ソードアートオンライン・もう一人の友人   作:滑るさん

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SAO
この世界は……


『グギャァっ!』

 

 

 

パキィィィン

 

 

 

「これで最後かな。……はぁ」

 

 

 

 

 

青いポリゴン体となって散ったモンスターを見て、もうリスポーンしないであろうリザードマンロードを狩り尽くしたその女性プレイヤーは、ため息を吐きながら愛用の剣を腰に納め迷宮区から重い足取りで脱出する。

 

現在の彼女のレベルは71。

最前線に出るには他のプレイヤーのレベルと同じにしないといけない事もあり、ソロでレベルを上げ続けていた。

連携も重要になる最前線にとって彼女は死ににくいレベルまで上げるつもりだったのだが、今の彼女はダンジョンで長時間溜まっていった疲労の方が勝りレベル上げどころではなくなっていた。

 

 

 

「ん、メール?」

 

 

 

ダンジョンから出ると通知音が鳴り、メールを開く。

 

 

 

 

「げ、」

 

 

 

それは攻略組の中で特に有名なプレイヤー。血盟騎士団の団長であるヒースクリフからのメールだった。ヒースクリフは白と赤の鎧がトレードの血盟騎士団を作った人物でもありユニークスキル『神聖剣』を持ち、HPが黄色になったところは誰も見たことが無いと有名である。

 

肝心のメールの内容は簡単な、私の生存確認だけの文章。

生存確認だけなら一層にある全プレイヤーの名前が書かれた碑がある。それでどう死んだかも詳しく書かれているおまけ付き。

 

 

 

「貴重な戦力を無くさない為かぁ……」

 

 

 

今の前線ではプレイヤーを一人欠けただけでもボス戦は辛いものになってきている。

今のところは亡くなるプレイヤーは少なくなってもいるが、今後はボスの行動パターンも変わってくる。対処しようにも咄嗟のことで把握できないかもしれない。それを防ぐ為に様々な加治屋プレイヤー達や情報屋も生存者を無くさない為に頑張っている。

 

 

メールは生きてる事を確認するだけのものなので、少ない文章で返信する。

空に浮かぶ巨大な城なのに夕暮れがある。ダンジョンに篭ってから数時間立ってることになる。

 

 

 

 

(もうあれからどれくらい経ったかな)

 

 

 

2年も前の事なのにまるで昨日起きたかのような恐怖心が甦り苦笑をする。

仮面越しに首を擦りながら自分のマイホームに向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世界はゲームの世界とは思えないハイクオリティでまるで生身で生活しているような感覚でプレイできる世界。スマホゲームやPCしかできなかったが、その常識を覆す新たな機械『ナーヴギア』というヘルメットの様な頭を覆い被さる程の大きな機械を付け。

脳からの信号で手を動かしたり聞いたりする事ができる。

 

 

 

 

この世界の名はアインクラッド。

 

 

別名ソードアートオンライン(SAO)

 

 

世界初のVRMMORPGであり、デスゲームでもある……。

 

 

わくわくの冒険と他のプレイヤーとの交流しながら生活できるゲームから、絶望と恐怖に染まるゲームにした元凶はSAO開発ディレクターである。『茅場(かやば)晶彦(あきひこ)

 

 

サービス開始から直ぐに第一層で起きたログアウトが出来ない事件で一万人ものプレイヤーが閉じ込められた。

それにショックを受けた数千人ものプレイヤーは圏内に出れば死ぬかもしれないという恐怖心を駆られ宿泊で立て籠り、クリアされるまで待つ者も、第百層をクリアするべく攻略組という者が組まれ、ちゃくちゃくと階層を上がっていく者。そして、私みたいな者達はソロプレイヤーという。

ソロプレイヤーは単独で迷宮区に入りレベル上げを優先する。パーティーでもない限りアイテムは独り占めできる。

 

 

 

 

しかし、ソロプレイヤーは常に死と隣り合わせになりがちである。助けてくれるプレイヤーかパーティーに入っていなければ、何時死神に鎌で切り裂かれるか分からない。

 

ソロは嫌われがちで、特にβテスターが多いとされるらしい。

例えば余りにモンスターを狩りすぎてしまうと周りのプレイヤーにとってははた迷惑な事もあり、最低限のルールは守らなくてはならない。

 

 

 

私に関しては都合良く、周りにプレイヤーは居なかったので狩り尽くしていた。

一人二人見かけてもおかしくないが、時間帯は深夜になっており就寝しているプレイヤーが多い。

 

 

 

 




滑ると申します。
ざっくりとした感じになりました。
初めての投稿なので、ちょこちょこ修正しながら投稿します。

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