PS極振りが友達と最強ギルドを作りたいと思います。 作:五月時雨
裏方の一切合切を引き受けてるから、ツキヨって実は物凄い忙しいのよね。
「あら?どうかした、ミィ?」
炎が上がり、切り刻まれる。
十数人のプレイヤーが忙しなく動き続ける“そこ”は、正しく戦場だった。
「いや、まだそんなに隠し持っていたのかと、少し呆れていた」
「……あぁ。これは私じゃないわ。フィールド内部で集めるように、事前に言っただけ」
山と重なる素材を見て呆れるミィに、ツキヨが何でもなさそうに答える。百人を超えるプレイヤー達を満足させる為に、今も彼ら彼女らは全力で戦っていた。
しかし、その表情は笑顔で溢れていて、心の底からこの戦場を楽しんでいるのが見て取れた。
「日も落ちたし、少しやり辛いわね……ニール、ドヴェルグに連絡して頂戴。篝火を増やしてもらえるかしら?」
「畏まりました」
明かりも無しにこの戦いをすれば、僅かな手元の狂いが失敗に繋がる。失敗策を提供することは、彼ら彼女らのプライドが許さない。故にこそツキヨは手を離せない自分に変わり、ミィに付き従っていたニールに篝火を増やすよう手配した。
ニールがメッセージを送ったのを確認し、ツキヨが戦いを続けながら確認に入る。
「“向こう”の作業は終わっているかしら?」
「はい。既にツキヨさんから受け取った物は配置済みで、その他資材も組み終わり、残りはメインだけとなっています」
「結構。ミィは先に“向こう”に入っていて頂戴。勿論ニールも」
「……手伝いくらいするが?」
「ミィさんがやるのであれば、私も。今はメイドですし」
戦場は激化し、戦況は刻一刻と進んでいく。しかし、“向こう”もまた戦場なのだ。多くの人が集まり、メインが来るのを今か今かと待ちわびている。だからこそ、ミィにはその時間稼ぎを頼むのだ。彼女がいれば、大抵のことはうまく転がるから。
「いいえ、こっちは我々に任せなさい。ミィは挨拶周りでもしてくると良いわ。……ニール」
「補佐はお任せください。ウォーレンさんと協力して、ですよね?」
「えぇ、それで良いわ。彼が一番、メンバーのことが分かっている」
「ツキヨさん以外で、ですね」
言葉少なに連絡を終えた頃、資材を担いだドヴェルグたちが戦場に到着した。
「早速頼むわ。中央と、それぞれの持ち場近くに追加で一つずつ。それと……ヴィト」
「警備と運搬だな。足が速い奴らも連れてきたから、モンスターの事は気にせず続けてくれ」
「篝火の数無茶言いやがる……」
「それと、ドヴェルグ―――」
双剣を腰に差したヴィトが1パーティーを引っ張って、周囲の警戒に走り出す。ドヴェルグも愚痴をこぼしながらも作業を開始した。戦場ももうすぐ終わる。ここからがラストスパートだと、ツキヨは声を上げた。
「さぁ、ここから一気に仕上げるわよ!今日この日を、我々の料理で盛大に盛り上げましょう!」
『はい!!』
そう。ここは
『百人を超える【炎帝ノ国】なら、こうしたイベントに際して沢山料理が作れそう』
そんな一見ふざけた理由でメンバーに加わった彼ら彼女らの、唯一無二の最高のイベント。
それこそが、この料理である。中には現実でも料理人や料理教室をしている者が数人おり、クオリティは最高。見た目にも味にも拘った品々でメンバーの喉を唸らせる事に、彼らの瞳は情熱の炎を燃え上がらせていた。
「四番上がります!」
「七番も上がります!」
「二番ヘルプもとーむ!」
「九番もう少しです!」
「………」
