戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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AXZ編第二十三話、前回のあらすじは?
「カリオストロに続きプレラーティが倒されたことで決心するサンジェルマン」
「そんな中私たちは敵の野望を阻止する可能性がある神殺しの存在を知りました」
「その後、真さんと響ちゃんの誕生日が近いということで切歌ちゃんが誕生日会を提案しました」
「じゃがその裏で錬金術師共は計画を進め、ついに神いずる門の開閉を行ったぞ」
「それを阻止するため、俺と響達はアークの元へと向かった」
はいOK、それじゃあAXZ編第二十三話、どうぞ・・・とその前に一つご報告、今回のお話、後半あたりに少しエグイ展開がありますのでどうかご了承ください。


目覚めし悪意

「これは・・・!」

 

司令室では、モニターに氷川神社群から繰り出される複数の矢印が一か所に集まっている様子が記されていた。

 

そんな中、八紘から通信が入る。

 

「お父様!?」

 

『こちらの準備はできている、何時でも行けるぞ』

 

エルフナインとキャロルの方でも、モニターの様子は確認されていた。

 

「急がないと・・・!」

 

「ああ、これ以上パヴァリア光明結社のすきにはさせん・・・!」

 

二人は急ぎギアの反動汚染の除去に取り掛かる。

 

 

 

一方で、儀式を行っているアダムは、ティキを撫でながら光の柱を見上げる。

 

「とうとうか・・・とうとう神の力が顕現する」

 

そんな時、アダムの瞳が赤く輝きだすと、アダムはため息をつく。

 

「はぁ・・・こういう結論が付くか・・・これは切り札を切らないとね」

 

そんな中、アダム達がいるところを中心に光の輪が広がる。

 

「開いた!神いずる門!」

 

ティキがそう言うと、サンジェルマンは両手を天に掲げる。

 

「レイラインより抽出された星の命に、従順にして盲目な、恋乙女の概念を付与させる・・・」

 

するとティキが光の柱に取り込まれると、橙色の光がティキの中へと取り込まれていく。

 

そんな中、真達はヘリでサンジェルマン達の所へと向かっていた。

 

「見るデスよ、凄いことになっているデス!」

 

切歌が指さした先には、地上に描かれた反対のオリオン座が光の柱によって描かれていた。

 

「あれって・・・もしかして!」

 

「ああ、間違いない、神社で見たあの文献通りの・・・」

 

「鏡写しのオリオン座・・・!」

 

司令室では、新たな情報が入る。

 

「レイラインを通じて、観測地点にエネルギーが収束中!」

 

「このままでは、門を越えて神の力が顕現されます!」

 

『合わせろ弦!』

 

「応とも兄貴!」

 

弦十郎と八紘は同時に鍵を机の上に設置されている鍵穴に差し込む。

 

「『決議実行!』」

 

鍵が回ると同時に、氷川神社群にてそれぞれの宮司が要石を封じるしめ縄を断ち切った。

 

しめ縄を断ち切ると、要石が赤く輝きだす。

 

「各地のレイポイントゾーンに配置された要石の一斉起動を確認!」

 

「レイライン遮断作戦、成功です!」

 

『手の内を見せすぎたな、錬金術師、お役所仕事も馬鹿に出来まい』

 

地上では、軌道された要石の輝きがアダム達のいる神社を中心に円状に広がり、レイラインからのエネルギーの供給を遮断し、光の柱が徐々に細くなっていくのが見えた。

 

「アッ・・・アッ・・・ナイ・・・ナイ・・・」

 

光の柱が消えると、宙に浮いていたティキが落下し、地面に叩きつけられる前にアダムが受け止める。

 

「ティキ・・・!?」

 

サンジェルマンも光の柱が消えたことで儀式を遮断され解放される。

 

「・・・なるほど、要石か、考えたね」

 

アダムはそう言い空を見上げると、上空に真達の乗っているヘリがやって来て四人は飛び降りた。

 

Balwlsyall Nescell gungnir tron

 

Rei shen shou jing rei zizzl

 

Zeios igalima raizen tron

 

エブリバディジャンプ!!

