戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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0編第十三話、前回のあらすじは?
「マギアを倒してすぐに駆け付けたあたしらだったけど、そこにはエルフナイン一人だけで真の姿はなかった」
「緒川さん達が懸命に探してくれてますがそれでも手掛かりは見つかりません」
「真が連れ去られえるふないんが危険な目にあったことに悔しく感じるときに、司令から連絡が入ったぞ」
「そして目を覚ましたエルフナインちゃんの情報で、真さんは連れ去られたことが分かりました」
「あっここは真さんに変わって私が、そしてアークは真さんを連れ去って自身の計画をさらに進めてしまいました」
はいOK、真はいないけど0編第十三話、どうぞ!


ゼノグラシア

S.O.N.Gでは、エルフナインの情報を聞いて緊張が走っていた。

 

「エルフナイン君を人質に真君の身柄を拘束・・・まさかアークの狙いが真君だったとは・・・!」

 

弦十郎の言葉に、説明卯を終えたエルフナインの瞳に涙が溜まる。

 

「ごめんなさい・・・僕があの時避難をしていれば、お母さんは・・・!」

 

「貴方のせいではないわ、エルフナイン」

 

涙を流すエルフナインをマリアがなだめる。

 

「継菜真の立場なら誰だってそうするわ、貴方は私たちの大切な仲間なのだから」

 

「そうですよ、それに真さんが無事だとわかったんですからそれだけで大丈夫だよ、エルフナインちゃんも無事でよかったよ!」

 

「マリアさん・・・響さん・・・!」

 

エルフナインを慰めると、弦十郎が口を開く。

 

「だが、アークの計画の最後の鍵が真君だとすれば、奴の計画は思ってた以上に進んでいるということ・・・より一層アークの居場所を探らなくてはいけないな・・・」

 

「そうね、頼みの綱であるプログライズキーは今エルフナインちゃんの手にある、キーの反応を辿っての捜索は難しそうね・・・」

 

「緒川達の報告を待つばかりか・・・奏者と仮面ライダーは報告が来るまで待機、万全に備えてくれ」

 

『了解!』

 

 

 

一方緒川達はとある研究室である物品を受け取っていた。

 

「確かに頂きました」

 

それを受け取った緒川達は車に乗り本部に連絡をする。

 

「証拠物品と共に、これより帰投します」

 

通信を切ると、緒川達が乗る車体とダミーの車体が同時に発信する。

 

その様子を上空で滞空していたオニコマギアの眼を通してアークが見ていた。

 

「証拠となる物品を持ち帰るか・・・計画は進んでいるが念には念を込めよう・・・」

 

そう言ってアークが瞳を輝かせると、一体のマギアがチフォージュ・シャトーから飛び出す。

 

緒川達は車を走らせながら弦十郎と通信をしていた。

 

『間違いないのだな』

 

「はい、儀典による解析の結果、回収した物品はアンティキティラの歯車だということが判明しました」

 

緒川達が受け取ったのは、真達がマンモスマギアと戦った研究室で見つけ出した物品だった。

 

「先だっての事故で失ったはずの聖遺物が敵のアジトで発見された・・・これは間違いなく」

 

『ああ、あの件に関して保管物品強奪の知らせは受けていない・・・遺失を装い横流しにされたと考えるならば』

 

「護災法施行後国内の聖遺物管理は風鳴機関に一括、司令の懸念通りやはり鎌倉とアークには何らかの繋がりがあるとみて・・・」

 

「・・・っ!?前をっ!」

 

サンジェルマンの声で皆が前を向くと、そこには鋭利な爪を生やし、牙を生やした獣型のマギア『ジャパニーズウルフマギア』が車を待ち構えていた。

 

『どうした!?』

 

「敵襲です!おそらくは証拠物品を狙ってと思われます!」

 

ジャパニーズウルフマギアは車目掛けて掛けだし、ダミーの車体に食らいつくと、頭部に取り付けられた『ウルフファング』でダミー車のエンジンを噛み砕きダミー車を爆破させる。

