戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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AXZ編第十八話、前回のあらすじは?
「祭壇設置の儀式を行おうとする錬金術師達」
「そんな中、賢者の石に対抗する愚者の石を見つけることになりました」
「じゃがその愚者の石は崩壊した竜宮の深淵にあり、捜索を行ったぞ」
「その時、突如カリオストロとプレラーティが襲い掛かってきた」
「けれど切歌ちゃんと調ちゃんのユニゾンで撃退に成功しました」
はいOK、それじゃあAXZ編第十八話、どうぞ!


対策訓練

錬金術師達を撃退してから後日、真達は手分けして泥の中から愚者の石の捜索をしていた。

 

それぞれが探知機を使って捜索する中、切歌の持つ探知機に反応が入った。

 

「オヨッ」

 

「よし切ちゃん、まずは落ち着こう」

 

調の注意を耳にせず、切歌は反応があった場所に手を勢いよく突っ込むと泥が調の顔に直撃する。

 

「デェース!!」

 

切歌と調が泥だらけになるも、切歌の手には金色に輝く石が握られていた。

 

「あっ!見せて下さーああっ!?」

 

エルフナインが切歌の元に向かおうとすると、泥に足を掴まれ泥に突っ込んでしまう。

 

「こっちは見てらんない・・・ってああ!!」

 

響が眼を逸らすと、響の探知機にも反応が出て、響が泥を探ると同じ石を見つけ出す。

 

「エルフナインちゃん!こっちも見つけたよ・・・ってうわぁ!?」

 

響は勢いよく立ち上がろうとすると、足を滑らせ泥に突っ込んでしまう。

 

「どっちもどっちだな・・・」

 

すぐにエルフナイン達は立ち上がり、二人が見つけた石を調べる。

 

「そうです!これが賢者の石に抗う僕達の切り札、愚者の石です!」

 

「・・・すっかり、愚者の石で定着しちゃったね」

 

響は定着してしまった石の名前にため息をつく。

 

その後、真達はシャワーを浴び、着替えてエントランスに集まって水分補給する。

 

「ぷはぁ~!五臓六腑に染み渡るデス!」

 

「流石、石の発見者は言うことが違う」

 

「そういえば、エルフナインちゃんは?」

 

「エルフナインならシャワーを浴びた後、すぐにキャロルと櫻井さんと共に研究に向かったよ」

 

「うむ、泥にまみれた輝石を輝かすためにのう」

 

「対抗手段、対消滅バリア、愚者の石の特性で賢者の石の力を無効化すれば・・・」

 

「この手に勝機は握られる・・・と言いたいところだけど」

 

マリアの言葉に、真達仮面ライダー組は表情を曇らせる。

 

「・・・アークか、あいつを何とかしない限り勝機は見えてこない」

 

「とはいえ、此方の攻撃を予測し、更に錬金術すらも掌握するアークにどうやって・・・」

 

それぞれが頭を悩ませる中、友里がやって来る。

 

「ちょっといいかしら?クリスちゃん宛に外務省経由で連絡が来ていたわよ」

 

「連絡、あたし宛に?」

 

「バルベルデでのあの姉弟が、帰国前に面会を求めているんだけど」

 

その言葉にクリスは驚いたような表情をする。

 

「・・・わりぃ、それなし『クリス』っ」

 

クリスが断ろうとする前に、真がクリスの言葉を遮る。

 

「・・・・・・わかってんだろ、このままじゃいけないことぐらい」

 

「っ・・・!」

 

真の言葉に、クリスはソーニャのことを脳裏に思い浮かべる。

 

「・・・分かった、面会するよ、けじめはつける」

 

「ああ、友里さん、そういう事だからよろしく」

 

「分かったわ、すぐに伝えるわね」

 

そう言って友里が連絡に行くと、入れ替わりで弦十郎がやって来る。

 

「おっ、揃ってるようだな」

 

「師匠!なんですか藪から棒に?」

 

「全員、トレーニングルームに集合だ」

 

弦十郎の言葉に装者達は疑問を浮かべるが、仮面ライダー組は頷く。

 

「分かった、すぐに向かう」

 

「ちょ!もう愚者の石が見つかったっていうのに今更が過ぎるんじゃねえのか!?」

 

「むしろ、今だからこそではないですか?」

 

「ああ、これが映画だったら、たかが石ころでハッピーエンドになるはずなかろう」

 

「なんだよそれ?」

 

