「やっと十三話か…本当に何してんだあのアホ(作者)は」
「まあまあ落ち着きなよ。それにしても今回はあたしだけなんだな?」
「ああ、二人とも学校の用事で来れないらしいからな」
「まあ二人共まだ学生だからな、それじゃあさっさと始めるか」
「だな、それでは第十三話どうぞ!」
薬品工場にてノイズとの戦闘を始めた俺たちはお互いデュランダル入りのケースを持つ櫻井さんからノイズを離させつつそれぞれノイズと戦っている。
俺は飛行能力を生かしながら翼さんと共にノイズを切り倒していく。
響自身もここまで弦十郎さんや翼さんたちとの特訓のおかげでノイズとも渡り合えている。
「とはいえ長期戦は避けたいからな、一気に数を減らす!」
俺は飛行しながらホルダーからキーを取り出し起動させる。
『シザース!』
『Progrise key comfirmed. Ready to utilize.』
『スタッグアビリティ!』
俺は『エキサイティングスタッグプログライズキー』を装填しトリガーを引く。
エ
キ
サ
イ
テ
ィ
ン
グ
カ
バ
ン
ス
ト
ラ
ッ
シ
ュ
エキサイティングカバンストラッシュ!
アタッシュカリバーを振るうと、巨大なクワガタの顎が現れ大量のノイズをはさみ潰した。
俺が周りを確認すると、突如黒い球体が飛んでくるがすんでのところで回避した。
「待たせたな仮面女!!」
「やっぱり来たか…上等!」
俺はすぐに武器をアローに切り替えネフシュタンの鎧の少女に攻撃を仕掛けるが、ほとんどを鞭で撃ち落とされてしまう。
「響!翼さん!彼女の相手は俺がする。二人はノイズを!」
「わかりました!」 「承知した!」
俺は二人にノイズを任せ少女と一対一に持ち込んだ。
相手も鞭やエネルギー弾で攻撃を仕掛けるが俺は空中で回避しながら反撃する。
「くそっ、ちょこまかと!」
相手は苛立ちながら鞭を振るうが難なくかわしキーを取り出す。
『ブリザード!』
『Progrise key comfirmed. Ready to utilize.』
『ポーラーベアーアビリティ!』
フ
リ
ー
ジ
ン
グ
カ
バ
ン
シ
ュ
ー
ト
フリージング!カバンシュート!
俺が放った矢を相手は鞭ではじくが、触れた個所が凍り付いていく。
「嘘だろ!? こんなのありかよ!」
「残念ながらありなんだよな」
俺と相手が身構えていると突如、後ろから強い光が放たれる。
振り返るとそこには空中で静止している一本の剣。その刀身は黄金の光に包まれている。
俺はふと下を向くとデュランダルが入れられていたであろうケースが壊れていた。
そしてはっきりとした、あの剣こそがデュランダルだと。
「あの剣はあたしの物だ!」
すると後ろの少女がいきなり飛び出しデュランダルに向かう。
「っ! させるか!」
俺はとっさにネフシュタンの鞭の部分を掴み引っ張り、その勢いで彼女を地面に落とす。
「渡すものかぁぁぁ!!」
彼女と入れ替わりに飛び出した響が代わりにデュランダルに手を伸ばしその柄を掴む。
その瞬間、
「う・・・ウゥゥ・・!」
デュランダルを掴んだ瞬間、響の様子がおかしくなりデュランダルの輝きはさらに増している。
その輝きはどんどん増していき、そしてその輝きは天を貫いた。
「なっ…!どうなってんだ!?」
「まさか、これがデュランダルの力だというのか…」
光り輝く中でデュランダルはその形を変え、一本の黄金の大剣へと形を変える。
そして同時に響自身もその体を黒く禍々しい姿に変わっていく。
「あれは、地下鉄の時の!!」
俺は響のあの姿に見覚えがあった。あの地下鉄での、響の暴走したときの姿だった。
「おォォオおぉぉォォオオぉぉぉォォ!!!」
人とは思えない咆哮を上げ、響は剣を掲げる。
響は地上に残っているノイズに視線を向けると、デュランダルを大きく振りかぶる。
俺はノイズの方を向くと、ノイズの後ろにあの少女が動けずに座り込んでいた。
「っ!まずい!!」
そのまま響がデュランダルを振るえばノイズの後ろにいる彼女も巻き込まれてしまう。
俺が飛び出すと同時に響はデュランダルを振り下ろした。
「間に合えぇぇぇ!!」
俺は全速力で彼女の元に向かいギリギリのところ掻っ攫った。
そして光の斬撃は薬品工場ごとノイズを穿ち、そして凄まじい大爆発を起こした。
「これが・・・デュランダルの・・・完全聖遺物の力・・・」
翼は工場の惨状を見てそう呟いた。
工場は半壊。地面はえぐられ、建物のほとんどが崩壊し、廃墟となっていた。
「・・・はっ! 立花と継菜は!?」
翼が二人を探すと、瓦礫の上で響が倒れていた、デュランダルは手から離れている。
響の安否を確認すると、離れた場所の瓦礫が崩れ、その下から真が現れる。
「げっほげほ…死ぬかと思った」
「継菜、大丈夫か!」
「ああ、なんとかな…」
真の安否を確認し翼は安堵する。
「そうだ、彼女はどうなったんだ?」
「わからねえ、とっさに助けたけど気づいた時にはもういなかった」
「そうか…」
翼と真は崩れ去った工場を見る。
「これがデュランダルの力なのか…たったの一振りで」
「ああ、もしこの力が悪用されようものなら…末恐ろしいな」
その後、護衛作戦は中止。起動してしまったデュランダルは、また二課に保管されることとなった。
「後書きの時間だけど、やっぱ凄いなデュランダルは」
「本当にな、もしあんなのが直撃したら灰すら残らなさそうだ」
「ところで思ったんだけど。何で私や翼のことをさん付けしてんだ?」
「それ今聞く?まあ答えるけど、俺は基本目上の人にはさん付けするもんなんだ」
「ああ、そういうこと。って真と翼は同い年ぐらいなんだが?」
「翼さんはほら…なんとなく当時同い年とは思えない口調だったからつい…な」
「なるほどな、そりゃ納得だ。それじゃあそろそろ〆ますか」
「「それでは次回もお楽しみに!」」