 

『人類・・・絶滅・・・』

 

ダミー車を破壊すると、ジャパニーズウルフマギアは再び駆け出し残りの車体を追いかける。

 

「応援が駆け付けるまで、私達で対処する!」

 

サンジェルマンの声に合わせるようにカリオストロとプレラーティを含めた三人はファウストローブを身に纏い、車から飛び出しジャパニーズウルフマギアと対峙する。

 

三人を視認したジャパニーズウルフマギアは標的を三人に切り替え、サンジェルマンが放った弾丸を走りながら高速で回避する。

 

「素早さに特化したタイプか・・・ならば!」

 

サンジェルマンがジャパニーズウルフマギアの前方の地面に弾丸を放つとそこから金の壁が展開され、敵の前方を防ぎつつ、跳躍したカリオストロとプレラーティが上を取り構える。

 

「死角からの攻撃なら・・・」

 

「喰らうワケだ!」

 

カリオストロがエネルギー弾を、プレラーティが巨大化させた玉を放ち、両方とも直撃する。

 

「直撃!」

 

二人が直撃を視認し、地面に降り立った瞬間、突然二人に衝撃が走った。

 

「「っ!?」」

 

いきなりの衝撃に二人が驚くと、二人の背後から攻撃を受けたはずのジャパニーズウルフマギアが傷一つなく現れた。

 

「まさか・・・あーし達が攻撃したのは・・・!?」

 

「残像・・・!?」

 

二人の攻撃が当たったのはジャパニーズウルフマギアが回避した際に生じた残像だった、ジャパニーズウルフマギアがはそのまま金の壁を跳躍で飛び越えると、そのままサンジェルマン目掛けて飛び込む。

 

「なっ!?」

 

突然の奇襲に反応が遅れたサンジェルマンにジャパニーズウルフマギアはウルフファングを振るおうとした時、隣の高速道路の上から誰かが飛び降りてくる。

 

Killter Ichaival tron

 

Seilien coffin airget-lamh tron

 

 

 

Kamen Rider...Kamen Rider...

 

「変身!」

 

 

Flash of the Trinity! 

 

Control the land,sea and air the creatures become one.

 

飛び降りて来たのは、応援で駆けつけて来たクリス、マリア、セレナの三人だった。

 

『使用BGM:Take this! “All loaded”』

 

「駆け付けて来たぜ!」

 

応援に駆け付けたクリス達に金の壁の向こうからカリオストロが叫ぶ。

 

「気を付けて!そのマギア残像を生みだすほど早いわよ!」

 

「分かったわ、貴方は彼女たちの元に」

 

「分かったわ」

 

サンジェルマンは急いでカリオストロたちの元に向かい、クリス達はジャパニーズウルフマギアと対峙する。

 

「さぁて、狼退治の時間だ・・・!」

 

『人類・・・絶滅・・・』

 

クリス達を視認したジャパニーズウルフマギアも臨戦態勢に入り襲い掛かる。

 

鼻をくすぐるGunpowder&Smoke

 

クリスが先制で射撃するが、ジャパニーズウルフマギアは先ほど同様高速で躱しながら迫る。

 

だが躱された弾丸は形状を変化させ、ジャパニーズウルフマギアを追跡する。

 

ジャララ飛び交うEmpty gun cartridges

 

『イチイバル、アガートラーム、バルキリー、エンゲージ!』

 

追跡してくる弾丸に気が付いたジャパニーズウルフマギアは弾丸の追跡を外すように建物間を飛び回り、追跡しきれず弾丸が全て壁に直撃すると、ジャパニーズウルフマギアは地面に着地する。

 

「隙だらけぇ!」

 

紅いヒールに見惚れて うっかり風穴欲しいヤツは 挙手をしな

 

着地した瞬間を狙いマリアが迫りアームドギアで切り裂くが、手ごたえはなくジャパニーズウルフマギアの姿が消える。

 