「愚者の石が手に入ったところで、それで行えるのはイグナイトの強制解除の無効化のみ、イグナイトが使えるところで敵の戦力がこちらより格上だった場合意味がありません」

 

クリスの疑問に桃恵が答えると、クリスは押し黙ってしまう。

 

「桃恵君の言う通りだ、とにかくトレーニングを行うぞ!」

 

そう言って真達がトレーニングルームに向かおうとすると、エルフナインが真の元にやって来る。

 

「お母さん!ちょっといいですか」

 

「ん、どうしたエルフナイン?」

 

「実は、少し貸してほしいものがあるんです」

 

「貸してほしい物?」

 

そう言ってエルフナインは真に耳打ちをすると、真は驚きの表情を浮かべる。

 

「・・・マジか!?」

 

「はい、僕試したいんです」

 

「・・・わかった、そういう事なら」

 

真はそう言って、エルフナインにあるものを渡した。

 

 

 

一方で、カリオストロは切歌と調の一撃でボロボロになったプレラーティの治療を行っている中、とあることを頭に浮かべていた。

 

『順調に言っているようだね、祭壇設置の儀式は』

 

『はい、ですが中枢制御の大祭壇設置に必要な生命エネルギーが不足してます』

 

『じゃあ生贄を使えばいいんじゃないかな』

 

『えっ?』

 

『あの二人のどちらかを』

 

『十分に足りるはずさ、祭壇設置の不足分だってね、完全なる肉体より錬成される生命エネルギーならば』

 

『局長・・・あなたは、どこまで人でなしか!』

 

『選択してもらおうか、君の正義を』

 

アダムとサンジェルマンの会話を、カリオストロは物陰から聞いていたのだった。

 

カリオストロが考え込んでいると、サンジェルマンが入ってくる。

 

「プレラーティの治癒は?」

 

「順調よ、時間は少しかかるけど」

 

サンジェルマンはプレラーティに布団をかける。

 

「彼女たちはどうだった?」

 

「順調に育っているわ、後はそれが通じるか否か・・・そろそろ最終段階だと思うわ」

 

 

 

そのころ、真達はトレーニングルームにて仮想アルカノイズ相手に練習を行っていた。

 

「はぁっ!!」

 

真達は順調にアルカノイズを撃退していくが、それでも真達仮面ライダーの様子はすぐれなかった。

 

「アルカノイズは何とかなる・・・けどサンジェルマン達やアークをどうするか」

 

「ある程度は私と切ちゃんユニゾンで何とかなると思うけど・・・」

 

「問題はそこだな、今ユニゾンできるのは切歌と調だけ、この二人が分断されたら・・・」

 

「だからと言って、大人げない!?」

 

奏が問題を言う中、マリアの叫びにみんなが別方向を向くと、そこには準備万端の弦十郎がいた。

 

「今回は特別に、俺が訓練をつけてやる、遠慮はいらんぞ」

 

「はぁっ!?旦那が特訓相手!?」

 

「それどんな地獄だよ!?」

 

「来ないのなら、此方から遠慮なしで行くぞ!」

 

弦十郎は一瞬でマリアに迫りマリアを連続で殴りつける。

 

「くっ・・・!こんなの、どうすればいいの!?」

 

マリアが困惑する隙をつき弦十郎がすぐさま迫り、マリアを蹴り飛ばす。

 

「マリア!」

 

「マリア姉さん!?」

 

「人間相手の攻撃に躊躇しちゃうけど・・・!」

 

「相手が人間かどうか疑わしいのデス・・・!」

 

「お前ら!あの人を人間だと思うな、全力で挑まないとこっちが全滅するぞ!」

 

「人間と思うなって真・・・」

 

「アーク並みに怖いんだよ弦十郎さんは!!」

 

「師匠、対打をお願いします!」

 

「私もお願いします!」

 

真が叫ぶ中、響と未来が前に出る。

 

「おい!二人もか!」

 

響と未来の連撃を相手取っても、弦十郎は涼しい顔で防ぐ。

 

「その調子では、俺に傷一つつけれんぞ!」

 

弦十郎は響の手と未来のアームドギアを掴み、森の方へと放り投げる。

 

「「わあぁぁぁぁ!!?」」

 

「響!?未来!?」

 

二人が森に突っ込むと、翼もアームドギアを構える。

 

「この状況、恐ろしいはずだが、私の中の羽馬が踊り高ぶる・・・」

 

