頭痛くなって来た。一応聞くけど何で?」

 

「…私の計画が最終段階へと移行したからよ」

 

紫苑の計画。これまで対峙した時に、何度もその言葉を口にしていた。けれども、その計画の内容を一度も話した事が無いので詳細までは知らない

 

「あの、その計画の内容を教えて貰えませんか?」

 

「そうね。…私の目的は──魔剣の破壊」

 

「破壊…ですか?」

 

「でもそれって変じゃないか?元々剣を集めていたのに、それを破壊するって」

 

矛盾している。誰もがそう思っていた

 

「集めていたのは効率的に破壊をする為。後、力が欲しかった」

 

「力…」

 

「魔剣を回収し、その力を全て集結させて全ての魔剣を破壊する」

 

「じゃあじゃあ!何で蓮兄にあんな酷い事をすんの!何も関係無いじゃん!」

 

「原始の魔剣。アレが見つかったのは予想外。あの剣が覚醒するとどんな剣でも破壊する事は可能なの。だから…」

 

蓮花を利用して、その力を我がモノにしようとしていた

 

「それに、貴方の父親を殺したのは感情を昂らせて絶剣者に覚醒させる為。でも、今はもうその必要は無くなったけどね…」

 

紫苑は全てを話した。普通は許せない行為を幾つもしたんだ

 

蓮花は

 

「まぁ良いんじゃないのかな」

 

あっさりとそれを許した

 

「はぁ!?お前それで良いのかよ?親を殺した奴が目の前にいるんだぞ!」

 

「それがどうした?復讐して何になる?それじゃあ、暴走してるのと何ら変わらない」

 

蓮花の言う通りだ。復讐だけでは何も変わらない。それはもう痛い程理解している

 

「くちゅん!」

 

「ラテ!?」

 

「ビョーゲンズが現れたラビ!」

 

「行くよ!」

 

全員、家を飛び出してビョーゲンズが現れた場所に走る

 

 

 

 

 

////////

 

場所は少し広い草原。木の姿をしたメガビョーゲンが暴れていた

 

「シンドイーネ」

 

「紫苑じゃないの。キングビョーゲン様を裏切ってプリキュア の方に寝返るとはね!」

 

「これが私の選んだ運命よ」

 

「なら、プリキュア 共々倒れなさい!!」

 

「後は頼んだわよ」

 

「挑発するだけして俺達任せかよ!?」

 

 

 

「「「「スタート!」」」」

 

「「「「プリキュア ・オペレーション!」」」」

 

 

「「重なる二つの花!」」

 

「キュアグレース!」

 

「ラビ!」

 

「「交わる二つの流れ!」」

 

「キュアフォンテーヌ!」

 

「ペエ!」

 

「「溶け合う二つの光!」」

 

「キュアスパークル!」

 

「ニャ!」

 

「「時を経て繋がる二つの風!」」

 

「キュアアース!」

 

「ワン!」

 

 

「「「「地球をお手当!」」」」

 

「「「「ヒーリングっど♥プリキュア!」」」」

 

 

「「抜剣覚醒!」」

 

「輝け!果てしなき蒼(ウィスタリアス)!」

 

「吹き荒れろ!翠遠の息吹(ヴェルディグリオン)!」

 

 

 

「メガビョーゲン!」

 

メガビョーゲンは木の腕を伸ばして攻撃してくる

 

「させっかよ!」

 

翠遠の息吹のツタでメガビョーゲンの腕に絡み付きへし折る

 

「隙あり!」

 

スパークルが走り、メガビョーゲンに蹴りを食らわす

 

「「ハァァ!」」

 

今度は、グレースとフォンテーヌとのダブルパンチ

 

「メガ!」

 

しかし体勢を崩しながらも、メガビョーゲンは腕を伸ばしてグレース達に攻撃する

 

「ハッ!」

 

「フッ!」

 

すぐに蓮花とアースが2人の前に飛び出して腕を切り落とす

 

「スパークル今だよ!」

 

「「キュアスキャン!」」

 

「木のエレメントさんニャ!」

 

「良し!このまま──」

 

人は勝利を確信した時程隙を見せる

 

「「「「キャア!?」」」」

 

「「何!?」」

 

地面らメガビョーゲンのツタが伸びて蓮花達を拘束した

 

「蓮花!不滅の炎(フォイアルディア)を使いなさい!」

 

「そうか!──来い!不滅の炎!」

 

喚び出した不滅の炎は、蓮花の体に絡み付くツタを切断した

 

「蓮花、3本の魔剣を束ねるのよ」

 

「3本の魔剣を?」

 

