戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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AXZ編第十話、前回のあらすじは?
「真お姉ちゃんの前に突然アダムが現れました!」
「そしてそのまま真はあだむと戦い始めた」
「戦いが均衡する中、真さんが隙をついてアダムの腕を切り飛ばし一太刀入れた!」
「だが、その攻撃はアダムに届いておらず、謎のオーラがアダムを守ってやがった」
「そしてアダムの正体は俺と同じ転生した存在、アークだった!」
はいOK、それじゃあAXZ編第十話、どうぞ!


悪意

「転生・・・だと!?」

 

「その通りだ、私もお前と同じくこの世界に転生した存在だ」

 

真はアークの発した言葉に耳を疑った、目の前の人物が、自身の眼前で溢れんばかりの悪意を放つ存在が自分と同じ転生者だということに。

 

「私が転生したのは今より十年以上も前だった、この世界に転生した私は世界を彷徨い、そして人形であるこの男を見つけその体を乗っ取り、その人格をラーニングし消し去った。それ以来私はこの男を演じ再びかつての計画を取り掛かったのだ」

 

「かつての計画・・・?」

 

「そう、世界が変わろうとも変わらない我が望み・・・人類を滅亡させること、ただそれだけだ」

 

「っ!?」

 

アークの計画に真は絶句した。

 

「そのためにこの男を演じ、信者を増やし此処まで築いてきた・・・だがそんな時耳にしたのが貴様らだ、仮面ライダーゼロワン」

 

アークは忌々しそうな視線を真にぶつける。

 

「かつて私を滅ぼした存在がこの世界に存在する、貴様の存在を聞いた時私はこれを運命と悟った、貴様を滅ぼすことで我が望みは今度こそ叶うとな」

 

真はアークの言葉をただ聞く事しかできなかったが、ふとあることが頭に浮かんだ。

 

「・・・っ!まさか、紫苑達のフォースライザーはお前が!?」

 

「ん?ああ、あの時小娘に渡した試作品の事か」

 

「試作品・・・だと!?」

 

「私は力を行使することでこのようにドライバーや武具を作り出せることが出来るのだ」

 

そう言ってアークが手をかざすと、ドライバーから赤い閃光が放たれ、そこから一つのフォースライザーが作り出された。

 

「力を試した際作り出した試作機のフォースライザーの性能をテストするために、あの小娘に渡したのだが・・・上手くいって安心したさ」

 

そう言ってアークはフォースライザーを投げ捨て、真に視線を向ける。

 

「さて、無駄話はここまでにして・・・そろそろ続きといこうか」

 

「・・・ああ、そうだな、お前が何者であろうが、ここで倒すことには変わりはない!!」

 

真はプログライズホッパーブレードを構え突っ込むと、アークはアタッシュカリバーを生成し受け止める。

 

「はっきり言おう、貴様の実力はかつて私を倒したあの男と同等・・・いや、先程の戦略や行動を鑑みて総合的な実力は貴様が上だ」

 

「何を・・・ごちゃごちゃと!」

 

真はアタッシュカリバーを弾きアークに武器を振るうが、アークは先ほどよりも機敏な動きで真の攻撃を躱し、後ろに下がると自身の手元にアタッシュアローを、後方に大量のショットライザーを生成する。

 

それらを同時に放つと同時に真は飛電メタルで自身の身を守ると、再び飛電メタルを大量の剣に形成し射出するが、アークは先ほどの黒いオーラで全て受け止めてしまう。

 

「だが、それでも貴様は今の私に勝つ可能性は・・・0だ」

 

受け止めた瞬間、アークは一瞬で真の懐に入りこみ、真の腹部にアタッシュアローの一撃を喰らわせる。

 

「が・・・っ!?」

 

一撃を喰らい腹部を抑える真にアークは再び生成したアタッシュカリバーで何度も切りかかる。

 

真は飛電メタルで防御するが、ダメージを負った体では防ぎきれず幾つか喰らってしまう。

 

「く・・・がぁ・・・!」

 

何度も攻撃を受けてボロボロの真に、アークは自身の手にする武器を投げ捨てる。

 

「この一撃で、ゼロワンは滅亡する」

 

そう言ってアークは『アークドライバーゼロ』の『アークローダー』を押し込む。

 

オールエクスティンクション

 

その瞬間、黒いオーラが真を包み込み上へと浮かび上がらせる。

 

「なっ!この・・・っ!?」

 

真は抜け出そうとするが身動き一つとれず、そして上へと上がるとアークも飛び上がり、自身の右足にオーラを収束しライダーキックを放つ。

 

 

オールエクスティンクション

 

強烈なライダーキックを喰らった真は変身が解けそのまま地面に落下し倒れる。

 

「これが今の私の力だ」

 

アークはそのまま真を掴み、宙へと浮かび響達の元へと向かう。

 

