東方紫式録   作:微 不利袖

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主人公の種族が決まんないまま3話です。どうしたものか...一応いくつか案はあるんですが、悩ましい。まぁ、執筆中の自分に委ねますかね。それでは、ゆっくり読んでいってね...なんてね


3話 人里にて

 

 

 

「うぅ~、さぶいぃ」

 

 

私は空を飛びながら、そう独り言を溢す。今は藍に頼まれたお使いと買い出しのため、まずは人里へ向かっている。

 

 

 

 

朝食を済ませて、溜まっている家事に手を付けていると、しばらくして藍が起き出して来た。

 

 

「おはよ、藍」

 

 

「ん、おはよう」

 

 

一度、家事をする手を止め軽く挨拶をする。まだ少し眠そうに目を擦っているようだが、まぁ眠気より食欲が勝ってしまったんだろう。挨拶もそこそこに台所へと向かっていった。

 

主人と従者はよく似る、と言うのは案外的を得ているようだ。空腹の藍を横目に、そういえば買い出しにも行かないとなぁ、なんて考えていると盆に朝食を一式揃えて運んで行く藍に声を掛けられた。

 

 

「白、少しいいか?」

 

 

「どうした...今から味噌汁に油揚げは入れてやれんぞ?」

 

 

「いや、それはそれで残念だが...や、違う!そうじゃなくてだな!」

 

 

「冗談だって、それで、どうかしたのか?」

 

 

「あぁ、実はちょっとな...」

 

 

話を聞くと、なんでも最近忙しくて橙に会えておらず、心配だから少し様子を見てきて欲しい、という内容だった。自分で会いに行く!なんて言うようなら寝てろ、と一蹴するつもりだったのでまぁ、藍は藍でちゃんとわきまえてるらしい。

 

 

買い出しの帰りに立ち寄れば良いだろうと思い、ひとまず了承した。それにしても、藍の橙に対する甘やかしはかなり酷い。まぁ可愛くないと言えば嘘になるが...それにしても可愛がりすぎだろう、親バカと言うかなんと言うか、困ったものだな。

 

 

 

 

 

「む、そろそろか...さむい」

 

 

そうこうしていると人里が見えてきた。私は里の入り口手前辺りに降り立ち、門番をしている青年に声を掛けた。

 

 

「こんにちは、今日も早くから精が出ますね」

 

 

「おぉ、誰かと思えば白様でしたか、どうぞお通りください」

 

 

すれ違い様に青年に軽く頭を下げ里の中へ歩を進める。紫様の式神ということもあり、里の人達は総じて歓迎してくれる。

 

 

里にはそこそこの頻度で訪れており、ある程度の地理はある。まずは八百屋にでも行こうか、と思っていると声を掛けられた。

 

 

「白、久しいな、買い出しか何かか?」

 

 

「あ、慧音先生、お久しぶりですね、まぁそんなところですよ」

 

 

声の主は慧音先生だった。

 

 

「おいおい、先生なんて着けなくて良いぞ...って、言っても聞かないんだろう?」

 

 

「えぇ、慧音先生」

 

 

少し笑いながらそう返す、慧音先生は文字通り寺子屋で先生をしている。堅苦しいから先生なんて着けなくて良い、と何度か言われているが、先生呼びが落ち着くから、とそのままにしている。

 

 

「先生はどうなされたんですか?」

 

 

「いやなに、今日は寺子屋が休みでな、里に異常が無いか散歩がてら見回りをしてたところで、お前の姿が見えてな」

 

 

「そうでしたか、何かおかしなこととかありましたか?」

 

 

「いや、特になさそうだ、そろそろ切り上げようと思っていたところだったしな...そうだ、新しく出来た団子屋がうまいと評判でな、今からどうだ?」

 

 

むむぅ...団子...私は自分で言うのもなんだが、甘いものに目がない。評判の団子...食べたい...でも藍にも頼まれてるし...いやでも...駄目だ駄目だ、曲がりなりにも今は仕事中だぞ白。先生の誘いは嬉しいがいけない、ここは心を鬼にして断るんだ、意思を強く持て白。

 

 

「すみません、嬉しいお誘いですが今日はやめておきま「ぐぎゅるるるぅぅ」.........」

 

 

「ふふっ...よし、じゃあ行こうか」

 

 

「.......はぃ」

 

 

寒いはずなのに顔が熱い、くうぅ...///仕事中だろうが腹の虫には勝てないらしい...誰に似たんだかなぁ

 

 

 




まだ決まらんようです、はい。
今日は文がスルッと出て来ましたね、当社比ですが。
ほんわかした気持ちで、また見て頂ければ幸いです
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