ではスタート
「〜♪」
只今お買い物から帰って来て、気分が上がっている紅牙
「プリンの素が安売りしててラッキーだぜ。ちゆ達も誘ってパーリーとシャレこも……何だ?」
歩く正面、ちゆがペギタンの名前を叫びながら歩いているのを見つけた
「ちゆじゃねえか。どうしたんだ?」
「鬼麿さん!……実はですね──」
ちゆの説明によると、お昼までは一緒に部屋に居たものの目を離してる隙に何処かへ出て行ったきり帰って来てない
「なるほどな、それでずっと探してるのか…。皆んなにも声を掛けて探そう」
紅牙はスマホで全員を呼び出して、事情を説明してペギタンを捜索するよう頼んだ
しかし、捜しても捜してもペギタンは見つからなかった。気付けばもう夕暮れ時
「ちゆちゃん…」
「全然居ない!」
「ったく、パートナーに心配掛けて何やってんだペギタンの奴」
「ううん、悪いのはわたしよ…」
居なくなった原因は聞かされてないが、様子を見る限りちゆに非があると言える
「只今戻りました」
何か手掛かりを掴んでアスミとラテが捜索から戻って来た。アスミは、ラテの嗅覚を頼りにペギタンの匂いを嗅いで足跡を辿っていた
「進展はあったかしら?」
「はい、ですが……」
アスミはとある公園へ案内した。改めてラテに匂いを嗅いで貰う
『ここで匂いが無くなってるラテ。きっと誰かに連れて行かれちゃったラテ』
最後に居たと思われるベンチで匂いが途切れていた
「……」
浮かない表情するちゆを見て紅牙は
「ちゆ心配するな。俺がペギタンを見つけてやる」
「俺達も…と言いたいが明日は学校があるしな」
「大丈夫だ。俺が学校を休んで捜し続ける。ペギタンを見つけるまでは家には帰らないからな!」
そう言って紅牙は走り出した
「しょうがない子ね。でも、今は紅牙に甘えて私達は帰りましょう。もう暗くなるから」
紫苑に言われて全員帰宅する
捜し続けて数時間が経過した。時計の針は深夜の2時を回っていた
何も食べず、1度も休憩などせず、泥まみれになりながらも草木をかき分けてペギタンを必死に捜していた
「ペギタン何処に居るんだ?ちゆやラビリン達が心配してるぞ」
住民は寝静まっている為、大声で叫ばず小声でペギタンを呼ぶ
「このままじゃ埒が明かない。奥の手を使うか」
紅牙は先ず抜剣し聴診器を取り出す
「エレメント起きてるか?」
『はい、どうされましたか?』
「このヒーリングアニマルを見なかったか?」
『いえ』
「分かった。すまないな」
紅牙は至る所に居るエレメントから情報を集め始める。そして、聴きながら夜の町を飛び回った
////////
朝となりお昼となり、とうとう学生達が帰り始める時間になった。紅牙は寝る間も惜しんで捜索した結果
「見つけた!」
とうとうペギタンを発見した。急いで学校に居る蓮花に連絡して集めさせる
ペギタンを連れて行ったのは小さい少女だった
「鬼麿さん!」
「こっちだ!」
思いのほか来るのが速かった
「うげぇどうしたのそのクマ!?」
ひなたは、紅牙の目の下のクマに驚いた
「それよりもあっちだ!ペギタンは公園に居る」
ちゆは、それを聞いて公園に走り出した
「ペギタン?」
「元居た場所に戻って来ましたね」
「てゆうか、こんなチビっこが犯人?もう、最近若者は〜」
「わたし達も若者なんじゃ…」
ちゆはペギタンが見つかって安堵の涙を流す
「本当の飼い主さん…!?」
女の子は飼い主であるちゆが現れて動揺していた
「ペエー!エェ!?」
ペギタンもちゆが来てくれて飛び付こうとするが、それを女の子が阻止してまた連れてどっか逃走した
「待って!!」
「また鬼ごっこか!!!」
紅牙は溜まりに溜まったストレスが解放し、それに反応してか
「「うわ〜…」」
「相当溜まっていたのね…」
のどかとひなたは何も言えず、紫苑は同情するしか無かった
「くちゅん!」
「ビョーゲンズ!?」
タイミングも悪くビョーゲンズまで現れた
「紅牙、貴方はちゆちゃんと一緒にペギタンを追い掛けて」
「ビョーゲンズは何とかするラビ!」
「ペギタンを頼んだぜ!」
「分かったわ!」
「今度は逃がさなねぇ!!」
ちゆと紅牙は猛ダッシュで女の子を追い掛ける
「はぁ…はぁ…」
「クソ!見失った!」
女の子は2人を突き離した。また一から出直しとなってしまう
「ペギタン…うぅ……」
「泣くなちゆ!」
紅牙は強引にちゆの顔を上げさせる
「絶対見つかるから!な?」
「鬼麿さん…」
「ほら立てよ……あ」
偶然上を見上げると、ペギタンがこちらに飛んで来るのが見えた
「ちゆ〜〜!!」
「ペギタン!」
やっとちゆの元にペギタンが帰って来た
「急がなくちゃペエ!」
「えぇ!」
「スタート!」
「プリキュア ・オペレーション!」
「「交わる二つの流れ!」」
「キュアフォンテーヌ!」
「ペエ!」
「抜剣覚醒!」
「吹き荒れろ!翠遠の息吹!」
////////
一方で蓮花達は、神社に出現したメガビョーゲン相手に手間取っていた
「鬱陶しいわね!」
「避けてるだけじゃ駄目ラビ!」
「オーホッホッ!やっぱり5人じゃ無理だったわね!」
「これで6人よ!」
その言葉と同時に、メガビョーゲンの頭にフォンテーヌの膝蹴りが降り掛かる
「プラス7人!これで全員集合だ!」
茂みの奥から紅牙も出て来て合流した。
翠遠の息吹のツタでメガビョーゲンを締め上げて苦しめる
「ストレス発散で蹂躙してやる!!」
締め上げた状態で、メガビョーゲンを何度も地面に叩きつけ弱らせる
「今だフォンテーヌ!」
『キュン』
「「キュアスキャン!」」
「宝石のエレメントさんペエ!」
「エレメントチャージ!」
『キュン!キュン!キュン!』
「「ヒーリングゲージ上昇!」」
「プリキュア !ヒーリングストリーム!」
「ヒーリングッバ〜イ」
「「お大事に」」
////////
「終わった〜〜!!」
浄化し終えた直後、紅牙は疲れ果ててその場に倒れて眠り始めた
「流石に今回はお疲れのようね」
フォンテーヌは膝枕をし、紅牙を優しく寝かせる
「紅牙にも迷惑を掛けてしまったペエ」
「それは良いとして…今の紅牙汚いわよ」
「はは、そうですね。でも今はゆっくりさせていたいんです」
その後、ちゆに色々とお礼の意味も込めてお世話になる紅牙だった
捜索隊の方に焦点当ててたら、内容が薄くなってしもうた。
更に最近では、紅牙の方が主人公してるなと感じて来た
ここまでの拝読ありがとうございました