戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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0編第三話、前回のあらすじは?
「南極に向かう一週間前、俺と響はクリスの誕生日プレゼントを買いに言ったら弦十郎さんから呼び出しを喰らった」
「集められたあたしらは回収したティキの残骸をサルベージした結果ボストーク湖の何かがあることを知った」
「そして棺の防衛力に押される中、背後にいる人たちを守るために私たちはイグナイトを起動させユニゾンで立ち向かいました」
「そして装者たちの力を合わせた決戦機能をもってしてついに棺の破壊に成功したぞ!」
「そして破壊された棺の中から出て来たのは神と呼ばれたアヌンナキの遺骸でした」
はいOK、それじゃあ0編第三話、どうぞ!


悪意が作りし殺意

とあるステージ会場にて、翼は振り付けの練習をするが上手くいかない様子を見て緒川、マリア、奏は不安そうに見つめていた。

 

「何かに心を奪われてるようですね・・・」

 

「ああ、いつもの翼らしくないな・・・」

 

「そうね、任務の合間に陣中見舞いしてみればこの体たらく・・・凱旋ライブの本番は三日後だというのに」

 

三人が話し合っていると、休憩に入った翼がやって来る。

 

「お疲れさまでした」

 

「いえ・・・」

 

暗い顔をする翼に対し、マリアは翼に対して問いかける。

 

「世界に脅威が再び迫る中、気持ちはわかるけどね・・・けど、ステージの上だってあなたの戦い場所でしょ」

 

「それはそうだが・・・南極からの帰還途中で『あんなこと』が起きたのに・・・果たしてここは、私の立つところなのだろうか?」

 

 

 

クリスの誕生日を終えた次の日、響達学生組を見送った真は自室のリビングでソファーに座っていた。

 

「クリスの奴喜んでくれてよかった~、響と選んだ手袋が好評だったな」

 

真が安堵する中、神妙な顔つきで懐からプログライズキーを取り出す。

 

「聖遺物化の一押し・・・それがわかれば今後の戦いに役に立つはず」

 

真は内心不安を感じていると、ヴァネッサ達がやって来る。

 

「真様、大丈夫ですか?」

 

「・・・ああ、大丈夫さ」

 

「の割には元気がないぜ」

 

「やはり、『あのこと』が気がかりなのでありますか?」

 

「・・・ああ、その通りだ」

 

真はエルザの頭を優しく撫でながら、当時のことを思い出す。

 

 

 

南極からの帰還途中、突如アラートが鳴り響き真達は司令室に駆け付ける。

 

「状況は!?」

 

「洋上にアルカノイズの反応を検知!」

 

モニターに映し出されるのは空母の上にずらりと並びたつアルカノイズの群れだった。

 

「米国空母、トーマス・ホイットモアが襲撃を受けています!」

 

「やっぱり、南極で回収した遺骸を狙って・・・!」

 

「こっちの申し出を無碍にしやがるから・・・!」

 

「警戒待機してる四人は?」

 

「先行しています」

 

そのころ、トーマス・ホイットモアの上空を一体の巨大な鳥が羽ばたく。

 

「着いたようじゃな!」

 

「やっぱりミサイルより早い・・・!」

 

「流石マッハ2で飛行するフォームのライダモデルデス・・・!」

 

「ありがとうフライングファルコン」

 

先行した調、切歌、紫苑、桃恵を乗せたフライングファルコンは高らかに叫ぶ。

 

「真から装置を借りて正解じゃったな・・・では行くぞ!」

 

紫苑の号令と共にフライングファルコンが消え、四人は自由落下しながら構える。

 

アウェイクン!

 

ポイズン!

 

ウィング!

 

Zeios igalima raizen tron

 

Various shul shagana tron

 

「「変身!」」

 

『『フォースライズ!』』

 

スティングスコーピオン!

 

フライングファルコン!

