RWBYの世界観ですが、world of remnantという解説回が不定期で配信されてます。
独自設定と乖離するのでは?とヒヤヒヤしながら観てましたが、大丈夫だったので安心しました。
あまりに驚きすぎてで逆に冷静になった気がするので、ここはシンダーについてまとめとこう。
シンダーはRWBY第1期から第3期までの黒幕を務めたキャラだ。その性格は不遜にして狡猾。
セイラムの部下である彼女はアカデミーに封印されたレリックと乙女の力を狙い、彼女によって第3期ではルビー達の友達のペニーとピュラが殺され、ビーコンアカデミーは崩壊、世界に混乱と恐怖が振り撒かれた(ペニーはアンドロイドなので後に復活したが)
戦闘能力はとても高く、秋の乙女という超人を打倒した事からもその強さは窺える。
レリックとか秋の乙女は何なんだよと思った方も多いだろう。RWBYは第3期までは有名なのだが、第4期以降は見ていない人もいるかもしれない。
レリックや季節の乙女に関する詳しい説明は4期以降にあったのだ。
なので詳しく知らない人に説明させて貰うと、この世界にはレリックと呼ばれる特別なアイテムがあり、それの番人としてオズという1人の魔法使いが4人の女性を選び、彼女らに力を渡した。
彼女らは4季節の乙女として代々その力を受け継ぎ、4大国のアカデミーに封印されたレリックを守っていた。(本編中の乙女の殆どが乙女とは言えない年齢なのは言ってはいけない)
レムナントに存在する魔法使いはそのオズとセイラムの2人しか存在しない。
何故なら彼らは旧時代の人間であり、旧時代の人間は神様に反乱し滅ぼされたからだ(なお元凶のセイラムは生かされている模様)
じゃあセンブランスは何なんだよと言われると解説に困るが、少なくともダストは魔法文明による産物だと言われている。(石炭みたいに結晶化したのだろう)
ちなみに魔法使いである2人だが、勿論今も生きている。セイラムは元々神様に不老不死の呪いを受けているし、オズは彼女を止めるため神様によって遣わされ、その時に肉体が死んでも魂を転生させられるようになった。
この辺はマッチポンプじみているが、レムナントには神様が2柱いて彼らの仲が良くないためにそう感じられるのだろう。
話が二転三転してしまったが、要約すると
・シンダーさんが強い!
・レリックが奪われると世界の危機!
・それを守るも乙女も殺されると世界の危機!
っていう感じである。
「というわけで今日の授業は無いので、皆さんは寮に戻り荷物の整理をして、ルームメイトと親交を深めて明日の授業の準備をしてください」
ようやくショックが抜け出した頃には入学式はもちろん、初日のオリエンテーションも終わったところだった。
先生にも言われたので早めに教室を抜けて寮に戻ろう。こっちを見てるシンダーさんが怖いし。
実際のところシンダーが何故ここにいるのか?バックにはセイラムがいるのか?など、分からない事だらけな現状で接するのは危険だ。
もう遅い気がするって?それは僕も思ってるところだ。だからこれは一時退却的なあれだ。一旦寮に戻って落ち着いて日記でも書いて落ち着こう(支離滅裂)
ルームメイトはファウナスということもあり個性的ではあるものの、原作に登場するキャラではないのでとても安心した。これで更に原作キャラが登場したら僕はパンクしてたかもしれない。
「アダムはもう勉強するの?やっぱ成績優秀者ともなると勉強熱心なんだね」
「今は日記を書こうとしているだけだ、カラバ」
カラバ・シルバは猫のファウナスでブレイクみたいな猫耳(色は灰色だが)を持った少年だ。拾ってくれたご主人に恩を返す為に一流のハンターを目指しているらしい。
なんだかシンパシーを感じるとても人が良さそうな子だ。
「この日記、読めないんだけど」
「ハンナ、人の日記を勝手に覗くな」
ハンナ・イーゲルは見たところファウナスらしい特徴は見えないが、ハリネズミのファウナスらしい。かなりのマイペースだと思われる。
「この言語、暗号か何かかしら? それにしては複雑で文法からして違う気がする。所々では明らかに異なる種類の言語が使用されているし...」
彼女もまた成績上位者の1人であり、日本語で書いてる日記(原作のことを知られるとヤバいので)を見て解読しようとしている。こいつ、天才ってやつだな?
