...さて、5分ほど経っただろうか。まぁ、戦況としては橙が押されている。魔理沙さんだったか、中々の実力者らしい。会話の内容からしても、弾幕ごっこにはかなり自信のあるようだったし、橙には厳しいかな?...ちなみに、橙は被弾数2と、後がないうえにスペルも残り1。それに対して、魔理沙さんは被弾0でスペルも2枚残している。流石に勝負有ったかな?
「これでトドメだぜ!喰らえ!『恋符 マスタースパーク』ッ!!」
最後の一撃と言わんばかりに声高らかにカードを宣言する。魔理沙さんの手元が光る、刹那、そこから極太のレーザーが発射される。うわぉ、ド派手なこと。
「へっ?うにゃぁああああー?!」
あっちゃー、直撃。橙は瞬く間に光の奔流に呑み込まれていった...って大丈夫かな?橙。ともかくこれで被弾3回、決着が着いた。放たれたレーザーは次第に勢いを落として行き、魔力の放出は収まった。私は橙達が戦っていた近くまで向かう。
「えーっと、橙はと...あ、居た」
辺りを見回すと、少し離れた雑木林に頭から突き刺さっている橙を見つけた。大丈夫だろうか、もろに喰らっていたようだが。ひとまず落下点まで向かう。
「おーい橙、大丈夫かー?」
...返事がない、気絶してしまったようだ。まぁ仕方ないか。私は目を回している橙を背負い、勝者に目を向ける。
「ふぃー、ま、ざっとこんなもんだぜ、さぁ約束通り知ってること話してもらおうか」
「きゅー...」
「って、ちょっとやり過ぎちまったか...てか誰だアンタ」
気絶した橙の顔を覗き込みながらそう聞かれる。
「私ですか?私は白です、この子の上司?みたいなものですかね、取り敢えず寝かせてあげて良いですかね、この子」
「白か、よろしくな、私は霧雨魔理沙、普通の魔法使いだぜ!」
元気に自己紹介をされる、まぁさっき一方的に聞いたんですがね。それよりひとまず橙を寝かせてやろう、特に目立つ怪我も無いようだし、すぐに目を覚ますだろうが。
「んー、それにしても気絶しちまったら聞けるもんも聞けないしな、どうしたもんか...」
「そこまで重症でも無いですし、少し待てば起きると思いますよ。なんなら起きるまで上がって休んで行きますか?」
そう言いながら橙の家に目線をやる。
「お、ホントか?...ならちょっと待たせてもらおうかな」
...ふぅ、これで私から聞き出す為に弾幕ごっこで勝負だぜ!、とはならないだろう。まぁ、異変の情報なんぞ橙からは十中八九出てこないだろうが、代わりにお茶くらいは出してやろうかな
ちょっと執筆スピードが上がった気がする。そんなわけで戦闘シーンほぼなしですが魔理沙さん勝利ですね、はい。さてここからどうなるか、また読んで頂ければ幸いです