東方姫秋葉 〜 Recapture season lit with gold and red!   作:さわたり

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ここまで読んでいただいた通り、本作は完全に憑依華です。いやどっちかというと深秘録かも。


「煌めけ秋の凶悪姉妹」依神紫苑&依神女苑

「全く…逃げてしまったかと思えばお姉さんと企んで金を巻き上げようだなんて。本当にしっかり教えなきゃダメみたいね」

 

くっそ、なんで正座なんかしてんだ私は。金儲けの計画をしていたのを、どっから漏れたか知らんが気づかれていたようだ。つーかあいつか?あの天人。とにかく目の前で白蓮はくどくど説教を続ける。

 

「あのさァ、私これでも疫病神なの。やる事やんなきゃ私が私じゃなくなるのよ」

 

「だからこそ妖怪や神様は転じやすいのです。貧乏神も崇めれば福の神に転じたりするのよ?誰かを幸せにする姉妹とか、面白そうじゃない?」

 

「面白くねーよ。転じてそれは依神女苑なわけ?」

 

「正しく変わるためにも修行が必要なのです」

 

あいっかわらずカタブツな僧侶だ。だがこんなことを言いながら、心のいちばん奥底では楽するために好き勝手使ってやろうとか思ってるんだ。そう思うと、途端に偽善が喋ってる気がしてたまらなかった。

 

「聞いてる?」

 

「聞いてる聞いてる」

 

「…貴女達、異変の解決に行って来なさい」

 

「達って、私もですか?」

 

唐突に何を言うんだ。姉さんも姉さんで、自分も一緒だということで、驚いている。それに対して、あいつは笑って答えた。

 

「この期に人助けでもしてみると良いですよ」

 

「お前が言っても説得力ないけどねぇ」

 

「それは無論、お恥ずかしながら私も未熟ですもの」

 

こいつの面白くないところはそこだ。本性が暴かれたとしても、ヘラヘラして頑張らなきゃと言う。

 

「情けは人の為ならず、ですよ。貴女自身のためにやってみなさい」

 

「でもさ、見返りを期待してやって良いものなわけ?人助けって」

 

「やらない善よりやる偽善とも言います。本当の意図がなんであれ、それで人が救えるなら結構です。特に貴女がやるなら」

 

「釈然としないわねぇ。まあいいや、やってやるわよ。秋に暑いのもなんかムカつくし」

 

こいつの口車に乗せられてるような気もしてくるが、文句を言ってもいられない。それにイライラしていたところだし、ちょうどストレス発散でもしてやろう。指輪をはめ、私は建物を出た。日はだいぶ傾いている。

 

「もう…白蓮さんってば良い人なのに女苑なんで態度悪いのさ。本気の欲も人をこき使いたいだけでしょ?それってすごいよー」

 

「あの坊主のなんでもわかってる顔好きじゃないのよねぇー」

 

「そーお?たしかに天人様みたいな野心のほうがそりゃもっと素敵だけど」

 

BGM:法力の下の平等

 

そして庭に出てみると、門に誰かが背中をかけているのが分かる。こちらを睨む鶏っぽい女。響子の態度的に、何度か来たことのあるやつだろう。

 

「あんた鶏の妖怪?いや、神様かな。私依神女苑っての。こっちは」

 

「お姉さんの依神紫苑さん、ですね。私は庭渡久侘歌でございます。地獄の門番をしているものですが、少し出張をば」

 

「知ってるなら話は早いじゃない。私と女苑は今から異変解決に行くの!だから失礼するわねー」

 

「お待ちを。その前に…私を倒していただきましょう!」

 

手を広げてこちらを睨みつける。なんのつもりかは知らないが、ぶっ倒すしかなさそうで。こちらを見る姉さんとうなずき合い、私は拳を構えた。

 

BGM:セラフィックチキン

 

「だぁっ!!」

 

