0編第十六話、前回のあらすじは?
「エルフナインちゃんが単身乗り込んでしまったことに後悔するキャロルちゃん達」
「その時神様から通信が入りますが、力を渡すのに時間がかかるみたいです」
「そしてエルフナインがピンチになった時、起動したオートスコアラー達が助けに入ってきた」
「そして二度目の危機に、ようやっと力を授かったうちらが助けに駆け付けたぞ」
「そして授かった力と復活した力でバーニングファルコン、ヴェノムスコーピオン、ダウルダヴラを身に纏うことになりました」
はいOK、それじゃあ0編第十六話、どうぞ!
「チフォージュ・シャトー内部から、新たな反応を検知!」
「これは・・・アウフヴァッヘン波形!?」
モニターに映し出されたのは、キャロルの纏うダウルダヴラのアウフヴァッヘン波形だった。
「ダウルダヴラ・・・だとぉ!?」
シャトー内では、復活を果たしたキャロルと、新たな力を身に纏った紫苑と桃恵がエルフナインを守る様にマギア達に立ち向かっている中、オートスコアラー達がキャロルに対して跪いていた。
「お前たち、よくエルフナインを守ってくれた、感謝する」
「iいいえ、これも全てマスターの為でございますわ」
「派手な復活、心からご祝いします」
「これで全員揃ったんだゾ!」
「まったくうるさいわねあんたは・・・まぁでも、私も少しは嬉しいわね」
「ふふっ・・・ここがシャトーということも相まって、何だが懐かしいですね」
「うむ、うちも心から嬉しく思うぞ!」
オートスコアラー達と紫苑と桃恵が喜ぶ中、キャロルはエルフナインに近寄る。
「キャロル・・・!」
エルフナインは独断の行動を怒られるのを覚悟し目を瞑るが、キャロルはそんなエルフナインの頭を優しく撫でた。
「・・・お前が無事でよかった、エルフナイン」
そう言ってキャロルは微笑む。
「・・・隠れていろ、周りのガラクタ共は俺たちが片付ける」
「・・・っ! はいっ!」
エルフナインが近くの物陰に身を隠しキャロルはマギア達の方を振り返ると、マギア達も臨戦体勢に入っていた。
『新たな侵入者・・・排除・・・排除・・・』
「侵入者か・・・それはこちらのセリフだな」
そう呟くと、キャロル達も戦闘態勢に入る。
「俺たちの居城に踏み入った挙句利用するとは・・・相応の覚悟があってだろうな?」
キャロルがそう言った瞬間、マギア達が一斉に襲い掛かってきた。
「・・・行くぞ、お前達!」
『はいっ!』
『使用BGM:スフォルツァンドの残響』
「腹立だしい不変の世を踏み躙る」
マギア達が放つ弾幕をキャロルが陣を生成し正面から防ぎきると、両サイドからマギア達が襲い掛かって来る。
「
両サイドから襲い掛かって来るマギア達を紫苑、ガリィ、レイアが右側、桃恵、ミカ、ファラが左側を対応し迎え撃つ。
「解と出来ない煩わしいこの感情」
紫苑達の防衛を抜いたマギア達がキャロルに襲い掛かろうとしたが、キャロルが腕を振るうと無数の弦が襲い掛かってきたマギア達を縛り上げる。
「捻じ込む餌食は何処だ」
キャロルはそのまま開いた手を握り締めると、マギア達を縛り上げていた弦が一気に締め上げられマギア達をバラバラする。
「神も悪もどうでもいい」
「ひぇ~・・・何だかマスター前よりも強くなってない?」
「確かに、前よりも派手に強力になっていらっしゃる」
「そうじゃろうて、お主達が目覚めていない間にもきゃろるは成長したのじゃからな!」
「・・・何であんたが誇らし気なのよちびっ子」
「きゃろるを褒められて嬉しくない訳がないじゃろ!」
「ふっ、派手に同感だな」
「俺の立つ場所が「全」だ」
「マスターやっぱり強いゾ!」
「当然ですわ、私達のマスターですから」
「そうですね・・・でもキャロルちゃんに任せっきりじゃなくて私達も頑張らないと!」
「おおっ?桃恵がやる気だゾ」
「・・・貴方も強くなったのですね」
「はい、みんなのお陰です!」
「愛も憎しみも不完な
「皆さん、頑張ってください!」
キャロル達が戦う最中、エルフナインは物陰から戦いを隠れ見て応援すると、声が聞こえたのか全員が笑みを浮かべる。
「思い出の残骸を焼却する
ガリィが氷でマギア達の足元を凍り付かせ動きを封じ、止まったところをレイアがコイントンファーで頭部を粉砕していく。
