PS極振りが友達と最強ギルドを作りたいと思います。 作:五月時雨
『私の全ては、あなたの為に』
いつも、考えてしまうことがある。
私には、ツキヨみたいな凄い才能がないこと。
私は、ツキヨに助けられてばかりなこと。
戦うのは、好きだ。
魔法は大好き。
だけど、私は遠距離戦が苦手。
だから私は、前衛魔法使いなんだ。
誰よりも前に出て敵を焼き尽くし、味方を前で守る。
後ろで守られながら砲台をする、一般的な魔法使いなんかじゃなく。
前衛で。敵を翻弄しながら一番前で敵を焼く。
それが、私の今の戦い方。
だから、本当は
なにさ。
二人して前衛って。
バランスが良い?
違う。私達のバランスは最悪だ。
私は前衛が得意なのに、本当は苦手な後衛で。
ツキヨは後衛ができるのに前衛で。
装備による前後の立ち位置が違うだけで、本当は私が前に出て、ツキヨは後ろから【飛翼刃】で圧殺だってできる。
けどそれをしないのは、ツキヨの身体操作技術が卓越しているから。
今回みたいな相手には、ツキヨの《神速反射》が必須だから。
ツキヨはNWOを始めた時に剣を選んだけど。
ツキヨも気付いてないツキヨの才能は魔法使い向きなんだ。
そうじゃなかったら、百メートルも伸ばした刀身を意のままに操ることも、それで遠くの敵を狙い撃つこともできない。
でも、それでもツキヨが近距離であれほど戦えるのは、反射速度に頼っているから。
他人の行動を後手から追い抜き、何時でも先手が取れるから。
人外の反射速度は、本当に反則。
あと、本人の諦めが悪いっていうのもある。
そろそろ、私にボードゲームで勝つのは諦めた方がいいと思う。
本当なら最初から私が純正の前衛、ツキヨが魔法使いを主軸に、サブで剣を使ったら良かった。
その方が、ツキヨも私も強かった。
だって魔法使いを選んだのは私の我儘だから。
そう考えてしまう度に、私は無意識に
だけど。
それでも魔法が使いたいんだ。
後衛が苦手でも、大好きだったから。
ツキヨに迷惑かけちゃっても。
始めた頃からずっと、負い目を感じていても。
「私は、ツキヨの隣に立っていたいから」
私だって、
並び立つために、このくらいの賭けは喜んでやってやる!
「【
◆◇◆◇◆◇
「HPが半分になってから、また攻撃が苛烈になったね……」
ツキヨはクラーケンから離れて泳ぎながら、一人つぶやく。
前半は一度として使用してこなかった魔法も使用して、ただでさえキツい触手攻撃が更に捌きにくくなる。
クラーケンが使った魔法は、設置型の爆弾のようなもの。
クラーケンの身体全方位に出現し、触れると爆発する。触れなくても時間経過で爆発する厄介なもの。しかも発現した瞬間のみ魔法陣が見えたが、次の瞬間から見えなくなった。ツキヨが持つ【魔法隠蔽】と同系統のスキルを持っているのだろう。
まともに近づくこともできないし、安全圏にいても触手が縦横無尽に襲い来る。
というかこの空間に安全圏など存在しない。
クラーケンからこれ以上距離を取れば、魚たちの標的になる。
これ以上近づけば、隙間の無い爆弾の海に身を投じる事になる。
八方塞がりの手詰まり。何とか迫りくる触手を捌いて爆弾の範囲に入らないようにしているが、それではダメージも与えられない。
【飛翼刃】は一度試したが、触手を何層にも重ねて受け止められた。厄介な。
「ミィは、大丈夫かな……」
自分は今のところ大丈夫。膠着状態に陥っているだけだ。ミィのあの【炎槍】爆撃の時に備えればいい。だけど、クラーケンの