私の拳を防ぎ、久侘歌とやらはキックを繰り出した。上手いこといなせたが、連続攻撃が激しい。私は至近距離で弾を放ち、距離を置いた。

 

「でぃや!!」

 

「おおっと」

 

続けて、姉さんが『負』の光弾を投げつけた。食らって怯んだ久侘歌を前に、私は偽札を撒き散らして炎を放った。

 

「あつっ…。なるほど、変わった戦いをなさいますね!」

 

久侘歌は距離を置くようだ。弾幕を貼ってくるあいつへ私達の弾幕で答えた。そして姉さんを行かせて、攻撃。奴の目をごまかし、一気に接近した。

 

「おらおらおらぁ!!!」

 

「んぐぅ…。なるほど」

 

私の連続腹パンを食らい、さすがにこたえているようだ。金目のものもついでに回収しつつ姉さんが弾幕攻撃を続け、反撃の隙を与えない。ナイスだ。

 

「でやァ!」

 

「…はぁっ!!」

 

だがあいつも神様だと言っていた。その通り結構肉体は強いようで、すぐに体勢を立て直した。キックをガードしきれずよろめく姉さん。肉弾戦となれば私が行くほかないというものだ。

 

「おりゃっ!!!」

 

「やぁっ!」

 

私の拳と久侘歌の蹴りがぶつかり、双方のけぞる。そこへ姉さんが弾幕をぶっかまし、さらに久侘歌をぶっ飛ばした。空中で姿勢を治しつつ、奴はスペルカードを取り出した。

 

風符「飛び渡りの試練」

 

「たっ!!」

 

突風と共に突進する久侘歌を、私は腕によるガードで迎えた。それでも防げず弾き飛ばされ、続けて姉さんも突進を食らった。

 

「姉さん!」

 

「おっけー!

 

貧符「超貧乏玉」

 

反撃の番だ!姉さんが放ったエネルギーを私が集約し、巨大な玉へ。驚く久侘歌へとぶん投げた。流石に避けられず、ガードも間に合わない。玉が消滅したそこで、久侘歌は降参を示していた。

 

「なるほど、見事なお手前」

 

「あ?」

 

「貴女がたならば十二分に勝てるでしょう、今回の首魁に」

 

「まさかそのために私達を試したってわけ?」

 

そう言って睨みつける私に対し、大きく肩を揺らしながらとはいえ久侘歌は余裕の態度である。

 

「ええ、相手はかの竜田姫様。あなたへおいしい作戦を持ちかけて引き入れようとするはずです。その前に叩きのめす実力が見たかったのです」

 

「ねえ女苑。そのタツタヒメさんは知らないけどさ、おいしい作戦なら乗っちゃうのも手じゃない?」

 

「姉さん分かってんじゃないのよ」

 

「それじゃあ困るんですけどねぇ。まあ、あなた方には期待せずに調査をするとしましょうか」

 

笑ってそう言うと、久侘歌は飛び去っていった。その後を追うが、相手は鶏の神様だ。すぐに見逃してしまった。だが、どうやら妖怪の山のどっからしい。姉さんはひとまず降りようと言うので、地に足をつけての調査となった。

 

BGM:踊る水しぶき

 

「えっへっへ、川だ川だー」

 

「姉さんってばはしゃがない」

 

ぱちゃぱちゃと水で遊ぶ姉さん。呑気なものだ。正直私は妖怪の山はあまり好きではない。理由は言うまでもなかろう。私の服装が答えだ。しかも意外にも木が日光を阻んでくれるので、人里にいるよりは暑くない。まあ、今はもう夕方だが。

 

「あっちに居るのって…」

 

「ん?あ、魔理沙じゃーん」

 

「お、本当に来るか」

 

玄武の沢に到着したと同時に、姉さんは魔理沙を指さした。空もオレンジに染まって来ており、魔理沙はそろそろ帰ろうかという様子であった。だが、引っかかるのはその発言だ。姉さんも首を傾げた。

 