「ニーナはクインを休ませて!十二番台よ!四番台と七番台、十二番台の料理を手分けして運びなさい!ムラタは二番キールのヘルプ!セリスも終わり次第キールの所に!」
「「「はい!」」」
四番担当のニーナと七番担当のムラタが料理が完成したようなので、クインとヘルプを求めた二番担当のキールの元に向かわせる。なお、クインは完成したのだが、単純に疲れて声が出ない様子。満足そうに笑っていた。九番担当のセリスも間もなく完成するようなので、終わり次第キールの元に走らせる。
「一番上がるわ!すぐに持っていって!」
かく言うツキヨも自身の作業を終えて、十五番まである調理台を見回してカバーに入ったり、指示を飛ばしたりする。
【料理】のスキルレベルが上がるのは嬉しいが、彼ら彼女らほど料理に情熱を注いでいるわけではないツキヨだけが、楽しいより忙しいの感情が大きいのだが。そんな彼女が取り仕切るのは、少々皮肉である。
そして料理がほとんど完成し、ヘルプ込みであればさほど時間もかからず終わると判断した頃、ツキヨは聖域から出ることにした。
「では、残りは頼むわ。疲れてるでしょうけど、本番はこれから。皆も楽しんで頂戴」
『はい!』
一足先に出た理由は、ツキヨがこの決起集会とも言うべき宴の主催者であり、全体準備を統括しているからだ。既に大半は終わっていて、あとは料理の完成だけだったのだが、
「へぇ……ウォーレンもなかなかやるわね」
広場は、まだ始まってもいないのに盛り上がりを見せていた。以前の結成式の時に使ったテーブルを配置しての立食形式なのは同じであり、常に流動的なふれあいがある。席を用意しても良かったのだが、それではモンスターが出た際の対応に遅れが出るため却下された。
篝火が全周をぐるりと囲むように設置され、中央のキャンプファイヤーと相まって普段とは違った、なんとも言えない雰囲気を醸し出している。
「いい感じだろ?」
後ろから声がしたので振り返ると、グラスを差し出して“にやり”と笑うウォーレンが立っていた。
「ええ、流石ね。……ミィと一緒にいたんじゃないの?」
「挨拶周りは終わったからな。お付きはニールに任せても大丈夫だろうから、俺は休憩」
「そう。ご苦労さま」
「料理の方は終わったのかよ?」
「もう大分並んでるでしょう?もうすぐ全て揃うわよ」
「それは重畳。明日から遠征だし、今日はめっちゃ食おっと」
既に並んでいる料理を見て、どれから食べようかと目を走らせるウォーレンに、まだあるから焦るなと嗜めつつ、ツキヨの目に不穏なものが入り込んだ。
「………ねぇ、ウォーレン」
「うん?どうした?」
それは広場の中でも少しだけ高い位置にあり、キャンプファイヤーを中心に広場全体を見渡せるように設置されたそれを指差し。
「……どうみても、『
赤と白の色違いに作られた、
「あーうん。まぁ、あれだ。――簡素ではありますが、玉座をご用意させていただきました」
「説明になってないわ!?」
「しかたねーだろ下からの突き上げが煩かったんだから!」
逆ギレするウォーレンの勢いに押されたじろぐツキヨ。理由を聞くに、例の噂がそもそもの原因らしい。
「『お疲れのミィ様には立食ではなく、ゆっくりとお休みいただきたい!』『では現在先頭で拠点指揮を取っておられるツキヨ様はどうなる!』『いっそ御二人共に座ってもらおう』……とまぁ、こんな感じだな」
「だからって玉座は無いでしょう玉座はっ!」
「まぁまぁ良いじゃねぇか。アンタら二人は象徴みたいなもんだろ?象徴は象徴らしくどっかり座ってろ。ミィが挨拶周りを終えた後に突貫で作ったらしいが、力作らしいぜ?」
