上条「とある現代の幻想個体」(凍結)   作:ロリコン軍曹

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第二の連載型SSです。
投稿は遅め(ストーリー作るの難しいので)
今回はSCPという海外の都市伝説てきなモノとクロスです。
物語に登場させるSCPは私が気に入っているものです。
SCPについての説明はストーリー、活動報告に掲載します。

その他、このSCPを登場させて欲しいなどのリクエストも募集しようかなと考えています。(連載中にコメントであったらなるべく考えるようにします。)
真面目?で残酷?なSSは初めてです。
優しい目で見てやってください…


黙示録第一章 「動き出す危険財団」

【学園都市】

 

キーンコーンカーンコーン

 

高校のチャイムが鳴り響き、一斉に下校が始まる。

 

「不幸だ…」

 

一人のツンツン頭の少年はそう呟くと肩を落とし、溜息をつく。

彼の名は上条当麻この物語における主人公であり、ここ学園都市に済む学生である。

 

「元気だせってかみやん。補習はお前だけじゃないんだぜぃ?」

 

「土御門…お前にはわからんよ…あの大食らい白シスターの怖さを…」

 

土御門と呼ばれた金髪とサングラスを掛けたアロハシャツで個性的な喋りが特徴の少年は上条を笑いながらではあるがおだてていた。

 

「だいたい、補習なんていつもの事だろう?俺とお前とここにはいないが青ピをあわせて三馬鹿だぜぃ!補習なんざ怖くない!」

 

「どうも慰めには聞こえないのは上条さんの勘違いでせうか?…はぁ」

 

彼と金髪の少年は勉学においては優秀では無く、今日も担任から『上条ちゃん達はおバカさんなので補習ですよ☆』と告げられたばかりであった。

 

「あ!見つけたわよ!あんた、今日こそ決着をつけてやるんだから!」

 

と、そこへ短髪の中学生少女が上条を指差し声を荒げる。

上条は少女の声に振り返り、顔を見ると一瞬で青ざめた。

 

「げ!?ビリビリ中学生!?」

 

上条は少女に向かってそう言うと、少女はプルプルと震えだし、その身に電気をまとわせ、大きく叫んだ。

 

「ビリビリ言うなぁっ!!」

 

声と共にまとった電気が放電し、あたりを破壊して行く。その放電した電気が上条に向かって行くと、上条は右手を前に突き出し、電撃を受け止める体制へ入る。

 

「くっ…」

 

すると、上条へ向かっていた電撃は右手に触れると消滅してしまった。

 

「まーたやってるぜぃ…」

 

土御門は既に上条から大きく離れており、やれやれとその光景を目にしていた。

一方の上条は少女に向かって叫んでいた…

 

「なんだよ!今日は普通の日だったんだ!普通に帰らせてくれよ!ただでさえ補習組まわされてインデックスに噛み付かれるだろう状況なんだよ…」

 

「別に私に関係ないじゃない。」

 

「鬼だ…鬼がいる…」

 

「そんな事より決闘よ、決闘!」

 

そんな彼と彼女のやり取りを見ていた土御門は上条に手を振り、声を掛ける。

 

「つーことでかみやん?がんばってにゃ~」

 

土御門のその言葉に上条が反応した。

 

「えっ?ちょっと!土御門さん!?卵の特売付き合ってくれるんじゃ…」

 

「でも、命の方が大事だからにゃ~。」

 

きっぱりと断られ、上条は天に向かって大きく叫んだ。

 

「あ~、もう!不幸だ~!!!」

 

 

【学園都市とある研究施設】

 

時を同じくして、とある研究施設のモニタールームに科学者が二人、この状況を監視していた…

 

『ほーら決闘決闘!』

 

監視モニターからは元気な短髪中学生少女の声が聞こえ、上条がうなだれ、はしゃぐ短髪の少女が映し出されていた。

 

「こちら監視カメラ映像。超電磁砲《レールガン》はまだ気づいていません。」

 

「当たり前だ。気付かれていたらこの施設もとっくに潰されているだろうからな。」

 

「はははっ!そうだなっ!」

 

二人の科学者が笑いあっていると更に二人、彼等より位の高いであろう者達が歩いてきた。一人は彼等と同じ科学者の格好をしている。もう一人はスーツ姿の黒人だ。

 

「私語を慎まないか!いま私たちのいる研究所には危険な生命体や物質が多いんだ!気を緩めるんじゃない!」

 

科学者の格好をした者が彼等を叱咤し、気を引き締めるよう注意する。

スーツ姿の黒人も頷き、彼等を諭す。

 

