0編第十四話、前回のあらすじは?
「真さんがアークに攫われたのを聞いてより一層隠れ家を探す私たち」
「そんな中、緒川さん達が証拠を手に帰還しようとするとジャパニーズウルフマギアが襲い掛かってきました」
「サンジェルマン達が応戦するが、敵は異様に早く苦戦してしまう」
「苦戦の最中、まりあ達が応援に駆け付け撃退に成功したぞ!」
「けどその時、チフォージュ・シャトーから突然光の柱が上ったのです」
はいOK、それじゃあ0編第十四話、どうぞ!
マリア達がジャパニーズウルフマギアと戦う最中、アークは一つの巨大な結晶体に近寄ると、結晶体に文字列が浮かび上がる。
「本来ならば錬金術師の小娘、もしくは同じ肉体を持つ小娘の生体認証が必要だが・・・今の私には関係ない話だ」
そう言ってアークが結晶体に触れると、黒色のエネルギーが結晶体を侵食し、少しすると隣の装置が起動する。
「少量だが手にした神の力を駆使すれば、この程度のプロテクトの突破は容易だ、壊れているとはいえ高密度のエネルギー体だ、利用しない手はない」
その瞬間、チフォージュ・シャトー全体が大きく揺れ出す、アークはモニターで確認すると、とある装置が輝きだしていた。
「腕輪から抽出されたエネルギーを抑えられないか・・・それでこそ私が望んだ力だ」
アークがそう呟くと、背後から複数のマギア達が現れる、アークがそれらを視認すると自身が乗っ取っている躯体を捨て去り黒い球体になる。
『貴様らに命令を与える、この場所に侵入する者を排除しろ』
『了解』
マギア達に命令を与えると、アークはどこかへ行ってしまう。
そしてエネルギーを抽出されている腕輪の傍には、意識を失っている真が横になっていた。
一方でジャパニーズウルフマギアを撃破したマリア達はチフォージュ・シャトーの変化を視認していた。
「まさか・・・チフォージュ・シャトーが稼働しているの!?」
「あの野郎・・・廃棄施設をアジト代わりにしてたのか!?」
「それじゃあ、真お姉ちゃんもあそこに・・・!?」
その時、チフォージュ・シャトーからまたあの歌が聞こえだした。
「やっぱり・・・この歌は・・・」
状況を視認したマリア達はすぐに本部に連絡を送った。
『本部、状況を教えてくれ!』
「先日観測した、同パターンのアウフヴァッヘン波形を確認!」
「腕輪の起動によるものだと思われます!」
「これがシェム・ハ・・・アークが予見した復活のアヌンナキ・・・」
「そちらに向かって行った翼さん達は、至急対応に当たらせました」
「イチイバル、アガートラーム、バルキリーも至急合流されたし!」
響達はヘリに乗ってチフォージュ・シャトー跡地に向かっていると、そこで光線を放ちまくる繭を視認する。
繭はヘリを視認したのか分からないが、ヘリが近づくとヘリに向けて光線を放ち、ヘリには直撃はしなかったがその衝撃で皆が体勢を崩す。
「くっ!敵は大筒国崩し、ヘリで詰められる間合いには限りがある!」
「それでも、此処までこられたら・・・!」
「十分デス!」
これ以上のヘリでの接近は危険と判断し、響達はヘリから飛び降りる。
「Balwlsyall Nescell gungnir tron」
「Imyuteus amenohabakiri tron」
「Various shul shagana tron」
「Zeios igalima raizen tron」
「Rei shen shou jing rei zizzl」
『ランペイジバレット!』
『ポイズン!』
『ウィング!』
『オールライズ!』
『Kamen Rider...Kamen Rider...』
『変身!』
『フルショットライズ !』
『『フォースライズ!』』
『Gathering Round! ランペイジガトリング!』
『スティングスコーピオン!』
『フライングファルコン!』
『マンモス!チーター!ホーネット!タイガー!ポーラベアー!スコーピオン!シャーク!コング!ファルコン!ウルフ!』
『『Break Down.』』
『使用BGM:未完成愛Mapputatsu』
「天真
空中で変身した響達はそのまま繭に向かって降下していくと、繭から大量の光線が響達目掛けて放たれる。
「可愛さ余って 肉を食べたい 少女の参上Dhath」
それを見て未来は鏡で、紫苑は氷で全員を繭の光線から守りながら接近していく。
「抉り散らし大鎌タイフーン 目が廻るけど」
光線を防ぎながら接近していくと、繭から巨大な触手が生え響達に襲い掛かって来る。