 

オーソライズ!

 

プログライズ!

 

Let`s Rise! Le!Le!Let`s Rise! Let`s Rise! Le!Le!Let`s Rise!

 

「変身!」

 

メタルライズ!

 

Secret material! 飛電メタル!メタルクラスタホッパー!

 

It's High Quality.

 

変身した四人が地上に降り立つ。

 

「神の力の顕現は此処までだ、パヴァリア光明結社!」

 

「シンフォギア、仮面ライダー、やはり君たちか」

 

アダムは慌てずに手をかざすと、周囲で待機していた大量のソルジャーズが構える。

 

「ソルジャーズ!」

 

「それもいつもより数が多い!?」

 

「この為に戦力を全て用意した、すべてのソルジャーズをね」

 

ソルジャーズが四人を囲む中、サンジェルマンが立ち上がり、真達の方を向く。

 

「サンジェルマン・・・!」

 

「・・・・・・っ!」

 

サンジェルマンは何も言わず、ラピスが取り付けられた拳銃の引き金を引いてファウストローブを身に纏い、拳を構えて襲い掛かる。

 

「っ! やぁぁぁ!!」

 

それに対して響が飛び出すと同時にイグナイトを起動させ、サンジェルマンの拳に対して同じく拳をぶつける。

 

二人のぶつかり合った拳から衝撃と光が放たれるが、響のイグナイトは愚者の石による対消滅バリアコーティングで強制解除されていなかった。

 

「その力・・・!」

 

サンジェルマンはイグナイトが解除されないことに驚きながらも、響から距離をとる。

 

「・・・なるほど、貴方達はラピスの力を克服できたのね、それで二人を」

 

サンジェルマンの問いに、響は悲しい表情をしながらも答える。

 

「・・・はい」

 

「・・・そうか、ならば試す必要はないな」

 

「試す・・・?」

 

真がサンジェルマンの言葉に疑問を持つと、サンジェルマンは銃を構える。

 

「ならば、今こそ我らが目的を果たさん!」

 

「っ!響危ない!」

 

「っ!?」

 

未来が叫ぶが一足遅く、サンジェルマンの指が引き金を引き、銃声が響いた。

 

 

 

「・・・・・・っ?」

 

響は引き金を引かれると同時に身構えていたが、特に何も起きなかった。

 

響はサンジェルマンの方を向くと、驚くべき光景が目に映った。

 

「どういう事かな、これは、なぜ・・・

 

 

 

 

銃口がこちらに向いてるのかな?」

 

アダムの手には、受け止めたであろう『銃弾』があった。

 

そう、サンジェルマンの銃は間違いようもなく、『アダムに向けられていた』。

 

「・・・これが、我らの目的です」

 

サンジェルマンはそう言い、再び引き金を引くと、銃弾は青い炎で出来た狼となり、周りにいたソルジャーズに襲い掛かった。

 

「えっ・・・これって・・・?」

 

「どういう、事だ?」

 

真達が突然の状況に困惑する中、サンジェルマンは響達に近づく。

 

四人はとっさに身構えるが、サンジェルマンの次の行動に驚く。

 

「いままで済まなかった、シンフォギア装者、仮面ライダー」

 

サンジェルマンは四人に対して『頭を下げた』のだった。

 

『・・・えっ?』

 

その行動に四人は虚を突かれてしまう。

 

「お・・・おい、何で頭を下げてるんだ・・・?」

 

真が戸惑いながらも頭を下げる理由を尋ねると、サンジェルマンは頭をあげて答えてくれる。

 

「今まであなた達や何の関係もない人たちに対し、危害を与えるつもりがないのに非道なことを行ったことに対する謝罪よ」

 

