「現れた大蛇の対し戦いを挑んだ私たち」
「じゃがいくら傷を与えても瞬時に元に戻ってしまう」
「隙を見て逃げましたけど何故か相手は追いかけてきませんでした」
「一方であたしらは村に逃げた軍人を無事捕縛することができた」
「けどそこで出会ったのはかつてのクリスの知り合いのソーニャだった」
はいOK、それじゃあそろそろAXZ編第四話、どうぞ。
サンジェルマン達からの襲撃後、帰還したマリア達は藤高と友里と共に司令室へと戻っていた。
「観測任務より帰還しました」
「ご苦労だった」
「はぁ、やっぱり本部が一番だ・・・安心できる」
「皆さん、お疲れさまでした」
「ありがとうエルフナイン、貴方も応援ありがとうね」
「どういたしまして」
エルフナインが照れていると、フィーネが藤高達に声をかける。
「安心してるところ悪いけど、今夜はまだ眠れそうにないわよ」
「ええ、死ぬ思いして手に入れたデータサンプルもありますしね、そのつもりです」
「そう言いつけても、無敵の怪物の出現か・・・パヴァリア光明結社を表舞台に引きずり出せたものの、一筋縄ではいかないようだ・・・」
「大丈夫」
「そうデス、次は必ずあんな怪物倒してやるデスよ!」
「うむ、一度の撤退でうちらの闘志は消えておらんからな」
「ああ、俺たちの方でもあの怪物について、そしてパヴァリア光明結社について解析してみせる」
「お願いします、キャロルさん、エルフナインさん」
「任せてください!」
一方で、サンジェルマン達はホールの地下にあった金色の結晶に視線を向ける。
それは400年前、はるか昔に遡る。
「はるか昔、フィーネが残した異端技術の断片の収斂させ、独自に錬金術を編み出してきた私たち、パヴァリア光明結社。だからこそ、異端技術を独占し、優位を保とうとするフィーネとの激突は避けられず、統制局長アダムは、神の力を形とする計画を進めていたのだけど、要たるティキを失った光明結社は、歴史の裏側からも追い立てられてしまう」
そんな中、後ろから誰かがやって来る。
「そして400年の時を得てフィーネは消滅し、米国政府をも失墜させた僕らは手にしたのだ、開展の機会を」
「っ! いらっしゃったのですか」
「ああ、気になったからね、僕自身も、ティキのことが」
そう言って男は結晶に近づき、結晶を愛でるように撫でる。
「後はこれを持ちかえるだけだ、彼女を」
「天体運航観測機である、ティキの奪還は、結社の計画遂行に必要不可欠、何より」
「そう、必要なんだ、この星に、正しき人の歴史を紡ぐためにね、だろ、サンジェルマン」
「・・・ええ、人は誰も支配されるべきではないわ」
「その通りだ、ティキの回収は務めよう、僕が、その代わりカリオストロ、プレラーティ、頼みたいことがある」
男の言葉に二人は反応する。
「・・・何を頼むつもりなワケだ?」
「なに、難しい話じゃないさ、まだ足りないのさ、数が」
「・・・それって、人を襲えって事かしら?」
「その通りだ、幸い近くに空港がある、そこで回収を頼みたい、信者達と共にね」
「だが、まだシンフォギア装者と仮面ライダーが来るかもしれない、ラピスもなしで戦うのは愚行なワケだ」
「ヨナルデパズドーリを使えばいい、あれなら敗北はほぼない、それとも何か不服かな」
「・・・いえ、問題ないわ、行きましょうプレラーティ」
「・・・ああ」
そう言って二人はそのままその場から離れる。
「・・・・・・」
サンジェルマンが心配そうに二人を見つめる中、男は誰にも聞こえない声量で呟いた。
「負けることはないさ・・・ほぼね」
そう呟き怪しく微笑んだことに、サンジェルマンは気が付かなかった。
真達は村の人たちを避難場所に連れて行っている最中だった。
今は先ほどのステファンとソーニャを連れて行っているが、場の空気はひどく重かった。
その証拠に、クリスとソーニャは先ほどから一言も発していない。
(ソーニャ・ヴィレーナ。歌で世界を平和にしたいと考えていたパパとママの賛同者。小さかった私にも優しくて、大好きだったソーニャお姉ちゃん・・・だけどあの日、キャンプに持ち込まれた爆弾で、パパとママはソーニャの不注意で・・・)
クリスが考え込んでいると、震えるクリスの手に誰かの手が重なる。
「っ!?」