「残像!?」

 

「姉さん危ない!」

 

マリアの背後から迫るジャパニーズウルフマギアの攻撃を気が付いたセレナが守ると、それに気が付いたマリアが短剣を放つが躱されてしまう。

 

「セレナ、大丈夫!?」

 

「大丈夫、それよりも相手を!」

 

血を流したって 傷になったって

 

短剣を躱したジャパニーズウルフマギアは攻撃はせず移動し高速に乗り込む。

 

時と云う名の風と 仲間と云う絆の場所

 

「っ!逃がさないわ!」

 

高速に向かうジャパニーズウルフマギアをマリア達も追いかけて行く。

 

痛みを消して カサブタにする …あったけぇ

 

「緒川さんとサンジェルマンさん達の戦線離脱を確認しました!」

 

「敵マギア、高速に乗り込み移動を開始!」

 

高速を駆け抜けていくジャパニーズウルフマギアに対し車の上に乗るクリスとマリア、その横を並走して走っていくセレナ。

 

「ちょこまか逃げやがって・・・だったらこいつで!」

 

クリスはソングレイザーを取り出し使用しようとするが、マリアに制止される。

 

「駄目よ!負担も大きい上にあの速度じゃ当たらないかもしれないわ」

 

「っ・・・!」

 

マリアの言葉に悔しそうな顔をするクリス、そんな中ジャパニーズウルフマギアは走りながらマリア達の方を振り向く。

 

「まさか一般人を巻き添えに・・・!?」

 

マリアの懸念が当たり、ジャパニーズウルフマギアが前腕の『ウルフクロー』を振り抜くと、爪状の斬撃がマリア達に襲い掛かる。

 

「そうはいかない!」

 

マリアは前に飛び出し短剣を左腕に組み込むと刀身を伸ばし、飛び出した勢いで斬撃を切り払う。

 

SERE†NADE

 

マリアが斬撃を切り払うが、ジャパニーズウルフマギアは何度も斬撃を放つ。

 

「私が防ぎます!」

 

ランド!アクセル!

 

アクセルグラウンドブラスト!

 

マリアに変わり前方に出たセレナがグラウンドアクセルフォームに切り替わり両手の爪で斬撃を切り払って行く。

 

「攻撃の手はあたしが緩ませねえ!」

 

セレナが防いでいく中、クリスが二丁拳銃で弾丸を放ち、全ての弾丸が形を変えジャパニーズウルフマギアを追跡する。

 

ジャパニーズウルフマギアは回避しようとするが、自身の攻撃の最中に放たれたためすべてを回避することは出来ず何発かは命中してしまう。

 

何発かが当たり、速度が目に見えて落ちていくジャパニーズウルフマギアは何故か高く跳躍する。

 

「何を?」

 

跳躍したジャパニーズウルフマギアは地面に目掛けて斬撃を放ち、高速の地面を砕く、それを見たマリア達はこのままでは車が高速から落ちて大惨事になるのを予感する。

 

「車はあたしが何とかする、あんたらはあいつの相手を!」

 

「分かったわ!」

 

「お願いします!」

 

車をクリスに託し、マリアとセレナは跳躍し壊れた高速の向こうに飛び移り、クリスは乗っている車体ごと下に落ちる。

 

ジャパニーズウルフマギアは向かってくるマリアとセレナに対し斬撃を何発も放つが、二人は躱し、防ぎながら距離を詰めていく。

 

「はぁぁぁぁ!!」

 

マリアが放った斬撃をジャパニーズウルフマギアは回避するが、先程のような残像は発生せず、さっきの攻撃で速度も落ちているため、グラウンドフォームのセレナはジャパニーズウルフマギアの速度に追い付く。

 

「もう逃がしません!」

 

ジャパニーズウルフマギアの速度に追いついたセレナはそのままジャパニーズウルフマギアを蹴り飛ばし壁に叩きつける。

 

