PS極振りが友達と最強ギルドを作りたいと思います。 作:五月時雨
長い螺旋階段を登り終えた先は、滝が落ちる崖の上だった。
方角としては目的と外れていないし、あのまま進んでいたらいつか越えなければならなかった崖だったので、むしろ楽ができたと言える。
「結果的にラッキーだった、かな?」
「道理で長い螺旋階段のはずだよ」
空は見えていたが、百段近くあった気がする。
「この三日、上がったり下がったり……果ては落ちたし」
「あはは……」
クラーケンの祠へは下り、今は上り、クラーケン戦後は落ちた。
上下移動の激しい冒険である。
そんな冒険三日目ももう夕暮れで、テントはあるが、できるだけ安全を確保したい二人は、夜の移動も考慮に入れて早速動くことにした。
「私達の移動は転移がかなりあるから、四方八方にマッピングがされてるんだよね……」
自らのマップを見れば、虫食いのようにポツンポツンと埋められている。だが逆に、そのお陰でイベントエリアの全体像がある程度見え、中央との距離も分かりやすくなっている。
「どんな感じ?」
「このまま問題なく進めば、夜の移動無しで明日の午後には着くよ」
「問題があれば間に合わないんだね?」
ミィの指摘に首肯して、ツキヨはマップを閉じる。次いで開くはインベントリ。
「まぁ今は人もいないし、上から見る滝もキレイだし、休憩ついでにピクニックしよ?」
「うわ相変わらず色々入ってる……」
インベントリからシートを取り出して地面に敷くツキヨ。相変わらずの四次元ポケットにため息しか出ないミィだったが、いつも通りだとツキヨの隣に座った。
「問題が起こる前提で急ぐなら、夜もずっと移動になるしね。そうなると必然、視界が効かないからプレイヤーに狙われる」
「そうなる前に休憩はちゃんと取る、と。しっかりしてるねぇ……お茶おかわりー」
「はいはい」
少し早い気もしたが、夕食を取る二人。因みに今日は、前日に調理してインベントリに投げ込んだ海鮮各種である。
「上から見ると完全にグランドキャニオンだね」
「自分があの中歩いてたんだね……あ、ツキヨが突き崩した崖見える!」
「あれ、ゲームなのに戻らないんだ……」
巨大な斬痕の刻まれた崖を発見してはしゃぐミィと、ゲーム的な力で元通りになると思っていたツキヨ。
雑談をして夕食を終えると、後片付けを済ませて歩き出した。
「夜も動く、で良いんだよね?」
「何だかんだ、まだ夜の探索してないからね!霧の渓谷は途中で諦めたし」
「仮眠程度は取れるように、急ぎ目で進もうか」
「……ツキヨがちゃんと寝れるくらいは確保したいっ!」
「……なんで私?」
そこは自分じゃないの?あるいは二人共。そう思ったツキヨに、“なんでもなーい!”と後ろから抱きついてくるミィ。
「なんか、やけに明るいね?」
「そうかな?渓谷じゃ霧で気を張ってた分、今は気が抜けてるのかも?……嫌なら離れるよ?」
「嫌じゃないけど……でも私の【STR】じゃちょっと辛いかな?」
ミィが装備を全部解除して、初期装備になればぎりぎり……と言ったところの【STR】しかないツキヨとしては、踏ん張るので精一杯。
なら仕方ない。とミィはツキヨから離れ――
「これなら良いでしょ?」
――手を繋いだ。
「【比翼連理】してないけど?」
「なんとなく繋ぎたくなっただけー」
視界を遮るものが無いので、奇襲を受ける心配はない。万が一があっても、それはツキヨの索敵から逃れることはできない。
そう確信してのミィの行動にツキヨは苦笑いして、“まぁ良いか”とそのまま歩いていく。
「あ、でもこのままじゃ不安だし、真火水たち呼ぼうか」
「レベル上げもしたいしね。イグニス【覚醒】」
「真火水、【覚醒】」