クリスが驚き隣を見ると、未来がクリスを落ち着かせるように手を重ねていた。
そんな二人の様子をライズホッパーに乗っている真が見守っていると、通信が入ってくる。
「はい、こちら真」
『エスカロン空港にて、アルカノイズの反応を検知した。現場にはマリア君達を向かわせている』
『マリアさん達はすぐに決着をつけると言いましたが、確認した映像では錬金術師もいました』
「分かった、こっちも避難を終えたらすぐに向かう」
燃え盛るエスカロン空港、その中で信者達が繰り出したアルカノイズが多くの人間に襲い掛かっていた。
空港にいた結社に協力していた軍隊すらもアルカノイズは炭化させていく様子を、カリオストロとプレラーティは建物の上で見ていた。
「見てて胸糞悪いわね、やっぱり」
「ああ、だがこれもサンジェルマンの計画の為なワケだ」
「そうね、その為ならたとえあのクソ男と同じ道を歩んでも構わないわ」
カリオストロが陰口を言っていると、上空にS.O.N.Gのヘリがやって来る。
「やっぱり来たわね」
そしてそこから六人の乙女達が飛び降りた。
「Seilien coffin airget-lamh tron」
「Various shul shagana tron」
「Zeios igalima raizen tron」
三人の歌姫は聖詠を歌い、三人の戦士はホルダーからキーを取り出す。
『シルバー!』
『ブレイド!』
『ブラスター!』
『オーソライズ!』
『Kamen Rider...Kamen Rider...』
『変身!』
『シンフォニックライズ!』
『ヴァルキリーアガートラーム!』
『Seilien coffin airget-lamh tron.』
『『シンフォニックライズ!』』
『ガーディアンハバキリ!』
『クリムゾンイチイバル!』
『Break Down.』
乙女達はその身にシンフォギアを纏い、紫苑と桃恵もシンフォギアキーを使い『仮面ライダー滅 ガーディアンハバキリフォーム』『仮面ライダー迅 クリムゾンイチイバルフォーム』へと姿を変える。
『使用BGM:旋律ソロリティ』
「どこからだろう?声が響く 立ち上がれと言っている」
落ちていく最中、調と桃恵は『α式 百輪廻』と『BILLION MAIDEN』を放ち地上のアルカノイズを撃退していく。
「いつからだろう?鼓動が打つ 勇気を掲げ 今・・・ 明日へ!」
地上に降り立ったマリアとセレナは同時にカリオストロとプレラーティへと攻撃を仕掛けるが、二人共攻撃を避ける。
「のっけからおっぴろげなワケで、ならば早速!」
プレラーティがヨナルデパズドーリを出そうとした瞬間、切歌の肩部のユニットがプレラーティを拘束する。
「捕まえたデス!」
「下の奴らはうちと桃恵が務める!」
そう言って紫苑と桃恵は地上のアルカノイズの殲滅と信者達の鎮圧に向かった。
「プレラーティ!」
カリオストロが助けに向かおうとするが、マリアとセレナの二人がカリオストロに攻撃を仕掛ける。
カリオストロも二人に反撃するが、二人の息の合った連携で攻撃は全て躱されしまう。
「アガートラーム、シュルシャガナ、イガリマ、バルキリー、滅、迅、敵と交戦!」
「皆さん、頑張ってください・・・!」
「自分よりも相手を」
「だったらこっちで、無敵のヨナルデパズドーリを・・・!」
「信じることをしたくて」
カリオストロがプレラーティに変わりヨナルデパズドーリを繰り出そうとするが、その隙をマリアとセレナが見逃すはずはなかった。
「上手くは難しいけど」
「「はぁぁぁぁ!!」」
カリオストロがヨナルデパズドーリを繰り出そうとした瞬間、二人はすぐに迫りカリオストロの顔と腹部に拳と蹴りを叩きつけた。
「教える背を追って弱さを断ち切ろう!」
「攻撃の無効化、鉄壁の防御、だけどあなたは無敵じゃない!」
「あの大蛇が出なければ、私達に勝機はあります!」
二人の一撃でカリオストロは吹き飛んだ。
「強さの」
「理由に」
「溺れ足掻いて」
「闇に飲まれてた」
プレラーティは錬金術で切歌の拘束を外すと、すぐさま切歌と調がプレラーティに攻撃を仕掛ける。
「ちっちゃなカラダに」
「未熟な心」
マリアとセレナは二人がかりでカリオストロの攻撃を仕掛けていた。
(二人で繰り出す手数であの怪物の召喚さえ押さえてしまえば!)