魚の方は完全に任せるしか無い親友に目を向けた、その時だった。
静謐な海の底で、茹だるような暑さを感じた。いや、これは最早
同時に、蒼の世界を染め上げるような、鮮やかな赤いオーラが全域に広がる。
まるで、世界そのものを侵食するかのように。
「ミィ……?」
その発生源は、後方にいる親友。
太陽のような暖かな光が世界を照らす。
ツキヨの【血塗レノ舞踏】とは違う、暖かで柔らかな日の光。
だが同時に畏怖すら抱く、超自然的な恐怖。
「なに、したの……ミィ……」
その答えを、ツキヨはまだ知らない。
◇◆◇◆◇◆
【魔力炉】
それが、ついさっき私が取得したスキル。
―――
【魔力炉】
スキル終了後、一時的MP減少・一時的MP喪失・永続的MP喪失のデメリットを有する3つのスキルを内包する。
取得条件
MP総量が1000を超えていること。
一定時間内に魔法使用にてMP残量を一定回数以上0にすること。
また、魔法の使用回数が一万を超えること。
―――
この戦いの中で、MPが回復するたびに魔法を使えるだけ使った結果が、こうして今、スキルの形で反映されているのは嬉しい。
その中で、今使用したのは一番軽いデメリットの一時的MP減少スキル。
【魔力炉・負荷起動】。
効果は十分間、MP総量を
そして、魔法の
代わりに、使用後にしばらくの間、MP総量が四分の一にまで下がるというもの。
この私の周りに見える
言わば、MPの前借りだ。
未来においてMPを減らす代わりに、減らした分を今使う。
使ったMPは跳ね上がった回復速度によって即座に回復し、魔法は限りなく減ったクールタイムによって乱射可能。
「今なら、いけるっ!【炎帝】【炎帝】【炎帝】【炎帝】【炎帝】ッ!」
浮かぶのは都合十の灼熱球。
全てが私の手中で操作され、私を守るように全方位に展開する。
「焼き払え―――ッ!!」
ちょっと、テンションが上がったのは許してほしいけど、これで最良の結果を引き寄せられるなら何でもいい。
十の【炎帝】を一気に放ち、魚もクラーケンの触手も、近くにある一切合財を滅却。
正直に言うと頭が割れるほど痛いけど、考えてる暇もなく【遅延】スキルに【炎槍】を連続装填していく。
同時に、残ったままの【炎帝】を一直線にクラーケンに突っ込ませ、周囲に設置してある不可視の爆弾を強制起動させ、その爆風も
力技で道を切り開く!
「ツキヨ!」
「任せて!」
クラーケンから距離のあるツキヨは、一度は【白翼の双刃】に戻していたけど、また【薄明・霹靂】を使っている。
接近する間に触手は復活し、爆弾も設置されるだろうけど……。
「【フラッシング・ペネトレイター】っ!」
………うわ……何あの速度。っていうか、それ【刺突剣】最上位のスキルだっけ?前方の遠距離までを一突きで貫く突進技。
クラーケンの
AGIに関係なく高速で突っ込む突進技なら、私が作った道を有効に使えるってわけね……。さすがツキヨ。
その発想力というか、引き出しの多さに驚けばいいのか、二刀【八岐大蛇】の方がダメージ大きいことに呆れればいいのか、もう私には分かんないよ。
というか、考えてる暇なんてない。魚の処理を続けながら、全ての爆弾を力技で処理するために、使える魔法を全部使う。
爆炎で吹き飛ばし、業火で燃やし、噴火の如き勢いで壊し、灼熱の炎で消し飛ばし、蒼き炎で滅する。MPは使うたびに回復し、減る様子はないけれど。
「【炎て――っ!あぁもう
この状態のもう一つのデメリットが来た。