それぞれの指輪から呼び出し、イグニスはミィの肩の上に留まり。真火水もツキヨの肩の上でぐでる。ツキヨはそんな真火水を繋いでない方の手で撫でつつ、落ちないように肩から下ろして、腕の中に抱えた。
「……戦える?」
「魔法だけでもある程度戦えるし、剣一本くらいは持てるからね。適当に【飛翼刃】操作するよ」
「それで勝てちゃうのがツキヨだよねぇ」
イグニスが真火水に批難する視線を向けているが、真火水はお構いなしにリラックス。
真火水も戦うときは戦うし、これはこれで可愛いので、言うこと無しなツキヨは気にしない。
それからしばらく。
乾燥した大地を抜けた二人と二匹は、廃村の中を歩いていた。
そして日も完全に落ちたが、イグニスの炎の体がいい塩梅に周囲を照らしている。
灯り代わりにされているイグニスは不本意顔だが、この為だけにミィが魔法を使うよりは効率がいいので我慢してもらう。
「【聖水】―【聖浄水域】真火水、【氷火】」
「イグニス【聖火】」
今は、二匹のレベル上げ中。
廃村は思った通り、夜になるとアンデッドの類が出現する。しかし動きは遅く、二匹でも十分に対処ができると判断したツキヨとミィは、サポートだけして二匹に戦わせていた。
「イグニスも、私と同じでアンデッドに相性がいいよね」
「不死者特攻持ってるもんねー。あ、イグニス後ろに【炎羽】」
ツキヨは【聖水】によって不死者、アンデッドなどに特攻性能が付き、イグニスはパッシブで効果を発揮する。
ツキヨは今まであまり効果を見せなかった【比翼の戦乙女】についたスキル効果を実感しながら、真火水に指示を出す。
「【聖水属性】を付与したら、真火水がイグニスと同等に戦えてるからね……真火水、【翼撃】【氷火】!」
【聖水属性】を付与することにより、イグニスと同等の戦闘力を得ている真火水は、一体を体当たりで吹き飛ばし、勢いのままに数体まとめて燃やし、次いで氷らせる。
程なくして、アンデッドの群れが片付いた。
「やっぱり、この子達強いね」
「相性が良いとはいえ、あの数相手に戦えたからね。このまま、廃村を抜けようか」
「さんせーい」
流石に廃村で一夜を明かすのは不気味なので、戦闘を繰り返しながら廃村の中を歩いていく。
その間、流石にイグニスと真火水の二匹だけでは時間がかかりすぎるので、ミィとツキヨも援護射撃をした。
そうして、やがて廃村の中央付近までやって来たとき。奥の方で、戦闘音が聞こえた。
「……ミィ」
「……このまま進もう。言い方は悪いけど、漁夫の利を狙える」
「なら真火水たちは戻した方が良いね……真火水、お疲れ様。【休眠】」
「イグニス、【休眠】」
二匹を指輪に戻した二人は、足早に戦闘音の聞こえる方角へと進んでいく。対モンスターにしろ対プレイヤーにしろ、ミィとツキヨが組んで負けることは、ほとんど無い。可能性があるとすれば、同じく強力なボスを倒したメイプルとサリーのコンビ位のもの。ならば戦ってるところに乱入すれば、運が良ければ漁夫の利を取れる。プレイヤーに襲いかかるのが禁止されていない以上、プレイヤーとして正当な権利だ。
進むほどに戦闘音は大きくなり、かなりの大人数が戦っているのが分かった。
同時にツキヨの【気配察知】の範囲にも入る。
「これ、プレイヤー同士だね。一人かなり強い」
「なら、その強い人が襲われてるのかもね」
【気配識別】によって感じた気配が、一人だけ飛び抜けて高いことに気が付いたツキヨ。それを聞いて、ミィはその強い人が狙われたのだと判断した。そして灯りのない廃村を突っ切った先で見たものは。
「はぁっ!」
「ぐっ!【パワーアタック】!」
「甘いっ!」
「ちっ!囲め!魔法で攻めろ!」
和服を着た女性が、数人のプレイヤー相手に大立ち周りしている光景だった。
