ありふれてはならない職業で世界最強(旧:憑依転生した俺、チートでがんばるぞい!!) 作:覇王風神刃
戦争参加の決意をした以上、俺達は戦いの術を学ばなければならない
いくら規格外の力を潜在的に持っていると言っても、
元は平和主義にどっぷり浸かりきった日本の高校生だ(俺以外)
一応元の世界にもいるんだよね魔物って
みんな知らないだけで
あと、我流だが剣は使える
その辺の事情は当然予想していたらしく、
イシュタル曰く、
この聖教教会本山がある【神山】の麓の【ハイリヒ王国】にて受け入れ態勢が整っているらしい
はあ……
ここでも、演技しないとじゃん……
めんどくせぇなぁ……
聖教教会は【神山】の頂上にあるらしく、
凱旋門もかくやという荘厳な門を潜るとそこには雲海が広がっていた
どこか自慢気なイシュタルに促されて先へ進むと、
柵に囲まれた円形の大きな白い台座が見えてきた
大聖堂で見たのと同じ素材で出来た美しい回廊を進みながら促されるままその台座に乗る
台座には巨大な魔法陣が刻まれていた
柵の向こう側は雲海なので大多数の生徒が中央に身を寄せる
それでも興味が湧くのは止められないようでキョロキョロと周りを見渡していると、
イシュタルが何やら唱えだした
「彼の者へと至る道、信仰と共に開かれん――〝天道〟」
その途端、足元の魔法陣が燦然と輝き出した。そして、
まるでロープウェイのように滑らかに台座が動き出し、
地上へ向けて斜めに下っていく
すげえな~おい
魔法使いたいな~
やがて、雲海を抜け地上が見えてきた。眼下には大きな町、
否、国が見える
山肌からせり出すように建築された巨大な城と放射状に広がる城下町
ハイリヒ王国の王都だ。台座は、王宮と空中回廊で繋がっている高い塔の屋上に続いているようだ
ただ、
どうせあの王様だしなんか考えてるんだろう
ほんと、生理的にあの人無理
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王宮に着くと、ハジメ達は真っ直ぐに玉座の間に案内された。
教会に負けないくらい煌びやかな内装の廊下を歩く
道中、騎士っぽい装備を身につけた者や文官らしき者、
メイド等の使用人とすれ違うのだが、
皆一様に期待に満ちた、
あるいは畏敬の念に満ちた眼差しを向けて来る
彼らが何者か、
ある程度知っているようだ
美しい意匠の凝らされた巨大な両開きの扉の前に到着すると、
その扉の両サイドで直立不動の姿勢をとっていた兵士二人がイシュタルと勇者一行が来たことを大声で告げ、
中の返事も待たず扉を開け放った
そこで、おもむろに手を差し出すと国王は恭しくその手を取り、
軽く触れない程度のキスをした。どうやら、教皇の方が立場は上のようだ
これで、国を動かすのが〝神〟であることが確定だな
そこからはただの自己紹介だ。国王の名をエリヒド・S・B・ハイリヒといい、王妃をルルアリアというらしい。金髪美少年はランデル王子、王女はリリアーナという
晩餐が終わり解散になると、各自に一室ずつ与えられた部屋に案内された
天蓋付きベッドに愕然としたのはハジメだけではないはずだ
彼は、豪奢な部屋にイマイチ落ち着かない気持ちになりながら、
それでも怒涛の一日に張り詰めていたものが溶けていくのを感じ、
ベッドにダイブすると共にその意識を落とした
おやす~み❤
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翌日から早速訓練と座学が始まった
まず、集まった生徒達に十二センチ×七センチ位の銀色のプレートが配られた
不思議そうに配られたプレートを見る生徒達に、
騎士団長メルド・ロギンスが直々に説明を始めた
メルド団長本人も、「むしろ面倒な雑事を副長(副団長のこと)に押し付ける理由ができて助かった!」と豪快に笑っていたくらいだから大丈夫なのだろう
もっとも、副長さんは大丈夫ではないかもしれないが……
「よし、全員に配り終わったな? このプレートは、ステータスプレートと呼ばれている。文字通り、自分の客観的なステータスを数値化して示してくれるものだ。最も信頼のある身分証明書でもある。これがあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ?」
は~い
「プレートの一面に魔法陣が刻まれているだろう。そこに、一緒に渡した針で指に傷を作って魔法陣に血を一滴垂らしてくれ。それで所持者が登録される。 〝ステータスオープン〟と言えば表に自分のステータスが表示されるはずだ。ああ、原理とか聞くなよ? そんなもん知らないからな。神代のアーティファクトの類だ」
「アーティファクト?」
「アーティファクトって言うのはな、現代じゃ再現できない強力な力を持った魔法の道具のことだ。まだ神やその眷属達が地上にいた神代に創られたと言われている。そのステータスプレートもその一つでな、複製するアーティファクトと一緒に、昔からこの世界に普及しているものとしては唯一のアーティファクトだ。普通は、アーティファクトと言えば国宝になるもんなんだが、これは一般市民にも流通している。身分証に便利だからな」
俺作れるやん……
やったぜ!
