今回の前部分は解説回です。
world of remnantをご視聴の方は既にご存知のものであると思います。
サブタイトルってどうやって決めればいいんでしょうかね?
今日からサンクタムの授業は始まった。
授業は普通の学校と同じような数学や歴史がある一方、科学のかわりにダスト学やハンター学など僕には聞き覚えの無い授業もあった。
さらにこれにハンターになる為の訓練もある。僕の前世の経験はあまり役に立たないかもしれないな。
今は歴史の授業の最中。レムナントの歴史は、大雑把ではあるが8割ぐらいは覚えているので、大雑把にノートを取りながら日記を書いているのだ。
「今のレムナントは人々が協力してグリムに対抗しているが、昔はそうであったわけではない。ヴェイル、ミストラル、マントル、ヴァキュオの4国が生まれ今に至るまでに一度、大規模な戦争があった」
「これが大戦と呼ばれる、レムナントの記録にある限り最も大きな戦争だ。そしてその原因は4大国の複雑な思惑にあった」
「元々安全な土地に根付いたヴェイルとヴァキュオとは違い、ミストラルとマントルは土地を征服、開拓して生まれた国だ。他国の支援が欲しい2国は同盟関係を結んだ」
「ミストラルは極寒のマントルでは手に入らない資源を提供、マントルはその進んだ技術をミストラルにもたらし、ミストラルはアニマ大陸の征服を完了した」
「だが、突然マントルは奇妙な法律を作った。それは人々が芸術や自己表現をするのを禁止するものだった。ではマントルがこの法律を作った理由が分かる人はいるか?」
「はい」
「ではアダム」
「グリムは人々の感情によって引き寄せられます。だからマントルは国民の感情を抑圧することで、グリムの脅威を減らそうとしたんだと思います」
「正解だ。マントルのこの法律は同盟関係にあるミストラルにも影響が及んだ」
「ミストラルはその時から優れた芸術の文化を持っていため、マントルの法律は国民には受け入れられなかった。そこでミストラルは法律の一部を受け入れる事を認めた」
ここでは法律の一部を受け入れるとボカされた表現をしているが、実際のミストラルの所業は最低だと言っていいだろう。
彼らは表向きには芸術を禁止し、裏では中央の権力者達が芸術を独占。ミストラルで元から根付いていた貧富の差はさらに広まった。
ヴェイルやヴァキュオでは、そんなミストラルとマントルに反感を持つ者が多かった。既にこの時から戦争は避けられなかったかもしれない。
「ミストラルとマントルの同盟は続き、その勢いはヴェイルのあるサナス大陸にまで及んだ。そうして大戦は始まってしまった」
「ミストラルにはマントル、ヴェイルにはヴァキュオが味方し大戦は更に過激になった。グリムの侵攻も激しさを増し、このときの人類は絶滅に向かっていたと言っても過言ではないだろう」
「その大戦はミストラル陣営の勝ちが予想されたが、勝ったのはヴェイルだった。ヴェイル側のダスト供給源であるヴァキュオのダスト鉱山が狙われた時、ヴェイルの王は自ら戦士として戦争に参加した。彼は敵を蹂躙し、その剣と笏によって多くの敵を葬った」
「...まぁ、歴史には多くの誇張がある。歴史家はミストラル側はヴァキュオの砂漠に慣れていなかったことが敗因である、と予想している」
「とにかく、ヴェイルは大戦に勝利した。世界はヴェイルによる支配を望んだが、王はこれを拒んだ」
「その代わりヴェイルの王は4大国が二度と互いに争いをしないように条約を締結、領土の分配や奴隷制の廃止、政府の再編をした」
「そして、最後には彼は各国にアカデミーを設立した。彼の信頼する部下によってアカデミーは運営されて人々はグリムと闘う術を学び、今の平和な世の中となった」
このように歴史に大きな影響を与えたヴェイルの王であるが、僕はオズがヴェイルの王だったのではないかと思っている。
オズはその魂を代々転生させており、現在はオズピンという名でビーコンアカデミーの学長をしている。
何故そのオズがヴェイルの王だったのかの一番の理由がそれだけ偉大なことをした王の名前が伝わってないというメタ的な理由であるが、彼の行動は一貫して平和主義的であることもこの説に拍車をかける。
本編を観ている人なら分かるかもしれないが、オズ(原作でのオズピン)は一見全てを見透かしているように見えて、その行動は後に徹することが多く、彼は人々の平和を疑っておらずその中に脅威が迫っていることに気がつかなかった(正確には気がついていたが対策が出来なかった)。
