ハイスクールD×D~終末世界のJUDAS~   作:シュレディンガーの熊

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プロローグ

人間達が何気なく暮らすこの世界には、人間とは違う種族が存在している

 

人間に崇められ、神の祝福を与える―――天使

 

人間に囁き、欲望を叶える―――悪魔

 

人間を羨み、共に快楽に興じる―――堕天使

 

彼等は時に救いを与え、時に破滅に導き、時に分かち合い、人々と関わっていた

 

その他にも、妖精や精霊、妖怪といった種族等、数多くの存在が人間達の生活の裏で存在している

 

異なる種族達は裏で隠れながらも、中には人間に関わったり人間の世界に溶け込んでいる者もいる

 

その存在はもしかしたら、あなたの身近にいるのかもしれない・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オッス、俺兵藤一誠

 

我らが学園の御姉様にしてオカルト研究部の部長、その実は悪魔の名家グレモリー家の次期当主リアス・グレモリー様の下僕悪魔です

 

ひょんなことから堕天使に殺された俺は、リアス様の下僕として悪魔に転生してもらった

 

命がけの戦いあり、素晴らし・・・いや、けしからんエロ展開あり、たわわなおっぱいもかわいいちっぱいもありまくりの青春悪魔ライフを満喫中です!

 

 

 

………………

 

 

だんだん夏も終わって涼しくなってきた秋の夜、いつものようにぐっすりとベッドで寝ていると

 

「イッセー。私の処女をもらって頂戴」

 

「ぶ、ぶぶぶ部長!?」

 

丸裸の部長に押し倒されていた

 

なんか前にもこんなことがあったような・・・

 

そうだ、ライザー・・・あの焼き鳥野郎との婚約騒ぎの前の日もこんな感じだった

 

「部長、一体どうしたんですか?もしかしてまたライザーの奴が来たんですか?」

 

押し倒された状態のまま、俺は部長に聞いてみた

 

もしそうならもう一度俺がぶちのめしてやろう!部長を二度も泣かせるあの焼き鳥は思いっきりぶん殴る!

 

いやそれとも別の悪魔だろうか?あれから部長の婚約者という話は聞いたことがないが、また新しい婚約者が現れて、部長にひどいことをしたのかもしれない。たとえそうでも俺はそいつをぶん殴ってやる!

 

ふにゅん

 

突然、左手が何かに触れた

 

・・・この余りある大きさ、張りのある弾力、鷲掴みがいがあるこの感触。こ、これは・・・

 

答えは・・・ハイ!部長のおっぱいです!

 

・・・いやいや!なんで部長のおっぱいが俺の左手にあるのですか!?

 

ふとよく見ると俺の左手首が部長につかまれていた

 

ぶ、部長?今日のスキンシップはずいぶんとあれですね・・・

 

落ち着け落ち着くんだ兵藤一誠。間違いがあってはならない

 

それに、俺の横にはアーシアが寝ている。もし、アーシアがもしここで目覚めようものなら・・・

 

『わ、私も混ぜてください!私もイッセーさんと・・・』

 

『アーシア!?』

 

『そう、なら三人で・・・』

 

『三人でって・・・俺にそんなこと・・・!』

 

『イッセー・・・』『イッセーさん・・・』

 

『う、ああ・・・』

 

いや、なぜ俺が襲われているんだよ!

 

・・・だがまぁ、それはそれで・・・タラー

 

―――ハッ!イカンイカン!流されるな男兵藤一誠!

 

最近アーシアに対する気持ちも変わってきたせいか普通にこんな妄想が出てしまう!

 

いつの間にか鼻から出た赤い液体を手でぬぐう

 

「ねぇイッセー、私の事が嫌いなの?」

 

部長が寂しそうな顔で問いかける

 

「そんなことありません!」

 

俺は力強く否定した。こればかりは言わずにいられなかった

 

「だって俺は、あの時から、ずっと部長の事が・・・!

 

「じゃあ・・・来て、イッセー・・・」

 

腕を広げて部長が待ちかまえた

 

い、いっちゃって良いのか俺!?

 

そうだ、昔の人が言っていた。『据えおっぱい食わぬは男の恥』と!