 

『『Break Down.』』

 

変身を終えた四人は空母に降り立ち、戦闘を開始する。

 

『使用BGM:未完成愛Mapputatsu』

 

天真+(プラス) 爛漫×(かける) 重低音ブッパDhath

 

降り立ってすぐに切歌は刃を投擲し盤上にいるアルカノイズの数を減らす。

 

切・呪リeッTぉ

 

可愛さ余って 肉を食べたい 少女の参上Dhath

 

切歌に続くように調はスカートを刃に変え、更に数を減らす。

 

Δ式 艶殺アクセル

 

抉り散らし大鎌タイフーン 目が廻るけど

 

紫苑は刀身に氷の錬金術を纏わせ振るい斬撃と共にアルカノイズを凍らせ、その背後を突いたアルカノイズは上空を飛ぶ桃恵の炎弾に貫かれる。

 

えんやこらさ 日夜ガンバルDhath

 

「アルカノイズ相手なら、今のあいつらの敵じゃないな」

 

モニター越しにみんなが見守る中、弦十郎と真は一抹の不安を感じていた。

 

「ああ・・・だとすればな」

 

「遺骸の回収にアルカノイズだけなわけがないはずだ・・・」

 

四人は兵士を囲むアルカノイズだけを的確に駆除していく。

 

「早く逃げるのじゃ!」

 

紫苑の言葉に兵士が逃げる中、海中からギガ・アルカノイズが現れ切歌に襲い掛かるが、切歌は攻撃を避け切り、跳躍してギガ・アルカノイズの上を取る。

 

信じ紡いで越えた涙 今、星に

 

切歌はアームドギアで迫って来る腕を切り裂き、そのままアームドギアを自身の足に装着する。

 

闇を照らせ 今この時代(とき) 希望、光支えに待ってる人が…!

 

切歌はそのまま背中のブースターを展開し、ライダーキックに酷似した蹴りを放ちギガ・アルカノイズの胴体を貫く。

 

断突・怒Rぁ苦ゅラ

 

いっしょに行こうTWIN-HEART

 

 

 

そのころ、上空で空母での戦いを見つめていた何かがいた。

 

「試運転にはちょうどいい・・・起動、任務を遂行せよ」

 

その言葉と同時に、船中の暗闇から赤い輝きが動き出す。

 

 

 

四人がアルカノイズを殲滅したその時、床から突然何かが飛び出した。

 

『ッ!?』

 

四人が驚きそちらに視線を向けると四人の目の前にそれが降り立つ。

 

全身が機械で出来ており両腕に蟷螂に酷似した鎌が取り付けられており、頭部はもはや蟷螂と同じ・・・『人型の蟷螂』だった。

 

「な・・・なんデスか、こいつは!?」

 

「分からない・・・米国の兵器・・・?」

 

「だと、よいのじゃがな・・・」

 

「けど、このタイミングで何で・・・?」

 

四人が警戒する中、真達の方でも困惑していた。

 

「なんだあれは・・・?」

 

「蟷螂ロボット・・・?」

 

そんな時、真のライズフォンが鳴り響き、真が確認すると相手は神だったのを確認しすぐさま出る。

 

「おい神、いったい・・・」

 

『弦十郎君!今すぐあの子たちにそのロボットを倒すように指示して!!』

 

ライズフォン越しに部屋にいる全員に聞こえるような大声を出しその場にいた全員が驚く。

 

「っ! 四人共、すぐにそのロボットを撃破するんだ!」

 

叫んだ瞬間、ロボットが動き出し両腕を振るうと、鎌から大量の斬撃が回転しながら放たれる。

 

『っ!!?』

 

突然の攻撃に驚きながらも四人はその攻撃を防ぎきると、ロボットは口を開く。

 

『人類・・・絶滅・・・任務・・・遂行・・・!』

 

そう言った瞬間、ロボットの瞳が赤く輝きだし四人に襲い掛かる。

 

ロボットの攻撃を切歌は受け止めるが、予想以上の力に押されていき吹き飛ばされてしまう。

 

「デェス!!」

 

「切ちゃん!!このぉ!」

 

切歌が吹き飛ばされたことに怒る調は大量の丸鋸を放つが、ロボットは両腕の鎌を巧みに振るい丸鋸を全て切り落とす。

 

「全部切り落とした!?」

 

全て切り落とされたことに驚く調にロボットはすぐさま接近し鎌を振るう、とっさに調は防ぐが勢いを殺しきれず同じく吹き飛ばされてしまう。

 

「切歌ちゃん!調ちゃん!」

 

「桃恵、来るぞ!」

 

紫苑の言葉に二人がロボットの動きに警戒すると、横から大量の弾幕がロボットに直撃する。

 

二人は驚き横を向くと、避難させたはずの兵士達が銃を構えていた。

 