今空間内には、私が使用した魔法が数えるのが億劫なほど、その効力を残したまま存在している。確実に数百を超えている。
その残存魔法の数は一定数で飽和し、一時的にそれ以上の魔法が使用不可能になる。
こんなこと、普通はありえない。
だって、それは
だけど、今の私はほぼ無制限に魔法を行使できる。当然、飽和もする。
でも、それだけやった価値はあったのか、魚は燃え尽き、触手も殆ど焼却して
クラーケンのHPは三割五分。
ツキヨ、今がチャンス!って言おうとしたけど、何故かツキヨはこっちに泳いで来る。
「ミ、ミィ、何これ……?」
「ツキヨ。なんでこっち来たの?」
「いや、そろそろ【潜水】限界時間でしょうに……【アクアエウロギア】【聖流絶渦】」
「あぁ、そっか。忘れてた」
「忘れてたって……」
でも、もう正直言うとやばいんだよ。
「聞いてツキヨ。あと数分で、私戦えなくなる」
「えっ……」
「これは、そういうスキルだから。魔法がほぼ使えなくなって、完全に足手まといになる」
あと二分で【魔力炉・負荷起動】が解除される。何とかさっきまでで【炎槍】百発を準備したけど、それだけじゃ心許ない。
これからする提案が、倒した後に物凄い危険があるっていうのは重々承知してる。だけど。
「何で、そんなスキル使って――」
「勝手にやってごめん。迷惑かけてごめん」
でも、それでもツキヨの役に立ちたかった。
笑えないよね。結局、足手まといの迷惑になっちゃうんだから。
それでも、できることはある。
「ツキヨの道くらいは、作るよ」
「みち?」
「うん……【殺刃】を当てるための道」
「それ、は……っ」
分かってる。ここまでの数時間を、全部無駄にする行為だってことは。
だって、確実に殺すスキルなんだから。
最初から使えた、最強の一手なんだから。
それを、あと少しになって使うっていうのは、これまで少しずつ削った努力全てを水泡に帰す行為だって、分かってるから。
―――でもさ。ツキヨが言ったんだよ?
「負けるのが、一番駄目なんでしょ?」
「―――」
言った本人が忘れてちゃだめだよ?良い記憶力はどこに行ったのさ?
「あの浮島から地上にもう一度降りられるか分かんないから。死ぬのだけは、一番やっちゃだめなんでしょ?」
「そう、だけど……」
「万全は期した。頑張った。死なない努力もした。その上で、クラーケンには勝てなかった!」
だから。
「だから勝負に負けても、死合いには勝とうよ。
―――ね?」
今できる最大限で、ツキヨを支えるから。
◆◇◆◇◆◇
【殺刃】を使うのは、本当に最後の手段にしている。
どうしようもない敵。絶対に勝てないような敵に、それでも勝ちたい時の最後の手段として。
だけど、もうチャンスなんだ。
今だって極論を言えば、ミィを見捨てれば勝つことができた。けど、それじゃ本当の勝ちじゃないから。私はミィのところに戻ったんだ。
負けたとしても、最後のチャンスを失ったとしても、ミィを見捨てるのだけは、絶対にあり得なかったから。
ミィはこの戦いの間、ずっと私を支えてくれた。私に迫る危険な攻撃を全て対処し、全ての魚を引きつけ、触手を千切り、私には攻撃に集中させた。
その間、ミィのHPが何度も危険域に達していた。慌てて回復したら、『
―――本当に、何考えてるのよ。
自分は魚の攻撃を何度も受けて、それを気にも止めずに私の補助をして……。
ミィは何に、そんなに鬼気迫っているの?
戦い始める前から今まで。ずっと、私の道だけを作り続けてきたミィ。
なんで、そんなに自分を蔑ろにしてまで、私のサポートをするの?
