ついにAXZ編最終話!前回のあらすじは?
「作戦を決行し戦場に向かったあたしら」
「みんなの力を合わせてディバインマギアと化したティキと戦いました」
「最初は苦戦してしもうたが、最後には真と響が決めてくれよったぞ!」
「そして破壊されたティキは二人にお礼を言って活動を停止しました」
「そして休む暇もなく、アークが現れて決戦の火ぶたが切って落とされた!」
よしOK、錬金術師との戦いもこれで最後、勝つのはどちらか、それではAXZ編最終話、どうぞ!
真達の前に現れたアーク、だがそのオーラは二日前のそれとは格段に違っていた。
(アークが手にした神の力は半分以下だというのにこの気迫・・・おそらくこれが本来のアークの力・・・!)
「神の力を手にし、私は完全な力を取り戻した・・・もはやお前たちに勝機はない」
アークの言う言葉にその場にいた誰もが理解していた、神の力を手にし圧倒的なまでの力を手にしたアークに勝ち目などあるのかと誰もが頭によぎった・・・だが。
「・・・だとしても」
だが、まだ諦めていない少女がいた。
「人類は何度も過ちを犯し、悪意を振りまき、この星を汚す病魔・・・人類を滅亡させることでこの世界は正しき世界へと変わる」
「だとしても!!」
響はアークの言葉を横切り、大声で叫ぶ。
「人は確かに間違いをするかもしれない、でも私は人の善意を・・・希望を信じて守る!」
響の言葉に仲間たちもアークに立ち向かう。
「ああ、この馬鹿の言う通りだ!」
「アーク・・・あなたの言うことも理解できます!」
「お前が語ったように、私達人類は過ちを犯した!」
「けれど、その過ちを後悔し、立ち直る人達がいます!」
「だから、ナンチャラの一つ覚えで、何度だってやり直して見せるデス!」
「諦めずに、何度でも!」
「何度でも繰り返すことで、一歩ずつ人は希望へと前進するのじゃ!」
「悪意に染まったとしても、希望を掴むことができます!」
「だから絶対に、お前に人類を滅亡させたりしねぇ!」
「たかだか完全を気取る程度で・・・私たち不完全を滅亡できると思うてくれるな!」
クリス、未来、マリア、セレナ、切歌、調、紫苑、桃恵、奏、翼がそう言い放つと、真が響の横に立ちアークに向けて武器を構える。
「アーク・・・お前の野望を止めて見せる!」
『使用BGM:アクシアの風』
「既に結論は決まっている、貴様たちに希望などない!」
アークはアタッシュカリバーを二本生成し両手に持ち構える。
アルカノイズも繰り出さず、一騎で真達に立ちはだかる。
「人でなしにはわからない!!」
その言葉と同時に全員はアークに向かって行った。
「負けない愛が拳にある(花咲け)」
先陣を切る響の攻撃をアークは躱しカウンターを決め響を吹き飛ばす。
「美しき刃で月下に翼舞う」
響が吹き飛ばされると同時に翼は『風輪火斬・月煌』を放つが、アークはアタッシュカリバーで防ぎきってしまう。
「GUN BULLET
クリスは未来と共に弾幕や光線を放つが、アークは黒い氷の壁を錬成し全て防ぎきる。
「Stand up! Ready!!示せ!天へと向かい」
マリアは『TORNADO†IMPACT』を放ちアークに迫るが、直前で地面から大量の黒色が混じった金が飛び出しマリアを吹き飛ばしてしまう。
「メロディ
「
「KIZUNA束ね」
切歌と調は互いのアームドギアを重ね球状になり回転しながらアークに迫るが、アークは黒い風で止めてしまい、二人は吹き飛ばされてしまう。
「絶対あきらめないんだ!戦うことから」
そこに奏とセレナが迫り互いにアームドギアで攻撃するが、すべて見切られてしまい手痛い反撃を受けてしまう。
「くっ!?こっちの攻撃が当たらねぇ・・・!」
