戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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AXZ編第十七話前回のあらすじは?
「パヴァリア光明結社の目的は月遺跡の掌握だった」
「だがアークの野望は掌握とは違うものだと感じ取った」
「聞こうとした瞬間、アークが現れて戦闘が始まりました」
「互いに戦う中、あーくの攻撃で真と響、そしてさんじぇるまんが傷を負ってしまう」
「皆さんが落ち込む中、エルフナインちゃんは賢者の石攻略のカギを見つけました」
はいOK、それじゃあAXZ編第十七話、どうぞ!


賢者を討つ愚者

サンジェルマン達のいるホテルにて、アダムはサンジェルマン達と対話していた。

 

「随分苦戦してたようだね、彼女たちに」

 

「申し訳ございません、敵の強さが想定よりも上だったもので油断してしまいました」

 

「ふん、戦ってる途中で邪魔を入れたくせに、それにわざと狙ってやったくせに・・・!」

 

「気に食わないワケだ・・・!」

 

「さっきから言ってるだろう、わざとじゃないと、わざとと証明できるのかい?」

 

カリオストロとプレラーティはアダムに対して睨みつけるが、アダムは涼しい表情でそれを流す。

 

「もう!アダムがそんなことするわけないでしょ三級錬金術師共!それ以上アダムの悪口は許さないんだから!」

 

「落ち着きたまえティキ、アスペクトはついに示された、ティキが描いたホロスコープにね」

 

「ならば、祭壇設置の儀式を」

 

サンジェルマンがそう言う中、アダムはティキの傍に座り頭を撫でる。

 

「この手で掴もうか、神の力を」

 

「ん~!もっと撫でて~!」

 

ティキが撫でられて喜ぶ中、サンジェルマンは先の戦いでの真と響の姿を思い浮かべる。

 

「・・・あの二人ならば、もしかしたら」

 

サンジェルマンがそう呟く中、アダムはティキを連れて部屋から出る。

 

「嫌味な奴、それよりサンジェルマン、傷の方はもう大丈夫?」

 

「ああ、もう大丈夫だ、ありがとう」

 

「どういたしまして、それにしてもあんな奴が結社を統べる局長ってんだから、やりきれないわね」

 

「そうだね、だけど私たちがついて行くのは、あいつでも結社でもないワケだ」

 

そう言ってカリオストロとプレラーティはサンジェルマンを見つめる。

 

「二人とも・・・」

 

「これ以上、アダムにデカい顔させないためにも、本気出さなくっちゃね」

 

「ああ、しかし私は祭壇設置の儀式に取り掛からなくてはならないわ、だから」

 

「分かってる、シンフォギア装者と仮面ライダーはこちらに任せてほしいワケだ」

 

 

 

一方で真達は司令室に集められ、説明御受けていた。

 

「これは・・・!?」

 

モニターに映し出されていたのは、かつて響の体から生成された体組織の一部だった。

 

「以前ガングニールと融合し、いわば生体核融合炉と化していた響さんより錬成された、ガーベッジです」

 

「ああ~!あの時のかさぶた!」

 

「かさぶたって・・・あんとき大変だったんだからな」

 

「とはいえ、あの物質にさしたる力は無かったと聞いていたが?」

 

翼の疑問に対し、キャロルが答えてくれる。

 

「世界を一つの大きな命に見立てて作られた賢者の石に対し、このガーベッジは立花響たった一人の命より産み出されている、つまりその成り立ちは正反対なんだ」

 

「今回立案するシンフォギア強化計画では、ガーベッジが備える真逆の特性をぶつけることで、賢者の石の力を相殺する狙いがあります」

 

「つまりは、対消滅バリアコーティング!」

 

「そうだ、錬金思想の基本のマクロコスモスとミクロコスモスの照応によって導き出された回答だ」

 

エルフナインとキャロルの提案した考察に、何名かは理解が追い付いてこなかった。

 

「誰か、説明してほしいけれど・・・」

 

「その解説すらわからない気がするデス・・・」

 

「簡単に言えば、あの結晶を組み込むことで賢者の石によるいぐないとの強制解除を防ぐことができるのじゃよ」

 

「おーなるほど!そういう事だったんデスね!」

 