「まったくです。我が国でも有能な兵や科学者が多量に殺害あるいは事故で亡くなっている。これ以上人員の死亡を確認されないようこちらに移したのだ。」

 

「も、申し訳ございません。おっしゃる通りで…」

 

「ですが、心配はいりませんよ、そのための妹達《シスターズ》ですからね。」

 

「まったく、すごい代物ですな、SCPとは…未完成だった妹達《シスターズ》が今や完成形に近い個体まで作り上げられるとは…」

 

口々に賞賛する研究員達を尻目にため息混じりで話しを進める黒人は、ギロリと彼等を睨んだ。

 

「SCPとは件名だよ。まだまだ多量に存在する。もちろん今使っているもののように安全でないモノもあるがね。とにかく、今この施設にはその危険なSCPがわんさかといるんだ気を緩めるんじゃないぞ、死んでもらってはこちらが困るのでね…」

 

経験からか、黒人の言う『死んでもらっては』にはどこか使い慣れたような感覚があった。

 

「き、肝に…銘じます。」

 

研究員も黒人の言葉に生唾をのみ、ただ頷くしかなかった。

 

 

【学園都市:上条当麻の寮】

 

「財団が動いた!?」

 

学園都市の一角にある学生寮。そこで赤髪の青年ステイルは驚きの声をあげた。

 

「ええ、今、通達が来ました。」

 

落ち着いた印象を持つ女性がステイルの言葉に頷き、白いシスター服の少女をみる。

 

「財団って…SCPの…」

 

少女は震える声で女性、神裂火織に先程の通達に出ていたであろう事を聞く。

 

「ええ、神や悪魔まで収容、保護対象とする財団[SCP財団]です。」

 

「おかしい話しだ。移動の際にどれだけリスクがあったか…」

 

「私達はそれらの護衛です。但し、『関係者に見つかるな』とのことです。」

 

少女はピクリと動くと女性に聞いた。

 

「どういう事なんだよ?」

 

普通、護衛というものは信頼関係や敵でない事の確認を兼ね、面識がなくてはならない。少女は女性のいう『関係者に見つかるな』といかにも敵対意識丸出しの説明に疑問をもったのだ。

女性はそれをよみとり、静かに語った。

 

「あの財団は孤立した勢力とも言える財力や兵力があります。それに、我々の魔術に目を付けられれば魔術師は皆保護対象として捕まる危険に晒されますし、かといって、運び込まれるSCPは下手をしなくとも国一つを滅ぼすほど危険な存在もいます。」

 

神裂の説明を聞き、ステイルが納得したように相槌をうつ。

 

「成る程ね、見つからないように二人編成。しかも逃げ出した時の出番ようにも考えらるている。」

 

「…はい。破壊出来れば破壊するようとの事。」

 

「まったく…この任務は気を引き締めて行わないとこちらがやられかねないね…」

 

二人の会話を聞いていた白いシスター服の少女は静かに呟いた。

 

「…この事は当麻には内緒なんだよ?危険な事はさせたくない。」

 

少年の名を口にした少女はずっと下を向いたままだ。

神裂やステイルもその名が出ることを知っていたように対応する。

 

「わかっています。私達も彼への借りはまだ返しきれていませんので。」

 

「まあ、そういうことだから君も無闇に動かない事だね。噂では君をリストに加えようとしているみたいだ。僕達も君たちに目を向けるようにするが、当分の外出は控えるようにね。」

 

「わかったんだよ…」

 

白いシスター服の少女は下を見ながら頷く。

それを確認した二人は立ち上がる。

 

「ではこれで…」

 

神裂が少女に別れを告げる。

すると少女は顔をあげ、二人を見る。

その目には不安の色が見え隠れしていた。

 

「当麻には!…当麻には絶対に内緒なんだよ!」

 

少女の言葉に二人は優しい笑みを見せ、ステイルが口を開いた。

 

「わかっているさ。」

 

彼の言葉を聞いた少女は何も言わず、ただ目をこすっていた。

 

ガチャッ……

 

その時、玄関が開く音が聞こえ、三人に聞き覚えのある声が聞こえた。

ツンツン頭の冴えない高校生…御坂美琴に追い回されていた上条当麻が玄関に立っていた。

 

「はぁ…不幸だ…ん?ステイルと神裂じゃねーか。インデックスに会いに来たのか?」

 

「まあ、そんなとこだよ」

 

「私達はこれから出るところです、失礼しましたね。」

 

「ああ、また今度ゆっくりしてけよ。」

 

二人は上条とすれ違い、家をでた。

 

「当麻!お腹減ったかも!」

 

「はいはい、今用意しますよっと…まってろよ、インデックス。」

 