そう言って翼も弦十郎に向かい武器を振るうが、紙一重で避けられてしまう。

 

その後も何度も切りかかるが、全て躱されてしまい、上から切りかかろうとすると、二本の指で止められてしまう。

 

「お見事・・・!」

 

弦十郎はアームドギアを受け止めると、アームドギアを引っ張り翼を引き寄せ、がら空きの胴体に発勁を食らわせる。

 

「こいつならどうだおっさん!!」

 

クリスはアームドギアを展開し、『MEGA DETH PARTY』を繰り出す。

 

だが弦十郎は、放たれた小型ミサイルを全てつかみ取り、逆にクリスに向けて放った。

 

「嘘だろ!!?」

 

還されたミサイルは全てクリスに直撃し、クリスは後方に吹き飛ばされてしまう。

 

「数をばら撒いても、重ねなければ積み上がらない!心を意を合わせろ!」

 

そう叫び弦十郎が地面を強く踏み込むと、その衝撃が地面を走り、遠くにいたはずの切歌と調を吹き飛ばす。

 

「・・・のう、あ奴は本当に人間か?」

 

「はっきり言う、あれは人間じゃない」

 

「あの人がチフォージュシャトーに乗り込んでたら全滅は間違いなしだと思う・・・」

 

「だよな、やっぱ強すぎるんだよな旦那は」

 

「あの人に勝てる・・・どころか傷つけれるんでしょうか?」

 

仮面ライダー組が弱気になっていると、弦十郎は真達の方を向く。

 

「さぁ、次はお前達だ!」

 

そう言って弦十郎は真達に迫る。

 

「くっ!とにかくやるぞ!力を合わせればかすり傷位つけれるはずだ!」

 

真の言葉で弦十郎の拳が来る前に四人は別れ、残った真が弦十郎の拳を何とか受け止める。

 

「ほぉ、やるな」

 

「どんだけあんたに挑んでると思うのさ・・・!!」

 

真は拳を受け止めると、すぐさま蹴りを放つが足で受け止められてしまう。

 

「はぁっ!」

 

「おらぁ!」

 

足で受け止めた瞬間、紫苑と奏がアタッシュカリバーとオーソライズバスターを構え弦十郎に向かうと、真を蹴り飛ばし離れさせると一番迫っていた紫苑の武器を掴む。

 

「ふん!」

 

「「なっ!!?」」

 

弦十郎は武器を掴んだまま横に振り抜き、武器を握っていた紫苑を反対にいる奏にぶつける。

 

紫苑と奏がぶつかった瞬間、弦十郎は思いっきし二人を蹴り飛ばした。

 

「「がぁ!!」」

 

二人が吹き飛ばされると、弦十郎の背後からセレナと桃恵がアタッシュアローとアタッシュショットガンを構える。

 

「これなら・・・!」

 

「どうですか!」

 

二人は同時に弾幕を放つが、弦十郎は一歩も動かず拳を構えると・・・。

 

「せやぁ!!」

 

そのま正拳突きを放ち、その拳圧が弾幕を吹き飛ばし二人に向かう。

 

「「嘘でしょ!?」」

 

二人は驚愕し、そのまま拳圧に吹き飛ばされてしまう。

 

「貰った!」

 

だがその瞬間を狙い、先に吹き飛ばされた真が弦十郎に迫りドライバーのキーを押し込む。

 

ライジングインパクト!

 

真はそのまま弦十郎に向けて回し蹴りを放つが、弦十郎は真の回し蹴りを右手だけで受け止めてしまう。

 

「上手く隙をついたな、成長してるな」

 

「・・・普通片手で受け止めますか?」

 

「成長を祝って、これをくれてやろう!」

 

弦十郎は真を引っぱり両腕で身体を掴むと、そのまま後ろに倒れこむ。

 

「ちょっとまってこれってジャーマンスープレッ!!」

 

真が言い切る前に、衝撃と共に真の上半身は地面に突き刺さった。

 

 

 

その後、弦十郎の特訓によって全員ボロボロになっていた。

 

「・・・全員、生きてるか?」

 

真の呟きに、皆何とか頷く。

 

「忘れるな!敵はこれ以上の強敵!この程度で苦戦しては勝つことは不可能だ!さぁ、準備運動は終わりだ!」

 

「い・・・今のが準備運動・・・!?」

 

「本番は、ここからだ!」

 

弦十郎はそう言って、取り出したテープを再生する。

 

 

 