「その物質、どこぞのバカの中から出たってんだからさしずめ『愚者の石』ってところだな」

 

「愚者とはひどいよクリスちゃん・・・!」

 

「うむなるほど、賢者の石に対抗する愚者の石」

 

「天才と馬鹿は紙一重ともいえるし、いい名前だと思うな」

 

クリスの放った愚者の石という名前に弦十郎と真は納得する。

 

「ああっ!?まさかの師匠と真さんまで!?」

 

「それで、その石はどこに?」

 

「一通りの調査を終えた後、無用不要の産物として、深淵の竜宮に保管されていたのですが・・・」

 

「それってまさか・・・」

 

真達はこの時、嫌な予感を感じていた。

 

 

 

それから少しして、S.O.N.Gは崩壊した深淵の竜宮にて愚者の石の回収に向かった。

 

「愚者の石の回収は、まさに泥の中から一粒の砂金をさらう作業だ、長丁場になるが頼んだぞ!」

 

『了解!』

 

多くの潜水艇と共に、真達も水中戦闘フォームに変身し、愚者の石の捜索に出ており、その様子をクリス達は地上でモニター越しに見ていた。

 

「あちゃー」

 

「思ってた以上にぺちゃんこデスよ・・・」

 

「だけど、絶対に探し出さなくちゃいけねえ、錬金術師共に対抗するためにもな」

 

クリス達がそう言う中、真達や潜水艇に乗っているマリア達は巨大なチューブを使って大量の泥を吸い出し、それらを地上に送りその中から愚者の石を機械を使って探していた。

 

「こんなんで本当に見つかるんだろうな?」

 

「今は信じて根気強く探すしかないじゃろう」

 

そんな時、近くから悲鳴が聞こえてくる。

 

その方を向くと、大量のアルカノイズが出現すると同時に、海面から何人かのソルジャーズが船上に飛び乗って来る。

 

「アルカノイズとソルジャーズ!?」

 

「このタイミングで襲撃か!」

 

その場にいたクリス達はすぐに戦闘態勢に入る。

 

アウェイクン!

 

Zeios igalima raizen tron

 

Various shul shagana tron

 

Killter Ichaival tron

 

タロン!

 

シザーズ!

 

「「変身!」」

 

『『フォースライズ!』』

 

レイジングキャサワリー!

 

バブルオーシャンクラブ!

 

Break Down.

 

『使用BGM:デンジャラス・サンシャイン』

 

地獄からテヘペロちゃん 悪魔だって真っ青顔

 

突然現れた敵に対し調はすぐに『α式 百輪廻』を繰り出し、アルカノイズの数を減らし、ソルジャーズをアルカノイズから離れさせる。

 

鎌をブンブンするのDeath

 

二組を分けるとクリス達がアルカノイズを、紫苑達がソルジャーズを相手取り倒していく。

 

「大丈夫デス!落ち着いて避難を!」

 

「そうはさせないわよ、シンフォギア装者、仮面ライダー達!」

 

切歌が退院を避難させていると、上からファウストローブを纏ったカリオストロが現れ切歌に襲い掛かる。

 

「切ちゃん!」

 

「お前の相手は私なワケだ!」

 

調が切歌の方を向いた瞬間、プレラーティを現れて調を吹き飛ばす。

 

「二人共!!」

 

「お主ら!ええいそこをどけぃ!」

 

紫苑と桃恵はソルジャーズを倒して援軍に向かおうとするが、徐々にアルカノイズをやってきて助けに行けれずにいた。

 

「お前たちがどれだけ私達より劣っているか、教えに来たワケだ」

 

「そういう事、覚悟しててよね」

 

「狙いはあたしたちか・・・?」

 

「愚者の石ではないのデスか?」

 

「だったら派手にいくぜ!」

 

クリスは敵の狙いが自分たちと判断し、大量のミサイルを放つ。

 

「水上施設が襲撃されている!?」

 

その状況は、すぐに響達にも知らされる。

 

「すぐに向かいます!」

 

『いえ、そのまま作業を進めてください』

 

「どういうことだ?」

 

『奴らは、愚者の石のことは知らないようだ、回収作業のことが知られれば邪魔されかねない』

 

「けど、賢者の石の力が相手では・・・!」

 