「「頑張れッ!」」
「って言葉」
「ちゃんと受け止め」
「答えて行きたい」
マリアとセレナの連撃でヨナルデパズドーリの召喚を封殺していった。
「キ・ズ・ナ!旋律にして」
「歌に束ね ぶち抜け空へ」
「涙しても拭いながら 前にだけは進める」
別の場所では、紫苑はアームドギアとアタッシュカリバー、そして両足のブレードによる四刀流で変幻自在にアルカノイズを切り払いつつ氷の錬金術で信者の動きを封じ、桃恵は片手にアタッシュショットガン、もう片手にアームドギアで作ったショットガンの二丁で巧みにアルカノイズを撃ち抜き、風の錬金術で信者達を拘束していく。
「傷だらけで壊れそうでも 「頑張れッ!」が支えてる」
そんな中、藤高はある事に気が付く。
「っ!司令!シュルシャガナとイガリマの交戦地点に、滑走中の・・・!」
「航空機だとっ!?」
調と切歌、そしてプレラーティの背後から滑走中の航空機が現れる。
「高くは」
「飛べない」
「ガラクタ」
「それでも踏み出す」
「人が!?割と可愛い子達が!」
「構うな!止まったらこっちが死ぬんだぞ!」
滑空機の後ろからは、それを追いかけるアルカノイズの群れがいた。
「後ろ」
「だけは」
「向かない」
「ぜ・っ・た・い・に!」
マリア達も航空機の存在に気が付く。
「・・・っ、調!」
「切ちゃんの思うところはお見通し!」
「行きなさい!後は私たちに任せて!」
「了解デス!」
「うちらも手伝うぞ!」
「お願いします、お二人とも!」
「はい、任せてください!」
切歌と調、紫苑と桃恵は航空機へと向かい、残るマリア、セレナはカリオストロとプレラーティを前にした。
「あの四人でどうにかなると思ってるワケだ」
「でもあなた達二人でこの二人をどうにかできるかしら?」
カリオストロの言葉に応えるようにマリアとセレナは攻撃を仕掛ける。
「限界を決めるのは」
「他の誰かでもない」
「自分自身が此処で」
「終われるか?を決めて ハートに問いかけよう!」
航空機の方へ向かった四人はアルカノイズを攻撃するが、撃ち漏らしたアルカノイズが航空機のタイヤを分解してしまう、バランスを崩した航空機を支えるように切歌と調が航空機を支え、その間紫苑と桃恵がアルカノイズを撃退していく。
「音にも」
「風にも」
「笑う花にも」
「何かが支える」
司令室ではそんな六人の状況をただ見ているだけしかできなかった。
「一人じゃ出来ない」
「役割がある」
マリアとセレナも攻撃を仕掛けるが、相手は格上で決定打になる攻撃は与えられてない。
「「頑張れッ!」」
「って叫び」
「伝える側の」
「覚悟を背負って」
そんな中、通信機から連絡が入って来る。
「決・し・て!孤独じゃない」
「覚醒せよ眠るチカラを」
『皆さん、最後まで頑張ってください!』
『諦めるな、シンフォギア装者!仮面ライダー!』
それはエルフナインとキャロルからの声援、その声援で六人の眼に炎が灯った。
「どこまででも繋ぎゆけば 過去も超えられるかな?」
切歌と調は一瞬のアイコンタクトで調が前に出て、その後に切歌は肩部と脚部のユニットを巨大化させ航空機を支える。
「苦しみでも悲しみでも 「頑張れッ!」合言葉に」
調も航空機の前部で頭部のユニットと脚部の車輪を巨大化させ航空機を支え、アルカノイズを撃退した紫苑と桃恵も前に出て、桃恵は航空機の後部の上に乗り、紫苑は航空機よりも前に出る。
「分け合い」
「奏で合う」
「助け合い」
「紡ぎ合う夢を」
切歌は手に持つアームドギアの持ち手を伸ばし、伸ばした持ち手を調が手にし二人で支え、紫苑は巨大化させた刀身を斜めになるように地面に突き刺し、桃恵は二本の巨大なミサイルを繰り出しその勢いで航空機の速度を上げる。
「グッと」
「思い」
「込めろ」
「そ・の・む・ね・に!」
ミサイルの勢いと切歌と調の支えによって、そして紫苑の巨大な刀身の上を滑り航空機は空へと飛び立った。
「強く」
「なると」
「信じ」
「い・つ・の・日・か!」
それに合わせるようにマリアは短剣を左腕のユニットに組み込み変形させ、そこから極太の光線を、セレナはアタッシュアローにアサルトチータープログライズキーを装填し、高エネルギーの矢をカリオストロとプレラーティに向けて放った。
HORIZON†CANNON
アクセルストームカバンストライク!
