わかってる!わかってるから開幕アイアンクローはやめてくれ!!?
「安心しろ、ただこうやって締め付ければいくらあんたの頭でもネタが出てくると思ってさ」
俺の頭はフルーツじゃねぇ!?このままじゃあロックシードの如くパカッと割れる!?
「ああ奏、俺が絞ってる間に勧めといていいよ」
「オッオウ…それじゃあ第十四話どうぞ!」
アギャアァァァァァ…!
「・・・」
「あの…真さん、聞いてますか?」
「んっ。ああ大丈夫、聞いてるよ」
デュランダルの護衛中止から数日が経った、あれ以来相手は大きな動きを見せていない。
今俺は喫茶店にて未来から相談を受けていた。
「それで響、ここしばらく私には内緒で何かしているんです。真さんは何か知りませんか?」
「ア~ナンナンダロウナ~シラナイナ~」
すいませんばっちり知っていますというか俺も関わっています。
「それに最近響少し元気がなくて…何があったのかな」
「ああ…そうか」
おそらく原因はデュランダルの事だろう。いくら暴走していたとはいえあんなことになったのだからな、響は今、そのことで頭がいっぱいだと思う。かという俺自身もあのことを今でも考えている。
「まあ響のことだから大丈夫だと思うよ、それにもしものことがあったら俺の方から響に聞いてみるからさ」
「はい・・・」
とりあえず当たり障りの内容に答えるとライズフォンにメールが届いた。差出人は奏さんからだ。
『今日翼ん家に行くぞ、響にもメールを送っといたからな』
奏さんから翼さんの家に行くってことは・・・ああ、『あの日』か、こりゃ骨が折れるな。
「済まない未来、ちょっと用事が出来たから相談はまた今度でいいか?」
「あっはい、わかりました・・・それと最後に聞いていいですか」
俺は未来の分の代金を支払って奏さんの元に向かう寸前、未来に呼び止められる。
「真さんもここ最近忙しそうにしていますけど、何かあったんですか」
「・・・別に、なんでもないよ」
そういって喫茶店を後にする。
済まないな未来、俺のことも響のこともお前には言えないんだ。
「いや~済まないな二人共、いきなり呼んじまって」
「いえ、私は大丈夫です。それにしてもこれって・・・」
「安心しろ響、俺も所見でこの部屋を見た時唖然としていたから。それに・・・」
「継菜、それ以上余計なことは言わないでくれ!」
未来と別れた後、俺は響たちと共に翼さんの部屋の片づけを手伝っていた。
翼さんの部屋はお部屋というより『汚』部屋と呼ぶくらい荒れていて、月一で奏さんと掃除に来ている。
「それにしても意外です、翼さんって完璧なイメージがあるのにこんな一面があったなんて」
「いや響、翼さんって案外抜けてるところあるぞ」
「そうだな…例えば前、真との任務のときにお互い背中を預けた時に背中がくっついてた時があってな、そのあとお互い緒川の旦那に言われるまでくっついていたまんまだったんだぞ」
「やめて奏!それ以上は言わないで!」
「というか俺も巻き添え喰らったぞ今、なんでそれ言うの!?」
「いや~翼のトラブルっていつも真も居合わせてたからな、ついっ」
「あははっ、そうなんですね・・・っと、こっちは終わりました」
「す・・・済まないな立花、とりあえず一旦休憩にしようか」
「わかった、じゃあちょっと飲み物買ってくるわ」
「おっ、私も付き合うぜ」
ある程度片付けを終えた俺たちは休憩に入って、俺と奏さんは飲み物を買いに出かけた。
流石に人様の冷蔵庫を漁るわけにはいかないからな。
「ところでよ真、一つ聞いていいか?」
「なんだ?奏さんからなんて珍しいな」
「・・・お前、まだデュランダルの一件の事考えていたのか」
奏さんの質問に俺は驚きながらも、淡々と話す。
「・・・ああ、あの時あいつより先に動いてデュランダルを回収していれば、あんなことにはならなかっただろうって」
「響がデュランダルを起動させたことか」
「ああ…櫻井さんが言うには響の歌にデュランダルが反応して起動したらしいんだ」
「まさか響にあそこまでの力があったなんてな…」
「それにデュランダルを手にしたときの響のあの姿・・・あんな苦しそうな姿はもう見たくなかった」
初めてネフシュタンの鎧が現れる前、地下鉄で初めて見たあの姿。怒りで我を忘れたあんな響は見たくなかった…それなのに。
「あの時二人よりも先に手にしていれば取られることなく、暴走せずに無事に回収できたはずなのに・・・とっさに行動できなかった自分が悔しいんです」
俺は下を向くと、奏さんは俺の頭を思いっきり描き撫でた。
「わっと!? いきなり何するんだよ!」
「いや、なんだかいつもの真らしくないなって思ってさ」
「俺らしくない・・・?」
「そうさ、いつものお前はもっと堂々としていた。というより二課の中じゃ私が一番不甲斐ないって思っているさ」
そういうと奏さんはポケットから壊れたペンダントを取り出した、櫻井さんがある程度修復してくれたが、機能しない奏さんのガングニール。
「あの時私も戦えていたらって時々思っててさ。戦えない自分を悔やんでいたさ」
「奏さん・・・」
「けど、そんな時に旦那や翼、それにみんなが支えてくれたから私も吹っ切れたのさ」
奏さんは俺の頭から手を離し、俺の前に出て握りこぶしを俺の方に突き出した。
「いざというときには私たちが支えてやる。だからあんたはいつも通りに振る舞っていろ」
「・・・はあ、奏さんにはかなわないな」
俺は一言言ってから、両手で自分の顔をぺしっ!と叩いた。
「確かに、何時までもくよくよすんのは俺らしくないよな…」
そういって俺は頭を上げる。
「もうあれこれ考えるのはやめだ、奏さんの言う通りいつも通りに頑張りますよ」
「おうっ、その意気だ! それともう一ついいか」
「えっ?今度は何ですか」
「いや、そろそろさん付けじゃなくてもいいんじゃないかなって思ってさ。もう長い付き合いだろ」
「・・・そうだな、確かにその通りだな」
俺は右手を握り突き出す。
「それじゃあ改めて、今後もよろしくな、奏」
「おう、任せろ」
俺と奏は言い交し拳をぶつける。
そのあと、飲み物を買い終えた後翼さんと響の元に変えると、響の方はなんだかすっきりしたような顔になっていた。
俺たちは少しの間休憩取ってまた掃除に取り掛かった。
し・・・死ぬかと思った。
「ようやく私のことを呼び捨てになったな」
「まあな、ところで俺と奏が買いに行っている間に響と翼さんは何してたんだ?」
二人は原作通りに話し合っていたよ、二人が話すタイミングとしては此処がいいなと思ったから。 ・・・流石に文章力皆無の俺がこれ以上書いたらやばい気がしたしな。(小声
「なんか言ったか?」
い~え、別に~。それよりそろそろ〆ますか。ほら、二人とも早く。
「わかったわかった、ったく・・・」
「「「それでは次回もお楽しみに!」」」