一方、サンジェルマン達はとある社にてティキのホロスコープの元、行動をしていた。

 

「七つの惑星と七つの音階。星空は、まるで音楽を奏でる譜面の様ね!」

 

「始めようか、開闢の儀式を」

 

そう言ってアダムは、サンジェルマンの背中に何かの模様を焼き付ける。

 

「ぐっ!!」

 

「・・・っ!」

 

模様を焼き付けられ、苦痛の表情を浮かべるサンジェルマンを見てカリオストロは辛そうな顔をする。

 

そんな中、アダムはサンジェルマンに近寄り、耳打ちをする。

 

「そろそろ選ばなくてはね、捧げる命はどちらなのかを・・・」

 

アダムがそう呟くと、サンジェルマンは驚きの表情を浮かべる。

 

「さて、シンフォギアと仮面ライダーだよ、邪魔になるのは」

 

「あーしが出るわ、儀式で動けない負傷者には任せられないからね」

 

「そうか、なら頼んだよ」

 

「ええ、任せなさい、きっちりと役目を果たすわ」





さて後書きの時間だが・・・お前ら大丈夫か?
「弦十郎さんに殺されるかと思った・・・」
「やっぱ旦那は強えぇな・・・」
「普通正拳突きで弾きますか・・・?」
「本当にあ奴が乗り込んでこなくてよかったのう・・・」
「うん、アルカノイズがいなかったら全滅してたよね・・・」
「本当あの人反則だよな、もうあの人のライダーシステム渡すから自分で何とかしてくれ」
そんな事したら物語がつまらなくなっちまうだろ、頑張れ仮面ライダー組。
「畜生・・・ところでエルフナインの奴本当に出来るのかな?」
「なんか貸してたよな、何貸したんだ?」
それは次回までのお楽しみに、それじゃあそろそろいつもの行きますか。

『質問返信コーナー』

今回の質問はこちら。

『影薄人さんからの質問』
シンフォギア装者9人に質問
親友や姉妹の片方に、1日だけ動物の耳や尻尾が生えてしまいました。その時にもう片方はどうしますか?
組み合わせは、響と未来とクリス、翼と奏、マリアとセレナ、調と切歌。
真紅林檎さんから見た彼女達のイメージにあった動物で構いません。
(例)
翼(日本犬)←奏 後ろから抱き寄せてみると犬耳はぴくぴく、フサフサな尻尾はフリフリと反応して、恥ずかしそうなくすぐったそうな甘い声にその日の仕事を放棄してしまう程メロメロに。

響(柴犬)←未来&クリスの場合
頭を撫でると耳がぴくぴくして嬉しそうな表情をして、尻尾もフリフリする。
その愛らしさに未来は思わず抱きしめ、クリスは顔を染めながらも頭を撫でまくる。

未来(猫)←響&クリスの場合
喉元を撫でるとつい二人に甘えてしまう猫未来に響とクリスは今日の予定を忘れ一日中撫でまわした。

クリス(兎)←響&未来の場合
必死で二人に耳を触らせないように立ち回るクリスに対し響と未来は何が何でも触りたいためにギアを纏ってクリスを追い詰める。(結果ギアを纏ったことで真と司令に叱られ撫でずじまいにいた)

翼(ドーベルマン)←奏の場合
常にきりっとしてる翼に対し奏が思わず翼を甘やかし翼は今日の仕事をほったらかしにして奏に甘えまくった。

奏(ライオン)←翼の場合
奏はノリで一日中ライオンの真似をして生活をしながら翼に甘え、翼はその日腑抜けになってしまった。

マリア(チワワ)←セレナの場合
チワワなことに嘆くマリアにセレナが優しく接しながら頭を撫で、マリアはその日セレナに甘えまくった。

セレナ(猫)←マリアの場合
写真を撮りまくった、一枚じゃ物足りず何枚も取りいろんな衣装を着せて様々な角度で取りまくり外でも撮影しさらにはビデオカメラでも撮影しまくってセレナにうざがられて固まったが、その表情は幸せだった。

切歌(プードル)←調の場合
その日犬になり切った切歌は調に甘え、調はそんな切歌を甘やかした。

調(ペルシャ猫)←切歌の場合
何時も甘えてこない調が今日に限り猫になり切って切歌に甘え、切歌は目一杯調を甘やかした。



・・・こんなところですかね。
「ここがエデンか・・・!」
お前動物好きだもんな・・・それじゃあそろそろ〆るか。

「「「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」」」
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