咲「ドロー!モンスターカード!」   作:シベリア大ウナギ

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答え合わせ編です。
これ以外に矛盾がなかったらいいなぁ


疑念 そして再戦

京太郎(まずさっきの決闘での違和感を並べると…

・何故か途中まで残された『錬装融合』

・明らかに『森羅』とシナジーのなさそうな『おジャマ』『裏ガエル』

・の割に森羅の効果で当てまくっている。

・スルーされた『シャーマン』の効果。

・急に当たらなくなった『オーク』。

・『異次元の指名者』の宣言が『緑光の宣告者』

・最終的な俺のライフが200…いわゆる鉄壁、がけっぷち状態。エクストラモンスターゾーンのごたごたがなかったら100だった。

・新マスタールールは知らないのに持っているリンクモンスター

・『一撃必殺!居合ドロー!』が確実に当たるかのような口ぶり。

・えぐい程よかったラストターンのドロー

そして決闘外では、引き寄せまくっているオリジナルカード

この情報を纏めて、とりあえず、咲が手加減したことを認めてもらおう。それがまず第一段階)

 

咲「な、なに言ってるの?京ちゃん?」

 

京太郎「まず最初の違和感は、『おジャマジック』だ。そんなカードは普通『森羅』の中には入れない。『裏ガエル』も同様だ。」

 

咲「どんなデッキ組もうと、人の勝手でしょ?私の仲間達を馬鹿にするつもり?それに、なんでそれが私が手加減したことになるの?」

 

京太郎「そのデッキを組んでおまえが使いこなせているからだ。馬鹿にするつもりはない。それに、それならなんで『シャーマン』の効果をスルーしたんだ?」

 

咲「当てられる気がしなかったからだよ。私のデッキの植物率知ってるの?」

 

京太郎「知らない。でも、『リーフ』『オレイア』は当ててたろ?つまり、咲は時折いる『特殊な決闘者』かと思ったんだよ。あんな勢いでオリジナルカード引き寄せる決闘者なら、むしろそうでないとおかしい。」

 

咲「…へぇ?」

 

京太郎「その2枚と『シャーマン』の差は、たぶん『2枚以上かどうか』。そして『錬装融合』、『一撃必殺 居合ドロー!』のことも考えると、咲。お前は『デッキの一番上以外を操作する力』を持っているんじゃないか?」

 

咲「…さすが京ちゃん。正解だよ。でも私は全力で戦った。手加減はしてないよ。」

 

京太郎「でも、じゃあなんで『オーク』を外したんだ?」

 

咲「…発動制限が、あるんだよ。1ターンに3回までしか使えない。」

 

京太郎「で残りの1回は『錬装融合』に使ったと…でも、じゃあなんで『異次元の指名者』で『緑光の宣告者』を宣言したんだ?」

 

咲「っ!『ブラック・コア』で、『クリスティア』を、除外したかったから、だよ」

 

京太郎「でもおかしいな。ちらりと見えたお前のデッキには、『森羅の水先 リーフ』と『森羅の影胞子 ストール』がそれぞれ3枚ずつあった。『朱光の宣告者』を除外して、『リーフ』で『リーフ』を墓地に送って『クリスティア』破壊、『オレイア』で『パペット・プラント』の代わりに『ストール』を墓地に送って『天空の聖域』を破壊すれば、もっと追い詰められた。ドローは『クリスティア』固定、手札は『緑光の宣告者』『神聖なる球体』『神秘の代行者 アース』。非公開情報は何一つなく、公開情報では突破できない。完全に詰みってやつだな。もちろん、『緑光の宣告者』で止められたけど、それをした場合も言わずもがな。今回と同じような結末から、手札から『アース』が消える形になる」

 

京太郎「それに、最後の俺のドロー、どこまで干渉できるのか知らないけど、あれも咲の仕業じゃないのか?」

 

咲「っ…」

 

京太郎「俺はな、咲。ただ決闘がしたかっただけなんだ。確かに楽しかったけど、それじゃお前が楽しくないだろ?」

 

咲「っ!!」

 

――咲に手加減されたって何にも楽しくないよ!さっさといつもみたいに黒いカードとか出してよ!――

 ――咲、勝つための決闘をしなさい。強い決闘者は、その力をふるう義務があるのよ――

 

咲(私は…また…決闘で…人を傷つけてしまう…)

 

京太郎「そんな決闘をするようになったきっかけっていうものがあるんだろ?新マスタールールを知らないのにリンクモンスターを持っていた所から見ると、強すぎるカードと運で疎まれたと推測するんだが…教えてくれないか?お前の心を、少しでも軽くしてやりたい。」

 

咲「嫌…嫌…嫌…!」

 

京太郎「っ!(結論を急ぎすぎたか!?第二段階の話を聞きだすのはもう少しゆっくりやればよかったか!?)」

 

咲「イヤーー!!」

 

ペラッ

 

京太郎(ん?なんだ?このカード)

 

『アルカナフォースXXI-THE WORLD』

 

ピカーーー!

 

京太郎(なんだ!?この禍々し…くはないけど黒ずんだ光は!)

 

 

咲?「そこの小童…我と決闘しろ…」

 

京太郎「…咲?」

 

咲?「咲ではない…我はアルカナフォースXXI-THE WORLD」

 

THE WORLD「なんだ?この非効率的なデッキは…20枚程削ってやる…」

 

バサァ!

 

京太郎「!咲のカードを!」

 

THE WORLD「ならば小童…そのカードをそなたが使うか?使いこなせる道理などありもしないが…」

 

京太郎「っそれは…(チラッ)」

 

捨てられたカード

隣の芝刈り

グローアップ・バルブ

ダンディ・ライオン

ジェット・シンクロン

スキル・プリズナー

ブレイクスル-・スキル

 

京太郎(!汎用的な墓地発動系のカードばかり!これはたぶん…そしてあいつもたぶん…)

 

京太郎「ああ、いいぜ…咲のカードをつかった決闘…受けてやるよ…」

 

京太郎(何はともあれ第三段階である『心の闇の解消のための決闘』に限りなく近いんだ…不安なのは俺の実力不足…おれの本物のデッキを使うがそんなに変わんねぇ…)

 

京太郎「遊星さん…城之内さん…咲のカード…力を、貸してください…!」

 

「「決闘!!」」

 

京太郎LP8000

 

VS

 

THE WORLD LP8000




というわけで次回、京太郎VSTHE WORLDです。
第2話のことを考えるとやっぱり時間がかかるかもしれません…
頑張って執筆させていただきます!

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