なるほど、と頷き生徒達は、
顔を顰めながら指先に針をチョンと刺し、
プクと浮き上がった血を魔法陣に擦りつけた
すると、魔法陣が一瞬淡く輝いた
彼も同じように血を擦りつけ表を見る
すると……
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南雲ハジメ 17歳 男 レベル:1
天職:錬成師・神・正体不明
筋力:10000
体力:10000
耐性:10000
敏捷:10000
魔力:10000
魔耐:10000
技能:錬成・言語理解・正体不明・物質創造・魔法創造・熱光線・無限転生・創造力・隠蔽・全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・無限成長・思考速度上昇・転移・我流〈流星剣技〉・我流〈流星拳技〉
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表示された
まるでゲームのキャラにでもなったようだと感じながら、
彼は自分のステータスを眺める。他の生徒達もマジマジと自分のステータスに注目している
とんでもないな……
今すぐ隠蔽しよう
隠蔽後……
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南雲ハジメ 17歳 男 レベル:1
天職:錬成師
筋力:10
体力:10
耐性:10
敏捷:10
魔力:10
魔耐:10
技能:錬成・言語理解
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これで良し
メルド団長からステータスの説明がなされた。
「全員見れたか? 説明するぞ? まず、最初に〝レベル〟があるだろう? それは各ステータスの上昇と共に上がる。上限は100でそれがその人間の限界を示す。つまりレベルは、その人間が到達できる領域の現在値を示していると思ってくれ。レベル100ということは、人間としての潜在能力を全て発揮した極地ということだからな。そんな奴はそうそういない」
いや、多分俺は100超えられるぞ……
「ステータスは日々の鍛錬で当然上昇するし、魔法や魔法具で上昇させることもできる。また、魔力の高い者は自然と他のステータスも高くなる。詳しいことはわかっていないが、魔力が身体のスペックを無意識に補助しているのではないかと考えられている。それと、後でお前等用に装備を選んでもらうから楽しみにしておけ。なにせ救国の勇者御一行だからな。国の宝物庫大開放だぞ!」
おおおおおおお!!
…………て、俺は特にもらえなそうだな
「次に〝天職〟ってのがあるだろう? それは言うなれば〝才能〟だ。末尾にある〝技能〟と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する。天職持ちは少ない。戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は千人に一人、ものによっちゃあ万人に一人の割合だ。非戦系も少ないと言えば少ないが……百人に一人はいるな。十人に一人という珍しくないものも結構ある。生産職は持っている奴が多いな」
錬成師は、置いといて…………
神ってのがよくわからんな
まあ、レベルが上がればわかるかな?
「後は……各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな! 全く羨ましい限りだ! あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな」
…………隠蔽で低くし過ぎたかも
まあ、いいか
めんどいし
メルド団長の呼び掛けに、早速、光輝がステータスの報告をしに前へ出た。そのステータスは……
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天之河光輝 17歳 男 レベル:1
天職:勇者
筋力:100
体力:100
耐性:100
敏捷:100
魔力:100
魔耐:100
技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解
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うわ~
やっぱりあいつか……
あいつら全滅するなよ……
てか、自分が全部持ってるじゃん、あいつと同じ技能
「ほお~、流石勇者様だな。レベル1で既に三桁か……技能も普通は二つ三つなんだがな……規格外な奴め! 頼もしい限りだ!」
「いや~、あはは……」
団長の称賛に照れたように頭を掻く光輝
ちなみに団長のレベルは62。ステータス平均は300前後、この世界でもトップレベルの強さだ
しかし、光輝はレベル1で既に三分の一に迫っている
成長率次第では、
あっさり追い抜きそうだ
ちなみに、技能=才能である以上、
先天的なものなので増えたりはしないらしい。唯一の例外が〝派生技能〟だ
これは一つの技能を長年磨き続けた末に、
いわゆる〝壁を越える〟に至った者が取得する後天的技能である
簡単に言えば今まで出来なかったことが、
ある日突然、コツを掴んで猛烈な勢いで熟練度を増すということだ
その団長の表情が「うん?」と笑顔のまま固まり、
ついで「見間違いか?」というようにプレートをコツコツ叩いたり、
光にかざしたりする
そして、ジッと凝視した後、
もの凄く微妙そうな表情でプレートを彼に返した
いや、そんな顔しないで……
隠蔽してるだけなんで
ほんとにすみません
「ああ、その、なんだ。錬成師というのは、まぁ、言ってみれば鍛治職のことだ。鍛冶するときに便利だとか……」
歯切れ悪く彼の天職を説明するメルド団長。
おい!!