「これがアークの本当の力・・・!?」
「このハート」
「この命」
「じゃが、それでも立ち向かうのじゃ!」
「そうすれば、必ず勝機が見えてくるはずです!」
「響け」
「響け!」
「響き合え!!」
紫苑と桃恵も錬金術を纏った武器で攻撃するが、アークもアタッシュカリバーに黒い炎を纏わせ二人の攻撃を防ぎ切り払う。
「全霊込めて歌え!そして紡ぐんだ」
真もアタッシュカリバーとプログライズホッパーブレードの二刀流に加え飛電メタルによる攻撃を放つが、飛電メタルはアークのオーラに全て防がれてしまい真自身の攻撃も防がれカウンターを食らってしまう。
「みらい」
「のため」
「ゆめの」
「ために」
「決意を翳して」
その後も全員で波状攻撃を仕掛けるが、アークは全ての攻撃を予測しておりアークに一発も当たらずにいた。
その戦いの様子を弦十郎達と戻ったサンジェルマン達がモニター越しに見ていた。
「装者六人によるユニゾンでフォニックゲイン上昇・・・ですが!」
「まるで攻撃が当たらない・・・これじゃあいくらフォニックゲインを高めても!?」
「それに、これだけじゃXDの起動にも届かないわ・・・!」
「くそっ!アークの結論の予測が此処までとは・・・!」
「それに加え、アークにはアダム・ヴァイスハウプトの錬金術もあります・・・!」
「鬼に金棒・・・悪意に錬金術って訳ね・・・最悪ね」
「状況は最悪以上の最悪なワケだ・・・!」
「・・・けれど、あの子達ならきっと・・・!」
「今は信じるしかありません・・・」
「ああ・・・彼女達の奇跡を・・・!」
「激唱、旋律、掲げよう」
「絶対に諦めない!」
「どんな状況だとしても、絶対に!」
響と真が前に出て同時に攻撃を仕掛ける。
「無駄なことだ、XDを起動するほどのフォニックゲインも溜まっていないこの状況、既に貴様らの敗北は結論づいている」
アークは攻撃を躱しながら反撃し、響と真は防ぎながらチャンスをうかがう。
「絶対あきらめないんだ!戦うことから」
「諦めて滅亡されろ、人類」
「このハート」
「この命」
アークは二人を風で上空へと吹き飛ばし黒い氷柱を放ち、二人は氷柱を避けて壊す。
「響け」
「響け!」
「響き合え!!」
その瞬間、此処までの戦いの影響でアークの足元が崩れアークの体勢が崩れる。
「全霊込めて歌え!そして紡ぐんだ」
二人はその隙をつき響は限界までバンカーを引き絞り、真はキーを押し込む。
『メタルライジングインパクト!』
「みらい」
「のため」
「ゆめの」
「ために」
「このチャンス!つかみ取る!」
翼達も二人の攻撃を届かせるためにアークに攻撃を仕掛け、アークは翼たちの攻撃を防ぎ完全な隙が生まれる。
「決意を翳して」
全員が作ってくれた隙をつき、二人はアークに向け全力の拳と蹴りを放つ。
「「歌は死なない!」と」
二人の攻撃はアークに当たり、爆発を起こした。
全員あれでアークを倒しきれるとは思っていない、手痛いダメージを与えることが出来ればと考える。
・・・だが、その希望は爆煙の中から現れる傷一つないアークの姿を見て崩れてしまう。
「な・・・っ!?」
「嘘だろ・・・!?」
それどころか、アークの腕はしっかりと二人の腕と拳を掴んで受け止めていた。
「残念ながら、この状況はすでに結論づいていた」
体勢を崩したのも、あえて二人に隙を作ったのも、すべてアークの思惑通りだった。
「さぁ、終わらせよう」
アークは掴んだ二人をそのまま投げ飛ばす。
「立花!!継菜!!」
「翼!よそ見するな!」
投げ飛ばされる二人に視線を向けてしまう翼に奏が注意し翼が視線を戻そうとするが、それよりも先にアークの放った黒い斬撃が二人を襲った。
「翼!奏!」