 

・・・こうなったら行きます!行きますよ!行きますとも!

 

俺は身体を起こして逆に部長を押し倒す

 

倒された部長のその目はトロンとしていて、顔もやや赤い。小さく吐息を吐くその様は、とてもムラっときた

 

・・・ごめんなさいサーゼクス様、部長のご両親。あと下で寝ているであろう父さん母さん。・・・兵藤一誠、今日俺は大人の階段登っちゃいます・・・!

 

「部ち―――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴスッ!

 

「―――痛っ!」

 

突然の頭への衝撃に目を覚ました

 

そこは夜中ではなく、まだ明るい昼間。場所は俺の自室のベッドではなく、いつもの教室

 

俺の目の前の人物は、艶かしく顔を赤らめた部長ではなく、苛立ちで青筋を立てた教師だった

 

あ、やっぱり夢だったのですね・・・

 

周りのクラスメート等は俺の様子を見てクスクスと笑っている

 

「兵藤、私の授業で眠るとはいい度胸だ・・・」

 

目の前では薄い頭が特徴的な教師がプルプルと震えていた

 

なんてことだ、よりによってこの人か。この教師は何かと厳しい頑固おやじと学園では有名で、もし授業中に寝ようものなら―――

 

「目が覚めるまで廊下に立っていろ!」

 

ソイツは廊下に立たされるのだ。今の俺のように・・・

 

寒い。窓から吹き込む風が身にしみて眠気も覚めてきた

 

とても惜しい夢だった。・・・まぁ、夢は夢だよな?

 

「そもそも、部長とあんな関係になれるわけないよなぁ・・・」

 

俺の深いため息が秋空に淀んでいった

 

 

………………

 

 

さて、俺が悪魔に転生して大体半年が経ち、悪魔の生活にも時折驚くこともあるけど着々となじんでいると思う

 

ちょっと前に転校してきた、かつての俺の幼馴染で、部長の戦車のゼノヴィアの元仲間だった紫藤イリナも、随分とグレモリー眷属に慣れていた。今じゃあアーシアとゼノヴィアの三人でいるところをよく見る。仲が良くて何よりだ

 

新たに加わったロスヴァイセさんも今や一教師として日本の生活にだいぶ慣れてきてるそうだ。最近は100円ショップに毎日のように通ってるとか・・・

 

気がつけばこの学園には悪魔、堕天使、(自称)天使、ドラゴン、吸血鬼、北欧の戦乙女と、色んな物がごった返しになっている。これも二天龍の宿命って奴なのだろうか?

 

これから先もこの街に悪魔や堕天使、天使等、人ではない方達がどんどん集まってくるだろう

 

・・・そういえばここ最近になって、イリナとはまた別の、教会の人がこの街にやってきた

 

神父がいなくなって廃屋の状態で放置したままだった街唯一の教会に

その新しい神父がいるらしい

 

アーシアを助けた時の、フリードやレイナーレと戦った時のあの教会だ。そう言えばコカビエルの時も一度あそこで戦ったと木場から聞いたな

 

その教会の事をクラスメイトから聞いた翌日アーシアと一緒に見に行ったけど、いつ崩れ落ちてもおかしくなかった程のボロボロの廃屋は立て直したばかりの綺麗な教会に変貌していた

 

そのときに神父さんを見たけど、ブロンドヘアに知的な眼鏡のイケメンだった。歳はおそらく20ちょっとって感じの若い男。あんな人が神父なら、すぐにでも人が集まるだろう。特に女性・・・ちくしょう

 

後で部室でそんな話をしたらイリナの知り合いだとか。後、『もしかして私ってあまり期待されてない!?』とイリナが騒いでいたな

 

死ぬかもしれない時が何度もあったけど、騒がしくて笑顔であふれる今がとても楽しいと思っている

 

そんな日常がいつまでも続けばと思っていた。だが、また新たな危機が迫っていることを、この時の俺は想いにもよらなかった・・・




初めての方は初めまして!御存じの方はどうも!シュレディンガーの熊です

初めてクロスに手を出してみて思ったより手がかかったけど頑張っていきます

ハイDの時系列は9巻後、修学旅行後のつもりです

毎度の駄文でしょうがよろしくお願いします
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