「えんやこらさ 日夜ガンバルDhath」
鏡や氷で防げないのを感じると、みんなは巧みに触手を躱しその上を滑りながら接近していく中、まだ空中で身動きが取れない調に触手が迫る。
「決戦のFight song重ね合う歌が」
迫る触手に調は目を瞑るが、調に届く前に紫苑が触手をアタッシュカリバーで弾いていた。
「どんな高い壁も切り刻んで未来を創る」
弾かれた触手は今度は切歌を狙うが、直前で桃恵が切歌を抱え回避する。
「「夢は負けない」強いLoveで突っ切れ」
紫苑と桃恵が二人を守っている中、響、未来、翼、奏の四人は着陸すると同時に翼と奏が繭に迫る。
「機動性においてはこちらに優勢がある!」
「一気に迫って繭をぶっ壊す!」
「Ready go!未熟気味で未完成で だけど逃げない」
翼と奏は迫る触手を躱しながら繭の周囲を旋回する。
「信じ紡いで越えた涙 今、星に」
ようやく着陸した紫苑達に翼が声をかける。
「まずは距離を取りつつの威力偵察だ、行けるな!」
「闇を照らせ 今この
「っ!わかったぞ!」
「はいっ!」
そんな四人の元に再び触手が迫り、四人は躱しながら威力偵察を行う。
何度も触手が迫るが、力を合わせ切り開いていく。
「いっしょに行こうTWIN-HEART」
その戦いの様子を本部も確認していた。
「装者、仮面ライダー応戦・・・ですが!」
「高次元の存在相手に、有効な一撃を見舞えていません!」
「ああ・・・」
その戦いの様子を弦十郎達が見守る中、扉の隙間から誰かがのぞき込み、すぐさまその場から離れる。
攻撃を躱しながら切歌は自身の持つ二本のアームドギアを重ね合わせ、それを触手に向けて投擲する。
凶鎌・スタaa魔忍ィイ
放たれた一撃は触手を両断するが、その瞬間触手の姿がぶれだし、両断された触手は元通りになっていた。
そう、この触手も『神の力』によってダメージをなかったことにされたのだった。
それに虚を突かれた切歌は復活した触手に吹き飛ばされてしまう。
「切ちゃん!」
「・・・神を殺すのは、やはり」
再び触手が切歌に襲い掛かろうとしたとき、響が腰のブースターを点火し触手を殴りつけた。
「神殺しの拳!」
響が殴りつけると触手はガラス細工のように砕け散ってしまう。
「大丈夫、切歌ちゃん」
「響さん!」
一方で、躯体を捨てたアークが目指した場所は、腕輪と真が置いてある場所だった。
『さぁ・・・始めようか、私の計画を・・・!』
そう言うとアークは真と腕輪が入ってある装置に入り込み二つを散りこむ。
『これより、継菜真、シェム・ハの腕輪の『解析』並びに神の力の『掌握』を行う』
アークがそう言った瞬間、装置の中が黒色に染まり、そこから発せられる光の柱が黒色に染まっていく。
その時、響達に攻撃していた繭が突然稼働を止めてしまう。
「っ!いきなり攻撃が止んだ・・・?」
全員の動きが止まったその瞬間、繭の色合いが白から黒に変わっていく。
『っ!!?』
皆が驚く最中、黒く染まった繭の中心の結晶体から赤色の光線が地面に放たれる。
放たれた光線の中で何かが作り上げられ、光線が止んだ時には『それ』がいた。
「あれは・・・!?」
響達は現れたそれに驚愕していた、それの姿に響達は見覚えがあった。
全体の色合いが赤黒く染まっており、響達よりも一回りも巨大で、その瞳の色合いは血のように赤く輝いていたが、それは間違いなく『ライジングホッパーライダモデル』だった。
「あれは、継菜のライダモデル!?」
「何でそんなのが此処にいるんだ!?」
「まさか・・・アーク!?」
全員が驚く中、作り上げられたライダモデルは高速で跳躍し響に迫る。
「っ!」
反応が遅れた響をライダモデルが突撃し大きく吹き飛ばしてしまい、再び跳躍し響の上を取り響を地面に蹴り飛ばす。
「が・・・っ!!」
強烈な一撃を受けた響は変身が解け倒れてしまう。
「響っ!!」
未来たちが響に駆け寄ると同時に、クリス達も到着する。
「おい・・・こいつはどうなってやがんだ!?」
「なんでライジングホッパーライダモデルが響さんを!?」
「・・・どうやらそれだけじゃないみたいだぞ!」
奏が指さす方を向くと、そこには繭から放たれた光線から生成されていく大量のライダモデル達がいた。
「そんな・・・あんなに!?」
「こんなの、マギアの比じゃないデスよっ!?」
「っ・・・!立花を連れて撤退するぞ!」
翼の指示に全員が頷き、未来は響を抱え、紫苑がジェムを取り出し全員はその場を撤退する。