「女性ばかりに戦わせるわけにはいかない!米国兵士の底力を見せるのだ、撃てぇ!」

 

隊長らしき人物の号令と共に再び弾幕がロボットに放たれ、ロボットの動きを抑える。

 

「銃弾が効いている・・・ということはアルカノイズじゃない?」

 

「奴は純粋な機械だというのか?」

 

二人が銃弾が効いてることに驚くと、ロボットは兵士たちの方を向く。

 

『人類・・・絶滅・・・任務・・・遂行・・・!』

 

そう言うとロボットは両腕を兵士の方に向けると、両腕が開きそこから大量の結晶が放たれ、結晶が床につくとそこから大量のアルカノイズが繰り出される。

 

「アルカノイズ!?」

 

「先ほどまでの奴らはあ奴が出しておったのか!」

 

繰り出されたアルカノイズが兵士たちに襲い掛かろうとする中、ロボットは走り出し船内に逃げ込む。

 

「なっ!逃げたじゃと!?」

 

「お姉ちゃん!まずは兵士さん達を!」

 

「分かっておる・・・じゃがあ奴を放っておくわけには・・・」

 

その時、アルカノイズが切り裂かれると同時に、兵士達の前に吹き飛ばされた切歌と調が並び立つ。

 

「切歌!調!無事じゃったのじゃな!」

 

「あの程度でやられないデスよ!」

 

「ここは私達に任せて二人はロボットを!」

 

「分かりました、お願いします!」

 

紫苑と桃恵はアルカノイズを切歌と調に任せ、すぐにロボットを追いかける。

 

二人が船内を探し回っていると、船員たちの遺体を見つける。

 

「酷い・・・!?」

 

「あ奴の仕業か・・・!」

 

そんな時、近くから悲鳴が聞こえ二人がすぐに向かうと船員に襲い掛かろうとするロボットを見つける。

 

「そうはさせんぞ!」

 

ポイズン!

 

『Progrise key comfirmed. Ready to utilize.』

 

スティングカバンストラッシュ!

 

紫苑はとっさに紫色の斬撃を放ち、ロボットを吹き飛ばす。

 

「早く逃げてください!」

 

「あ・・・ああ、ありがとう!」

 

船員はすぐに逃げ出し、二人はロボットと相まみえる。

 

「これ以上の勝手は許さんぞ!」

 

「ここであなたを倒します!」

 

二人はホルダーからキーを取り出し、ライズスターターを押し込む。

 

カット!

 

サウンド!

 

二人はキーを装填すると、飛び出したライダモデルがロボットを威嚇する。

 

フォースライズ!

 

スラッシングマンティス!

 

シンキングオウル!

 

Break Down.

 

『仮面ライダー滅 スラッシングマンティスフォーム』と『仮面ライダー迅 シンキングオウルフォーム』に変身した二人はすぐさまロボットに攻撃する。

 

ロボットが振るう鎌を紫苑はアタッシュカリバーと刀に変えたマフラーの二刀流で防ぎ、防ぐと同時に桃恵が両翼から重低音の衝撃波を放ちロボットを吹き飛ばす。

 

ロボットはすぐさま大量の斬撃を放つが紫苑はさっきの意趣返しのように二刀流と両足の刃を駆使し全て切り落とす。

 

「御返しじゃ!」

 

全て切り落とすと同時に紫苑も大量の斬撃を放ちロボットの方も切り落とそうとした瞬間、桃恵が右腕をアタッシュショットガンで撃ち抜き破壊し、斬撃は全て直撃するとロボットの体から大量の火花が飛び散る。

 

「これでとどめじゃ、行くぞ桃恵!」

 

「うん、お姉ちゃん!」

 

二人は武器を仕舞い、フォースエグゼキューターを引く。

 

スラッシングディストピア!

 

シンキングディストピア!