二人の放った一撃をカリオストロたちは躱しきれず、そのまま二人を巻き込んで大爆発を起こした。
その様子を見てエルフナインは安堵の息をついた。
「流石です、皆さん」
「当たり前だ、俺を倒した奴らだぞ」
マリア達は変身を解かず、爆心地を見守っていた。
「私とマリア姉さんが持てる最大出力、これで倒せなかったら・・・」
セレナの不安は、まさに的中してしまった。
爆煙が晴れると、そこには傷一つないカリオストロとプレラーティが立っていた。
「まだ戦えるというのか!?」
紫苑がそう言うと、カリオストロは手をかざし光り輝く球体を繰り出し。
「おいでませ、無敵のヨナルデパズドーリ」
そしてその輝きは形作り、一体の大蛇、ヨナルデパズドーリが顕現された。
「くっ!此処までなの・・・!」
六人が絶望する中、そこに希望が飛び込んだ。
「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」
ガングニールを纏った響と真が上空から現れ、その勢いでヨナルデパズドーリを殴りつけた。
「効かないワケだ」
プレラーティが呟いた瞬間、ヨナルデパズドーリの殴られた部分が赤く輝きだす。
「「っ!?」」
それにはカリオストロとプレラーティも驚き、マリア達は絶望を振り払った。
「それでも無理を貫けば!」
「道理何てぶち抜けるデス!」
「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
六人の期待に応えるように、響と真の拳はヨナルデパズドーリを貫き、ヨナルデパズドーリは消滅した。
「どういうわけだ・・・!?」
「無敵のヨナルデパズドーリが、たったの一撃で・・・!?」
あまりの事態に二人は驚くしかできなかった。
そして響と真は六人を守るように前に降り立つ。
「だけど私達は・・・」
「ここにいる!」
二つの撃槍は、まさに不可能を可能にした。
さて後書きの時間だな。
「しかし相手が手に入れたあの人形は一体何なんだろうな?」
「さあな、それよりクリスの心配をしないとな」
「ですね、クリスさん無理をしないといいんですけど・・・」
「それにしても、今回は少し原作とは違う展開じゃな」
「はい、アルカノイズを繰り出していたのは信者ですし、少しおかしいところがありますよね」
そこんところは好きに考察してくれ、それじゃあいつもの行くぞ。
『質問返信コーナー』
今回の質問はこちら。
『影薄人さんからの質問』
これまで継菜真から見た主要人物達の印象を語って頂きましたが、今度は逆にシンフォギア装者やS.O.N.G.の面々から見た初対面の時と彼女を秘密を知った現在の印象をお願いします。(もし回答が長くなるのであれば、無印編、G編、GX編と分けて頂いても構いません)
てなわけでこの質問に関しては分けて答えさせていただきます、最初は無印組から。
立花響
「最初に出会った時はなんだかチケットを拾ってくれて優しそうな人だなって思いました、秘密を知った時はびっくりしましたけどそれでも真さんは頼りになる人です!」
小日向未来
「最初に病院で出会った時は女性なのに男性口調で不思議だなって思いました、秘密を知った時はそのことに納得して、今では頼れるお姉さんです、男性ですけど」
風鳴翼
「最初にお目にかかった時は面妖な仮面女だと思ったな、秘密を知った時は驚きはしたが、その程度で揺らぐ仲ではない、今も昔も継菜は頼れる仲間だ」
天羽奏
「あんときはシンフォギアもなしでノイズと戦えて一体何なんだって思ったな、秘密を知った時は度肝抜かされたけど、そんなの関係なしに真は最高の仲間だと思ってるよ」
雪音クリス
「あんときはフィーネのお目にかかった生意気な仮面女だと思ってたな、男だと知った時は驚いてしばらくはぎくしゃくしてたが、あいつが男だろうが女だろうがあっま変わらないな、本当に生意気で仲間思いな奴だよ」
風鳴弦十郎
「最初は翼や奏君を助けてくれた恩人で感謝していたさ、男だと知った時はもう少し真君の特訓量を増やしても大丈夫だろうと考えたな」
フィーネ
「最初はノイズと戦える未知の存在と同時に興味深い研究対象だったわ、男の子だと知った時は本当に面白い子だと再認識したわね」
・・・ってな感じだな、次回はG編組の回答を書かせていただきます。
「それじゃあそろそろ〆るか」
「「「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」」」