「危害を与えるつもりはない・・・って? それって」

 

四人が困惑する中、アダムが近づき口を開く。

 

「なるほど、そういう事か、ようやく理解したよ、全てね、サンジェルマン、君は最初から狙っていたのだね・・・僕の首を」

 

「ええそうよ、ずっとこの機会を待っていたのよ、彼女たちが力をつけあなたを倒せるこの機会を」

 

二人の会話に、真が反応する。

 

「この機会って・・・、お前まさか!?」

 

「狙っていたのさ、『反逆』を」

 

「ええそうよ、そしてついにその時が来た!」

 

そう言うとサンジェルマンはポケットからパヴァリア光明結社のマークが描かれたバッジを上へ放り投げ、それを銃で撃ち砕いた。

 

「今、この時より私は・・・結社を脱退する!」

 

『っ!!?』

 

サンジェルマンのその言葉に、真達やソルジャーズが驚く。

 

「・・・なるほど、悟られないためだったのか、今まで従順だったのは、なら仕方がない」

 

アダムは慌てた様子を見せずに再び手を掲げる。

 

「ソルジャーズよ、シンフォギア装者と仮面ライダーと共に、あの裏切り者を排除せよ!」

 

アダムの言葉にソルジャーズは戸惑いながらも、サンジェルマンにも敵意を向ける。

 

「やはりそう来るか・・・」

 

サンジェルマンが銃を構えると、その後ろから響が近寄る。

 

「貴方・・・!」

 

「いまいち状況はわかりませんけど、これだけは聞きたいです、貴方は私たちの敵ですか?」

 

響からの問いに、サンジェルマンは不敵に微笑みながら答える。

 

「いいえ、信じてくれないだろうけど、今は貴方達の・・・『味方』よ」

 

「・・・っ! それだけで十分です!」

 

『使用BGM:必愛デュオシャウト』

 

そう言うと響はサンジェルマンの横に立ち拳を構える、するとイグナイトを起動させた切歌と未来、そして真も横に並び立つ。

 

「味方なら心強いデス!」

 

「うん、響が横に並んでるだけでその人は信頼できるね」

 

「俺は正直半信半疑だがな・・・詳しい話は後で聞かせてもらうぞ」

 

「分かったわ、けれど今は・・・」

 

「はい、まずは彼らを何とかしましょう!」

 

響の声とともに、五人は走り出す。

 

信念とか宿命とか重さじゃないんだ

 

響は迫りくるソルジャーズを拳で次々となぎ倒していく。

 

そうはいっても一直線が何故か伝わらない

 

切歌はアームドギアを振りかぶると、ソルジャーズの周囲に煙が立ち込め視界を封じると、その陰からソルジャーズを一刀両断する。

 

幻姿・阿rアjぃん

 

なかなか届かない

 

ガムシャラなBelieve song

 

未来が『混沌』で撃退していると背後からソルジャーズが迫り襲い掛かろうとすると、サンジェルマンの放った弾丸が未来に襲い掛かるソルジャーズを弾き飛ばす。

 

その様子は司令室で見ていた全員を困惑させていた。

 

「これは・・・一体どういう事なんだ!?」

 

「敵であったはずの錬金術師がパヴァリア光明結社を裏切り、響ちゃん達と協力して戦っている・・・!?」

 

「というかあの馬鹿なにすぐに納得して共闘してやがるんだ!?ついさっきまで敵だったやつと!」

 

「ああ、だがそれが立花の性分だと知らぬ雪音ではないだろう」

 

「そ・・・それはそうだけどよ・・・全然信じられねえっていうか」

 

「それはみんな同じ事よ・・・けれど今は信じましょう」

 

マリアの言葉にみんなはモニター越しで戦う五人を見つめる。

 

愛は

 

Fight!

 

ディフィカルト

 

Fight!