「そんな所に力入れなくて良いのよ……」
豪華とも瀟洒とも言うわけではないが、他の物より明らかに力の入れようが違うことがわかる玉座に肩を落としたツキヨ。狙ったのだろう、
「はぁ……もう良いわ、何でも。私はミィの所に行くから」
「おう」
ツキヨは諦め、どうせ座るならミィも巻き添えにして、二人で恥ずかしい思いをしようと思い、ミィを探すために歩を進める。しかしふとあることを思い出し、一度だけ立ち止まった。
「あ、そうそう言い忘れていたわ」
「あん?」
「少ししたら余興をするから、貴方も適当に合わせて頂戴」
「は?余興?」
「よろしく頼むわ」
「ちょ、いや……はぁ!?」
混乱するウォーレンをクスクスとおかしそうに笑い、ツキヨはミィの下へ歩いていった。
◆◇◆◇◆◇
「お疲れ様、ミィ」
「ツキヨか。準備は終わったのか?」
「えぇ。ただ、マルクスについては後にしましょう。貴女が音頭を取らないと、始まるものも始まらないから」
ニール経由で伝えられたマルクスについての相談は、ツキヨ側からも後々しようと思っていたこと。故に宴が落ち着いてからマルクスと接触すれば、十分に話せるだろうと判断していた。
「ツキヨ……見たか?」
「……えぇ。本当に嫌なのだけれど、皆の厚意を無駄にしたくはないし、この時間だけの我慢よ」
「私はずっとここに座らされていたがな?」
玉座ほどの力の入れようは無い、突貫で作った普通の椅子に腰掛けていたミィが嫌々と言った表情で重い腰を上げた。
「お二人のイメージカラーで、とってもおもしろ………素敵だと思いますよ?」
「ニール。せめて本心は隠してほしかったわ…」
愉快そうにクスクスと笑うニールに二人して嘆息し、どちらからともなく笑った。
「ははっ……まぁ、これも仕方ないことだ」
「ふふっ……えぇ、そうね。
『そう』見えるような演技をしていたのだと考えれば、『そう』捉えられても仕方のないこと。故に、あの玉座は当然の帰結であり、自分たちが受け入れなければならない現実だ。
((そう思わなきゃ、やってらんない……))
……内心は、二人共こんなものだったが。
心無しか、目のハイライトさんが職務放棄。
「ニールもご苦労さま。ここからは私がミィといるから、もう今日は自由に楽しんで頂戴?」
流石にずっとミィと一緒に拘束していたので、宴くらいは自由に楽しんでもらおうと声をかけたツキヨ。しかし返答は。
「では、このままでも良いですか?」
「え?」
いや、貴女にだってフレンドはいるでしょう?と、そんな質問が喉から出かかって。
「……もしかして、メイド服が気に入った?」
「はいっ」
服の裾をひらひらふりふり。にへら〜と頬を緩ませるニールさんは、どうやらメイド服がお気に召したらしい。
「どうせなら、このまま給仕するのも楽しそうだなーと。それに玉座に座る愉快……じゃなくて、素敵なお二人を間近で見れますし!」
「本心さえ隠せれば、まだマシだったのに……」
“はぁ〜……”と額に手を当てて呆れるツキヨ。
「……自由にして良いと言ったのは私だものね。まぁ、良いわ。それで満足なら、私は良いわよ」
「居て困ることは無いからな。
最近ため息が多くなったと、またため息を吐きたくかるツキヨだったが、遠目に全ての料理が出揃い、準備が完了したのが見えた。
「時間切れだな……行くか」
「えぇ」
「私は一度、みんなと合流しますね」
「……そのまま楽しんでも良いぞ?」
「此方の方がおもしろ……面白そうなので!」
「遂に言い切ったわねニール……」