「可能性はあるわ、ユニゾンよ、切歌ちゃんと調ちゃんの歌を重ねれば、イグナイトを使わなくても十分に錬金術士を相手取れるわ」

 

地上では、クリスは両手に持つボウガンをガトリングに切り替える。

 

「だったら無理をこじ開ける!」

 

クリスの放つ弾幕をカリオストロは水のベールで防ぐ。

 

「おらぁぁぁぁぁ!!」

 

それでもクリスは更に弾幕を放ちながら接近し、ベールに負荷をかけていく。

 

大量の弾幕を受け止めたせいでベールは維持を保てず、そのまま崩れ落ちると同時に、クリスは銃口をカリオストロに向けると、アームドギアを和弓に切り替える。

 

(回避不能なゼロレンジ・・・でも、この程度ならよけきれるわ)

 

クリスの放った矢をカリオストロは回避する・・・だが、クリスの狙いはゼロ距離射撃にあらず。

 

「なっ!?」

 

避けた瞬間、カリオストロはクリスの放った矢に切歌が捕まって飛んでいくのを視界に入れた。

 

「ゼロ距離はフェイク!?」

 

切歌が捕まった矢はそのまま飛んでいき、プレラーティと調の間に落ちる。

 

「へっ!成功だな!」

 

クリスの狙いは、最初から切歌を調の元に送る事だった。

 

「さぁて!いっちょやらかすデスよ!」

 

「うん、切ちゃん!」

 

二人は横に並び、その歌を重ねる。

 

『使用BGM:ギザギザギラリ☆フルスロットル』

 

地獄からテヘペロちゃん 悪魔だって真っ青顔

 

二人は同時にプレラーティに攻撃を仕掛け、プレラーティが防ぐに対し、切歌は鎌を持って回転する。

 

災輪・TぃN渦ぁBェル

 

鎌をブンブンするのDeath

 

切歌の『災輪・TぃN渦ぁBェル』をプレラーティが防ぐと、側面から調のヨーヨーが迫る。

 

小っちゃいってナメないで 電ノコは

 

調は繰り出したヨーヨーを重ねて巨大にし、巧みに操りプレラーティに向けて振るう。

 

一番痛いのUnderstand?

 

プレラーティは向かってくる巨大ヨーヨーをけん玉で弾いて防ぐ。

 

心の「なぜ?」を救いたいの ニャッニャニャー(←励ましの意)

 

心なぜか シンクロを拒絶する

 

「切歌ちゃんと調ちゃんのフォニックゲイン、飛躍していきます!」

 

「この二人の出力なら!」

 

温もりをあげるDeath 二人だけの愛の旋律(メロディ)

 

でも温まる 二人だけの愛の旋律(メロディ)

 

二人の協力攻撃に、プレラーティは徐々に追い詰められていく。

 

月を守る太陽である為何が出来る?キラリ輝け!Sunshine

 

月はいつでも自分だけじゃ輝けないの

 

 

「くっ・・・だがここで引くわけにはいかないワケだ!ふだつの上がらない詐欺師まがいだったあたしたちに、完全なる肉体と真の英知、そして理想を授けてくれたサンジェルマンのために!」

 

プレラーティは自分とカリオストロに肉体と知恵、そして理想を授けてくれたサンジェルマンに忠誠を誓っていた。

 

KIZUNAギュッと熱く束ね さあ重ね合おう

 

KIZUNA束ね 重ね合おう

 

「だから!彼女のために望みを叶えるワケだ!」

 

「プレラーティ!!」

 

プレラーティの元に向かおうとするカリオストロをクリスとソルジャーズとアルカノイズを撃退した紫苑と桃恵が立ちふさがる。

 

「大好き」が 溢れるYes!

 

「大好き」がね… 溢れる

 

 

切歌と調は力を合わせるために、高く飛ぶ上がった。

 

KIZUNAギュッと熱く束ね さあ重ね合おう

 

KIZUNA束ね 重ね合おう

 

切歌の突き出した鎌に調の二つのヨーヨーが重なり合い、巨大なアームドギアに変形させる。

 

禁合B式・Zあ破刃惨無uうnNN

 

「大好き」が 溢れるYes!