それは彼の勝利条件がレリックを守ることにあることにもあったかもしれないが、彼のその場当たり的な行動はヴェイルの王にも共通する。
ヴェイルの王はミストラルがサナスに侵攻したときにも平和的な思想を崩さず、その土地をヴェイルとミストラルが共有することにこだわった。それが多くの国民から反対されたにも関わらずだ。
結果的にその行動が身を結ぶことはなく、ヴェイルが滅ぼされる寸前に彼は動き、その力で戦争を終わらせた。
僕の説ではミストラル陣営は不慣れな砂漠戦ではなく、歴史の通りヴェイルの王(オズ)が敵を無双したことが敗因だということになる。
そして戦争に勝利したオズは人々が二度と戦争を起こさず、グリムの脅威に立ち向かい、ついでに自分がレリックを封印する場所にする為にアカデミーを作った。
そう考えると、何故アカデミーの地下深くにレリックがあるのかの理由としてしっくりくる。
まぁもしかしたらオズがビーコンアカデミーの学長になってから他の学長と連携してアカデミーにレリックを封じたのかもしれない。
そんな感じでオタク特有の考察を交えると歴史の授業はとても楽しく過ごせた。次の授業は訓練で平和にはならないだろう。気合いを入れるとしよう。
RWBYの舞台であるビーコンやヘイヴンを中学校や高校だとすると、サンクタムアカデミーは初等部...つまるところ小学校だと思えばいいだろう。
ハンターの卵である生徒は、ここで戦いの基礎やハンターとしての心構えを学ぶ。次の授業は戦闘訓練だと聞いて少し不安だったが、最初の授業は基礎の基礎、オーラについて学ぶというものだったので安心した。
「オーラとは生命力のことであり魂の発露でもある。これは魂を持つ者なら誰にでも使え、ハンターの強さは自らの肉体、戦闘技術とオーラの力に因って決まると言っても過言ではない」
だか、と先生は続ける。
「オーラを発現するためには訓練が必要であり、その一番の近道は瞑想だ。よってこの1週間の戦闘訓練は瞑想の時間とする」
「中には既にオーラを発現している者もいるだろう。その者は自由に過ごしても構わないが、瞑想は集中力の向上にも役立つということをアドバイスしておこう」
素直に瞑想をしとけ、ということですね分かります。
そんなわけで僕らは校庭の思い思いの場所で瞑想をすることになった。ちなみに今はハンナとガラバの3人で森に近い場所にいた。
「まぁ私はオーラは生まれた時から使えたんだけどね」
「生まれた時からって、そんなことがあるのか?」
「私のセンブランスはファウナスとしての能力を発揮するもの。だから生まれた時には既にセンブランスを持っていたらしいわ」
そう言いながらハンナは自らの髪の毛を一本抜き、木に向かって投げた。髪の毛は木まで真っ直ぐ飛び、木に刺さった。あれは鬼太郎の髪の毛針...!
「カッコいいよ!ハンナ!既にセンブランスまで使えるなんて凄いね!アダム」
「そうだな...」
僕も既にセンブランスまで使えるとは言いづらい...
そんな感じでぐだぐだ瞑想をし始めてたらなんか3人の生徒がやって来た。(シンダーではないことに一安心)
「おいおい、ファウナスの皆さんは瞑想の意味も知らないのか?」
「...すまない。少しうるさかったかもしれないな」
そう謝罪すると真ん中の男は調子に乗ったのか、
「あ?お前さっきの時間手を挙げてた優等生くんかい?謝るんだったらどっか行ってくれない?ここ、俺たちが使うから君達がいると邪魔だわ」
「別に瞑想する分にはここはそこまで狭くないと思うが」
よく見ると、左の男はサッカーボールを持っている。遊ぶ気だなコイツら。
「あぁ、お前達オーラも使えないのか。だったら親切な俺たちが目覚めさせないとなぁ?」
真ん中の男はそう言うと、オーラを使ってこっちに殴りかかってきた。
反射的にオーラを使ってガードしたが、それが気に食わないらしい。
「オーラが使える癖に瞑想してたなんて、やっぱ優等生くんともなると違うなぁ!」
「なんで攻撃するんだよ!アダムは何もしてないだろ!」
「はぁ?ファウナスを殴ってはいけないなんてルールあったっけ?」
こっちには反撃の意志が感じられないからか、男の攻撃はさらにエスカレートしていく。
男は別にそこまで強くないし、まともにやればこっちの勝ちは目に見えてる。
だが、入学早々暴力沙汰なんて起こしたとすると、ファウナスの立場はもっと悪くなる。2人もそれが分かっているのか手を出してこない。