「来ます!マリア姉さん!」
アークは武器を捨て、アタッシュショットガンを生成しマリアとセレナに向けて放つ、二人は何とか避け切るが、避けた先にアークが迫っていて二人を蹴り飛ばしてしまう。
「マリア!セレナ! クッソォォォ!!」
「このぉぉ!!」
クリスと未来は弾幕を張るが、アークはアタッシュアローと周囲に大量のショットライザーを生成し二人の弾幕に向けて放つ。
弾幕は次々に撃ち落とされ、そして全て撃ち落とされてしまい残ったアークの弾幕が二人を襲った。
「先輩方!」
「行くよ切ちゃん!」
切歌と調はアークに攻撃を仕掛けるが、アークは大量の氷柱を放ち二人の動きを誘導し、二人の足元に陣を生成すると二人は氷漬けにされてしまい、アークの放った黒い風で吹き飛ばされてしまう。
「おのれ、貴様!」
「絶対に許しません!」
紫苑と桃恵も錬金術で対抗するが、アークの繰り出した金の壁に全て防がれてしまい、逆にアークの放った黒い炎が二人を襲った。
「この攻撃で、お前たちは滅亡する」
全員がアークの攻撃を受けると、アークはアークローダーを押し込む。
『オールエクスティンクション』
押し込むとアークが宙に浮かび、掲げた右手に黒いオーラと赤、青、黄、緑の四色が混じり合ったようなエネルギーが生成される。
そして溜められたエネルギーはまるで雫のようにアークの手から零れ落ち、地面に落ちてしまう。
地面に直撃した瞬間、エネルギーは一瞬に肥大化し全員を呑み込んで大爆発を起こした。
オ
ー
ル
エ
ク
ス
テ
ィ
ン
ク
シ
ョ
ン
オールエクスティンクション
その爆発は周囲の建物を吹き飛ばしてしまうほどの衝撃だった。
「このエネルギー・・・!?」
「みんな!聞こえるか!?」
爆発が収まったころには、真達は変身が解除され地面に倒れ伏していた。
「っ・・・・・・ぁ・・・・・・!」
全員が満身創痍の中、アークはその中心に降り立つ。
「これが結論だ、覆されることのない絶対だ」
「・・・・・・だと・・・しても・・・!」
アークがそう言い放つと、真はボロボロになった体を起き上がらせる。
「それでも・・・俺たちは・・・諦めない・・・・・・!」
「真・・・さん・・・」
起き上がる真の姿に倒れ伏す響達も、アークも視線を向ける。
「どんなに・・・絶望的だったと・・・しても・・・俺たちは絶対に・・・夢を・・・希望を守って見せる・・・!」
ボロボロになりながらも立ち上がり、絶対あきらめないその姿にアークはとある人物を重ねる。
決してあきらめず立ち上がり、夢を叶えると豪語し、自分を打ち倒した『男』の姿を真と重ねる。
「どこまででも諦めないか・・・ならば先に滅亡しろ、ゼロワン!!」
アークは怒りをあらわにし指先にエネルギーを溜め、光線を真に向けて放った。
「真さん!!?」
響の叫びと共の光線が真を貫こうとした・・・
瞬間、天から何かが降って来て、それが光線を防いだ。
「何っ!?」
この状況には、さすがのアークも驚いてしまう。
「これは・・・?」
真を守った物、それは光り輝く『プログライズキー』だった。
真がそれを掴むと、真の脳裏に声が響く。
『・・・お待たせ真君!』
「っ!?・・・この声、神!」
『ええ、ようやく完成したわ、アークを倒す切り札を!』
「っ・・・遅いんだよ、ギリギリだ」
『ええ、本当にギリギリだったわ・・・だからこそ最高の力に仕立て上げたわ』
真の手にするキーは更に輝きだし、そして黄色と水色が混じり合ったプログライズキーに姿を変える。
『さぁ、見せてあげなさい・・・『絆の力』を!』
そう言って声が聞こえなくなる。
「・・・ああ、分かってるさ」
真はキーを握り締め立ち上がり、ライズスターターを押し込む。