インデックスと呼ばれた白いシスター服の少女は頷き、猫を抱き上げ、布団に座る。

 

(絶対…絶対当麻には…)

 

インデックスは心の中でそうつぶやきながら料理ができるのを待った。

 

 

【学園都市・一方通行アパート】

 

「おかしい…って、ミサカはミサカは首を傾げて見たり。」

 

時を同じくして、学園都市最強の超能力者、一方通行《アクセラレータ》と同居をしている、見た目小学校低学年の御坂美琴のクローン通行止め《ラストオーダー》が小首をかしげ唸っていた。

 

「何がおかしいンだよ…」

 

退屈そうにソファに横になりながら天井を見つめ、通行止めに聞く白髪の少年…一方通行がめんどくさそうに上体を起こした。

 

「もしかして、妹達数人と連絡取れないやつ?オフラインだよね…」

 

と、横から御坂美琴に似た女性が会話の間に入る。彼女もまた御坂美琴のクローンであるが、通行止めとは違い、高校生の容姿をしている。

彼女のなは番外個体《ミサカワースト》

 

「そうなの、MNW《ミサカネットワーク》の長期間オフラインで連絡も来ないなんて…おかしい!って、ミサカはミサカはおかしいと思った事をあなたに言ってみたり」

 

通行止めは唸りながら一方通行におかしいと思っている事を話す。

 

「知られたくない事でもあンじゃねぇのか?」

 

一方通行はたんたんと返すと、番外個体をみやる。

 

「まっ、ミサカには関係ないけど~」

 

番外個体は一方通行の視線に気づき、ヒラヒラと手を動かして『自分で考えてと』言わんばかりに返す。

 

「う~ん…」

 

 

【学園都市中心部】

 

また、同じ頃、学園都市中心部では、暗部のものの話し合いがなされていた。

 

「どういうことかにゃー?何故SCPの財団を入れた?」

 

液体の入ったガラス張りの中にいるさかさまの男性に問いかける少年がいた。金髪にアロハシャツのサングラス…土御門だ。

 

「何故かって?外の世界では破壊は不可能に近いからだよ。あんな兵器達が脱走を日々繰り返しているならいっそのことこちらで排除しようかと思ってね…」

 

男性は愉快そうに笑い、彼にそう答えた。

 

「…勝算はあるのか?」

 

「勿論、レベル5の招集と、君は反対するかもしれないが、幻想殺しの出番だよ…」

 

男性の幻想殺しのワードに土御門はピクリと眉を動かした。

 

「かみやんはこの件には協力させない…それに、裏と関係の無いレベル5まで巻き込むつもりか?」

 

「…その方が君にとっては嬉しいかもしれないが、被害は大きくなる。今は第6位のレベル5も海外へ旅行に行っているらしいからね。それに、レベル5全員ならば皆一度は闇を経験している筈だよ。」

 

男性は挑発するように宣言し、微笑む。その発言にため息をつき、土御門はつづける。

 

「相変わらず趣味が悪いにゃ~…楽しんでるんじゃないか…?遊びとは違うんだぞ?アレイスター…」

 

「失礼だね、世界の為を思って僕は言っているのに…」フフフ

 

「そのためならばここを戦場に変えても良いって訳か?」

 

「口出しはそこまで…少ない犠牲で多くを救えるなら本望だろう?」

 

土御門はアレイスターの言葉を聞き、立ち去った。

 

 

【学園都市某所:アイテム】

 

土御門の対談から数時間後暗部の仕事依頼をこなす集団。《アイテム》の基地。

 

「失礼するわ」ヒュンッ

 

そこへ、赤髪の少女が現れた。

 

「!?」ガタッ

 

その場にいたアイテムのメンバーは戦闘大勢に入るが、リーダーの麦野が静止させ、赤髪の少女に話しかける。

 

「あんた…確か《グループ》の…」

 

「結標淡希(むすじめあわき)だ。戦いの意思はない。」

 

「で?そのグループの超能力者が私に何のよう?」

 

「極秘任務よ。アレイスターの招集…」

 

「ふん、白雑巾か…」

 

「レベル5全員に招集の令が出された。」

 

少女はそこまで話すと、データチップを投げた。

 

「…招集だ?」

 

データチップを受け取り、PCに接続。中身を確認する。

 

「…どうやら超本当みたいですね。」

 

アイテムのメンバーの絹旗がデータを読み上げ、麦野にいう。

 

「…これくらい…麦野なら大丈夫。」

 

同メンバー滝壺もまた麦野にいう。

 

「ん?客か?」

 

「だいたいそんなとこなのかな?」

 

「客なんて珍しいな」

 