さっきまでですら本心を隠せてなかったのに、もはや隠す気すら無くなったらしい。『ドSサブリーダー』→『ひぇ……っ』の子とは思えない。偽物だろうか。
「あはっ、言い切りますよー。……だって、楽しんでこそでしょう?」
「………そうだったわね」
ツキヨが、自分が撒いた種だったらしい。楽しいなら思った通りにやれば良い。何の
仕方ないなぁ……と苦笑したツキヨは、けれど嫌な気持ちではなかった。急遽ミィのメイドに仕立て上げたのは自分だが、嫌がらずむしろ楽しんでいる姿は、安心した。
「どうした?早く行くぞ」
「ふふっ……、はぁい」
それなら、これ以上言うのは野暮というものだし、本人の好きにさせておけば良い。
人のプレイを否定しない。同時に全肯定もしない。『受け止める』だけ。それが、ツキヨのスタンスなのだから。
日の完全に落ちた薄暗闇のフィールドを、無数の篝火が仄かに照らし出す。
時折出るフィールドモンスターは、初心者でも頑張れば倒せる強さであり、百名を超える【炎帝ノ国】の敵ではない。
キャンプのような日常とかけ離れた独特の空気感と、モンスター対応のために完全武装した非現実感が混ざり合い、高揚とした雰囲気に包まれている。
「―――さて。
皆も待ちきれないようだし、手短に」
そんな中、皆の視線が一点に集まる。そこに立っていたのは、二人の女性。
「まずは皆が無事、この場に集まれたことを嬉しく思う」
暗闇を照らす炎よりもなお赤く、熱く、情熱的な赤を宿した【炎帝】の声が、しんと静まり返った拠点に響き渡る。
「――そして
空に浮かぶ月に照らされる銀髪が夜の澄んだ空気に靡き、凛とした声が透き通る。
『新たな仲間』という言葉に首を傾げた皆に、ツキヨとミィはアイコンタクトを交わす。
「イグニス、【覚醒】――【聖火】」
「真火水、【覚醒】――【氷火】」
不死鳥の雛鳥が橙に燃える聖なる炎を、幼き地獄の侯爵が青白い炎を天に放ち、頂点でぶつかり合い夜空に花火のような二色の火花を散らし、冷たい風が吹いた。
突如出てきた二匹のモンスターに全員が驚愕しているのを見て、二人して大成功とほくそ笑む。
「「そしてこれからの三日間が、皆にとって最高のイベントとなることを願って」」
掲げたグラスに月明かりが反射し、液体を通る幻想的な光に目を細める。
上空を交差するように飛び交う二匹は、地上に優しく照らす炎と月明かりにキラキラと輝くダイヤモンドダストを振りまき、その光景はさながら彼らのこれからを祝福するよう。
「「乾杯!」」
◇◆◇◆◇◆
宴もたけなわといった頃。
女性プレイヤーたちが行列を成していた。
ミィの肩に留まっているイグニス。
ツキヨの足元で眠そうに欠伸をする真火水。
「あ、あーん……」
「……わふっ」
『か、かわいぃ……っ』
特に真火水の方は見た目が愛くるしい羽付き豆柴なだけあって、餌をあげようとするメンバーが絶えなかった。
しかし、現状で真火水が餌をもらうのはツキヨとミィからだけである。そのため“プイッ”と顔を背けてしまうのだが、その仕草すら愛くるしさの塊であり、『あーん』できなくても悶える女性プレイヤー達。
モンスターで見た目の人気が高いのは、やはり一層序盤のフィールドに出る角兎だろう。あれもまた愛らしい見た目で人気が高く、倒すのが忍びないというプレイヤーがそれなりにいる。しかし、それでも相手はモンスター。攻撃はしてくるし、間違っても
しかし目の前のこの子達はどうか。
大人しく、利口で、ツキヨとミィに付き従っているではないかっ!しかもめちゃくちゃリラックスしてる!こんなの……こんなの……っ!!