「さて、そろそろ奴等もついた頃だろう・・・」

 

 

 

時を遡り紫苑と奏が響達の元にたどり着き、真のいた場所で爆発が起きた頃に戻る。

 

「今の爆発は!?」

 

「あそこって・・・さっきまで私たちがいた場所からだ!」

 

「もしや・・・っ!」

 

爆発が起きた瞬間、紫苑は気配を察しサンジェルマンの背後に視線を向ける。

 

「何者じゃ!」

 

紫苑の言葉に奏やサンジェルマン達が後ろを振り返ると、森の中から大量のローブを着た信者達が現れる。

 

「あいつらはあの男の!」

 

「信者共・・・一体どういうワケだ!」

 

カリオストロとプレラーティの言葉に信者の一人が前に出て答える。

 

「全ては我らが局長の、そして我らが神の為!仮面ライダー、シンフォギア共を滅亡させる!」

 

そう叫びその人物がローブを脱ぎ捨て、後ろの信者達もローブを脱ぎ捨てると、紫苑達はその信者達を見て驚く。

 

「馬鹿な!?それは!?」

 

信者達の腰には、紫苑と同じ『フォースライザー』が身に着けられていた。

 

「見るがいい!局長より賜りし我らが力を!」

 

信者達は懐からプログライズキーを手に取り、ライズスターターを押し込んだ。

 

ソルジャー!

 

キーを起動させフォースライザーに装填すると、信者達のフォースライザーから大量の『軍隊アリ』を模したライダモデル達が出現する。

 

フォースライズ!

 

コンバットアント!

 

Break Down.

 

大量のライダモデルが信者達の身に纏われ、信者達の姿が変わる。

 

一人一人が凝固なアーマーを身に着け、その手に灰色のコンバットナイフを模した『フォトンナイフ』を握り締めていた。

 

「そんな・・・あれは、仮面ライダー!?」

 

「馬鹿な・・・変身したじゃと!?」

 

「嘘だろ・・・そんなことがあるのかよ!?」

 

「これは・・・これも局長が!?」

 

「ちょっと、これはシャレにならないわよ・・・!?」

 

「一体あの男はどういうつもりなワケだ・・・!?」

 

信者達の姿に響達はおろか、サンジェルマン達も驚いていると、信者達はナイフを構え紫苑達に襲い掛かって来た。

 

「っ!くっ!」

 

それを見た紫苑はすかさず錬金術で氷を生成し、響達を氷に乗せて上へと避難させると奏と共に臨戦体制に入った。

 

ナイフを構え襲い掛かって来る信者達を次々といなしていくが、それでも次々と襲い掛かって来る大量の信者達に対し二人は防戦一方だった。

 

「くっ・・・数が多すぎる!!」

 

「じゃが、ここで何とかせねば危険じゃ!」

 

紫苑とが信者のナイフを受け止めると、背後から迫る信者の攻撃を受けてしまう。

 

「がっ!!」

 

その一撃を受け体勢を崩した紫苑に信者達は一斉に襲い掛かり何度も切りつけ、連撃を受けた紫苑は変身が解けてしまいその場に倒れる。

 

「紫苑!?」

 

紫苑が倒れたことに驚く奏だが、その隙を突かれ信者の一撃を喰らってしまい、紫苑と同じく連続で切りつけられてしまい変身が解けてしまう。

 

「くっ・・・!?」

 

「その命、神に捧げよ!」

 

変身が解けた奏と紫苑に信者達がナイフを構え襲い掛かる。

 

「奏さん!紫苑さん!」

 

「くっ!」

 

響が叫び、サンジェルマンが手にする銃を構えた瞬間、突然上空から何かが降って来て、地面に落ちると同時に周りの信者達が吹き飛ばされる。

 

「何!?」

 

「っ!あれは・・・!」

 

響達が注視すると、そこにはイグナイトを起動させたマリア、切歌、調、未来、そして変身したセレナと桃恵が二人を守るように立ち塞がっていた。

 

「響!遅れてごめん!」

 

「未来!みんな!」

 

「さぁ、行くわよ!」

 

マリアの号令で6人は奏たちを守るように信者達にを攻撃を仕掛ける。

 

マリア達によって信者達は次々と倒されていき、周辺の信者達の数が少なくなると桃恵は空を飛び氷の上にいる響達を回収した。

 

「マリアさん、皆さん、ありがとうございます!」

 

「礼には及ばないわ、だけどこいつらは・・・!」

 

マリアは周辺にいるまだ立っている信者達に視線を向ける。

 

「あの姿、まるでセレナ達と同じ・・・!」

 

「仮面ライダー・・・!」

 

「否、そいつらは仮面ライダーではない」

 

突然上空から声が聞こえみんなが上を見上げると、そこには空に浮かぶアークが立っていた。

 

「な・・・何、あれ!?」

 