「前回イベント七位のカスミさんだね」
「知り合い?」
「いや、ただシンが負けたって言ってたから、気になってたのと……」
闇夜にいてなお鮮やかな桜色の着物に、紫の袴。刀一本で相手プレイヤーをバッサバッサと斬り捨てていく姿は、正しく女剣士。
しかし、そのカスミにはかなりの疲労が見えた。足取りは重く注意は散漫。なんとか凌いではいるし、戦えてはいるが、危なっかしさが見て取れる。恐らく、かなりの連戦。人数が多かったので時間がかかっているのだろう。
そんなカスミを見て、ミィが問いかけた。
「気になってたのと?」
「……カスミに援護しようか」
「はぐらかさないでよ。それに、残りのプレイヤーくらいなら勝てそうだよ?」
危なっかしさはあるが、それでも実力差は埋まらないのかカスミの方が優位に立ち回っている。だからこそ、援護は必要なく、このまま立ち去った方が良いのではとも思ったミィだが。
「……はぁ。カスミは、
「………聞いてないんだけど?」
「計画段階だったんだよ。内容を固めてから話すつもりだった」
カスミは、【炎帝ノ国】を最強ギルドにするために、必要な人財の一人。他にも候補が数人いるが、自分のより先、あるいは密接に『彼女』が関係を築いているため、難しいと思っている。
「……ままならないなぁ…」
「で、助けるんでしょ?」
「うん。恩で脅すつもりは無いけど、多少なり意識してもらいたいからね」
「そういうことなら」
数人で一人を狙うのは、プレイスタイルとして間違っていないし、確実性を取る為には重要なことだ。しかしミィは、夜の戦闘ならばもう少し、戦闘をスマートに運ぶべきだし、もっと確実性を確保するべきだったと思う。
なぜなら。
「こういう横槍が来るからねっ!【炎帝】!」
「【氷槍】!」
大火球と氷の槍が、カスミと他のプレイヤーたちの間に突き立ち、壁となる。
「な、なんだ!?」
「助太刀よ」
「【比翼】に、【炎帝】だと!?」
驚くカスミに、ツキヨが声をかける。
カスミの助太刀に入ったので、別に彼女に手を下すつもりはない。
「……なぜ、お前たちが?」
「我々は我々の考えで動く。お前は、そのついでで助かる。それだけの事だ」
「私達はカスミの味方な訳じゃない。ただ彼らの敵。それだけよ」
演技でとりあえず格好いいことを言って乱入してみた二人は、ノリノリでカスミに声をかけた。
しかし余りに堂に入りすぎていて、本人たちしか気付かない。
相手側のプレイヤーには悪いと思うが、運が無かったと諦めてもらうとして、ツキヨは一歩を踏み出した。
『ひっ!?』
「おっと…逃さんぞ?【炎帝】!」
前門の
ツキヨが【白翼の双刃】を左右に広げ威圧すると、途端に逃げる様子を見せる相手プレイヤー。
しかしミィは彼らを左右から挟むように【炎帝】を放ち、動きを止めた瞬間に【フレアアクセル】で背後を取って逃げ道を絶つ。
「くそ!なんだって【炎帝】と【比翼】が介入してきやがる!」
「あんたらは関係ないだろうが!」
「関係は無いけれど、彼女に用があるの。死なれては困るわ」
「わ、私か!?」
『大事な勧誘の機会、逃してたまるかぁー!』と言ったところだ。しかし、直接的な勧誘をする意志は、今の所無かったりするツキヨ。
「と、言うわけだ。貴様らは運が悪かったと思って……」
「「ここで消え
前後からの範囲も威力も桁違いな挟撃に、彼らは無残にも倒れた。
◆◇◆◇◆◇
「さて。知っているだろうが、私はミィ。
【炎帝ノ国】のリーダーをしている」
「ツキヨよ。前回イベント七位のカスミね。会えて嬉しいわ」
「カスミだ。こちらこそ。さっきは助かった。正直あのままでは、押し切られそうだったからな」