「サンクタムは思ったより才能ある生徒が多いな」
「まぁ腐っても大陸最大の都市だし、特にファウナスは風当たり強いんだから成績良くないと舐められるもんね、カラバ」
「うぐっ」
ハンナがカラバの方を見て言った。コイツ結構イイ性格してんな。シンダー程ではないが。
「べっ、別に平均は超えてるもん! 寧ろ2人が凄すぎるだけだよ!」
「まぁこれからの頑張り次第で成績なんて変わる。カラバが頑張れば成績上位者にだってなれるさ」
「そうそう!アダムの言う通りだよ!」
「その言葉を自分で言えない時点でカラバはダメそうな気がするわ」
ハンナのトゲのある言葉にカラバは撃沈した。
あ、今のは言葉のトゲとハリネズミのトゲを掛けた高度なギャ
「おい、私から逃げるとは良い度胸をしているじゃないか」
うわあぁぁ!ラスボスが来てしまったぁぁぁ!!
「ハンナの客じゃないか?」
「アダムのでしょ(無慈悲)」
「ふん、貴様はアダムというのか。今の無礼は忘れてやろう」
当然のようにシンダーは部屋に入って来た。僕...死ぬのか...?
「紹介が遅れてすまない。俺はアダム・トーラスだ」
「カラバ・シルバって言います。よろしくね」
「ハンナ・イーゲルよ」
「私はシンダー・エイラだ」
あれ?そういえばシンダーの名字ってフォールじゃなかったか? それともフォールは偽名だったのかな。
「それでアダムとシンダーは知り合いなの?」
「昨日コイツが話しかけてきたのだ。あれはナンパか?私にナンパしにきたのか?」
「俺はナンパ男から君を助けた方だよ!」
こ...コイツ明らかにこちらをおちょくってきてる...!
「アダムって思ったより良い人なんだね」
「貴方はさっきフォローして貰ったのをもう忘れたのかしら?」
シンダーもハンナも毒が強すぎる(焦燥) やはりRWBY世界では女子が強くて男子はクソザコになる運命なのか!?
ここはなんとかして話の主導権を握らないと...!
「それで?ここに来た用事はそれだけじゃないんだろう?」
「用事もなにも、挨拶以外に来る理由などないが?」
原作でのシンダーは計画の上で無駄な行動や任務の失敗、遅延は許さない非情な人物だった。そんな彼女がやって来るということは何かがあるに違いない(疑心暗鬼)
「き...昨日の礼はまだ貰ってないぞ?」
「あぁ、あの時は荷物運び御苦労だった。お蔭で楽でき...助かったよ」
「今楽出来たと言わなかったか?」
それにナンパ男から助けられたことは完全に忘れてやがる...!
「それじゃあ挨拶は終わっただろう。また明日な」
「...まぁ明日も早いし、今日はこれぐらいで勘弁してやろう」
そう言ってシンダーは帰って行った。なんか授業も無いのに一気に疲れてしまった。
「なんというか強烈な女の子だったね」
「思ったより面白いわね、貴方」
「...お褒めに預かり光栄だよ」
さっきまでは警戒していたが、実際に話してみた感じ今のシンダーは原作並みに傲慢さは溢れてるが、悪人という感じはしなかった。
それに彼女が悪人でないと思う理由もある。
原作の彼女は留学生と偽り、ビーコンアカデミーに潜入するのだが(そのためシンダーさんじゅうななさい、とか散々な渾名でファンから呼ばれる)その時の彼女はむしろ丁寧で礼儀正しい感じだった。
それに比べれば、今の彼女は大分素の状態な感じがする。
それにセイラムと内通していると仮定したとすると、サンクタムに来ている理由が分からないのだ。
ミストラルにおいてレリックを封印されているのはヘイヴンアカデミーだし、恐らくそれはセイラムも予測できるはず。
そういう意味でセイラムの配下がサンクタムに通う意味はないと言い切れる。
まぁ100%信頼するわけではないが、普通に喋っても問題は無いだろう。
もしセイラムと繋がっていたとしても、僕が彼女を知っている事がバレなければ何の問題も無い...きっと、多分、恐らく、メイビー。
よくよく考えてみれば、この世界においての1番のイレギュラーは僕自身なのだ。僕はこの世界の真実にかなり近いし、ある程度の未来は予測できる。
そう考えれば、今のシンダーにある程度の警戒心は抱いても恐れる必要までは無いはずだ。
今日は疲れたし日記はお休みしよう。2日目で休むなんて典型的な三日坊主じゃん、っていうツッコミが聴こえてくるが逆に考えて欲しい。学校も仕事も休みがあるんだから日記にも休みがあってもいいだろう?