 

「大好き」がね… 溢れる

 

 

二人の組み合わさった一撃はそのままプレラーティに向かい、プレラーティは対抗するためけん玉の球を射出する。

 

「サンジェルマンのために!!」

 

ぶつかり合う二つの攻撃は均衡するが、徐々に二人の一撃が押していく。

 

「ぐ・・・っ!!」

 

そして弾を切り裂き、二人の一撃がプレラーティに直撃し、そのままプレラーティは海に落とされ光の柱を繰り出した。

 

「プレラーティ!っ、ここまでにしてあげるわ!」そう言ってカリオストロは去っていった。

 

こうして錬金術師たちの襲撃を阻止することができた・・・。

 

 

 

日が暮れだしたころ、切歌と調は繋いだ手を見つめていた。

 

「重ね合ったこの手は・・・」

 

「絶対に離さないデス・・・!」

 

「そういう事は家でやれ・・・って一緒の家か」

 

「そうじゃのう、じゃが仲良きことは美しいものじゃ」

 

「うん、やっぱり二人は仲好しですね」

 

司令室でも、戦いの様子を見守っていた。

 

「やりましたね!」

 

「ああ、今日の所はな」

 

勝利したにもかかわらず、弦十郎の表情は浮かなかった。

 

 

 

ホテルでは、ティキの繰り出す星空の元、アダムとサンジェルマンが対話していた。

 

「順調に言っているようだね、祭壇設置の儀式は」

 

「はい、ですが中枢制御の大祭壇設置に必要な生命エネルギーが不足してます」

 

「じゃあ生贄を使えばいいんじゃないかな」

 

「えっ?」

 

「あの二人のどちらかを」

 

アダムの非常ともいえる発言にサンジェルマンは息を詰まらせる。

 

「十分に足りるはずさ、祭壇設置の不足分だってね、完全なる肉体より錬成される生命エネルギーならば」

 

「局長・・・あなたは、どこまで人でなしか!」

 

アダムの言葉にサンジェルマンは怒りを抑えきれずにいた。

 

「選択してもらおうか、君の正義を」

 

そう言ったアダムの瞳は、赤く怪しく輝いた。





さて後書きの時間だ。
「賢者の石の攻略のカギが響の体組織、通称愚者の石か」
「まさかあんときの奴が此処で生きてくるとはな・・・」
「あの時は本当に大変でしたからね」
「うちらはその時は知らんが、大変だったようじゃな」
「はい、確か響さんが命を落としかけたと聞きましたが・・・」
「ああ、けど神様のお陰で響も未来も無事だし二人は正式な装者になれたんだよな」
そうだな・・・それじゃあこのあたりでそろそろアンケートの結果発表と行きますか。
「えっまだ一ヶ月経ってないような・・・」
もうそろそろ五月も終わるからこの辺りで発表しようと思ってな、てなわけで投票の結果は・・・。

6月『20票』  1月『13票』

ということで二人の誕生月は6月に決まりました!
「ようやっと決まったのう!」
「うん、やっとだね!」
「ということはエルフナインは1月になるんだな、ところで誕生日は何時になるんだ?」
そこは適当にネットでダイスの奴を使ってコロコロ~っと。

如月姉妹の誕生日『13』

エルフナインの誕生日『28』
『ガチでダイスを振りました』

・・という言うことで決まりました!
「うちらは13日で・・・」
「エルフナインちゃんは28日ですね」
ああ、先に言っておきますけど、エルフナインの誕生日はこの小説内での設定なのであまり気にしないでくださいね。
「よし、三人の誕生日も決まったしそろそろいつもの行きますか」

『質問返信コーナー』

今回の質問はこちら。

『影薄人さんからの質問』
継菜真に質問
前回の質問に関連していて、その際に女性同士のスキンシップもとい発育チェックをされましたか?
特に、奏が怪しい...(シンフォギアXDのメモリアカードで友里あおいが被害に)

「大正解、奏によくやられました」
奏、感想は?
「よく育ってたな」
「二人とも、頭を何回殴れば記憶をなくせるか実験したいんだけど」
ごめんなさい。
「すまねえ」
「あはは・・・っそれじゃあそろそろ〆ましょうか」

「「「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」」」
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