「まるで知ってたみたいな言い方ねぇ」

 

「ああ、さっき会った奴がお前達に伝言をしてくれってさ」

 

「なんだ、あの鶏から伝言ね。言いなさいよ」

 

「待て待て、それじゃあつまらんだろ?私も暑くてイライラしてたんだ。ストレス発散に付き合ってもらうぜ」

 

「ストレス発散はこっちのセリフよ!」

 

「なら結構、貴女のお手前、確認させていただきます。だぜ!」

 

BGM:オリエンタルダークフライト

 

魔理沙はホウキを担ぎ、突撃して来た。光をまとった振り下ろしは避けられたが、続く星弾は姉さんに直撃。私が姉さんを見た隙にさらに弾幕を放った。

 

「どりゃ!!」

 

私の放った『富』がごりごりと弾幕を切り抜け、さらにそれを追って近接を持ち込む。私のパンチが直撃し、さらに姉さんの光弾まで。だが、魔理沙は笑っていた。

 

「行くぜ!」「…はいはい」

 

「完全憑依か…!」

 

「恨みはないがマスターさんがこう言うもんでね。ぶっ飛ばさせてもらうよ!」

 

いつぞやの河童、確か河城にとりだ。カバンから飛び出た巨大な手が私を掴み、ぶん投げた。さらに心配して近づく姉さんへ、水圧弾をたたき込む。

 

「変わるぜ!だあ!」

 

さらにすぐさま魔理沙へ戻り、ホウキでの一撃。さらに私を掴み、至近距離で光弾を爆裂させた。体勢をすぐに立て直し、私はスペルカードを取り出す。完全憑依があるならこれだ。

 

憑依剥奪「スレイブロバー」

 

「どらあ!」

 

「…!?」

 

魔理沙へと突撃し、あいつの体へ攻撃をぶち込む。貫通するように、私は河童を剥ぎ取った。さらに魔理沙も怯む。ダメージ自体は少ないが、完全憑依を封じるには最高の技だ。

 

「どう言うことだ!…あれっ?完全憑依ができない!」

 

「やれやれ。その力も持ってかれたようだね。私は傍観させてもらうよう」

 

「ったく…。まあいいや、私だけでも勝ってやるぜ!」

 

あらためて接近してくる魔理沙。姉さんが突進を喰らわせ、私が肘をたたき込んだ。うまくいなしたようではあるが、それでもダメージは喰らったようだ。

 

「くらえっ!」

 

瞬間、あいつはホウキに乗って突進して来た。ガードが間に合わず、思いっきり衝突してしまう。さらにオカルト「学校の怪談」を利用し、バスケット少年の霊を出した。

 

「あいでっ、いでででで!」

 

「ちょっ、姉さーん」

 

ドリブルの姿勢で持っていかれる姉さん。さらに蹴りかかってきた魔理沙へ、私はギリギリでパンチをぶつけた。うまくカウンターが入り、怯む。

 

「ぜあっ!」

 

「うがっ」

 

奴の襟首を掴み上げ、頭突きを叩きつける。姉さんが戻って来たのを確認し、私は戦いをフィニッシュさせることにした。

 

「80‘sのエクストーショナー」

 

「おらおらおらおらおらおら!!!」

 

「んぐ…ぐぐ……」

 

私が連続で放った腹パンに呻き声を上げる。こいつは結構細かい蒐集品を持っている。落としていく金目の物を姉さんが集め取った。さらにがくがく揺さぶり、魔理沙の表情はさらに険しくなる。

ぱらり、私の投げつけた督促状があいつの視界に迫る。これは私にダメージを与えてくれやがった分のものだ。紙がひらりと落ちる瞬間に見るのは。

 

「オラァ!!!」

 

私の拳だ。ぶっ飛んだ魔理沙は、苦しそうにかぶりを振った。私達の勝ちである。

 

「言いなさいよ、伝言!」

 