「可愛すぎませんかね……っ!!」
ツキヨとミィの後ろに控えていたニールが身悶えする。『私も餌あげたい!』と全身で表現するが、真火水は時折ツキヨが投げるご飯を空中で華麗にキャッチするだけ。他の人の『あーん』は見向きもしない。イグニスもイグニスで、ご主人様に似て凛々しい顔で肩に留まり、体を撫でるミィの手を受け入れている。
「一体、どうやって手に入れたんです?」
「超高難度ダンジョンの討伐報酬だ」
「強かったわよねぇ……危うく諦めかけたし」
「本当にな……」
『うわ……』
近接最強と魔法最強の二人がタッグを組んで、それでもなお諦めかけるほどに強大なモンスター。近くで聞き耳を立てていたメンバーが、皆そんなのを相手にしたくなくなった。必然的に、テイムモンスターも諦めた。
「あれは1パーティーで勝てる設定じゃなかったな。レイドパーティーを組むレベルだ」
「そうね。普通にプレイすれば、絶対に勝てない設定でしょう。レイドなんて現状組めないし」
『つまりこの二人は普通じゃないんだぁ……』と遠い目になる周辺メンバー。ついでに、この二人でレイドボス並みの強敵を相手取れるのだと察し戦慄する。
「さて、と。そろそろ場も落ち着いてきたわね」
“ちょいちょい”と真火水を呼ぶツキヨは、首元にしがみついた真火水をひと撫でしてやおら立ち上がり、おもむろに広場中央へ歩き出した。
「ツキヨ?」
「なに。ほんの余興よ」
全体に聞こえるようにやや大きめな声音で発せられた言葉に、ウォーレンがピクリと反応したのを視界の端で捉え、腰に提げた内の右翼を抜き放つ。
「【飛翼刃】」
ブンッ!と伸びた刀身を頭上で一振りし、風圧で篝火を掻き消す。広場からキャンプファイヤー以外の明かりが失われ、光の届かない遠方が闇に覆われる。
「真火水」
それからツキヨは真火水に指示を出した。
わふっ、と小さく鳴いた真火水は高速飛翔し、元あった篝火に【氷火】を灯す。
夜闇を照らした暖かな赤い炎とは打って変わり、寒々しさの感じる妖しく照らす青白い炎が揺らめき、盛り上がりを見せた明るい雰囲気が、一気に氷点下まで落ちた。
「―――ウォーレン」
右翼の【飛翼刃】を解除して元に戻したツキヨは、刀身を地面に突き立てて、妖艶に笑う。
その笑みを見て、ウォーレンは彼女が何をしたいのか察した。
「はぁ……ったく。余興ってそういうことかよ」
「良いでしょう?別に」
「何度もやった事だしな」
背負った黄槍を手にとってクルクルと回し、馴染ませるウォーレン。ツキヨも自らの右翼を構え、不敵に笑う。
「男子三日会わざれば刮目して見よ、なんて言葉もあるけれど……丁度三日ね?」
「俺よりツキヨ様の方に刮目せざるを得ないんだが……」
「あら、そう?」
事ここに至って、多くの人が二人が何を始めるか検討が付いた。
「ギャラリーが多いけれど……助っ人を呼んでも良いわよ?皆で盛り上がりましょう?」
乱闘は冒険者の花だもの。そう言って妖しく口元を歪めるツキヨは、ロールプレイが物凄いキマっていた。
「……誰でも良いんだな?」
「えぇ。いつも通り、私はパッシブスキル以外使用不可。そちらは
攻撃系のスキルを一切使わないというツキヨに、周囲が俄にざわつき出す。
「良いぜ。なら―――
「よっしゃ!どっちが勝つか博打と行くか!」
ニヤリと笑い、高らかに宣言したウォーレンの声に、ドヴェルグが賭けを始めた。これもまた、料理班に彼を呼んだ時にお願いした仕込み。近接最強と名高いツキヨだが、挑むウォーレン側が複数いるならば、勝敗は分からない。それも、ツキヨ側はスキルを使わないのだから。だからこそ、この賭けは成立する。
それを見越しての、妖しさ満載の決闘に賭けは大盛り上がりとなった。
そして。
「ふむ。面白そうだ。私も混ぜろよ、ツキヨ」
ツキヨに並び立った【炎帝】が、心底楽しそうに笑った。
真火水
羽付き黒豆柴は今日も人気です。
けどシロップや朧とは違ってツキヨとミィにしか懐かないから、基本的にご飯も無視。しかし、その姿すら愛くるしい。
ファントム・ワールドを知ってる人なら分かるけど、これで大きくなったら可愛さ無くなるのよね……悲しいような、格好良くて好ましいような……悩みどころ。
ここで余興と称して戦うために、『幹部候補』のその頃を書いたって裏事情あり。お待ちかねのヴィトさん活躍回となるのか。ミィ参戦で
明日は投稿しないよ〜