War ThunderをVRでやってたら荒野に放り出されたんだが 作:COTOKITI JP
ぬわあああああああああああああああん疲れたもおおおおおおおおおおおおおん!!!!
もうかれこれ何時間飛んでるんですかね……。
座席が硬いからおしりが痛い……。
俺のケツマン壊れちまうよ……。
それに暇すぎる。
かと言って操縦放棄して寝る訳にもいかないし。
同じ風景が延々と続く中何時間も飛行するとか拷問かな?
そろそろラハマに着いて欲しいんですが…………まーだ時間かかりそうですかね〜。
《安心しろ、あと一時間くらいすれば着くはずだ》
ファッ!?ウーン……(意気消沈)
このままだと暇過ぎて死ぬナリ……。
そうだ、大声を出して気持ちを紛らわすナリ!
ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!(いつものBGM)
《ど、どうしたんだブリャト、急に大声出して》
い、いやなんでもな《社長!二時の方向に不明機を視認!》
おっ?やっとイベント開始か。
《数は!?》
《四機です!まだ機種は確認できませんが、全機戦闘機かと!》
《全機、戦闘態勢を取れ!ブリャトもだ!》
おかのした。
レーダーに映りましたね……ってあれ?
敵じゃなくて味方として表示されてますね……。
ってん? 今度は視界の端でなにか動いたぞ?
coffee beans:YO その機体、お前も俺達と同じだろ?
ファッ!? チャットになにか書き込まれてる!?
そうだ(閃き)、こっちも返信してみるか。
キーボードあるんだし。
Cyka Blyat114514:お前、もしかしてあそこにいる戦闘機?
あっネームタグ見えた。 先頭から順番にF4Uコルセア、F4Fワイルドキャットが二機、それとそこに日本機の零戦二一型が一機で何故かそいつだけネームタグが表示されない。
coffee beans:そうだぜ、コルセアに乗ってるのが俺だ。 後ろにいるの はゼロを除いて二機とも俺の分隊員。
jellyDonut:Hello mother ******.
Holy jesus:Hi、jellyDonutはあんまり気にしなくていいよ。 これが平常運転だから。 もう既に四回通報されてるし。
あれ?この人たちってもしかしなくても外国人か?
日本語使えるとか凄いっすね。
coffee beans:いや、どうやらここでは人種関係なく全員自分の国の言語に聞こえるらしい。 何故かは知らんが。
はえ〜。
《おい!アイツらこっちに来るぞ!》
攻撃が来ると思ってトリヘイさん達は身構えましたが、普通にこっちの編隊の横に引っ付いてきただけでしたね。
あれ?ちょっと待って!
coffee beans……コルセア…………。
転移する直前の記憶
パイロットが気絶しました
あなたを撃墜したプレイヤー coffee beans(F4U-1a コルセア)
_人人 人人_
>coffee beans<
 ̄Y^Y^Y^Y ̄
………………ハッ!!
お前かぁああぁああああああああああああぁぁぁ!!!!
なんつー再開だよ!!
運命的過ぎるわ!!
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今日はエリート工業が保護したというユーハング人が来ると言うので飛行場は少し慌ただしくなっていた。
滑走路は彼らを迎え入れる為に空いており、一機たりとも滑走路に入れるなとの事らしい。
滑走路の脇で隊員達と共に彼等が来るのを待っていたが、来る気配は無く、刻一刻と時が時が過ぎていった。
あまりに時間が経ちすぎて端でチカが撒き散らしていた文句も収まって静寂に支配された飛行場。
もう戻ろうかと思い始めたタイミングで、遠くからエンジンの音が聞こえてきた。
音の方角を見ると複数の機体が太陽光を反射して光っていた。
しかし、よく見ると機体の数がおかしかった。
「なんか三機多くない?」
「ここに来るのは一機だけでは?」
護衛機が三機とブリャト一機に加えて更に三機いる事に彼女らは疑問を覚えた。
やがてその七機の戦闘機は滑走路に着陸し、それから順次滑走路の脇に機体を停めて中のパイロットが出てきた。
そこにはエリート工業の護衛機とイジツではよく見かける戦闘機、零式艦上戦闘機二二型に加えて見た事の無い戦闘機が四機並んでいた。
一機は胴体が細く、逆ガル翼が大きな特徴だ。
二機目と三機目はずんぐりとした胴体で不格好に思えた。
残りの四機目が一番格好良く見えた。
液冷エンジンを積んだスラッとした胴体に角張った主翼と風防。
そして何よりも彼女達の目を引いたのはその戦闘機の塗装だった。
見た事の無いエンブレムが胴体両側面と主翼に描かれ、これまた見た事の無い文字があった。
更に機首にはシャークマウスが描かれていた。
こんなにノーズアートがてんこ盛りなのはあの戦闘機だけだ。
「これは……凄いな……」
その圧倒的自己主張の激しさに彼女は瞠目した。
本来ノーズアートというのは敵機への視認性を高めてしまうので余程のエースパイロットでもない限り描く事は無かった。
事実上のエース部隊であるコトブキ飛行隊でも大層なノーズアートは描かないようにしていた。
それを彼の機体にはベタベタと至る所に描かれているのだ。
まるで見つけて下さいとでも言っているかのように。
いや、見つけて下さいと言うよりも、どちらかといえばこれ程のノーズアートは
と言っている方が正しそうだ。
他の戦闘機のパイロット達と話している彼を見ながら、彼は間違いなく自分達の予想を超えるエースパイロットだと確信した。
Holy jesus……jellyDonut……うっ頭が……(アメリカ兵並感)
詳しく知りたい人は映画、フルメタル・ジャケットの英語版を見よう!
評価上がれ上がれ……(届かぬ思い)