特別編第十九話、今回は未来の誕生日三回目だ!
「俺たちの中で三回目の誕生日を迎えたのはこれで二人目だな」
「そう考えると長い間書いてきたんだな、この作品」
そうだな・・・そこを踏まえてお前らや視聴者さんに言わなくちゃいけないことがある。
「どうしたんですか?」
・・・流石にここまで続いたらネタが思いつかなかったのでXDのネタを使わせていただきましたorz
「とうとう使ったのじゃな・・・まあ此処までやっておればいつか来るとは思っておったが」
「まあ作者さんも頑張ってますから私達は別にいいですけど・・・」
ありがてぇ・・・というわけで今回から誕生日会はXDのネタを使いたいと思います、駄目だという方は遠慮なくコメントしてください、それでは特別編どうぞ!
「うわぁぁぁん!何で何時もこうなるの!?」
とある日のS.O.N.Gにて、休憩室で響は叫んでいた。
「仕方ないだろ、決まった事なんだしさ・・・」
「だからって、どうしていつも未来の誕生日に限って任務が入って来るの!?」
「神がかり的な確率で任務が入って来るからのう」
「真さん、神様に言って何とかできませんか!?」
「とんでもない無茶を言うなお前・・・流石の神でもこれは無理だろ」
「しかもご指名の依頼だからな・・・変わるわけにもいかないし」
「その日のうちに帰って来る任務なら可能性はありますけど・・・流石に今回は」
「あっ!だったら真さんがガングニールを纏って代わりに・・・!」
「速攻でバレて弦十郎さんに叱られる未来が予測できるな」
あれこれと考える響に未来が声をかける。
「響・・・響が私の誕生日を大切に思ってくれている気持ちは十分に伝わったから、大丈夫だよ」
「未来・・・」
「だから響は任務に集中して、響が怪我をして帰ってくる方が心配だから」
「・・・うん、わかった、日付が変わろうとも超特急で帰って来るから!」
「響、無茶だけはしないでね・・・」
そういう未来だが、その表情は浮かない様子だった。
当日深夜、真宅地下室。
「・・・というわけで流石に今回は何とかしたいというわけで打開策を考えたいと思います」
地下に集められたのは響と未来を除く他メンバーだった。
「あの・・・何で地下室で話し合いを?」
「リビングだと二人に聞かれる可能性があるからな、このことを未来に知られたら大丈夫だって断られそうだしサプライズを兼ねて行おうと思ってな」
「・・・たびたび思うが、継菜は立花や小日向には少し甘いところがあるな」
「そりゃ友達だしな、んで何か考えはあるか?」
「考えと言ってもな・・・未来が一番喜んでくれそうなのが響の存在だし・・・」
「それが一番の問題なんだよな・・・どうすれば・・・」
「あっ!だったらあたし達で等身大の響さんの着ぐるみを作って祝うのはどうデスか!」
「後は響さんそっくりのケーキを作ってあげるとか・・・」
「それはそれで複雑だな・・・というか着ぐるみ作ったところで終わった後はどうするつもりなんだ」
「えっ?えっと・・・それはデスね・・・」
「・・・ノープランかよ」
全員が頭を悩ませていると、エルフナインが挙手をする。
「あの・・・一ついいでしょうか?」
「はい、エルフナイン」
「つまり、響さんがいなくても未来さんに響さんを感じられるような、何かがあればいいということですよね?」
「まぁ・・・そういう事だよな」
「でしたら、僕にいい考えがあります!」
そして未来の誕生日当日、S.O.N.Gにて誕生日会が行われた。
『誕生日、おめでとう!』
「みなさん、私のためにお料理や飾りつけもしてくれてありがとうございます!」
「未来さんも他の人の誕生日の時頑張ってくれてますから」
「さて、料理を楽しむ前にエルフナインから未来にプレゼントがあるぞ」
「はい、未来さんこちらをどうぞ」
そう言ってエルフナインが渡したのはVRゴーグルのようなものだった。
「これって、パソコンとかゲームに繋げるゴーグル?」
「つけてみればわかります」
「うん・・・一体何が?」
未来は言われるままにゴーグルを装着すると未来の周りの景色が変化していく。
それは巨大な遊園地、だがそこはただの遊園地ではなかった。
その遊園地のいたるところにおにぎりや大盛ご飯、そして響の装飾が施されていた。
「えっ何これ!?右も左も上も下も響だらけ!?」
『驚いたか未来、エルフナイン特製の『響ランド』は』
未来が驚いていると、外から真がマイク越しに未来に語り掛けて来た。
「響ランド?」
『はい、S.O.N.Gの技術を全て詰め込んだVR響ランドです!』
『こんなことに技術を全てつぎ込むとか・・・とんだ無駄遣いだな』
『一応こちらからでも見れるようにモニターで確認してるからな』
『本当に作りやがったな・・・よく作れたな』
『このためにエルフナインと継菜が夜遅くまで思案していたからな』
