中央暦1639年3月29日
「モイジ団長、国連軍の司令官殿をお連れしました」
晴れ渡る空の下、小さな要塞の窓からモイジは眼下に整然と並ぶ国連軍(の車)を見る。
なんとも奇怪な軍。それがモイジが彼らを見たときの第一印象だった。
その彼らと今から挨拶に来るという、モイジは襟を正して彼らを迎え入れる。
「ようこそ国境の町ギムへ、私は公国軍西部方面騎士団...まあ要するにここら一帯の国境警備の担当の団長のモイジといいます。此度の援軍、誠に感謝します。」
「これはこれはご丁寧にどうも、私は陸上自衛隊所属クワトイネ救援部隊...じゃなかった国境監視部隊指揮官、三橋圭介、こちらの方は機動隊井出拓也さんです」
「よろしくお願いします」
「早速ですが我々は指揮系統統一の為本国からあなた方の指揮下に入るように言われています。今後の為、宜しければ作戦の概要をお教えいただきたい」
兵の指揮を奪われた苛立ち半分ジャブを入れるモイジ。しかしその質問に待ってましたとばかりに紹介された方...井出が口を開く。
「では僭越ながら私が説明させていただきましょう」
そういうと彼は机に紙を広げて説明し始める。
「こちらの現有戦力は機動隊から300名の隊員と500機のドロイド、常駐警備車兼高圧放水車*1200台、装甲制圧車*2.20台*3、装甲ポンプ車400台*4、高所放水車50台*5。自衛隊からは特科200名、M832 155mm榴弾砲20門、MLRS10門、普通科500名です」
「は、はぁ...」
そんな専門用語を言われてもわかるか!と内心思い生返事をするモイジを知ってか知らずか井出は話を続ける。
「布陣はまずロウリア軍と激突する最前線に警備車とポンプ車を交互に置き盾にします。といっても矛も警備車の放水銃が兼ねるのですが。その背後に制圧車と放水車を置き催涙弾、LRAD*6を投射させ確実に戦闘能力を削ぎます」
「歩兵はどうするのですか?自衛隊は?」
「機動隊員及びドロイドは制圧後の逮捕を担います。特科はもしもの時の対処を、普通科は穴埋め...もとい火消し役ですね。できれば公国軍にも逮捕後の連行作業を手伝ってもらえるとありがたいのですが...」
「お安い御用です。してもしもの場合...例えば、敵が前線を突破した場合は?」
「その場合は警備車及びポンプ車を設置した爆弾で爆破し特科による攻撃で敵を殲滅します」
「・・・・・?!味方はどうするのですか!」
「問題ありません。無人ですので」
「は、はえー」
モイジは彼らとのギャップに軽く眩暈を起こしつつも気を取り直し質問を続ける。
「だ、だいたい分かりました。では他に連絡事項というのは?」
「いえ、特にありません。それではこれにて失礼します。」
そう三橋が言うと一行はいそいそと退室していく。
その姿を彼は茫然とした様子で眺めるのであった。
一方、出て行った井出は不安そうに三橋に問いかけた。
「いいのか?あんなに雑な説明で」
「いいんだよ。凝った説明は性に合わない。それに、彼らにも分からないだろうしね」
「それ上に聞かれたら怒られるぞ...」
呆れた口調の井出、しかし気を取り直し三橋に聞く。
「そういやヘリはどうしたんだ?回してもらえたか?」
「あぁ!バッチリさ。UH-71*7を5機!」
「想像以上だな。」
準備は、万端だ
ギャグ的文章の可否
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ええやん(可)
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ままええわ(どちらかといえば可)
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ま、ええんとちゃう?(どちらでもない)
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ちょっとね...(どちらかといえば非)
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駄目です(非)