そういうこと言うと……
檜山大介が、ニヤニヤとしながら声を張り上げる
「おいおい、南雲。もしかしてお前、非戦系か? 鍛治職でどうやって戦うんだよ? メルドさん、その錬成師って珍しいんっすか?」
「……いや、鍛治職の十人に一人は持っている。国お抱えの職人は全員持っているな」
「おいおい、南雲~。お前、そんなんで戦えるわけ?」
ほらきた~
はいは~い
戦えますよ~
なんせ、
チートがあるんで……
「さぁ、やってみないと分からないかな」
「じゃあさ、ちょっとステータス見せてみろよ。天職がショボイ分ステータスは高いんだよなぁ~?」
そういうなら弄ってオール100にしてやろうか?表示を
香織に惚れているくせに、
なぜそれに気がつかないのか
そんなことを考えながら、
彼は黒い笑みで(心の中で)投げやり気味にプレートを渡す
彼のプレートの内容を見て、檜山は爆笑した。そして、斎藤達取り巻きに投げ渡し内容を見た他の連中も爆笑なり失笑なりをしていく
ほんとに幼稚だな~
頭大丈夫かよ……
「ぶっはははっ~、なんだこれ! 完全に一般人じゃねぇか!」
「ぎゃははは~、むしろ平均が10なんだから、場合によっちゃその辺の子供より弱いかもな~」
「ヒァハハハ~、無理無理! 直ぐ死ぬってコイツ! 肉壁にもならねぇよ!」
次々と笑い出す生徒に香織が憤然と動き出す
しかし、その前にウガーと怒りの声を発する人がいた
愛子先生だ
つーか、おい、一般人を馬鹿にしてんじゃねえよ
「こらー! 何を笑っているんですか! 仲間を笑うなんて先生許しませんよ! ええ、先生は絶対許しません! 早くプレートを南雲君に返しなさい!」
ちっこい体で精一杯怒りを表現する愛子先生
その姿に毒気を抜かれたのかプレートが彼に返される
はあ……
しょうもない
「南雲君、気にすることはありませんよ! 先生だって非戦系? とかいう天職ですし、ステータスだってほとんど平均です。南雲君は一人じゃありませんからね!」
そう言って「ほらっ」と愛子先生はハジメに自分のステータスを見せた。
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畑山愛子 25歳 女 レベル:1
天職:作農師
筋力:5
体力:10
耐性:10
敏捷:5
魔力:100
魔耐:10
技能:土壌管理・土壌回復・範囲耕作・成長促進・品種改良・植物系鑑定・肥料生成・混在育成・自動収穫・発酵操作・範囲温度調整・農場結界・豊穣天雨・言語理解
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彼は死んだ魚のような目をして遠くを見だした(演技だが)
「あれっ、どうしたんですか! 南雲君!」とハジメをガクガク揺さぶる愛子先生
おおおい……
このステータス……
そっち系に関してはチートじゃねえか
「あらあら、愛ちゃんったら止め刺しちゃったわね……」
「な、南雲くん! 大丈夫!?」
反応がなくなった彼を見て雫が苦笑いし、
香織が心配そうに駆け寄る。愛子先生は「あれぇ~?」と首を傾げている
相変わらず一生懸命だが空回る愛子先生にほっこりするクラスメイト達
彼に対する嘲笑を止めるという目的自体は達成したものの、
上げて落とす的な気遣いと、
これからの前途多難さに、
ハジメは乾いた笑みを浮かべるのだった
これ、全部打つのマジで大変
技能追加
スキルを追加していいですか? 追加したいと思ってるスキルは(無限魔力・魔神化)二つです
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いいよ~
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駄目です
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無限魔力は要らない(魔神化は要る)
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魔神化要らない(無限魔力はいる)