特別編第十五話、今回は奏の誕生日パート2だ!
「いや~済まないな祝ってもらって」
「気にすんな奏、何せ誕生日だからな」
「はい、私達も奏さんを思って祝っていますからね」
ああそれと、今回登場するのはお前ら仮面ライダー組とマリアの六人だけだから。
「ぬっ?それはどういう事じゃ?」
「六人だけって・・・一体何が?」
まぁそれは本編を見れば納得するだろうな、それでは特別編どうぞ!
本日は天羽奏の誕生日、真達はいつもみたいにみんなで祝おうとしていたが・・・。
「参ったな・・・まさか半数が参加不可とは」
現在家にいるのは真と主役の奏の他に、マリア、セレナ、紫苑、桃恵の六人しかいなかった。
「仕方ありませんよ、皆さん予定があったみたいですし」
「だとしても誕生日で全員揃わないとは・・・参ったわね」
「きゃろるとえるふないん本部でがりぃ達の修復で忙しいようじゃしのう」
「その上、この所仕事が忙しくて碌に準備ができていませんね・・・」
「大丈夫だって、祝ってくれる気持ちだけでもさ」
「けどさ、せっかくの誕生日だしきちんと祝いたいんだよな・・・」
奏は大丈夫だと口にするが、五人は納得がいかず至難していた・・・。
「ん~と言ってもな・・・ん?」
奏はふと、この場にいる全員を見てとあることに気が付く。
「・・・そういえばここにいる面子って基本成人だよな?」
「んっ・・・言われてみればここにいる六人共二十歳過ぎてるな」
マリア、紫苑、桃恵は言わずもがな、真、セレナ、奏はきちんと二十を超えていたことに気が付くと、奏はあることを思いつく。
「・・・!だったらやりたいことがあるんだけどさ」
「帰ったわよ」
時間が経ち夕方ごろになった頃、奏に言われ買い出しに行っていたマリアとセレナが帰ってくる。
「お帰り、頼んだの買って来たか?」
「きちんと買ってきました、言われた通り多めに」
「こっちも出来たぞ」
二人が帰って来ると同時にキッチンで料理をしていた真がテーブルに料理を持ってくる。
テーブルに置かれた料理はいつもの誕生日のような豪勢な料理ではなく、どことなく家庭的な料理ばかりだった。
「こういうのでいいんだよな?」
「ああ、ぴったしだ」
「しかし奏も言うのう・・・まさか誕生日にそうするとは」
紫苑の言葉にマリアとセレナは買ってきた物をテーブルの上に置く。
置かれたのは全て飲み物・・・それもビールや焼酎、ワインなどといったアルコールばかりだった。
そう、奏が提案したのは大人組による『酒盛り』だった。
「いや~今まで酒には興味はあったんだけど基本翼達もいたもんだから飲む機会がなかったんだよな、マリアだってそうだろ」
「まぁ・・・確かにこのところお酒は飲んでいないけど」
「だろ?因みに四人は酒の経験は?」
奏の言葉に四人共首を横に振る。
「だろ、だからちょうどいい機会だと思ってさ、あたしらだけの大人の誕生日会ってことでさ」
「奏も言うようになったな・・・まぁ俺も親が飲んでたの見てて気になってた時期はあったけど」
「私もお酒ってどんな感じなのか気になります」
「うちもじゃな、錬金術で酒を使うことは少なくないが飲んだことは一度もないからのう」
「うん、故郷ではお酒何て全然なかったからどんなのか気になってたんです」
「・・・四人はこう言ってるけど、マリアはどうなんだ?」
「・・・はぁ、分かったわよ、飲めばいいんでしょ」
「さっすが」
マリアは観念し、六人は席についてそれぞれ酒を手に取る。
「それじゃあ、奏の誕生日を祝って・・・」
『乾杯!』
缶やグラスをぶつけ、六人は誕生日酒盛りを開始した。
酒盛りが開始して一時間弱が経過する、現在の様子としては・・・。
「うう~・・・どうして私はこんなに駄目な姉なのよ・・・!」
グラスを片手に泣きじゃくるマリア。
「おーい!もっと酒持ってこーい!」
顔を赤くして酒を要求する奏。
「お主は気楽でいいのう、うちが小さかった頃は・・・」
しかめっ面でぶつぶつ呟く紫苑。
「あれ~?お姉ちゃんが三人に増えてる~?」
顔を真っ赤にしてふらふらしている桃恵。
「・・・・・・・・・」
うつ伏せになり微動だにしてない真。
「うわぁ・・・これは・・・」
そしてそんな光景を見て若干引いているセレナ。
六人の周りには空になった缶や瓶が転がっており、どれだけ飲んでいたのかがわかる。
「セレナぁぁ・・・こんなダメダメな姉でごめんねぇぇ・・・」
「姉さんしっかりして、姉さんは駄目駄目なんかじゃないよ」
「おらおらマリア、もっと酒飲めよぉ!」
「奏さんももうそろそろお酒を控えてください!」
「お主はしっかりしておるのう、うちの周りではお主のような者はいなかったというのに・・・」
「紫苑さん、そんなぐちぐち言わないでください!」
「はれれ~セレナちゃんがいっぱいいる~」
「桃恵さんも飲みすぎですよ!」
セレナは酔っ払い共に苦戦する中も、真は微動だにしてなかった。
「真お姉ちゃんは寝っぱなしですか・・・でも皆さんに比べたらましなような・・・」
セレナがそう呟くと、真の体が動く。
「・・・・・・っ」
「あっ、真おお姉ちゃん起きましたか?起きたなら少し手伝って・・・」
セレナがそう言うが真は起き上がろうとしなかった。
「・・・真お姉ちゃん?」
「・・・・・・は」
「は?」
「吐きそう・・・っ!」
そう呟いた真の顔色はいつもより青ざめていて限界寸前だった。
「ちょっ!?ちょっと待ってください!すぐに袋持ってきますから耐えてください!?」
結局その日は響達が帰ってくるまでセレナは酔っ払い共相手に四苦八苦していた。
響達が帰ってきたころには酔っ払い共は寝静まり、セレナは疲労でその場に倒れていた。
そして次の日、セレナ以外の五人は二日酔いとなり苦労する中、セレナはとある決心をつけていた。
(絶対にこの面子でお酒を飲まないようにしよう・・・!)
そう心に誓ったセレナだった。
さて後書きの時間だが・・・お前ら大丈夫か?
『頭痛くて死にそう・・・』
そりゃ案だけ飲んだら二日酔いにもなるわな、とりあえずセレナこいつら休ませるために別室連れて行くぞ。
「あっはい」
~女性達移動中~
さて休ませたところで後書きは俺たち二人だけで進行するか。
「はい・・・というより私だけ無事なんですね?」
ああ、ifのセレナがお酒好きみたいだからセレナは酒に強い設定にしてみました。
「こういうのもあれだけど、ありがとうifの私・・・」
まぁ酒の飲み過ぎには注意が必要ってことだな。
「因みに作者さんは・・・」
俺アルコールや炭酸苦手だから基本水かお茶しか飲まん。
「そうですか・・・ところで今回お花の方は?」
ちゃんと用意してるぞ、ほれ。
「これって・・・前見た花とは違いますね?」
これは『ツユクサ』っていう花でオシロイバナと同じ今日が誕生花なんだ、花言葉は『なつかしい関係』だ。
「なつかしい関係ですか・・・なんだかいい言葉ですね」
だな、んじゃそろそろ〆るか・・・人数足りないけど。
「「それでは次回もお楽しみに!」」
そして~!
「「ハッピーバースディ!奏!」」
*お酒は二十歳になってから。