そんなことを考えてると男が放った蹴りで吹っ飛ばされた。蹴り自体はガードしてたが、衝撃で腕がピリピリする。流石はハンター志望なだけあって弱くはないな。
「おいおい優等生くんは反撃はしないのかい?それとも喧嘩なんか怖くて出来ません〜ってか?」
「もうそろそろか」
「おい。ファウナスの癖に人間様を無視するのか?俺が教育してあげよう」
そう言って男はアダムに殴りかかり、それは当たらなかった。
「なっ!?消えた!?」
「この程度か?」
アダムは男の後ろに回り込んでいて、男の首に手を当てていた。
「テメェいつの間に...!」
「これ以上の戦闘はお勧めしないが...続けるか?」
「くそっ!テメェら覚えてろよ!」
男達は逃げ出し、森には平穏が戻ってきた。
「何だったの!?今の?」
「今の...間違いなくセンブランスね」
ハンナの言う通り、僕はセンブランスを使った。前にも言ったが、僕のセンブランスは受けた衝撃を自らの力に変える。
これはヤンのセンブランス、受けたダメージを力に変えるというものと似ているがその中身は大分違う。
ヤンはダメージを受けることによって自身が強化されるので、それを活かす彼女の戦い方はダメージ覚悟で殴り合うというものだ。
対する僕のセンブランスは、ダメージを受けずにガードしてもその力は僕のものとして扱える。そう聞くと上位互換に聞こえるし、ヤン自身もチートだと言ってたがそういうわけではない。
ヤンの強化は永続的なバフで僕のはあくまでそういう技だと考えれば分かりやすいかな?
僕がセンブランスとして発揮できるものは受けた分だけで、一度使うと溜めた分は使われるし、どうしても発動にも時間が掛かってしまう。
必然的に僕の戦い方は敵の攻撃をガードしたり受け流して力を溜め、強化した一撃でカウンターを狙うというものが一番良いのだろう(本編のアダムも多分似たような感じだと思われる)
さっきのは男の攻撃をガードし続けることでチャージし、それをスピードに変えることで男の背後に回った。
「え!? アダムもセンブランス使えるの?そうなると」
「オーラもセンブランスも発現していないのはガラバだけ...ということになるな」
「そんな〜」
ガラバは崩れた。彼の活躍を見れるのは遠いだろう。
「そんなことしてる場合じゃないでしょ、私達より出来ないんだったらそれ以上に頑張るって昨日言ってたじゃない(アダムが言ったけど)」
「そうだった!今日の授業の内にオーラを使えるようになってやるぞー!」
そう言ったガラバが瞑想に入った瞬間に授業終了の鐘が鳴ってしまった。
ガラバはそのまま崩れた。現実はいつだってこんなはずじゃないことばっかりだよな...
「うわーん!神様はなんで僕だけにこんな仕打ちを!」
「寮に戻ったら俺達も手伝ってやるから...」
「まぁ仕方ないわね」
「うう、ありがとう2人とも」
そんな感じで立ち直ったガラバは驚く程の集中力を見せ、オーラを使えるようになったのだった。
もしかしたらオーラの発現は幼少期の方が目覚めやすいのかもしれないなぁと、本編では苦戦していたジョーンと比べながらそう思ったのだった。
まぁファウナス特有の差別に遭ったが、あれぐらいのちょっかいだったら可愛いものだ。
平和な1日を日記にまとめ、明日の授業に備えて早めに眠るのだった。
☆☆☆
男は話す。
「学長、アダム・トーラスは危険です。あの歳にしてセンブランスを使いこなし、まともな教育機関の無いメナジェリー出身でありながら試験でもトップを取りました」
「彼は今は人間にも協調的な態度を見せていますが所詮ホワイトファング、人間に反旗を翻すのも時間の問題です。彼を入学させることは間違っています。」
それに対して学長と呼ばれた男は答える。
「だが、彼は子供だ。ここにいる間に躾をつければいい」
「それに...彼はあのホワイトファングのリーダーの義理の息子らしいではないか。義理とはいえ彼を人質としていればホワイトファングどもも迂闊に行動出来ないということだ」
それを聞いた男は笑みを浮かべる。
「成程、ベラドンナには感謝しないといけませんね。彼が望んで自分達の力を削ってくれるのだから」
「ミストラルの繁栄のその犠牲となるがいい。アダム・トーラスよ」
前はRWBY見てたけど4期になってから見てないですって?
まぁ監督が亡くなったことでアクションが劣化したのは事実ですが、6期からの戦闘のクオリティは高いし、YouTubeやニコニコで日本語訳つきで観られるので是非見て下さい!
それにしても8期はどうなってしまうのやら(震え)