『エクシード!』
押し込んだ瞬間、プログライズキーは光の粒子となり、半分に別れ片方はドライバーに、もう片方は真の手に集まり形作る。
ゼロワンドライバーには黄色いユニットが取り付けられ、真の手には今までのプログライズキーとは違った形状のプログライズキーが握られていた。
「それは・・・!?」
そのドライバーを見てアークは更に驚く。
「『ゼロツードライバー』・・・悪意を打ち倒す、進化したゼロワンだ!」
真はキーを握り締め、アークに向き直る。
「アーク・・・お前を倒す!」
真は左手でゼロツードライバーにユニットを展開し、『ゼロツープログライズキー』のライズスターターを押し込む。
『ゼロツージャンプ!』
『Let’s give you power!』
ユニットを展開するとドライバーから『02』の形をしたホログラムが飛び出し真の周りを周回する。
そして真の足元から巨大な衛星のようなホログラムが現れ、真の前に留まる。
「変身!」
『ゼロツーライズ!』
『Road to glory has to lead to growin'path to change one to two!仮面ライダーゼロツー!』
ゼロツープログライズキーを装填すると、上空からいつもの黄色い『ライジングホッパーライダモデル』に加え、赤色の『ゼロツーライダモデル』が降り立ち、衛星のホログラムが真を通り過ぎると真のみにアンダースーツが身に付けられ、その上に二体のライダモデルの装甲が身に着けられ、そしてホログラムの02が首に取り付けられマフラーのようになる。
『It's never over.』
その姿は先ほどまでのメタルクラスタと比べればスマートな、ライジングホッパーに赤い装甲がつけられたような姿をしていた。
だがその姿から発せられる力強さは倒れ伏す響達に勇気を与えていた。
「貴様・・・!」
アークはその姿を見て、怒りや憎しみと言った感情を隠しきれずにいた。
「『仮面ライダーゼロツー』それが俺の名だ!」
『使用BGM:TESTAMENT』
ゼロツーに変身した真は地面を踏み抜き、一瞬でアークに迫る。
一瞬で迫ったゼロツーの攻撃をアークは防ぎきれず一撃を喰らい、そのままアークを蹴り飛ばす。
「早い!あれが新たなゼロワン・・・!」
「行ける・・・あれなら!」
皆が期待する中、アークは冷静に真を見据えていた。
「前提を書き換え、結論を予測する」
アークの視界には数々の予測したゼロツーの動き、そしてそれに対応する自身に行動が映し出される。
「所詮はゼア無きまがい物のゼロツー、予測の力がないお前に勝ち目はない」
アークは此処からの最適の行動を予測し、結論付ける。
「予測完了」
アークがそう言う中、ゼロツーがアークに攻撃するが、アークはその攻撃を躱しゼロツーを殴り飛ばしてしまう。
「この一撃で、ゼロツーは絶滅する」
そう言ってアークは再びアークローダーを押し込む。
『オールエクスティンクション』
すると真の体を黒いオーラが包み込み宙に浮かび上がらせ、さらにその周囲に炎、水、風、土の四大元素のエネルギーが溜められる。
「っ!?真さん!!」
響が叫んだ瞬間、五つのエネルギーが集まり大爆発が真を呑み込んだ。
「そ・・・そんな・・・!?」
信じられない状況に響達は唖然とする。
アークは勝ち誇ったように立っていると、アークの後ろから赤いオーラが噴き出る。
「その結論は、すでに予測済みだ」
聞き覚えのある声に全員がアークの後ろに振り返ると、そこに立っていたのは傷一つない真だった。
「馬鹿な!?ゼアがないというのにどうやって!?」
「驚いている暇はないぞ!」
驚きを隠せないアークに真は殴り飛ばす。