 

 

切歌はアームドギアの形状を変え、巨大なハサミの形に変えソルジャーズを切り払う。

 

双斬・死nでRぇラ

 

 

響が投げ飛ばしたソルジャーズを未来が光線で次々と戦闘不能にしていく中、真とサンジェルマンが剣を地面に突き刺すと、地面から巨大な銀と金の結晶が飛び出しソルジャーズを吹き飛ばす。

 

天に(Shoutin’!)

 

夢に(Shoutin’!)

 

Go!(Go!)Go!(Go!)

 

真は戦いながらも、サンジェルマンに問いかけていた。

 

「聞きたいことがあるんだが、あんたは何時から反逆を企んでいたんだ!?」

 

「ヨナルデパズトーリを探す前からよ」

 

「ということはだいぶ前からか・・・賛同者はお前だけか?」

 

「いえ、カリオストロとプレラーティも協力者だ、我々はアダムに対抗できる力を持つであろうあなた達を強化するためにラピスを利用し、時にはあなた達の手助けもしたわ」

 

「なるほど・・・ようやくクリスの時やあの時のことが理解できたわけだな」

 

真は疑問に思っていた、風鳴機関での時どうしてカリオストロの放ったエネルギ-弾が信者のナイフに的確に当たったのか、アークとの戦いで追い込まれた際、どうしてエネルギー弾がアークを襲い自分達が助かったのか、その二つの疑問がようやく払拭できた。

 

「両方とも俺たちを助けてくれたってわけだな」

 

「そういう事よ」

 

疑問が晴れると、真は不敵に微笑む。

 

「半信半疑って言ったこと撤回するぜ、サンジェルマン」

 

「それは良かった・・・わ!」

 

二人は言い終わると再びソルジャーズに攻撃を仕掛け、真達四人は一か所に集まる。

 

「一気に決めるぞ!」

 

『はい(デス)!』

 

真の号令と共に響と切歌が飛び出す。

 

真の(Shoutin’!)

 

ハート(Shoutin’!)

 

響が拳を突き出して腰のブースターを点火すると、切歌は響の足に自身の足を連結させ背中のブースターを点火する。

 

そこに未来の鏡が響のギアに収束しギアの形状が棘状に変わり、真が放った飛電メタルが切歌の身に纏わり翼となり、推進力となる。

 

Go!(Go!)Go!(Go!)

 

四人の力が結集したユニゾンの一撃によって残ったソルジャーズが全て吹き飛ばした。

 

必愛デュオシャウト

 

その衝撃で森の一部が吹き飛び、土煙が晴れたころにはソルジャーズは全て倒されていた。

 

「はぁ・・・はぁ・・・!」

 

「や・・・やったデス・・・!」

 

「響!切歌ちゃん!」

 

「大丈夫か二人とも!」

 

真と未来が駆け寄る中、サンジェルマンは四人の傍に駆け寄り、宙に浮かぶアダムに銃を突きつける。

 

「此処までだアダム!もうお前を守る信者はいない」

 

サンジェルマンの言葉に四人もアダムに対して構えをとる。

 

「やってくれたね、此処までとは」

 

「要石によってレイラインからの供給は途絶えた、もう儀式は完成しない!お前の企みは泡となって消えた!」

 

「それはどうかな?」

 

「何!?」

 

真が勝利宣言をするが、アダムは余裕綽々に応える。

 

「すでに分かっていたさ、この結論は、だから切らせてもらうのさ、切り札を」

 

「切り札だと?」

 

アダムの瞳が赤く輝きだしたその時、どこかから機械音が鳴り出した。

 

「えっ何!?」

 

「この音って・・・タイマー?」

 

「あっちこっちから聞こえてくるデスよ!?」

 

切歌の言う通り、タイマーみたいな音は周囲から響いてくる。

 

「・・・っ!まさか!?」

 

真は音の発信源のする方に視線を向ける、するとそこには。

 

「な・・・何だ、この音!?」

 