はい、明日からは毎日しっかりやります。
☆☆☆
私はハンターになりたいとは思ってアカデミーに入学したわけではなかった。
かつて私は義母に拾われ、彼女の経営するホテルで働かされた。2人の義姉からは灰被りの女と虐められ、満足に食事することも許されなかった。
毎日出入りする豪華に飾り立てた客達を横目に私は床に這いつくばって埃を掃除し、空腹は客が残した残飯を食べて紛らわす。そんな日々に絶望していた私は1人のハンターと出会った。
その男は私にハンターになるという1つの道を教え、またそのための技術も彼は教えてくれた。
私は何年も義母達からの屈辱を我慢し、それと並行して奴らから逃げてハンターとなるために力を蓄えた。
だが、私は気付いたのだ、逃げるだけならハンターになる必要など無いと。
義姉達に隠していた武器が見つかってしまった私は彼女達を殺した。それをあの男に見られて捕まりそうになったが、返り討ちにしてやった。
全てを捨てて逃げた私は自由に生きる為、そして更なる力をつける為にハンターのアカデミーに通うことにした。
ハンターにも勝てた実力なら試験は間違いなく合格するだろうし、何の後ろ盾の無いまま生きようとしたところで以前のようなことになるのは想像に難くなかった。
この世は力が全てなのだ。弱い者が助けを呼んだところで助ける人などいない。助かる為には力を手に入れるしか無い。そうして入学手続きが済みあの男と出会った。
最初はその辺のお人好しと同じだと思い、そんな奴等が大嫌いな私は義母達が私にする仕打ちと同じようにした。
そうすればヒーロー気取りの偽善の仮面は崩れ、怒って本性を表すだろうと思った。
だがアイツは底抜けにお人好しで、そして見た目よりも愉快な奴だった。
私はハンターやヒーローのことが大嫌いだ。奴等は偽善的な言葉や平和主義的な言葉を並べ、その癖に平気で弱者を裏切る。
私がどれだけ助けを求めても、結局あの男は私を助けてくれなかった。
だけど、もし、助けを求めたのがアダムだったらどうなっていたんだろう?
昨日のように助けに来たんだろうか?
...何を馬鹿考えをしているんだ、私らしくもない。終わったことを考えるなんて無駄だ。
なにより昨日会ったばかりの人間に期待するなんて、私の嫌いな人間どもとなにも変わらないじゃないか。
大事なことはただ一つ。今の弱い立場から私がどうやって這い上がり、自分の居場所を手に入れるかだけだ。
そのためには何だって利用してやる、勉学の才能だろうがセンブランスだろうが、もしくは...友人だろうが、私は自分のためなら喜んで差し出してやる。
まぁ、暫くは学校生活に集中した方がいいかもしれない。幸い寮の奴等も先生どももお人好しばっかりで私の本性に気付いていない。
アダム達の前では今更猫を被ることはしなかったが、どうせアイツ等が指摘したところでファウナスの言うことだ。私の成績に嫉妬して悪評を流したとでも思われるだけだ。
まぁアイツ等は成績も良かったし恐らく戦闘能力もあるのだろう、利用価値があるから仲良くするのも良いかもしれない。
そう考えればちょっと威圧的に接した所為でアダムには怯えられている気がする。
明日からは少し優しくしてみるか。
☆☆☆
「なんか身体の震えが止まんないんですけど」
「アダムはメナジェリーから来たんでしょ?もしかしたらもうホームシックになったのかもね」
「まぁメナジェリーには人間なんて居ないし、あそこまで落ち着ける場所は無いものね」
この震えはホームシックではないと思うが、そう言われるとメナジェリーに帰りたくなってきた。というかとてもブレイクに会いたいです(シスコン並感)
この寂しさはカラバの猫耳を触ることで癒されるしかない! だけど会ったばかりの人が触って来るのは気持ち悪いと思われるし、なんか話の流れから触れないだろうか?(コミュ障チャレンジ)
「2人はメナジェリーに居たことが?」
「僕は聞いたことしかないなぁ」
「私は一時期は住んでたわ。だけど窮屈になって家族で引っ越したの」
ハンナは自由な子だし、イメージがしやすいな。カラバは拾われる前まで苦労してきたんだろう。
「俺もカラバみたいに拾われてメナジェリーに住むようになった」
「そうなの!? なんか親近感わくね!」
「へー、じゃあその前はどこに居たのかしら?」
この流れの時点でコミュニケーション失敗した感がするが、言わないのは不自然だし...まぁ自信を持っていえば大丈夫な気がする!