アークは攻撃を仕掛けるが真は全て防ぎアークに攻撃を当て続ける。
「馬鹿な・・・ゼアもなしにどうやって予測をしているというのだ!?」
アークは真を蹴り飛ばすが、その瞬間アークの後ろから真が現れアークを蹴り飛ばす。
ゼロツーの最大の力、それはゼロツーに搭載されている演算処理装置『ゼロツーアリスマテック』による超高速ラーニング。
そこから導き出せる予測の数は0.01秒に実に『二兆』通りもののパターンから最適解を見つけ出すことだった。
そして胸部に取り付けられた次元跳躍装置『クォンタムリーパー』によって同一世界上に様々な可能性を展開することで先ほどのような転移したかのような動きができるのだった。
だがゼロツーアリスマテックによる演算はゼアの力が必要であり、ゼアがないこの世界では本領を発揮できないとアークは予測していかが、神はそれを察しており、事前にゼロツーユニットにゼアの機能を搭載することで予測を可能としていた。
真は予測を最大限活用しアークに連続で攻撃をする様子を響達は驚きながら見ていた。
「凄い・・・あれが真さんの新たな力・・・!」
響が真に夢中になる中、アークは必死に予測をしていた。
相手はかつて自身を二度も倒した力、ゆえにどうやってこの状況を打破できるか必死に予測していた。
(どうする・・・どうすれば・・・!?)
だがアークの予測演算すら超えるゼロツーの演算の前になすすべもなく攻撃を喰らい続ける。
そしてアークが倒れる響達に視線を向けると、一つの結論を立てる。
「・・・結論を予測した」
「何?」
アークの言葉に疑問を浮かべる真に対し、アークは懐から大量の結晶を取り出し響達に向けて投げつける。
「なっ!?」
投げつけられた結晶はアルカノイズを繰り出し、それらは全て響達に襲い掛かる。
「貴様の仲間を先に滅亡させる!」
「くっ!みんな!」
真がみんなの元に向かおうとするが距離があり予測を立てるが、どう行動しても確実に誰か一人がやられてしまう結論に至っていた。
そしてアルカノイズ達が響達に迫り、あと少しで接触してしまうその時だった。
突如奏の持つガングニールプログライズキーが飛び出し、響の手に握られた瞬間、響の体が発光し衝撃が発せられ迫って来たアルカノイズが全て吹き飛ばされる。
「何っ!?」
「これはっ!?」
皆が驚く中、光が止むとそこにはガングニールを身に纏った響が立ち上がっていた。
「響!?お前何時ガングニールを・・・」
「えっ!?私聖詠を歌ってませんよ!?ただ突然このキーが私の手に来て・・・」
響の手には黄色く輝くスマッシュガングニールプログライズキーが握られていた。
「けど、体が嘘のように軽いです!これなら!」
響はそう言って跳躍し真の横に並び立つ。
「行きましょう!真さん!」
「・・・ああ、響!」
二人はともにアークに向かって行く。
「馬鹿な・・・こんな結論は予測していない・・・!?」
二度も予測を覆されたことに驚くアークに二人は攻撃を仕掛ける。
真がアークを翻弄し、響が重い一撃を与え、響に向かう攻撃は真が予測し防ぐ、二人の連携プレーでアークを追い詰めていく。
「もうすぐ降臨するカストディアン・・・アヌンナキをこの手に・・・!!」
アークは二人から距離を取り、アークローダーを押し込む。
『オールエクスティンクション』
アークの手に黒いエネルギーが蓄積されるが、二人は絶望していなかった。
「行くぜアーク、人類の力を・・・可能性の力をぶつける!」
「私たちの手で、みんなの希望を守ります!」
響は両腕のアームドギアを変形させ、真はキーを押し込む。
『ゼロツービッグバン!』