奥の部屋では浜面、フレメア、黒夜がトランプで遊んでいたが、彼等の問いに答えず、麦野は続けた。

 

「アタシ単体って事は…嫌な予感しかしないね…まさかあの気難しい二人組もくるだろうし。」

 

「超気難しい二人組?」

 

麦野の独り言にアイテムのメンバーであるフレンダがはてなを浮かべて麦野に問う。

 

「第一位と第二位だよ。上条がいれば問題無いと思うけど…まあ、多分来るわよね~あの白雑巾の性格からすれば…」

 

 

【学園都市某所:スクール】

 

学園都市で一度暴動を起こした組織スクール。その組織のボスが学園都市第二位の能力者である垣根提督。

彼にも招集通知は届いていた。

 

「招集だ?めんどくせえ、どうせあいつらもだろ?」

 

ソファに腰掛け、足を組み、天井を見上げる少年、垣根提督は本心を言葉にしていた。

 

「わがまま言ってないで即行動!あの人来るかもよ?」

 

スクールのメンバーで、垣根に最も近い少女が諭す。

 

「来るわけねぇだろ?グループのパツ金アロハが来させないさ…まあ、あの逆さ野郎の性格なら半ば強引に参加させられそうだがな…」

 

 

【学園都市:常磐台中学校 御坂寮】

 

お嬢様学校常磐台中学、その中学校の寮に御坂美琴は後輩と同居をしていた。

 

「お姉様に手紙が届いておりますわ」

 

「ん?手紙?」

 

同居人白井黒子から手紙を受け取る御坂は少し考える素振りをみせ、手紙を開ける。

 

「何でも研究のためしばらく学校を休んでくれだとか…」

 

「ヘェ~…!?」

 

軽く聞き流すように黒子の言葉に返事をする御坂だったが、手紙を開くと表情が変わった。

 

手紙

学園都市第三位超電磁砲に告ぐ

この手紙は実験や研究の類ではない

 

妹達に関わりがある。

 

それだけ伝えておこう…

明日の夜、◯◯研究所にて、一階フロアにて待つ。

 

(妹達!?まさか、まだバカな事を考えるやつが…)

 

あまりの表情に黒子は狼狽えながらも声をかける。

 

「…お姉様?」

 

「ハッ…あ、あはは~全く面倒ね~今の時期に研究なんて~」(この案件は黒子にはバレないようにしないと…)

 

「そうですわね~…でも!お姉様の力が世の役に立つのですから、そのことをお忘れなきよう…」

 

「わ、わかってるって」

 

御坂の手に持つ紙はかわいた笑いとは裏腹にグシャグシャになっていた。

 

 

【同常磐台中学:食蜂操祈】

 

「…手紙…重大な研究ぅ~?面倒だわ~…あ、じゃあ明日行って研究者掌握して帰っちゃお~☆」ウフフ

 

縦ロール「」ガタガタ

 

 

【学園都市:削板軍覇】

 

暗い夜道…ため息をつき、帰路につく少年がいた。

彼の名は削板軍覇学園都市のレベル5にして第七位の少年だ。

 

「遅くなっちまったな~…結局今日も学校サボっちゃったし…」

 

「削板軍覇くんだね?」

 

独り言を呟きながら帰る軍覇に黒服の男性が近づく。

 

「ん?俺の名前…おっさん誰だ?どうやって名前知ったんだ?根性か?」

 

「君に頼みたいことがある。」

 

「頼みとあれば断れないな。」

 

「そうか、ならば明日の夜◯◯研究所の一階ロビーに来てくれ。必ずな。」

 

黒服の男性はそう言って軍覇をみやる。

 

「わかった。」

 

了承を得たのを確認し、黒服の男性はその場を後にした。

 

「では、私はこれで…」

 

 

 

「結局あのおっさん誰だったんだろう…」




どうも!私です!
というわけで第二弾連載SSです!
ストーリー構成はだいたい頭の中なんですが、何分文章にするのが難しくて…
とある魔術の禁書目録キャラもアニメ及びSS知識の口調となってます。(違和感あると思います。すいません…)

今回の後書きに書かせていただきますのは、一部キャラ生存の確認です。
まず、垣根提督 生存、フレンダ(今作後半登場予定)生存、今のところこんな感じです。
そして、気になった方もいたかもしれませんが、アレイスターは暗部のレベル5全員に知れ渡っています。
麦野さんの「白雑巾」発言はアレイスターです。

さて、ここまで読んでいただき大変嬉しく思っております。
コメントや感想なども待っていますので、ドンと恋!なんちて…

ではまたの機会に皆さんにお披露目出来たらと思っています。ありがとうございました。
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