「ドライバーから妙な音が・・・!?」

 

音の発信源は信者達の身に着けているフォースライザーからだった。

 

「信者達のドライバーから・・・?」

 

「っ・・・何を仕掛けた!アーク!!」

 

真が叫んだ瞬間、アダムの瞳が赤く染まる。

 

「それこそが切り札だ、この状況を打開するためのな」

 

「っ!局長の口調が変わった・・・?」

 

突然のアダムの変貌ぶりにソルジャーズは驚きを隠せなかった。

 

「私はこの結論を既に予測していた、故に用意していたのだ・・・いざという時のに用意した『最後の手段』をな」

 

アークの瞳が更に輝きだすと、フォースライザーから発せられる音がだんだんと早くなる。

 

「な・・・何をする気ですか、局長!?」

 

突然の状況に困惑する信者達にアークは淡々と言い放った。

 

「喜べ、お前たちが崇拝する神の礎となるのだ、光栄だろう」

 

「い・・礎・・・って、ま・・・まさか!!?」

 

アークのその言葉に、信者達は顔を青ざめフォースライザーを取り外そうとする。

 

「無駄だ、それは私の意志でしか取り外すことができない」

 

「や、止めてください局長!!」

 

「何故だ、神の力の顕現の一端になれるのだ、喜びたまえ」

 

瞳の輝きが強まると共に音もどんどんと早まっていく。

 

「い・・・いやだ!!た、助けてくれ!!」

 

信者達は敵であるはずの響達に助けを求める。

 

「な・・・これは一体!?」

 

「どうなってるデスか!?」

 

「頼む!今までの事は謝る!だから・・・助け・・・!」

 

信者達が手を伸ばそうとするが、もう時は遅かった。

 

「さらばだ、お前たちは最後の最後まで私の役にたった、せめて最後は華々しく散るがいい」

 

「い・・・いやだぁぁぁぁぁぁ!!」

 

信者の悲鳴と共に音が最高潮になった瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『信者達のフォースライザーが大爆発を起こした』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『っ!!?』

 

突然ボンッという音と共に爆発が起き、爆発に反応できなかった真達だったが、爆発は五人を巻き込まなかった。

 

爆煙が晴れたころには、そこには大量の『上半身が無くなった信者だった物』しか存在しなかった。

 

「な・・・っ!?」

 

「マジ・・・かよ・・・!?」

 

上半身が無くなった人間と辺り一帯に飛び散った血と人の中身の光景に真とサンジェルマンは絶句していた。

 

「あ・・・ああ・・・うっ!」

 

地獄絵図のような光景を見て体勢のない響、未来、切歌はその場で嘔吐してしまう。

 

そして人だった物は光の粒子となりアークの手に球体として集まる。

 

「これで足りたな、力は」

 

アークの行った行為に、真は怒りをあらわにしていた。

 

「アーク・・・貴様、どこまで腐ってやがる・・・!!!」

 

「人を利用し、使い潰し、最後に切り捨てる、これも人間から学んだ『悪意』だ、そして」

 

アークが光の球体を掲げると、天にオリオン座が描かれエネルギーが流れ込んでくる。

 

「な・・・何が起こってるデスか!?」

 

「まさか・・・信者達の生命エネルギーを使って再び門を開いたのか!?」

 

「レイラインのエネルギーが再び結集している、でもどうやって!?鏡写しのオリオン座は要石で封じたはず・・・!?」

 

その様子を見てエルフナインとキャロルは予測を立てる。

 

「これは・・・天を巡るレイライン!!」

 

「あいつ、この星からじゃなく天の星々から命を集める為オリオン座そのものを神いずる門に見立てやがった・・・!」

 

「マクロコスモスとミクロコスモスの照応は、錬金思想の基礎中の基礎だというのに・・・僕は・・・!!」

 

そんな中、アークに抱えられるティキが再び輝きだす。

 

