聖杯、其は万能の願望器、そして、聖杯を巡る戦い、聖杯戦争は生き残った魔術師のみが、聖杯を得る。
第2次聖杯戦争、それは、人食い鬼が徘徊する時代で、行われた。
「なあ、炭治郎~さっき拾った紙何て書いてあんだよ~いい加減教えてくれよ~」
田舎道を歩く二人の少年、一人は炭治郎と呼ばれた箱を背負った少年
「まったく、一回だけだぞ、善逸」
一人は黄色い着物を着た善逸と呼ばれた少年
みたせ
「じゃあ、開けるぞ、えーと、閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する。告げる。汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うのなら応えよ。誓いを此処に。我は、常世総ての善と為る者、我は常世総ての悪を敷く者。汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」
文を読んだのは炭治郎。だが、意識は星の抑止力にて操られーそして、読み終える。だが、偶然な事に、同時刻に複数の詠唱を歌い上げたものがいた
「問おう、貴方が私のマスターか」
「問おう、貴様が余のマスターか」
「君が、私を読んだマスターか」
3人の声の響いた直後、もう一人、萌木色の長髪、男とも女ともとれる、中性的な見た目、だがその体は、細く強靭な筋肉で包まれ、簡素な服も相まってか完成された獣を彷彿とさせる。
君
「問おう、星が僕を読んだマスターかい、ああ、分かっているよ。もう僕に命令しおえた後なのだから。人類を守る、其が、君の願いなのだとしたら、安心して欲しい、僕が守るからね」
その、人形ーエルキドゥは子供に言い聞かせる様に星の願いを承諾した
「おや?懐かしい気配を感じるね、君もいるのかい、ギル、ああ、また君と会えるなんてね、これは祝福だ。ーーー。ーーーーーぁ。ーーーー。ーーーーーーーーーーー。」
エルキドゥは誰かが居る事が分かると、開戦を告げる歌を歌う
暗い、建物の間、鬼舞辻無惨は、人を襲い、食らっていた、だが、哀れかな、歩いて来る者が一人喰われるのだ。ただそれが、まだ死んだ事のない人間だったのなら。
「見てしまうとは、可哀想だが、やれ」
男の後ろに控えていた二人の鬼は襲いかかる、手鞠を投げ、矢印を放つ、当たれば肉が飛び散るだろう、だが、鬼達の予想は、驚愕にかわる。歩いてくるのは、ライダースーツの元となるべく産み出された衣装に身を包む男、金色の髪と魂をね踏みされているような、底冷えする、強い我を感じさせる深紅の瞳、溢れでる自信、そして、一言
オレ
「誰の許しを得て、我を視ている、雑種共」
男の背後の空間が金色の歪みに変わる、歪みから覗くのは、心臓を貫くであろう凶槍が、至高の斧が、王を選定する聖剣が、鬼の数と同じ数の至高の武具が、射出される、手鞠が、矢印が、嘲笑われるかの如く、突破される。鬼達が、驚愕に染まるなか、男は、傲慢な物言いで言う
「せめて、その散り様で我を興じさせよ」
其は、言うので有れば死刑宣告、命中、鬼達は、弾ける、血が、肉が飛び散る、だが、武具は勢いを緩める事はない、当然か、相手が死徒で在れば話は違った、所詮、たかが鬼、死徒の紛い物以下、王の力の前には、そんな紛い物以下が立つことすら烏滸がましかった、だが、その不死性故か再生するだが先程とは違いその目に畏怖を抱いて
鬼舞辻無惨は、ここまで明確な、恐怖を感じた事はない、殺されかけた事はある、だが、なんとかなった、だが今回は違う、先程、射出されたのが、不死殺しの武器だったら、呪いだったら、己は耐えられたのか、否、殺されていた、鬼舞辻無惨の股間から生温かい液体が溢れでた、圧倒的な、力を前にした、自身が頂点だと心の何処かで確信していた、
だが、それは、王の威光にて砕かれた、もはや、死神と生まれたての子供を比べるようなもの、だが、それ故、生き残れたのか、運が良いといえばそれまで
「成る程、死徒の紛い物とはな、せめてもの慈悲を与えてやったと言うのに、王の慈悲を無下にするその行い万死に値する、我を本気で怒らせたようだな、雑種ー」
改たに出た、呪いの武器が、不死殺しの武器が、人類の至宝が顔を覗かせる、これが射出される時、それは、鬼の王の死を意味するだが、運が良いことに、それは撃たれず時間だけが過ぎる
「居るのか、エルキドゥ·······雑種共、我は今気分が良い、我の大海より広い心で此度の無礼許してやろう、では、特失せよ、雑種」
鬼舞辻無惨は逃げ出す、その背に王は言う
「今のうちに死んでおけ、さもなくば、········」
最後の方は大きな音に阻まれ聴こえなかった
鬼舞辻無惨が·················まで、·············日