ヒーリングっど♥プリキュア 〜癒しの楽園物語〜   作:シロX

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最後の日常回です

ではスタート!


第74話 ずっと一緒にいよう♥此処が皆んなの楽園!

「お前ら!鍋は食いたいか?」

 

「「食べたい!」」

 

のどかとひなたが揃って大きく声を上げる

 

「急に鍋なんて……鬼麿さんよからぬ事を考えていますか?」

 

「只単にお前と鍋を囲んで食いたいだけだ」

 

「鍋とはどんなものですか?」

 

「色んな具材を温めて、色んな味付けで食べるのよ。大雑把に言うとね」

 

紫苑の説明である程度は理解した

 

「ところで何鍋をするのですか?それによっては買って来る材料も少し変わりますけど」

 

のどかの言う通り、一括りに鍋と言っても何種類とある

 

「俺はやっぱりすき焼きかな」

 

「俺は真っ赤に燃えるキムチ鍋!」

 

「スッキリ酸味のある酢を付けて食べる水炊き!」

 

「「「え?」」」

 

ここで3人の意見がバラけた

 

「すき焼き」

 

「キムチ鍋」

 

「水炊き」

 

「分かっていたけど3人共見事にバラバララビ」

 

今にも争いが起きそうな雰囲気。

そんな中でのどかが手を挙げて良い提案した

 

「全部やってみてはどうですか?」

 

「のどかっち、いくら何でもそんな事出来る訳が──」

 

「「「ナイスアイディア!」」」

 

「出来んの!?」

 

「しかしながら鍋は家に一つしか無い。だから、何人かで分かれて買い出しに行こう」

 

 

 

 

 

先ずは鍋の追加購入

 

当然支払うのは蓮花。そして蓮花に付いて行くのは2人、のどかとラビリン

 

「蓮花さん、お鍋2つも買うって結構値段が…」

 

「大丈夫!母さんからいっぱい貰ってるから!」

 

「それは…はい、あまり聞かない事にします」

 

 

 

 

 

次は食材を買い出しA班。紫苑とちゆとペギタン

 

「えのきは要りますよね?」

 

「木綿豆腐もっと」

 

「白菜もいるペエ」

 

「でもこんなに買っても良いのでしょうか?」

 

「大丈夫!お小遣いは全部蒼咲家から出てるのよ!」

 

「それはどうなんですかねぇ…」

 

 

 

 

 

そしてB班の紅牙、ひなた、アスミ、ニャトラン、ラテと言ったメンバー

 

「紅牙!コレ買っても良いか?」

 

「大丈夫だ。問題無い」

 

「紅兄勝手にカゴに入れるよ!」

 

「ドンドン入れろ!蓮花から小遣いは貰ったからな!」

 

B班の買い物カゴはとんでもない量となっていた

 

「紅牙、これって料理に使いますか?」

 

「これ…は使わないな。代わりにそっちをくれ」

 

「はい」

 

何でもやりたい放題のこのメンバーは、必要不必要は理解してるものの加減を知らずに大量投入する

 

もはや無法地帯と化してしまった

 

 

 

 

 

////////

 

「買い出しB班……何でこんなにいっぱい買って来たの!?」

 

流石の蓮花も驚いてしまう。金額も2万は優に超えていた

 

「闇鍋でも作る気なの?」

 

「作っちゃえ!作っちゃえ!多分面白いかも!楽しめるかも!やろう蓮兄!」

 

「全然楽しめれないよ!?寧ろ不安と恐怖でいっぱいだよ!!」

 

「馬鹿な事言っていないで始めるわよ。もう夕方なんだから」

 

紫苑の合図でそれぞれ準備に取り掛かる

 

 

 

 

 

「それでは手を合わせて!」

 

「「「「「「「頂きます!」」」」」」」

 

小さい鍋が3つ並べられ、それぞれ自分達が自由に受け皿に入れる

 

 

「ちゆ食べさせてやる」

 

「1人で食べれます!!」

 

 

「蓮兄はい!あ〜ん!」

 

「あ〜ん……うん、やっぱり美味しい」

 

 

「アスミちゃんどれが美味しい?」

 

「…どれも甲乙付け難いです」

 

「だよね!皆んなで食べるお鍋は美味しいです!」

 

 

「ラテ様ラテ様!水炊き美味しいラビ!」

 

「すき焼きも美味しいぜ!」

 

「キムチ鍋も美味しいペエ!」

 

「わん!」

 

 

 

蓮花は少し風に当たる為、窓を少し開けてもたれ掛かる。そこにひなたも隣に座る

 

「楽しくて、幸せで、笑顔が溢れるこの時間がとても愛しいよ」

 

「このメンツだもんね!」

 

「お手当てが終わっても皆んなとずっと一緒に居ようね」

 

「もち!」

 

今この時間に酔い浸かる。何もかも忘れて騒ぎ立てるこれこそが楽園なのだ

 

蒼咲蓮花が求めたもの

 

こんな幸せな時がいつまでも続くと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、誰もが思っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何かが壊れるなんて

 

いつも突然で、とても呆気ないもの

 

あっという間なのだから




これで日常回は全て出し尽くしました

次回からは──地獄の始まりです

ここまでの拝読ありがとうございました
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