「アダム・・・アダム・・・!」

 

その様子を見ていた八紘と弦十郎も絶句していた。

 

「星の海にて開かれる・・・」

 

「もう一つの神いずる門・・・!」

 

「超高レベルのエネルギー来ます!!」

 

瞬間、オリオン座から放たれた赤い光の柱が再びティキを包み込む。

 

「宇宙に在っては、貴様らとは言え邪魔はできない」

 

「っ!止めて見せる!!」

 

「んなこと、させるかよ!!」

 

響と真は止めようと飛び出すが、アークの放った緑と黒がまじりあった風が二人を呑み込み地面に叩きつける。

 

「がぁっ!!」

 

「ぐぁっ!!」

 

「お前たち!・・・教えろ!お前はその力をどうする気だ!」

 

「決まっている、この力を使い私は人類を滅亡させる、それこそが私の長年の望みだからだ」

 

「滅亡だと・・・そんなことのためにカリオストロを、プレラーティを全ての命を踏みにじったというのか!!」

 

「私にとって、人の命など虫も当然だ」

 

アークが指を鳴らすと、ティキの体が起き上がりその口から五人目掛けて光線が放たれ、大爆発を起こす。

 

「おお・・・これが神の力、これさえあれば・・・!」

 

絶望的なまでの威力、だがそんな中、聞こえる歌声があった。

 

babelzigguratedenal...

 

爆発の中から聞こえる歌声に、アークは耳を立てる。

 

Emustolronzen fine el zizzl...

 

爆発の中絶唱を歌う切歌、切歌はアームドギアを巨大化させ刃を高速回転させ爆発を抑えつけ、響、未来、真、サンジェルマンを守っていた。

 

「っ!確かにあたしはお気楽デス!だけど・・・誰か一人ぐらいなにも背負っていないお気楽者がいないと、もしもの時に重荷を肩代わりできないじゃないデスか!!」

 

切歌は血の涙を流しながらも、爆発を抑えようとする。

 

「絶唱・・・っ!やめろ!切歌ぁぁぁ!!」

 

「絶唱・・・!だめぇぇぇ!!」

 

司令室にいる調とその場にいる真の叫びと共に爆破が抑えられていき、収束されると同時に切歌のギアが砕け、切歌が地面に叩きつけられる。

 

「「「切歌『ちゃん』!!」」」

 

三人は慌てて切歌の元へと駆け寄る。

 

サンジェルマンはその光景を見て絶句する。

 

「絶唱で受け止めるなんて無茶を・・・!!」

 

「切歌ちゃん!しっかりして!!」

 

「馬鹿野郎!!何でそんな無茶をした!!」

 

「お・・・お二人はもうすぐ、お誕生日デス・・・誕生日は、重ねていくことが大事なのデス」

 

「こんな時にそんな事は・・・!」

 

「私は・・・本当の誕生日を知らないから・・・」

 

「まさか切歌・・・だから俺たちを!?」

 

「・・・誰かの誕生日だけは、大切にしたいのデス・・・」

 

その時、切歌の足元に何かが転がり落ちる。

 

「これは・・・LINKER!?しかもこんなに!?」

 

切歌が持っていたのは、S.O.N.Gが保管していた残り少ないモデルKのLINKER全てだった。

 

「過剰投与で絶唱の負荷を最小限に・・・だけど、体への薬害が!!」

 

「くそっ!あいつなんて無茶をするんだ!」

 

「直ちに切歌君を回収するんだ!救護班の手配を急げ!体内洗浄の準備もだ!」

 

本部の方でも、調が取り乱すのをみんなが抑える中、弦十郎が救護班をよこす。

 

現場では、倒れる切歌と寄り添う三人をサンジェルマンが庇う。

 

「これ以上彼女たちに手を出させない」

 

「それがお前の答えか」

 