『本当大変だった・・・響らしさをどう表現するのかそこが大変だった』
『お前やっぱ馬鹿だろ』
『待っててください、端末を操作すればこんなことも・・・』
エルフナインが端末を操作すると、未来の目の前に響が現れる。
「やっほー未来、お誕生日楽しんでるかな?」
「響っ!?どうして響が此処に!?」
『そちらは任務に向かう前日に響さんに頼んで撮った映像なんです』
「じゃあ、響が此処にいる訳じゃないんだね・・・」
未来はそう言うと、どこか寂しそうな顔をする。
「・・・そっか、そうだよね、VRなんだから本当にいるわけないか」
『えっと・・・楽しんでもらうつもりだったんですが、逆に悲しい思いをさせてしまったでしょうか?』
「ううん、そんな事無いよ、私のために用意してくれてありがとう」
『・・・やっぱり本物の方がいいですか?』
「うん・・・響のぬくもりを感じられるのは響本人だけだから・・・」
未来はそう言ってゴーグルを外しみんなの方を向き、お礼を言う。
「みんな、今日は本当に・・・」
「未来!お誕生日おめでとう!!」
未来がお礼を言おうとした瞬間、扉が開かれ響が入ってくる。
「あれ、ゴーグル外したのにまだ響が見えてる、私そんなに会いたかったのかな?」
「残念でした、此処にいるのは本物の私だよ!」
そう言って響は未来を抱きしめる、響の登場に未来だけではなく真達も驚いていた。
「響っ!?お前どうやって・・・!?」
「未来の誕生日を祝いたかったから速攻で任務を完了させてきました!」
そう言って響はソングレイザーを取り出す。
「あっ、お前決戦機能を使ったな!?」
「はい、負担もありましたがそこは了子さん式マッサージで何とかなりました!」
「櫻井さん式マッサージすげぇな・・・」
「響・・・私のためにそんな・・・」
「えへへ・・・誕生日に間に合って本当によかった、はい、私からの誕生日プレゼント!」
響が未来に渡したのは遊園地のチケットだった。
「これ・・・!」
「遊園地のチケット、今度のお休み一緒に行こう!」
「うん、すごく嬉しい!本当にありがとう、響!」
チケットを受け取って未来は最高の笑みを浮かべる。
「よかったのう」
「結局本物にはかなわないってことか・・・」
「そうですね」
「さあ、お誕生日会の続き!私お腹ペコペコなんだよね、未来も一緒に食べよう!」
「うん!」
後日、休暇の日に響と未来は一緒に遊園地に来ていた。
「未来、次はどれに乗る?」
「う~ん、次はメリーゴーランドがいいかな」
「いいね、じゃあそれにしよう!」
「・・・んで、何で私達までここにいるんだ?」
何故か一緒に遊園地に来ているクリスがツッコミを入れる。
「立花がみんな一緒が言いに決まっていると全員分のチケットを用意していたんだ、感謝しなければな」
「全員の休みがきれいに重なったのもあるわね」
「緒川さんがうまく調整してくれたからな」
「調!次はあの上がって落ちるやつに行くデスッ!」
「私はあっちのお化け屋敷が気になるかな?」
「桃恵よ、次はあっちに向かうぞ!」
「うん・・・あっあれ身長制限が」
「なんじゃと!?」
「マリア姉さん、次はジェットコースターに乗ろう!」
「ま・・・まって・・・さっきから絶叫系ばかりで・・・ちょっと休憩を・・・!」
「う~ん、遊園地のスイーツも捨てがたいな・・・どうだキャロル?」
「悪くはないが・・・もうそれで二桁は食ってるだろ母さん」
「お母さん!キャロル!あっちに限定のお菓子があります!」
「よしっ速攻で向かうぞ二人共!」
「まだ食うのか!?」
真達も各々遊園地を楽しんでいた。
「響、最高の誕生日プレゼントをありがとう!」
「どういたしまして、これからも未来の誕生日はちゃんと祝うからね!」
「うん!」
二人は閉園間近まで少し遅れた誕生日遊園地を楽しんでいった。
さて後書きの時間だ。
「マジでメモリアをネタにしてんだな」
ああ、今回使ったのは『未来のバースデー2019』のネタだ、俺のお気に入りだ。
「私だらけの遊園地のお話ですね、あの後エルフナインちゃんに頼んで見させてもらいましたけど本当に私だらけでした」
「そんな物まで作れるんですねエルフナインさんは・・・じゃあマリア姉さんの遊園地とかも作れるのかな?」
「・・・なんだかあちこちからセレナを呼ぶ叫び声が聞こえてきそうな遊園地だな」
やめてくれ、想像しただけで笑ってしまう。
「笑うというより、恐怖するという表現が正しいじゃろうて・・・」
「それにしても響ちゃん、よく遊園地のチケットを持ってましたね?」
「この日のために貯金して人数分買いました!」
「そのおかげで遊園地スイーツを楽しめた、ありがとう響」
未来じゃなくてお前が礼を言うのかよ・・・それじゃあそろそろ〆るか。
「「「「「「「それでは次回もお楽しみ!」」」」」」」
そして~!
『ハッピーバースディ!未来!』