響達が撤退すると、ライダモデル達は追うようなそぶりを見せず、黒く染まった繭を守るように周囲に配置される。
メディカルルームに運び込まれた響はすぐに治療を受ける。
「見た目以上に響君のダメージは深刻・・・翼の撤退判断が早かったお陰で最悪の事態は免れたようだ」
「翼さん、本当にありがとうございます」
「気にするな小日向、友を守りたい気持ちは私も同じだ」
「ああ、そうだな・・・それよりも旦那」
「分かっている、問題はあの黒いライダモデル達だ、あれは一体・・・」
弦十郎がそう言うと、フィーネがある仮説を立てる。
「おそらくはアークの仕業ね、マギアを生みだすように何らかの方法であの黒いマギア達を生みだした、あの黒く染まった繭を守るために」
「ふむ・・・さしずめ『アークライダモデル』と行った所か」
その時、友里が声をかける。
「司令、マリアさんとセレナちゃんから提案があった検証、完了しました」
「データの検証?」
「何を頼んだんじゃ?」
皆の疑問にマリアが答える。
「腕輪の起動時に検知される不協和音に、思うところがあってね・・・」
「あの音に、経年や電波距離による言語の変遷パターンを当てはめて、予測変換したものになります」
「言語の変遷パターンを?」
その音声を再生すると、不協和音ではなくなった音楽が流れる。
「この歌・・・どこかで聞いた・・・」
「何時かにマリアやセレナが歌ってたデスよ!」
「知ってるのか?」
「歌の名は『apple』大規模な発電所事故で、遠く住む所を追われた父祖が唯一持ち出せたわらべ歌」
「変質変容こそしていますが、大元となるのは、マリアさんとセレナちゃんの歌と同じであると推察されます」
「アヌンナキが口ずさむ歌と、マリアとセレナの父祖の土地の歌・・・」
「フロンティア事変にて見られた共鳴現象、それを奇跡と片付けるのは容易いが、二人の歌が引き金となっている事実を鑑みるに、何かしらの秘密が隠されているのかもしれないな」
その言葉に全員に緊張が走る。
「敵の全貌はまだ判明していないが、敵の目白は判明した、俺達は俺たちのできることを勧めよう、おそらくは真君もそこに捕らわれているに違いない!」
『了解!』
会議が終わると同時に、扉が開かれキャロルが慌てた様子で入ってくる。
「キャロル君、どうしたんだ!?」
「エルフナインがいなくなった!!」
「なんだとぉ!?」
キャロルの言葉に全員が驚く。
「馬鹿な、いったいどこに!?」
「基地内は全て探し回ったがどこにもいなかった・・・!」
「・・・っ!まさか!?」
何かに気が付いた紫苑はモニターに映るチフォージュ・シャトーに視線を向けた。
そのころ、崩れ落ちたチフォージュ・シャトー内部の瓦礫に誰かが身を隠していた。
「僕のせいでお母さんが・・・だから、今度は僕がお母さんを助けるんだ・・・!」
真を助けるために、エルフナインは単身で敵が潜むチフォージュ・シャトーに潜り込んでいた。
さて後書きの時間だ。
「今回、なんだかとんでもないことになってませんか?」
「そうだな、変な繭が黒く染まってライダモデルを繰り出して、あれもアークの仕業なのか?」
「そのせいで響さんがやられてしまいました・・・ところで神殺しなんですけど奏さんのじゃダメなんですか?」
確かに奏も使えるけど、神殺しの力としては奏より響の方が強いんだよな、思い的な意味で。
「ふむ・・・それも聖遺物の特性によるものじゃろうかのう・・・それよりも!」
「まさかエルフナインちゃんが単身で乗り込んでしまうなんて・・・早く助けに行かないと!」
そこは次回のお前ら次第だな、それじゃあそろそろいつもの行きますか。
『質問返信コーナー』
今回の質問はこちら。
『影薄人さんからの質問』
真紅林檎さんに質問
オリジナルショートエピソード『戦姫絶唱しないシンフォギア』で「G」、「GX」、「AXZ」、「XV」のそれぞれに収録されたお話で真紅林檎さんのお気に入りのエピソードはなんですか?
サブタイトルか、その内容を幾つか挙げて下さい。
そうですね・・・俺のお気に入りとしては『月の欠片処理から約二週間…』『リディアンの入学式』『ガングニールの少女』『みんなで夏祭り』『夏の風物詩』『南極に立つまでの一週間』辺りが好きですね、幾つかはアフターストーリーで着色して出しましたし結構面白いですよ。
「色々な事がありましたね・・・特に夏祭りは」
響・・・目が死んでるぞ。
「ナンデモナイデスヨ、それじゃあそろそろ〆ますか」
「「「「「「それでは次回もお楽しみ!」」」」」」