 

紫苑は右足の刃にエネルギーを集中させ跳躍し回転しながら迫り、桃恵は跳躍と同時に音による衝撃を全て左足に乗せライダーキックを放つ。

 

ロボットは防ごうと残った左腕で斬撃を放つが斬撃は掻き消され二人のライダーキックはロボットの体を切り裂き砕いた。

 

  

  

  

 

  

  

  

 

スラッシングディストピア

 

シンキングディストピア

 

『人類・・・絶滅ゥゥ!!』

 

ロボットは叫び声を放ち爆散した。

 

「やったようじゃな、桃恵」

 

「うん、そうだね!」

 

二人はその場でハイタッチを決めると、奥から切歌と調が駆け付けてくる。

 

「こっちも終わったみたいだね」

 

「これで少なくともあの気味悪いミイラは守れたデス」

 

四人が勝ったのを見て弦十郎が命令を出す。

 

「直ちに救護班を送らせろ・・・そして神よ、あのロボットは一体・・・?』

 

弦十郎の言葉に前任の視線がライズフォンに集まる。

 

『間違いないわ・・・あれは『マギア』よ』

 

「マギアだと!?それって前にティキが姿を変えられた・・・!?」

 

『ええ、ゼロワンの世界にいた人工知能搭載人型ロボット・・・それもあれは『ベローサマギア』、そんな存在を作れるのは・・・!』

 

その言葉にその場にいた全員が確信する。

 

「生きてたのか・・・アーク・・・!」

 

これが南極からの帰還時に起きた出来事だった。

 

 

 

「生きていたアーク、そしてアークが生みだしたと思われるマギア・・・不安が的中したな」

 

「まさか局長が生きていたなんて・・・」

 

「どんだけしぶといんだそいつは・・・」

 

「真様、大丈夫でありますか?」

 

「大丈夫だ・・・とは言えないかな、それに翼のコンサートの件もあるし」

 

真が頭を悩ませているのを見て、ヴァネッサ達三人は顔を見合わせて頷き、真の方を向いた。

 

「・・・真様、少しお願いがあります」

 

「お願い?」

 

そう言った三人の瞳は真剣だった。

 

 

 

「我々S.O.N.Gも、極冠にて回収した遺骸の警備に当たるべきではないでしょうか?」

 

「気持ちはわかるわ・・・でも遺骸の調査、扱いは米国主導で行うと、各国機関の取り決めだから仕方ないじゃない」

 

「日本政府やS.O.N.Gに、これ以上聖遺物と関わらせたくない国も少なくないですからね」

 

「せめて・・・私たちが警護に当たれれば、被害が抑えられ・・・」

 

翼が話す途中でマリアが翼の額にデコピンする。

 

「今やれることとやれないことに集中するの、ステージに立って歌うのはあなたの大切な役目のはずでしょ?」

 

「そうだぜ、翼の歌を楽しみにしている人たちもいるんだからな」

 

「む・・・不承不承ながら了承しよう・・・だが、それには一つ条件がある!」

 

「はっ?」

 

「条件?」

 

二人の呟きに、翼は笑みを浮かべる。





さて後書きの時間だ。
「おい、なんかヤバい奴が出て来たんだが・・・あれって」
そう、ゼロワンおなじみの『マギア』、これがお前らの・・・0編の敵だ。
「マジかよ・・・とことんやってくれるなアークの奴・・・!」
「でも、見た感じ普通の兵器が効いてますね?」
そりゃ普通のロボットだからね、多少頑丈で強力なだけであって頑張れば普通の人類でも勝てる相手だ。
「じゃが見たところあるかのいずを繰り出してきおるからまず勝てんじゃろうな」
「そうだね・・・それと今回は私たち前にフォームを使ったね」
ああ、真を倒したフォームを使わせてもらいました。
「掘り返すな!・・・にしても紫苑のライダーキックに見覚えがあるんだが」
某有名なハードボイルドな探偵のファングでストライザーなライダーキックをまねしてみました風都探偵面白いです。
「言ってる言ってる」
おっと失礼・・・それではそろそろいつもの行きましょうか。

『質問返信コーナー』

今回の質問はこちら。

『影薄人さんからの質問』
シンフォギア装者6人(または7人)で奏でる歌ベスト5は何ですか?

連続で続いた音楽関連の質問もこれで最後だな、まず5位はAXZより『アクシアの風』、4位はXVより『未来のフリューゲル』、3位はXVより『Xtreme Vibes』、2位はGより『始まりの歌』、そして栄えある1位はXVより『PERFECT SYMPHONY』以上です!
「やっぱXVが多いな」
XVの全員ユニゾンは神曲ばかりだからね、それじゃあそろそろ〆るか。

「「「「「「それでは次回もお楽しみ!」」」」」」
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