War ThunderをVRでやってたら荒野に放り出されたんだが   作:COTOKITI JP

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もっと文字数増やした方が良いのだろうか……。


〜ラハマ直行便〜帰りの便? あ?ねぇよそんなモン。

トリヘイさんに案内されて着いた場所はまあまあ広い食堂。

近くのテーブル席に座らせられるとトリヘイさんは料理を取りに向こうへ行ってしまった。

 

一人残された俺、超好奇の視線に晒されてます。(心拍数114514)

やべぇ!皆食事中断してめっちゃこっち見てるぅぅゥ!!

 

早くトリヘイさん来てくれ!

アカンこれじゃ心臓発作で死ぬぅ!

 

「待たせたな。 ほれ」

 

生きてるぅ〜!(セルフ生存確認)

トリヘイさんが持ってきたこの料理……タコス?

タコスなんてあるんだなこの世界。

 

「ん?タコス知ってんのか?」

 

そうだよ(肯定)

 

この前家で作って食べようとしたら勢い余ってタコスの中にある具材を前方へ射出して机をチーズと肉とキャベツ塗れにした事があるからな(心の声)

 

「こいつはウチの社員が作った奴でな、ほらあそこにいる奴。 エドァルドって言うんだ。 俺達はアイツの頼みでラロって呼んでる」

 

へ〜エドァルドさんか。

……なんか白人だらけのこの食堂で肌の色といい顔付きといいあの人めっちゃ目立ってるな。

黄色人種の俺も同じか。

 

ていうかあの人絶対メキシコ人かそれに近い人だよな……?

 

「そうだ、そういえばお前の名前を聞いてなかったな。 なんて言うんだ?」

 

名前……本名でも良いんだけど……そうだ、War Thunderの方の名前にしよう!

 

俺の名前は………………

 

 

 

 

 

『スカ・ブリャト』だ!

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スカ・ブリャト。

 

そいつはそう名乗った。

エドァルドもそうだがイジツじゃ中々に珍しい名前だ。

ユーハングではこのような名前が当たり前なのだろうか?

 

ブリャトは二つのタコスをあっという間に食らいつくし、俺の話にただ耳を傾けていた。

 

最初は明日の出発時間とか、ラハマに着いた時の事とか大事な話をしていたが、最終的には酒が回ってきたのもあってただ二人で駄弁っているだけだった。

 

ユーハングには学校とか言う場所があるらしい。

国……街の上位互換的な所が親の代わりに金を払って子供を学校で学ばせる義務教育という制度があるんだとか。

 

羨ましいものだ。 ここにもあったらウチの社員を纏めてぶち込んでいる事だろう。

だが、ブリャトは好きか嫌いかで言えば嫌いと言っていた。

 

ユーハングでも色々あるのだろう。

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あーたらーしーあーさが来た。

 

きーぼぅーのーあーさー。

 

という事で、出発の日がやって参りました。

朝っぱらから早速滑走路に私の愛機と共に一式戦闘機三型が並んでおります。

 

「なぁ、ブリャト」

 

ん?

 

「昨日ブリャトの戦闘機を点検していた時にウチの整備員が違和感に気付いてな」

 

違和感……やっぱりここリアルだからどこかしら壊れてたのかな?

 

「いや壊れてたんじゃなくてな……何故か燃料が満タン(・・・・・・)だったんだ」

 

成程、確かにそれは奇妙だな。

 

いや待てよ……。

 

俺の戦闘機って何だかWar Thunderのシステムに基づいて動いてんだよね。

操作感もまるで変わらないし。

 

つまり……もしかすると…………ココってWar Thunderでいう飛行場の判定なのか?

 

だとしたら燃料が満タンなのも納得出来る。

まさか飛行場システムまで用意してくれるとはご親切なことだな。

 

「どうした? もしかして何か知ってるのか?」

 

いや? 多分誰かがこっそり入れてくれたんでしょ(すっとぼけ)

 

「うーむ、まぁいいか。 それはそれとして、早く乗るぞ。 なるべく午前中にラハマに着いておきたいんだ。 空賊の活動も活発化してきてるからな」

 

おかのした(搭乗)

 

他の皆はコックピットの中でなんかカチャカチャやってますねぇ!

 

まぁこっちはキーひとつでエンジン始動するんですけどね(ドヤ顔)

なんか皆が凄い驚いた目で見て来てますね。

そりゃそうか(納得)

 

「イナーシャハンドルも無しにエンジンが……」

 

「ユーハングの戦闘機は凄いな……」

 

いやぁそんなに褒められましても〜(お前じゃねぇよタコ)

 

おっ、無線が繋がりましたね。

 

《聞こえるか? 俺達が先に離陸するからブリャトは着いてきてくれ》

 

オッスお願いしまーす!

 

《よーし、じゃあ行くぞ!》

 

イクゾー!(離陸)




主人公の名前はスカ・ブリャトに決まりました!
作者がスラヴィックmeme好きだからね、しょうがないね。

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