ではスタート
「……痒いな」
蓮花は勉強中に、耳の痒みを訴え始める
「耳垢でも溜まってるのか?」
そう言って蓮花は、耳掻きと綿棒にテッシュと取り出す
「蓮兄これから耳掻きするの?」
「うん、痒いからね」
「へぇ〜」
「……」
「……」
耳をほじろうとする手を止めて、ゆっくりと声のする方へ振り向く
「いや何で!?」
「へ?何が?」
「怖いよ。ナチュラルにひなたが隣に居る事がとても怖い」
声の主はひなただった。最近、ひなたが蓮花の家に居る事が当たり前になって来た
「今日はどうしたの?紅牙と紫苑は2人で出掛けて居ないよ」
「暇だったから!」
「来るのはいいけど、毎回暇で来られたら溜まったもんじゃないよ…」
そんな事を言いつつも、結局はひなたを家に招き入れる
「折角だから、ひなた耳掻きされてみない?」
「いいの!?」
「いいよ。ほら、こっちへおいで」
蓮花は膝枕を作り、ひなたは頭を寝かせる
「ジッとしててね〜…」
「ふわぁ…気持ち良い〜…」
優しくほじくりられる事で、ひなたは快感を覚える
「あぁ〜そこそこ〜…」
「何か普通に綺麗だね。最近掃除したの?」
「ううん、2ヶ月…は放置してたかも」
「…次は綿棒挿れるよ」
「く、擽ったい…!」
「はいはい動かない」
ひなたの頭をガッチリと固定して動かさない様にする。そして次は反対側の耳
ひなたは大勢を変える。方向的に、ひなたの目の前は今蓮花の腰が見える
「うわヤバ!蓮兄めっちゃ良い匂いする!」
ひなたは、蓮花の腰に顔を疼くめる
「わわわわー!」
「コラひなた!」
わちゃわちゃをしながらも、ひなたの耳掃除は終わった
「次はアタシがやる!」
「自分で出来るから別にしなくても…」
「いいから横になってよ!」
半端無理矢理ひなたに寝かせられて、耳掻きをやられる事に
「え〜とっ……人にやるの初めてだからどうしよっか…」
「ひなた今何言った?」
「べ、別に何も!」
気を取り直して、いざ耳掻きを挿れる
「ん〜?良く見えない…」
「ひなた耳引っ張っり過ぎ!」
よく見ようとして、耳たぶを引っ張り過ぎて蓮花が痛がってしまった
「ごめんごめん!……こんな感じかな…えい!」
「うっ!?」
今度は勢い良く挿れてしまった
「やっぱり自分で…」
「ダメダメ!!」
なんやかんや格闘しながらも、途中からコツを掴んだらしく上手くなってきた
次第に、蓮花は気持ち良くなりウトウト眠り始めた
「蓮兄?…寝ちゃったんだ」
ひなたは蓮花の頬を優しく撫でて、1人喋り出す
「ねぇ蓮兄、アタシさぁ蓮兄とアスミンが話してる所を見るとムッとするの」
そう語り掛けるも、当の本人は寝ていてひなたには気付いていない
「アタシ前言ってたじゃん。何やっても全然長続きはしないし無理だって。でもそんなアタシでも、特別で夢中になれるものを見つけたよ」
ひなたはだんだんと蓮花の顔を覗き始める
「アタシ蓮兄の事大好きなんだよ。のどかっち、ちゆちー達と違う大好き。蓮兄だけの…特別な大好き。だから……」
ひなたはゆっくり蓮花の顔に近付き、口と口が重なる1cm
「今帰ったぞ〜」
「あらひなたちゃん?何してるの?」
紅牙達が帰って来た。すぐさまひなたは、顔を上げて何食わぬ表情で接する
「耳掻き!途中で蓮兄は寝ちゃったけど…」
「ほら蓮花起きなさい。ひなたちゃん困ってるわよ」
「…うぇ?何……あ゛ごめんひなた」
「ううん」
「ひなた、ついでだから何か菓子でも食ってけ」
結局、何も起きる事は無く終わった
(アタシって嫌な子…)
ひなたは可愛い!!!
ここまでの拝読ありがとうございました