「教えて、ミィ」
そんな、私の嘆願を。
「そんなの、簡単じゃん」
心からの笑顔で。
「ツキヨの力になりたいから!」
もうとっくの昔に、私は支えられているのに。
――――――
小学校……たぶん、2年生だったと思う。
今住む町に転校してきた私が最初に出会ったのは、純粋なまでの悪意だった。
日に一度、必ず気絶する私。
そのタイミングは毎日バラバラで、原因は医者にも、誰も分からない。
私自身、この反射速度に気付かず、これが普通だと思っていたから。だから普通ですらない私は、落ちこぼれだと思っていた。
落ちこぼれの私。
誰より劣る私。
いつも劣等感に苛まれ、私はダメなのだと。
人として、出来損ないだと。
そう思ってた。
そんな、いつどこで気を失うか分からない存在を、みんな気味悪がった。
やれ、病気だ。
やれ、呪われてる。
やれ、近づくな、
そんな、純粋なまでの悪意。
前いた学校も、似たような悪意に満ち満ちていて。耐えられず、不登校になり転校した。
両親すら謎に包まれた原因を恐れ、表では優しかったけれど私がいない時には、私を施設に預ける話すら上がっていた。
希望はなく、仕方ないことだと諦めて。
月の光すら差さない絶望の闇夜を受け入れた。
ここでも、同じかと。
やっぱり、私は誰より劣っていて。
悪意を向けられるのが当然で。
私には存在価値なんてなくて。
人間以下の何か。
みんなと同じになれない『普通以下』。
その思いだけが私の中にあった。
今思い出しても、一番、死にたい時期だった。
けれど。
そんな世界に、ある時光が差した。
『だだだ、大丈夫!?なになになに!?えっ!けがとかしてないよね!?』
そんな風に、慌てて、混乱して、半泣きで。
本気で私を心配する彼女。
なんで、心配するんだろう?
なんで、手を差し伸べてるんだろう?
なんで、出来損ないのわたしに悪意を向けないんだろう?
なんで?なんで?なんで?
――なんで、こんなにあったかいんだろう。
私の心に、温かい火を灯してくれた女の子が、神様みたいで。
その時から。
差し伸べられたその手を取った、その時から。
私は救われた。
それが、
『私、毎日、気を失っちゃうから……病気とかじゃないけど。私が、できそこないだから』
コントロールできない私は、自分が出来損ないだと思って。悪意が当然だと思ってた。
『なら、わたしが近くにいれば、すぐたすけられるね!』
そんな私を、いつも救い上げてくれるのが、美依だった。
『つくよーっ!たすけっ、むりむりむりぃ!?』
『みいちゃん、大丈夫!?』
そんな神様みたいな子も、苦手なことはたくさんあって。特に高い所はダメダメで。
だから、少しずつ親近感を抱いた。
『うわ!
『あの子のボール、遅いよ?』
『学年一早いよ!?』
五年生の頃、体育のドッジボールでこんな会話をしたのが、多分きっかけ。
気絶癖は治らなかったけど、この頃には、美依と一緒にいるのが、当たり前だった。
『よく考えたら、
『えー?何が?』
『………動きが?』
『なにそれ?』
心にゆとりができて。
家族のことは当時諦めていたけれど。
塞ぎ込んでいた頃や、ちゃんと伝えられなかった頃から育ち、ようやく、コントロールの手がかりが掴めた。
その間にも、本当に色々なことがあったんだ。
『そいつと一緒だとお前も呪われるぞ!』
『お前も病気になるんじゃねーの!?』
私に向けられるべき悪意は美依にまで及んだ。
苦しかった。
申し訳なかった。
何度も、美依から離れるべきだと心が叫んだ。
でも、それら全部。
『そんなことないもん!