「蒼天の果てしなき蒼、浄火の不滅の炎、息吹の翠遠の息吹。浄化の力を得たこの3本を束ねる事で、貴方は更なる力を得られる筈よ」

 

「…」

 

「お願い信じて」

 

紫苑の目は本気だ。本気で蓮花達の輪に入ろうとしている

 

「分かった信じる。俺はどうすれば良い?」

 

「先ずは3本を持つ事が必須条件。紅牙から翠遠の息吹を奪いなさい」

 

「聞こえてんぞゴラァ!!」

 

「借りるよ!」

 

ギャーギャー騒ぐ紅牙から翠遠の息吹を奪──借りる

 

「だぁぁああ!この野郎!!」

 

「鬼麿さん静かにして下さい!蒼咲さんが何かしようとしています」

 

蓮花は集中している

 

「そうよその調子」

 

「輝け!果てしなき蒼!燃え上がれ!不滅の炎!吹き抜けろ!翠遠の息吹!」

 

3本の魔剣が蓮花の上に並び立つ

 

「今よ!」

 

 

 

「想いをひとつに!真剣覚醒!」

 

「目覚めろ!揺るぎなき曙光──ブランリュゼール!」

 

 

 

辺り一面に白い光りが包み込んだ

 

「あれが本来の抜剣者の姿!救い、切り開く者」

 

新たに誕生した魔剣──揺るぎなき曙光は3本の剣が合体した物

 

白く輝くその剣は、レイピアの様に刀身が細く、柄の部分が3つの剣が合体したようになっている。

 

容姿も従来のとは異なり、白くなった髪と瞳以外は殆ど変わらずだった

 

「この町を害するもの全てを拒み、全て浄化する!ビョーゲンズを切り裂く剣となり、穢れを跳ね除ける盾となれ!」

 

揺るぎなき曙光を地面に突き立てると、その余波で光りの波が起き、蝕まれた大地が元に戻る

 

「ハッ!」

 

そして、一瞬でメガビョーゲンのツタを切り、グレース達を解放させた

 

「な、何なのよこの力は!?」

 

「皆んなの健康は俺が守る!」

 

揺るぎなき曙光を天へ掲げると、蓮花の周りに蒼、橙、翠の剣が浮遊していた

 

「食らえ!」

 

剣先がメガビョーゲンに向けられ波動を溜め始める

 

 

 

「真・覚醒剣!」

 

「蒼炎翠光!」

 

4つの波動がメガビョーゲンを呑み込み浄化させた。その威力は他の魔剣を寄せ付けない

 

「ヒーリングッバ〜イ」

 

 

 

 

 

「これで信じてくれたかしら?」

 

「わたくしは、この人が皆さんの言う悪い人の様には見えません」

 

「だがよアース!コイツは殺人者なんだぞ!」

 

紅牙はそれでも納得は出来ていなかった

 

「紅牙ありがとう。でも、もう良いんだ」

 

「…分かったよ。本人がそこまで言うなら何も言わん」

 

蓮花は紫苑に手を差し伸べる

 

「仲直りの握手」

 

「そうね、握手」

 

 

 

 

 

////////

 

「ひとつ良い?」

 

「何?」

 

「どうして紫苑まで俺の家に居るんだ!?」

 

朝起きると、紫苑が勝手に荷物を空き部屋に移動させていた

 

「大丈夫、問題無いわ」

 

「大有りだ!」

 

「蓮兄皆んなで遊びに来た…よ…」

 

ひなたを先頭にのどか達も家に上がり込んだが、紫苑を見て固まってしまった

 

「蒼咲さん、もしかして…」

 

「頼む、言わないで…」

 

「紫姉も蓮兄の家に居候するんだ」

 

「私は普段、大学に通ってるから」

 

「何処の大学に通っているんですか?」

 

紫苑は生徒手帳を見せると

 

「おい蓮花、此処って確か受験で落ちた所じゃねぇか?」

 

「本当だ。しかも学科も同じ」

 

「蓮花落ちたの?」

 

「コイツ名前を書き忘れたんだとよ!笑えるぜ!」

 

蓮花は紫苑の生徒手帳で顔面をしばいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫苑も新たに仲間に加わり、より一層騒がしくなる蒼咲家だった




アスミが全然会話に参加してない問題

それと、これで碧・紅・紫・蒼・炎・翠・光。先生達が使っていた原作の魔剣を出し尽くしました!
他シリーズでも魔剣は存在しますが、この小説では今のところ上記のしか登場させていません

それ以外で出て来た魔剣は、全てオリジナルです。
原作知らない人の為の補足知識でした

そして紫苑が加わった事により、この先の物語は暫くシリアスも無い優しい世界が続きます。余りあるネタの出し放題です

では、ここまでの拝読ありがとうございました!
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