「この溢れんばかりの邪悪な気配は・・・一体!?」

 

マリア達がアークの悪意に押されていると、響はアークの手に捕まっている真に気が付く。

 

「っ!?真さん!!」

 

響が真に気が付くと、アークは響達の所へと真を投げ捨て、未来が真を受け止める。

 

「貴方、いったい何者!?」

 

マリアが尋ねると、アークは変身を解きその姿を見せると、サンジェルマン達が驚く。

 

「っ!局長!」

 

「何っ!?じゃああの男が・・・!」

 

「お初にお目にかかる、僕はアダム・ヴァイスハウプト、パヴァリア光明結社の局長だ」

 

アークがアダムを模倣しそう言うと、信者達が一斉にアダムに対し跪く。

 

「どうかな、僕の信者達、『ソルジャーズ』の実力は?」

 

「ソルジャーズ・・・だと!?」

 

「そうさ、仮面ライダーとは違う、彼らの力さ、君たちのお陰で実現できたよ、二人の錬金術師達」

 

「っ!お主がうちらのふぉーすらいざーの制作者か!」

 

「いかにも、お陰で彼らを生みだすことができた、感謝するよ、今だけね」

 

そう言うと、アークは上空に手をかざすと、そこから巨大な火球を繰り出す。

 

「何をするつもりなワケだ!?」

 

「決まっているだろう、消し去るのさ、計画の邪魔者達を」

 

アークは火球に黒いオーラを混ぜ込み、赤黒くなった火球はどんどんと巨大になっていく。

 

その様子を見て弦十郎達も戦慄していた。

 

「まさか、錬金術を用いて常温下での核融合を行ったとでもいうのか!?」

 

「でも、この威力は普通の錬金術とは何かが違います!」

 

その火球を見たサンジェルマンは苦虫をつぶしたような表情を浮かべる。

 

「二人共、局長の攻撃に巻き込まれるな!」

 

「わーってるわよ!」

 

「撤退なワケだ!」

 

三人と信者達はテレポートジェムを使いその場から撤退する。

 

「膨張し続けるエネルギーの推定破壊力、十メガトン超!!」

 

「ツングースカ級だと!!?」

 

「っ!みんな!」

 

それを見たマリア達も、急いで行動に移す。

 

真を抱える未来を除く五人は急いで響達を抱え一か所に集まると、桃恵はテレポートジェムを取り出し地面に叩きつける。

 

そしてアークが火球を地面に叩きつけると同時にマリア達は転移され、辺りは爆炎に包み込まれた。

 

アークの一撃によって地面は溶け、そこが熱によって赤く輝く。

 

それを見たアークは瞳を赤く染め呟く。

 

「さぁ・・・再び戦おう、仮面ライダー共」





さて後書きの時間だ。
「とりあえずメタクラでアークに勝てるわけがなかった」
「見事にやられたな真、しかし更に厄介なことになったな・・・」
「ソルジャーズ・・・まさか信者達が仮面ライダーに変身するなんて・・・」
いや、少し違うな、あいつらは他で言うところのレイダーやシンクネットのような量産型の立ち位置の存在だ。
「つまり、あ奴らは仮面らいだぁではないと?」
ああ、だから安心してくれ。
「嫌だからって安心できませんけど、それであの人たちが使っていたキーって?」
俺オリジナル『コンバットアントプログライズキー』主にフォトンナイフを使った集団近接戦を主力としたキーでアークお手製のプログライズキーだ。
「モデルは軍隊アリ、確かにありゃ軍隊だな」
だろ、てなわけでそろそろいつもの行きますか。

『質問返信コーナー』

今回の質問はこちら。

『影薄人さんからの質問』
以前にS.O.N.G.の面々から見た継菜真の初対面の時と秘密を知った現在の印象を語って頂いたのですが、抜けていたメンバーである緒川慎次、藤尭朔也、友里あおいのお話を聞かせて下さい。

緒川さん
「真さんですか?そうですね、最初に会った時はどこにでもいる普通の女性と思いました、まさか彼女があの時の仮面ライダーだったとは。そして真さんが男性だったと知った時は柄にもなく驚いてしまいましたが、彼女が僕らの仲間の真さんであることには変わりませんよ」

友里さん
「最初にあったころ?女性の視点から見ても綺麗な女の子だったわ、正直羨ましいぐらいにね。けどまさか男性だったなんてね・・・けどそれでも彼女は私たちの大切な仲間よ」

藤高さん
「真さん?最初は奏さん以上に男勝りな女性だなって思ってたよ、けど女子力は高いし結構良い人だよ。けど男だって知った時は本当に驚いたよ、けどそれでも変わらず接してくれるから俺も変わらず接するつもりだよ」


・・・っとこんな感じだな、愛されてんな真。
「・・・そうだな」
おっ、照れてる?
「うっせ、いいから早く〆るぞ」

「「「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」」」
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