壁に叩きつけられても立ち上がり攻撃を仕掛けようとしたその時、壊れた高速の穴から何かが這い登ってくる。

 

繋いだ手を引っ張るぐらいにゃなった

 

それは車体を掴みミサイルで浮かび上がるクリスだった。

 

真っすぐ選ぼうFuturism

 

浮かび上がったクリスはそのままジャパニーズウルフマギアに目掛けて大量の小型ミサイルを放つ。

 

MEGA DETH PARTY

 

ジャパニーズウルフマギアはすぐに回避しようとするが右足が動かず、視線を向けるといつの間にか右足の配線が切り裂かれていた。

 

「先ほどの蹴りでついでに切らせていただきました」

 

先程セレナは壁に蹴り付けると同時に足の爪でジャパニーズウルフマギアの機動力を奪っていたのだった。

 

重ね合って歴史がミチシルベに

 

右足を切り裂かれ機動力を奪われたジャパニーズウルフマギアにミサイルが全弾直撃する。

 

(Fire!)最大出力 (Fire!)標準クリア

 

ミサイルの直撃を受けてジャパニーズウルフマギアの体のいたるところから火花が飛び散る。

 

(Fire!)解放ぶっ飛べ

 

持ち上げた車を地面に着地させたクリスはそのまま浮上に使ったミサイルをジャパニーズウルフマギアに目掛けて放った。

 

全部乗せを 喰らいやがれ

 

放たれたミサイルはジャパニーズウルフマギアに直撃し、ジャパニーズウルフマギアは爆破した。

 

「戦闘終了、回収を」

 

マリアが本部に通信を入れたその時、突然金色の光の柱が天に上る。

 

光の柱が発せられているのは、今は使われていないチフォージュ・シャトーからだった。

 

「チフォージュ・シャトー・・・!?」

 

その様子は本部からも確認されていた。

 

「何が起きている・・・!?」

 

光の柱が現れると同時に、あの時観測された謎の歌も聞こえてくる。

 

「マリア姉さん、この歌ってもしかして・・・!」

 

「ええ、私達姉妹の歌・・・『apple』の様に聞こえて・・・」

 

天へと上る光の柱、その柱の中に何かが現れる。

 

それは触手のような物が巻き付かれ、結晶が埋め込まれた『白い繭』のような物だった。





後書きの時間だ。
「アークの計画もどんどん進んできやがったな・・・」
「はい、それにシャトーから発せられたあの光の柱は一体・・・?」
「うむ・・・うちらでも知らなかった光じゃ、もしかしたらあそこで何か起きておるのかもしれんのう」
「ということは、真さんもチフォージュ・シャトーに!?」
「それはまだ分かりませんが、おそらくは・・・それにしても作者さん新しいマギアを出したんですね」
ああ、俺が考案したオリジナルのマギア、ジャパニーズウルフゼツメライズキーから作り出された『ジャパニーズウルフマギア』だ、速度重視の四足歩行のマギアだ。
「確かに、あの速度は尋常ではありませんでした、普通では追いつけませんよ」
それを撃退したお前らも十分普通じゃないんだけどな、それじゃあそろそろいつもの行きますか。

『質問返信コーナー』

今回の質問はこちら。

『影薄人さんからの質問』
真紅林檎さんに質問
前回の「XD」のキャラクターソングアルバム02で収録されている楽曲で1位から3位または5位はなんですか?

はいはいこちらにもきちんと答えていきますよランキングはこちら!

第五位、クリス『SONG FOR THE WORLD』

第四位、翼、奏『双翼のウィングビート』

第三位、切歌&調『ダイスキスキスギ』

第二位、切歌『アカツキノソラ』

第一位、響、奏、マリア『光槍・ガングニール』

・・・この五つです、ガングニールは個人的にもかなり気に入ってる歌なので堂々の一位です、改めて影薄人さん質問に答えるのに遅れてしまった申し訳ございませんでした!

「それではそろそろ〆ましょう!」

「「「「「「それでは次回もお楽しみ!」」」」」」
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