そう言って、何度も何度も。
何日も……何年も………。
私の言葉を信じて、守ってくれた。
泣きながら、体を張って。
私の、手を取って。
『なんで、そんなに守ってくれるの?』
そう、聞いたことがあった。
私は出来損ないで。
毎日、気絶しちゃって。
美依にも悪意が向けられて。
迷惑しか、かけたことがないのに。
私と離れた方が、美依のためになる。
他の友達を全員失って。
クラスで二人で気味悪がられて。
『だって、月夜は優しいじゃん』
美依が言ったのは、たったこれだけ。
この言葉に、どれだけ救われたことか。
悪意しか知らなかった私に、純粋な。
一欠片の不純物もない。
完全な100%の好意が。
そうやって笑う美依の言葉が。
本当にありがたくて。
初めて出会った時と、同じ温かさを感じた。
その日から、私は決めたんだ。
美依の力になるって。
この気絶とも向き合い、改善するって。
何があっても、絶対に諦めないって。
美依を支えるって。
貰った温かさの分、美依に返すために。
それが私にできる、唯一の義務だから。
だから、私は今も美依を助けるんだ。
貰った想いを、何倍にもして返すために。
美依には、たくさんの物を貰ったから。
大切だったものを、沢山奪っちゃったから。
ずっとずっと、支えられてきたから。
だから私の行動理念はどこまでも
美依の為に、ゲームでだけど剣を磨いた。
美依の為に、できる事は全部やった。
美依がいなければ、私は今も毎日気絶してた。
………いや。
小学校のあの時、私の人生は終わっていた。
きっと、自殺という最もつまらない終わりで。
それを救ってくれたのが。
掬い上げてくれたのが。
私の神様で。
私の救いで。
私の支えで。
私の希望で。
―――私の、親友。
◆◇◆◇◆◇
「ツキヨの力になりたいから!」
いいよ……もう十分すぎるほどに、ミィにはもらったんだから。もういいよ。
これ以上貰っちゃったから、一生かかっても返せなくなっちゃうから。
「とうの昔に、ミィからは沢山貰ってる」
「私からあげた物なんてないよ」
ミィにとっては、そうかもしれない。
でも、死を待ち望んでいた私に、優しさをくれたミィは、私に命をくれたようなものだから。
今、こうしていられるのは、全部ミィの優しさがあったからだから。
「ミィは、そのままで良い。そうじゃなきゃ、返しきれないよ」
「だーかーらーっ!」
「うぅん。貰った」
ミィは私に何かをあげたつもりがないから。
私の恩返しが、一方的に助けられてるって、思っちゃってるんだよね。
でも、私は貰った。
沢山沢山、ミィから貰った。
だから、私に何かをしようとしなくて良い。
気負いなんていらない。
「私の
「そんなこと――」
「あるんだよ。
光のない闇夜が、月の光で優しく仄かに色付いた。その次は、太陽として照らしてくれた。
大嫌いだった
ミィは報いたいって言ったけど、逆なんだよ。たくさん貰った私が、ミィの
ミィはずっと昔から私の
だから、私がミィの作る道を疑うなんてあり得ない。だから、ここまでクラーケンを削ることができた。
だからこそ。
「けど。
私の道を作るために、ミィが傷ついてしまうのは、例えミィ自身が許容しても許さない」
「っっ」
「
太陽よりは、弱い光かもしれないけれど。
遅くなって、日の光は落ちてしまったかもしれないけれど。
それでも
だから。
「
ツキヨの、今までの内面でも纏めましょうか。
『友情も、親愛もある。
美依のことを親友だと、心から思う。
けれど、想いの根底にあるものは。
この想いは、そんな優しいものじゃない。
あなただけが、支えだった。
あなただけが、希望だった。
あなただけが、拠り所だった。
あなたの、大切な場所を奪った。
あなたの、大切な繋がりを奪った。
あなたに、全てを失わせた。
だから、私はそれ以上を与えなきゃいけない。
あなたが得るはずだった友情も。
あなたが向けられるべきだった愛情も。
その全てを、より大きな想いで。
―――それが、私の『
その為に、
あなたを守ることで、受けた恩に報いたい。
その為に、私の全霊を以って支える。
今の私がいるのは、あなたのお陰だから。
私の
………ね?
軽々しくガールズラブと言うには重いでしょ?
ツキヨがこれまで『ミィのために』と協力してきた理由。その根幹にあるのは、血を吐く程に必死な『義務感』です。
今まで散りばめてきた
その全てをここにぶつけました。
ちなみに布石を全て拾うと、かなり重めの伏線になります。探してどーぞ。全部見つけないと完成しないがなぁっ!
比較的分かりやすい伏線を挙げるなら、『一日一回は気絶してた』と『皆遅いね』かな。
書いたのは第三話『PS特化と初戦闘』です。
この時には海皇戦をどうするか、大体決まっていました。スゴくない?(自画自賛)
異常は一切無い。なのに原因不明で毎日気絶する子ども。それを周囲が不気味に思わないなんて、あり得ませんから……。
『皆遅いね』もようやくです。
ようやくこの一言を、こうして出すことができました。長かった……50話越しって何(白目)
補足しておくと、今では家族関係も多少回復してます……そうじゃなきゃ、物語の最初の方みたく明るくないですから。