廃村の中央付近の大きな平屋が、モンスターの来ないエリアになっているとカスミに案内してもらい、自己紹介を済ませた三人。
しかし、カスミはまだ怪訝そうな顔だった。
「前回イベントでお前たち二人に遠く及ばなかったのだが、私のことをよく知っているな?」
「貴女、シンに勝ったでしょう?」
「【崩剣】のシンか……確か、あいつも【炎帝ノ国】の所属だったか。なるほど。報復か?」
刀に手を伸ばし、すぐにでも抜ける体勢を取るカスミに、しかしツキヨは何もしない。
「いいえ。幹部の中でも二位の実力があるシンを倒した貴女に、少し興味があっただけ」
「………ならば先ほど言っていた私への用事とはなんだ?」
「方便」
ニッコリと微笑みながら、なんてこと無いようにティーカップを傾けるツキヨ。
そんなツキヨに、『おいいつの間に出した』と非難がましい視線のカスミ。無論ミィはもう察して、そして諦めている。
「貴女も飲む?」
緑茶とお茶菓子もあるわよ?とインベントリから団子やら羊羹やらと和菓子が出てくる。
今度こそ、『お前そんなのまであったのか……』的な視線を向けてくるミィ。和洋完備である。
抜かりなし。
「……緑茶を貰おう」
「どうぞ」
「ツキヨ、私にももらえるか?」
「えぇ……ブラック?」
「紅茶で構わん」
飲めないブラックを敢えて勧めてみるが、すげなく断られた。ので、仕方なく普通に紅茶を渡す。
「グッ!ケホッケホッ…!」
はずもなく、ストレートだと渋みの強いアッサムを、更に長めに抽出した、かなり苦味の強いものを渡した。
なお、これは前日の朝、ツキヨが徹夜明けに目覚ましで飲んでいたものと同じだったりする。
「ツキヨ……」
「ふふっ……ごめんなさい?ミルクティー用の濃いやつだったわ」
恨みがましく、眼尻に雫を浮かばた視線を寄越してきたので、小さく笑ってミルクと砂糖を渡す。ツキヨでもストレートでは徹夜明けにしか飲まないが、ミルクティーにすれば丁度良いため、多めに淹れて持ってきていたのだ。
「その……仲が良いのだな?」
「で、なければ、リーダーとその補佐など務まらないでしょう?」
「なるほど、確かに」
ミルクと砂糖を入れてちびちびと飲むミィを横目で見て、カスミはイメージがガラガラ崩れていくのを感じた。
カリスマとか強者オーラとかをビシビシ放っているのに、同時になぜか普通の少女然とした雰囲気も纏っている。
一言で言って、『よく分からない』。
気を張っているようで、リラックスしている。
対するツキヨは、自然体だ。
だが自然体の中にも一本、ピンと張り詰めた糸のような怜悧さがあった。
“なるほどこれが、常在戦場か”と、カスミは目の前の白銀への警戒を数段上げた。完全な思い違いである。
ツキヨもミィも、ただ演技で取り繕っているだけ。ミィに関しては隣にツキヨがいるため、本来の肩肘張った演技が、ある程度リラックスできているがためのごちゃまぜ。
ツキヨに関しては、デフォルトの演技を貫いているだけだ。
「まぁ、今回はほんの気紛れだ。運が良かった、とでも思ってくれれば、それで良い」
「気紛れ、か」
「あぁ。ツキヨのな」
「我々【炎帝ノ国】とペイン達、それに例外中の例外を除けばトップのプレイヤー。あれまでこれと言ったうわさ話も聞かなかった人。一度会ってみたかっただけよ。他意は無いわ」
例外中の例外とは、お察しの如くメイプルである。ごく短期で頭角を現した驚異的な防御力を持つ大盾。例外としか言えない。
それに比べれば、カスミのプレイはとても堅実な物だ。突飛なスキルを持つものが多いトッププレイヤーの中でクロムと並んで堅実、良心的。気にならない訳がない。
「ならば、その気紛れに感謝しておこう」
「えぇ、そうして頂戴」