「神の力を利用し、人類を絶滅させようとする貴様こそが私にとっての・・・いや、この世界にとっての最大の敵だ」

 

「だから私に向かうと、しかし間もなく神の力は顕現される、そうなれば貴様に止められる確率は0だ」

 

アークがそう言い放つ中、響と真が立ちあがる。

 

「未来、切歌を頼む」

 

「まって真さん!だったら私の力を使って、きっと役に立つと思う・・・!」

 

そう言って未来は自身の手を差し出す。

 

「・・・わかった」

 

真が未来の手を握り締めると、未来のペンダントとドライバーが輝きだす。

 

『構築を開始します』

 

二つの輝きが重なり、そこから一つのキーが生みだされる。

 

『構築が完了しました』

 

構築が終わり、真の手には紫色のキーが握りしめられていた。

 

真がそれを受け取ると、未来は切歌を連れ下がり、響と真がサンジェルマンの横に並ぶ。

 

「私たちは互いに正義を握り合い、違う正義を目指し道が交わらずにいた」

 

「だけど今は、同じ方向を見て、同じ相手を見ています」

 

「敵は強大、圧倒的、ならばどうする、立花響、継菜真」

 

「いつだって、貫き抗う言葉は一つ!」

 

「「「だとしても!」」」

 

今ここに、三人の道が交差する。





さて後書きの時間だが・・・大丈夫か。
「最後にとんでもなくエグイ事してくれたなお前・・・!」
いや~アークの考えそうなことって何なんだろうなって考えたら自然とこうなってしまった、済まぬ。
「あたしらはなんとか無事だけど、セレナと桃恵が・・・」
「先ほどから厠から出て来んからのう、相当こたえたのじゃろう」
「お前、ちゃんと謝れよ」
・・・うん。

~数分後~

「や・・・やっと収まりました・・・」
「まだ気分悪い・・・」
マジすまん、まさかここまでとは・・・。
「しかし、まさかサンジェルマンが仲間になるとはな、話を見る限り結構最初から反逆を企ててたんだろ?」
おう、元々サンジェルマン達はパヴァリア光明結社を裏切らせる予定だったからな」
「おかげクリスも俺たちも助かったわけだしな・・・でもそれ以上にアークがやりすぎだ」
マジですまん、というワケでそろそろいつもの行きますか。

『質問返信コーナー』

今回の質問はこちら。

『影薄人さんからの質問』
ゴk...(スチャッ)...「G」が嫌いな継菜真に質問
あそこまで嫌っているのは昔に何かあったのですか?
また、仮面ライダーWに登場したコックローチドーパントが飛び掛かってきたり、デビルメイクライ4の雑魚敵のスケアクロウが襲い掛かる、倒した際にその身体から甲虫の死骸が噴き出したりしたらどうなりますか?

「話せば長くなるが・・・あれは俺が転生する前の中学の春頃だった、そのころは俺はまだ掃除とかあまり気にしない性格で月に数回程度しか掃除しなかったんだ、そんなころ俺は部屋がある程度汚くなったころに掃除は明日にしようと考え眠りについたんだ・・・眠っていると腕に妙な違和感があったんだ、当時半袖で寝てたからゴミでも付いたのかと思って眼を開けたら・・・俺の腕の上にあいつが乗っていた、その時は深夜にもかかわらず叫んだよ、俺の叫び声を聞いて両親も駆け付けて両親のお陰であいつも退治で来たんだ、それ以来俺は掃除を徹底するようになって、あいつを見つけると当時のことをフラッシュバックして近くの物を手あたり次第に投げつけてしまう癖を持ってしまったんだ・・・それと後半の質問だが、そんな奴らが現れたら消し飛ばす、この世に影一つ残さずメタルクラスタで消し去る」

・・・とんだ体験したんだな、お前。
「害虫はこの世から消し去るべき存在だ、そんな気持ちを込めてそろそろ〆よう・・・」

「「「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」」」
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