「…九天の滝の橋へ行けとさ。こっから登れば行けるぜ。あーいてて」

 

それだけを言い残し、ホウキにまたがり自宅へ帰っていく魔理沙。もう夕陽はだいぶ消えかかっており、月が姿を見せていた。

 

BGM:秋姫

 

「おー、半月だけど綺麗だねー」

 

「そうねぇ」

 

姉さんの言う通りまさに星月夜であり、単純な言い方だがかなり美しかった。それでも、橋の繋がる先の岩場に座る女は、つまらなさそうであった。

 

「見張りの天狗も居なくなったわねぇ。私は追い払えなかったし、諦めたのかな」

 

「…あんたがなんとか姫?」

 

「竜田姫なら私じゃないよ。西山あきつっていうんだけどね、私の友人さ」

 

「あなた鬼でしょ?友達が神様なのねー」

 

姉さんの声に、朱色の髪を揺らし鬼は静かにうなずいた。竜田姫じゃない方の…そう、協力者ってわけか?久侘歌はなぜこちらへ行かせたのだろうか。あきつとやらと違って、私達を勧誘するタイプではないのだろうか。

 

「鬼と神様っても…ツノも羽もつい最近まで隠してたけどね」

 

「あんたの友人さんには羽が生えてんのね」

 

「トンボみたいな羽がね。妖精みたいで綺麗だけど…外の人間に見つかったらめんどくさいでしょ?コスプレで押し通すにはさ」

 

「外の世界に居たのね。私もよ」

 

「んの格好見りゃ分かるわよ。日本が狂ってた頃ね」

 

私のアクセサリーを指差して、酒をあおりながらケラケラ笑った。こいつはバブル経済の話がしたいのだろう。あの浪費の時代は私のキャラに合ってるということで、外に出て自分で選んだ服だ。笑われているが、意図は伝わったようであり悪い気はしない。

 

「…それで?あんた達は私をぶっ飛ばしに来たんでしょ?」

 

「察しがいいじゃん。あんたは結局なんて言うのよ」

 

「呉葉よ。更科呉葉」

 

「呉葉ね!はっはっは!最強最悪の姉妹にひれ伏しなさい」

 

「負けたらひれ伏してあげるかもね…!」

 

私達を前に、盃を片付ける呉葉。橋の上からゆっくり飛び立ち、私達の空中戦が始まった。

 

BGM: 色付く郷に鬼はなし 〜 lost humanity

 

「だあ!」

 

「ハッ!!」

 

私と奴の拳がぶつかり合い、がんとはねる。すぐに繰り出した頭突きが呉葉の腕をとらえ、一瞬の怯みを生み出した。

 

「いったいわね…!」

 

次の一発をぶち込もうとした時、相手は水圧弾をぶつけて来た。妖術も使うようだ。私の放つ弾幕を、今度は炎でかき消した。

 

「いくよ女苑!」

 

貧符「超貧乏玉」

 

「おっけー…食らえー!」

 

「フン!」

 

姉さんの貧気を一気にぶつけるが、それも完全に防がれてしまう。そして、奴は空気圧を踏んで急速接近。そのままタックルを向けて来た。

 

「ぐえっ」

 

「あっ」

 

奴の身長は私よりほんの少し高い程度。自分で言うのは変だが低い部類だ。私は避けられても、姉さんだと懐に入られてしまう。まあそもそもどんくさいし。

 

「こいつー!」

 

「っと、力はやっぱあんたが強いみたいね!」

 

「そりゃ、妖力とか気じゃ姉さんに負けるけどね!」

 

「えっへへ」

 

「照れんな!いいから攻撃!」

 

私と呉葉が、お互いの腕を掴み合う姿勢に。手を離せば奴の拳が来る。ふらふら姿勢を戻す姉さんが頼りだ。掴み合ってる他ない。

 

「でやっ!」

 

