「ああ、そうだな。・・・ところで二人はどこに行ったんだ?」
「えっと・・・作者さんは真さんの姿を確信した瞬間逃げて真さんは作者さんを追いかけて行きました。後の進行は任せると言い残して」
「・・・そうか、まあ深くは追及しないでおこう」
「そうですね、それでは第十二話どうぞ!」
「響、そんなに緊張するな。もう少し落ち着けよ」
「真ちゃんの言う通りよ響ちゃん」
「案ずるな立花、私と継菜が付いている」
「は・・・はい・・・」
ネフシュタンの鎧との遭遇から時が流れ、俺は今現在響と翼さんと一緒に櫻井さんの車に乗っている。
周りにはこの車を守るように複数の護衛車が走っている。
なぜこんなことになったというと、話は数日前に遡る。
数日前、本部にいた時に緊急通信が入った。
その内容が防衛大臣が殺害されたとの事だ。
それからしばらくして櫻井さんが無事に帰ってきてから本部で緊急ブリーフィングが行われた。
ノイズの発生が二課の近くなことが多いため政府は相手の目的が保管されている完全聖遺物『デュランダル』と判断する。
そのためデュランダルを安全な場所に搬送することとなり、俺たちはその護衛となっている。
「けど相手がどういう手で襲いに来るのかわからないからな・・・用心に越したことはないな」
「ああ、無事にデュランダルを搬送するために十分に気を付けなければな」
前後左右に護衛車が付いているが相手はノイズを生み出す杖を持っている、俺たちは細心の注意を払いながら周囲を探っている。
そして車両が長い橋に入り、ふと前を向いた時・・・。
そこにあるはずの道路が崩れていた。
「橋が!!」
「そう来るか!!」
櫻井さんがすぐにハンドルを切るが、別の一車両が間に合わず飛び出そうとしている。
「間に合えっ!」
『アウェイクン!』
『ウィング!』
『オーソライズ!』
すぐにドライバーを身に着けキーを認証すると同時に車両が橋を飛び出し反対側に衝突する直前、認証で現れたフライングファルコンライダモデルが車両の前に飛び出し受け止めて激突を防ぐ。
(・・・変身して助けようと思ったけどまあよし!)
「みんな、しっかり摑まっててね・・・私のドラテクは狂暴よ」
「「えっ?」」
俺と響が素っ頓狂な声を上げると車両群が加速する。
『敵襲だ。まだ姿は確認できてないが、おそらくノイズによるものだろう』
「けど、どこにもノイズの姿がない!あいつら何処に・・・」
その瞬間、マンホールが吹き飛び、後ろの車両が巻き込まれ大きく吹き飛んでいく。
「車が…!?」
「まさか、ノイズは下水道に!?」
翼さんがノイズの居場所に感づくと、今度は前方の護衛車が吹き飛びこちらの方へ飛んでくる。
「こっちに来た!?了子さん避けて!」
響が絶叫した後、すぐに櫻井さんがハンドルを切り飛んできた護衛車を回避するが、勢い余って歩道に突っ込んでしまう。
「司令、この先には確か薬品工場があったはずです。もしそこで爆発が起きてしまったら」
『分かっている!さっきから護衛車を的確に狙い続けているのは、おそらくノイズがデュランダルを損壊させないよう制御されているように見える!』
確かに、無差別ではなく的確に護衛車だけを狙ってくるのは今までのノイズとは明らかに違う。だとすれば・・・。
「・・・あのノイズの杖か!」
ということはあの女の子が関わっているな。
『相手の狙いがデュランダルの確保なら、あえて危険な地域に滑り込み攻め手を封じるって寸法だ!』
「・・・因みに勝算は?」
『思い付きを数字で語れるものかよ!』
「マジかよっ!?」
弦十郎さんの指示に従い、残った車両は薬品工場に突っ込む。
するといきなり目の前のマンホールから大量のノイズが飛び出し前方の車両を襲うが、すぐに車両から隊員が飛び降り、乗り捨てられた車両はノイズを乗せたまま建物に衝突し爆発を起こす。
「やった!狙い通りです!」
作戦がうまくいき安心した瞬間、何かに乗り上げたのか、自分たちの車両が一気に転倒する。
「うぉあああああ!?」
「うわあああああ!?」
車は盛大に転倒し、回転しながらもようやく止まった。
「痛つ・・・死ぬかと思った」
「みんな無事みたいだけど、状況は無事じゃないわね」
俺たちは車から出て周りを見るとすでに大量のノイズに囲まれていた。
「まずいな、こっちには護衛対象のデュランダルがあるってのに・・・」
「だったらいっそのこと、ここに置いて私たちだけで逃げましょ?」
「それしたら弦十郎さんにめっちゃ怒られるな」
「そうね・・・」
こちらが構えるとノイズは弾丸の如く突撃してきた。
俺がデュランダル入りケースを持ちノイズから逃げようとするがノイズに貫かれた車両が爆発を起こし、その衝撃でケースを落としてしまう。
「しまっ・・・!」
その隙を逃さずノイズたちは攻撃を仕掛けてくる、今度はよける暇もない、変身する時間もない。
誰もが諦めたその時、櫻井さんが前に出て右手を掲げる。
するとバリアのようなものが現れ、ノイズがそれに触れると一瞬で炭素の塊になった。
「了子・・・さん・・・?」
「櫻井女史、それは・・・」
響たちが驚いていると、突然突風が起きノイズが吹き飛ぶ。
何かと思い上を見ると、先ほど出したフライングファルコンが空を羽ばたいていた。
そういや、出したままだったの忘れてた。
その風で櫻井さんの髪が解け、メガネが飛ぶが、櫻井さんは不敵に笑う。
「しょうがないわね、貴方のやりたいことをやりたいようにやりなさい」
その言葉を受け、響は立ち上がった。
「私、歌います!」
「よし、行くぞ立花!継菜!」
「了解、行くぜファルコン! 変身!」
響たちは歌を歌い、俺はキーを展開しドライバーに装填する。
『プログライズ!』
『Fly to the sky フライングファルコン!』
『Spread your wings and prepare for aforce.』
「Balwlsyall Nescell gungnir tron」
「Imyuteus amenohabakiri tron」
響たちは光に包まれ、俺はやってきたフライングファルコンを身に着け、姿を変える。
「さあ、行くぜ!」
俺はアタッシュカリバーを展開しノイズとの戦闘を開始する。
「ただいま、おっと丁度後書きの時間か」
「あっ真さん、その・・・作者さんは?」
「木の下に埋めてきた」
「大丈夫なのかそれは?」
「安心しろ、首から上は埋めてない、というか元々はあいつが悪いわけだしな。編集さぼってポ〇〇ンやってたからな」
「そ、そうですか」
「さて、後書きなんだが、実はタグを一部変更するつもりだ」
「タグをか?」
「ああ、といっても少し変わるだけなんだけどな、今回からタグの『死亡キャラ生存』を『死亡キャラ一部生存』に変えるらしい」
「そうなんですか?」
「ああ、ということでそろそろ〆のあいさつ行くか」
「「「それでは次回もお楽しみに!」」」