真は右足にエネルギーを溜めこみ、二人同時にアークに向かうと、通信機越しにサンジェルマン達の声が聞こえる。
『借りを返せるワケだ!!』
『利子付けて、のしつけて!』
『支配に反逆する、革命の咆哮をここに!!』
サンジェルマン達の、みんなの思いを背に二人はアークに向かうとアークは手にしたエネルギーを二人に向けて放つが、二人はそのエネルギーをその拳で、足で打ち砕く。
「「はぁぁぁぁぁぁああああ!!!」」
そして二人同時にアークを打ち上げると、真は縦横無尽にアークに連続で蹴り付け、響はアークの胴体に何度も両腕で殴りつけ、殴るたびにその勢いが増していく。
「「オラオラオラオラオラオラオラオラッ!!」」
二人の連撃でアークの体が宙に浮かんでいき、建造物の高さすらも超える。
「「おおらぁっ!!」」
そして二人の渾身の一撃でアークの体が宙に浮かび、その上から真がライダーキックを、下から響が腰のブースターを点火させ拳を同時にアークに叩きつけ、アークの体を貫いた。
ゼ
ロ
ツ
ー
ビ
ッ
ク
バ
ン
ゼロツービッグバン
TESTAMENT
身体を貫かれたアークは、忌々しそうに二人に視線を向ける。
「敗れるか・・・だが、悪意がある限り、私は再び貴様らの前に現れる・・・その時こそ、貴様らを滅亡させる・・・!」
そう言って高らかに笑い、アークは爆散した。
真は吹き飛ばされる響を抱え、地上に降り立つ。
「これでアークは・・・パヴァリア光明結社の思惑は・・・!」
「ああ、俺たちの勝利だ・・・!」
この言葉で、パヴァリア光明結社との戦いは終わりを迎えた。
アークとの戦いから三日が経ち、真宅ではやることが出来なかった真と響の誕生日会を行う事となった。
「それでは改めて・・・」
『ハッピーバースディ『デース』!!』
いつもの面子+寺島たちとキャロルとエルフナイン五人を加えたみんながクラッカーを鳴らした。
「二人とも、誕生日おめでとう」
「ありがとう、とんだ誕生日だったよ」
「何だったら誕生日の事すっかり忘れてたな・・・でもこうして祝えれてよかったよ」
「まぁまぁ、堅苦しいのはなしデスよ」
「そうじゃぞ、せっかくの祝いの席じゃ、存分に楽しめい」
切歌と紫苑に押され、机に集まると机の上には夏野菜を使った大量の料理が並べられていた。
「うわぁ!すっごい!これどうしたの!?」
「はい、調が頑張ってくれました」
マリアはそう言い調に肩を回した。
「これ調が作ったのか!?」
「違う違う!みんなで一緒に・・・!」
「月読さん」
セレナが照れる調に語り掛けると、調は観念し応える。
「だって・・・松代で出会ったおばあちゃんから夏野菜を大量に頂いたから・・・」
「お母さん、僕たちもお手伝い頑張りました!ねっキャロル」
「わ、わざわざ言うな!」
「そうか、ありがとうな二人共」
真は頑張ったお礼に二人の頭を撫でる。
「月読が作り、立花と継菜が平らげるのなら、後片づけは私が受け持つとしよう」
「いや~先輩、出来もしないを胸張って言うと後で泣きを見ますって・・・」
「なっ!私を見くびってもらっては・・・!」
「落ち着けって翼、ほら食えよ」
そう言って奏は料理を翼の口に入れる。
「・・・っ!?何これ、まさかトマトなの!?こんなに甘いの初めて食べたわ!」
「驚きに、我を忘れる、美味しさです」
「さっ、私達もいただきましょう」
桃恵の言葉にみんなも料理に手を付ける。
夏野菜をふんだんに使った料理を味わい、ゲーム大会を行い楽しみ、バルベルデから送られたサッカーをするステファンと見守るソーニャの写真を見て笑みを浮かべたり、お皿を片付ける翼が現代的なアートを建造したりなどして誕生日会は盛り上がっていった。
そんな中、響が一人ベランダに立っていると、そこに真が飲み物を持ってやって来る。