姉さんの『貧』が呉葉にぶつかった。ほんの一瞬ののけぞりが狙いだ。私は背中でぶつかるいわゆる鉄山靠を繰り出し、そのままスネにかかとをぶつけた。

 

「そう来なくちゃね!」

 

だが相手は余裕の態度だ。まだ戦いは続きそうである。

 

「はぁ…姉さんがダメだからこうなるのよ。そもそも」

 

「私を怒らせて本気出させようとしてもだーめ!」

 

「いいじゃないのよ。ここには私と姉さんと敵しかいないのよ?」

 

「でもダメ!何を巻き込むかわかったモノじゃないわ!」

 

やれやれ。今の状態なら何を言っても怒ることはないだろう。ならやはり素直に戦うことになりそうだ。そんな中、呉葉はスペルカードを取り出した。

 

鬼女「紅き葉の伝説」

 

「はァ!」

 

使用を宣言したかと思えば、奴の体から妖力が溢れ出す。鬼の体とはいえやりすぎだ。

 

「あんた体大丈夫なわけ?」

 

「幻想郷的に言えば私は『癒す程度の能力』を持ってるのよ。この程度でダメになる体じゃない!」

 

妖力ましましの体で殴りかかる呉葉。ガードしてみるが、その威力の凄まじさに腕がぐわんと上がり、防御体勢一瞬で崩壊。ひとまず避けながら『富』を飛ばす。

 

「…っ!」

 

どうも防御力まですごいことになってるようだ。怯みはするあたり、天人の痩せ我慢とはまた別なのだろう。だが脅威である点に変わりはない。私は姉さんへ行くように言った。

 

「えぇー、やだよー」

 

「心中お察しするわ。してあげるから早く!」

 

「わがままな妹もいるものねぇ」

 

言いつつ突っ込んでくれるのが姉さんのいいところだ。いくらか不幸になった呉葉への攻撃は、胸という弱点をとらえたようだ。さらに腹パンを連続でねじ込む。それでも倒れないのだから恐ろしい。

 

「クイーンオブバブル」

 

ほんの少しだけ距離を置き、スペルカードを宣言。そして私がジュリ扇を取り出すと同時に、スポットライトのような光が照る。

 

「いえーい!」

 

呉葉にしがみついたままガッツポーズの姉さん。そして私はリズミカルにジュリ扇を振り回し、強烈なスポットライトが様々な方向へと照る。それが連続で呉葉を襲い、彼女を吹っ飛ばした。

 

「フフフ、懐かしいもん持ってくるじゃないのよ」

 

ゆっくり体勢を立て直して言う。まだ余裕そうだが、戦う気はないらしい。私の負けでいいわと言いながら、彼女はまた盃を取り出した。

 

「勝ったねー!」

 

「一応はね」

 

「スペルカードルールの上でのゲームよ。私が負けって言ったからにはあんたの勝ちよ」

 

これまた酒をあおりながら、呉葉は言った。かと思えば、懐かしそうに外の話を始めた。彼女の友人について、秋がなくなりつつあることについて、これが終わったら酒盛りをすることについて。結構、楽しいモノだ。

 

「ちょっと人助け、いや、鬼助けしたくなっちゃったわねぇ」

 

「へぇ?」

 

「あんたをぶち負かしたことふれまわって、いろんな奴の対抗心を煽ってやるさ」

 

「へー、そいつはいい暇つぶしになりそうねぇ」

 

「あと。私が言うことじゃないけどさ、こういうのは巫女か魔法使いが異変解決って相場が決まってんのよ。だから勝っても私達はあんたを止めない」

 

「私も女苑も霊夢に手ひどくやられたしねぇ」

 

「そ、だからあんたも仲間共々やられるがいいわ!そしたら…いい酒飲ましてやるわよ」

 

私の提案に、呉葉はニヤリと笑った。しっかりした異変解決は他に任せよう。私達は、今回は観客に徹することとする。こいつも、それを楽しみにしているようでもあった。




紫苑の影の薄さが反省ポイント。
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