ティーカップの中身を飲み干し、やおら席を立つツキヨ。それに続き、ミィも立ち上がった。
「行くとするか。私は先に出ているぞ」
「えぇ。すぐ行くわ」
「もう行くのか?」
「取り急ぎ、進む必要があるのよ。イベントは残り四日。お互い、最後まで楽しみましょう」
ミィが近場のアンデッドを一掃しに、先んじて平屋を出ていく。
「あぁ、忘れていたわ」
「む。どうした?」
「これは、貴女の戦利品よ」
倒したプレイヤーが落とした銀のメダルを投げ、ミィの背を追いかけるようにツキヨも平屋の戸に手をかける。
「私達が手を下さなくとも、恐らく貴女なら勝てていた。故にそれは、貴女の戦利品で間違いないわ。……また、会いましょう」
「あ、おい!」
後に残されるのは、ぬるくなったお茶とカスミ一人。
「……最後まで掴みどころのない二人だったな」
◆◇◆◇◆◇
「あれで良かったのか?」
道すがら、ミィが胡乱そうな声音で問いかけた。
「何が?……って、演技抜けてないよ?」
「ぐぬ……。で、良かったの?ちゃんと勧誘どころか、関係性すらまともに築いてないじゃん?」
せめてフレンド登録くらいすると思ったよ。と、ミィが愚痴る。
「【比翼連理】して伝えてきたのが、『すぐに出る』だけって、説明を要求するよ」
カスミに平屋に案内されている途中で、いつでも戦えるように【比翼連理】は掛けていた。ただ意思疎通は直接接触……手を繋ぐなどしなければならないため、流石に控えていたのだが。
ツキヨがミィに砂糖とミルクを渡す時に手を触れ、なるべく早く立ち去ると伝えていたのだ。
「んー……まぁ一つは、いま勧誘するつもりがないって事だね。恩を売りたいだけだったし、何より益がない」
「益が、ない?」
「勧誘してOK貰ったとしても、今いるメンバーでの明日からの運用は決まってるし、彼女が【炎帝ノ国】じゃない時の取り決めに従えっていうのは横暴。かといって自由にしたらしたで、こっちは大グループなんだから、ある程度縛らなきゃいけない」
「別に私は気にしないよ?」
「うるさい奴もいるって事。特に古参面してるのとかね」
万が一の危険や面倒を排するのが、自分の役目だとツキヨは語る。
「で、急いで出た理由は単純。私達に時間がないから」
「明日からのことだね」
「そーゆーこと。それに第一としてOK貰えるかも分かんないし、初対面なのに休戦の意思も交わさずに一夜を供にする…なんて、怖くてできないよ」
「そう言えば……」
そう言えばそうかと、思い出すミィ。あの平屋は、モンスターが来ないだけで戦闘自体は可能だ。故に、カスミにいつ襲われてもおかしくなかった。
「こちらから手を出すのは論外。かと言って向こうの警戒を解くには時間がかかる……面倒ごとは、イベントが終わってからで良いよ」
一度でも顔合わせをしておけば、次に接触した時の会話がスムーズになる。それだけでも、ツキヨとしては益はあった。これ以上踏み込んだ方が不利益が上回る。
「最善は確かにフレンド登録をすることだけど、明日を考えると時間がもったいない。次善が今回は最善だったってことか」
「うん。向こうの性格をある程度掴めて、向こうもこっちの性格を、演技だけど掴めたと思う」
だから、カスミとの一件はこれでOKだと、話を終わらせにかかるツキヨだった。
「余計な時間を取られたし、先を急ごうか」
速度特化で登場してるから忘れがちだけど、実はまだ登場してなかったカスミさん。
取り敢えず渡りつけたけど、この後普通にメイプルたちと出会い、原作通りに一緒にダンジョン落ちます。
次回かその次辺りで、やっと二人でのイベントは終わるかな。【炎帝ノ国】としてのイベント後半が始まります
25日に速度特化。26日に次話を投稿します!