東方紫式録   作:微 不利袖

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さて、6話目ですね。一つ前が多少難産でしたので(当社比)、少し心配ですね。...とまぁそんなわけで、ゆっくり読んでいってね...なんてね


6話 魔法使いと弾幕

 

 

家の外から聞こえた声に珍しいな、と思いつつ急須と二人分の湯呑みを持ってきた橙に声を掛ける。

 

 

「橙、珍しく迷い人が来たみたいだ、出向いてやればどうだ?」

 

「え、ホントですか白様?珍しいですね...いつぶりかなぁ」

 

 

迷い家は、人が迷ったときに稀にたどり着く事が出来る少し特殊な場所だ。言い伝えでは、迷い家のものを持ち帰ると幸運が訪れるというが、他人の家財を盗んで幸せになれるだなんて、昔は偉く自分本意の人間がいたものだな。

 

 

「わかりました、少し出てきますね」

 

 

そんなことを考えていると橙はお茶一式をこたつに置き、来訪者に出向きに行った。残された私は急須に手を伸ばし、湯呑みにお茶をコポコポと注いでいく。橙の分も入れておいてやろうか、猫舌だし少し冷めたくらいが丁度良いだろう。すると、外から橙ともう一人、迷い人の声が聞こえる、かなり声をあらげているようだ。

 

 

「...どうかしたのか?」

 

 

気になった私はこたつから這い出て、縁側に面している襖を開けた。そこには橙と、白黒の衣服を身に纏った少女が口論をしている姿があった。

 

 

「だーかーらー、異変のことなんてなんにも知りませんよ!」

 

「いーや、こんなところにある怪しい集落、そのうえ妖怪まで出てきたんだ、どう考えても怪しいぜ!」

 

「全然意味分かんないよ!なんなのよあなたは!もう!」

 

「ん、私か?私は霧雨魔理沙!普通の魔法使いだぜ!」

 

「そういうこと言ってるんじゃないの!」

 

 

どことなく話が噛み合っていないようで、橙はかなり参っているようだ。どうやら異変について調べている途中、迷い家に迷い込んでしまったらしい。それにしても魔法使いか、この年で珍しい...

 

 

「強情なヤツだな、こうなったら弾幕で勝負だ!私が勝ったら洗いざらい吐いてもらうぜ!」

 

「ちょっ、何勝手なこと「スペルカード三枚、被弾三回でいくぜ!」...あぁ、もう!」

 

 

そう一方的に戦いの宣言をした白黒の少女は、持っていた箒に跨がり宙に浮く。臨戦態勢と言った所だろう、それにしても話が飛躍したなぁ...。まぁ、橙がどれくらい強くなったか見れるのは良いかな。

 

スペルカードルール、通称弾幕ごっこ。最近になって幻想郷全土に制定されたものだ。人と妖怪にはどうしても実力差が出る、それを防ぐために様々な制限を設け、そのうえで戦うようにさせる為、産み出されたそうだ。まぁ簡単に言えば、力を一定にして死なないように戦って下さい、ということだ。...ちなみに私はそんなに綺麗に戦えない、魅せる弾幕って撃つのに頭つかうんだもん。まぁ、見る分には綺麗だしいいけどね。

 

 

「...さて、ゆっくり魅せてもらおうかな」

 

 

私は縁側に腰を降ろし、お茶を飲みながら空を見上げた。

 

 




はい、魔理沙さんでしたね。白は弾幕苦手なようです。もう少し長めに書いたほうが見やすいですかね?分かんないですが。それでは、また読んで頂ければ幸いです
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