「マントルだ」
「あっ(察し)」
「貴方も苦労してきたのね」
深い同情をされた上に会話も終わってしまった。やはり失敗か...(コミュ障チャレンジ)
「今はギラさん達に拾われて幸せだから気にしてはいない」
「えっ!ギラさんって?」
「まさか、ホワイトファング指導者にしてメナジェリー代表のギラ・ベラドンナのことかしら」
あー、さらに墓穴を掘ったかもしれない。いや、遅かれ早かれバレるのは分かっていたし、今のホワイトファングは文字通り白(平和)の牙。
別にバラしても問題ない気がする。ここにいるのはファウナスオンリーだし。
「...そうだ。俺もここを卒業したらファングに所属するつもりだ」
「へー、そのために力をつけてるんだね!」
「貴方がファングに所属する理由は何かしら?」
カラバは俺のことを疑わない純朴少年だが、ハンナは僕がテロリストとして危険な人物じゃないかと疑っているのだろう。
ハンナの気持ちは当然だ。それが分かるからこそ、原作においてファングの構成員であったブレイクとも和解したチームRWBYの友情が凄いと思えるのだから。
「俺がファングに入りたいと思った理由は、ギラさん達に貰った恩を返し、彼らのような優しいファウナスが人と仲良くする光景を見たいからだ」
そうだ、彼らのような方がファウナスだから、という理由で人々から追い出されるのを、僕ははいそうですかと認めたくない。
そしてファウナスと人間の友好に暴力は必要無いのだ。必要なのは対話、そして彼らの意思を継ぐ若者だ。
「今もファウナスは差別されている。だが、ファウナスの中にも素晴らしい者がいると分かれば、人々の見る目は少しずつ変わって来るだろう。そうなる上で暴力に訴えるのは1番やってはいけないことだ。憎しみの連鎖は俺達が終わらせないといけない」
突然熱く喋った僕に2人は驚いていた。というかこれはドン引きされたのでは?
拝啓尊敬するベラドンナ夫妻と愛するブレイクへ、僕の心は折れそうです。
「感動したよ!僕もホワイトファングに入りたくなってきちゃった!」
「私も貴方のこと見直したわ。疑ってごめんなさい」
あぁ、良かったぁ。引かれてはいないみたいだ。流石に同族からも引かれてたら闇堕ちしてたかもしれない。
「それは良いんだが、俺がホワイトファングであることは俺達だけの秘密にしてくれないか?」
「まぁ他の人は貴方の事をを信じそうにないものね」
「うん!いいよ!」
あぁ”〜2人の優しさが身にしみるわ〜。
これは今日は安心して寝れるだろう。
「恩に着るよ。じゃあ明日もあるし寝ようか」
「うんおやすみ」
「おやすみなさい」
こうして入学初日はなんだかんだ充実した1日になったのであった。
あ、猫耳を触るのを忘れてた。まぁ次思い出した時に頼むとするか。もしくは急に触ってもスキンシップのうちに入るか...?
アダムはホワイトファングのことになると早口になります。
だけどブレイクのことになるとその比ではなくなります。
シンダーに関しては捏造してすみません!なんでもしますから!
ちなみにシンダーとの恋愛ルートなんてものはありませんし、童貞拗らせているアダムくんに恋愛は出来ないです(無慈悲)