「ほらよ、響」
「ありがとうございます真さん」
二人は飲みながら空を見上げていた。
「・・・サンジェルマンさん達、どうしてるかな?」
「今頃緒川さんと一緒に海外でパヴァリア光明結社の残党を捕まえてるだろうな」
あの一件以来、弦十郎はサンジェルマン達をスカウトし、現在サンジェルマン達はS.O.N.Gのエージェントとしてパヴァリア光明結社の残党の確保に向かっていた。
二人は空を見上げていると、響が真に尋ねてきた。
「・・・例えばさ、どこかの悪い奴が誰かを困らせていたなら、きっとこの拳で何とか出来る」
響は自分の拳を握り締める。
「だけど・・・お互いがお互いの正義を信じてご武士を握りしめている戦いは、簡単に解決なんてできない」
「・・・響」
「昨日までは出来た・・・でも明日に私は、正義を信じて、握りしめられるのかな?」
弱弱しく拳を握りしめる響に、真は応えた。
「・・・そんなのは誰にだってわからないさ」
「真さん?」
「けど・・・」
真は響の手を優しく握りしめる。
「お前が自分を信じきれなくても、俺は響と繋いだ手は離す気はないさ」
真の言葉に響は驚くも、すぐに笑みを浮かべる。
「・・・真さんがそう言ってくれるなら!」
「そうそう、その笑顔だよ、やっぱ響は笑顔が一番似合ってるぜ」
二人が話していると未来が二人を呼びに出てくる。
「二人共、どうしたの?」
「なんでもない!さっパーティはまだ続いてるぜ響」
「はい、真さん!」
二人は手を繋ぎながら部屋へと戻っていった。
この世界には悪意は確かに蔓延っている。
だが少女達は善意を信じ、前へと歩いていく。
その先にある希望を信じて。
戦姫転生ゼロフォギア 第四期『完』
さぁ後書きの時間だ!
「ついにアークを倒してAXZも終わったな・・・」
「ああ・・・にしてもギリギリでやっと来たなゼロワン最終形態」
「ああ、仮面ライダーゼロツー・・・人類とAIの思いの力の結晶だ」
「ところで作者、ゼロツーに変身する前の『エクシード』ってどういう意味だ?」
俺もゼロツーを出す際ゼロワンと同じようにキーから出そうかと思って音声をどうしようかとネットで探してたら見つけてな、意味としては『上回る』『超える』と言った感じだ。
「なるほどな、ゼロツーにはピッタリな音声だ」
「それにしても最後で響さんは聖詠もなしにどうやってガングニールを纏ったのでしょうか?」
その辺りはアフターである程度話させてもらうよ・・・まぁその前に短編が一本あるけど。
「まだ話があるというのか?」
ああ、それが終わったら次にアフターを行ってそれでようやくAXZは完結だ。
「そうですか、それで今回質問の方はどうするんですか?」
もちろん応えるよ、ただし今回は最終話だから二つ応えるぜ。
「おっやるな、それじゃあいつもの行きますか!」
『質問返信コーナー』
今回の質問はこちら。
『影薄人さんからの質問』
前回の質問に引き続いて真紅林檎さんとそのネフィリムにブチ切れて消し飛ばした継菜真に質問
『戦姫完食シンフォギア~調飯~1』を購入されているのならばご存じでしょうが、セレナはネフィリムをペット・・・管理していますが触れようとした響の腕を甘噛みとは言え「バクンッ」としました。
このシーンを見た時にお二人はどんな反応を、どう感じましたか?
正直マジでビビった、あれがギャグの世界線だからこそ甘噛みで済んだから最後には苦笑いだったよ・・・。
「当時のことを思い出して固まった」
「何というか・・・調飯の私が申し訳ございません」
まぁまぁ済んだ話だし気にすんな、それじゃあそろそろ〆ようか。
「「「「「「それでは特別回もお楽しみに!」」」」」」