「数式凌駕した交響楽 滅びの楽典」
紫苑は手にしたスラッシュライザーでマギア達をあしらって行くと、全身に走る深緑色のラインが発光し光が右腕の装甲『ヴェノムアラナイザー』に集約すると、ヴェノムアラナイザーの毒生成機能を使って毒液を作り出し、毒液を纏った針が飛び出しマギア達の胴体を貫き、貫かれた個所からマギアの全身が腐食し崩れ落ちていく。
「世界を識れと云った彼の日がまだ微笑む」
ファラが大量の竜巻を発生させマギア達を吹き飛ばすと、ミカが跳躍し手にしたカーボンロッドで次々と破壊していく。
「地に平伏せ…高くつくぞ?オレの歌は」
桃恵もスラッシュライザーでマギア達の攻撃を防いでいき、集まったところでファラと同じく竜巻を生成し上空に浮かび上がらせ、浮かんだところで主翼の『バーニングスクランブラー』を展開し飛翔し、全身に業火を纏いながらまるで火の鳥のように浮かんだマギア達に突っ込んでその高温で焼き尽くし破壊した。
本部の方でも、突然の状況に慌てて対処していた。
「状況の確認、急いでください!」
「そんな事よか、さっさとあたしらが直接乗り込んで・・・!」
「分かっている・・・だが、無策のままに仕掛けていい相手ではない!」
「とはいえだな・・・!?」
「焦らないで・・・チャンスはきっとあるはずだから!」
「俺達銃後も、その瞬間を信じている!」
二人の言葉で落ち着きを取り戻すクリスの肩に翼が手を乗せる。
「雪音、信じよう・・・彼女達を」
「思い出の残骸を焼却する
ガリィとレイアの一撃で右側の、ミカとファラの一撃で左側のマギア達が吹き飛ばされていく。
「その1音に懸ける誇り絶対の音楽」
正面のマギア達は紫苑、桃恵、キャロルの一撃で吹き飛ばされていく。
「世界を識れと云った彼の日が柔く包む」
マギア達を吹き飛ばすと、キャロルは背中の翼を広げ宙に浮かび上がりその前方に錬金術で生成した超重力子の塊が生成されると同時に、紫苑と桃恵はスラッシュライザーをベルトに装填し、ライズスターターを押し込む。
『トキシックポイズン!』
『インフェルノウィング!』
『ヴェノムレインラッシュ!』
『バーニングレインラッシュ!』
「地に平伏せ…高くつくぞ?オレの歌はぁぁぁぁ!!」
紫苑と桃恵は同時にキャロルのいるところまで跳躍し、キャロルが放った超重力子を後押しするように同時にライダーキックを放ち、二人のエネルギーが混ざり合いさらに強力になった超重力子がマギア達を呑み込んだ。
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ヴェノムレインラッシュ!
バーニングレインラッシュ!
マギア達は叫ぶ暇もなく超重力によって跡形もなく消滅していった。
マギア達がいなくなったのを確認すると、三人は地面に降り立つ。
「片付いたようだな」
「そのようじゃな・・・しかしやはりきゃろるの錬金術はとてつもないのう・・・」
「うん、私達なんてまだキャロルちゃんの足元にも及んでないって実感しちゃう」
「大丈夫だ、お前たちなら何時か俺を追い越すさ、それまで頑張れよ」
キャロルの言葉に二人が頷くと、隠れていたエルフナインがやって来る。
「キャロル・・・皆・・・助けに来てくれてありがとう!」
「礼など言うな・・・俺は家族を守っただけだ」
「キャロル・・・!」
キャロルがそう言うと、後ろの方でオートスコアラー達、キャロルの両サイドで紫苑と桃恵が温かい目で二人を見守っていた。
「なんだお前らその目は!?」
「いやぁ~、マスターも丸くなられましたねぇ?」
「ええ、前のマスターよりも優しさに満ちていますわ」
「地味な変化・・・だが、嬉しく思う」
「アタシは前のマスターも今のマスターも大好きだゾ!」
「うむ、真の娘になってからキャロルの笑顔も増えて来たからのう!」
「うん、真さんには感謝しかないね」
「何その話、後で詳しく聞かせなさいよちびっ子」
「だぁぁ!!やかましいぞお前ら!さっさと母さんのところに行くぞ!」
顔を赤くしながら真の元に向かうキャロルをエルフナインが慌てて追いかけて行き、その様子を紫苑達が温かい目で見守りながらついて行った。
本部では、突入用のヘリを待機させていた。
「ヘリの発艦準備は完了です、いつでも」
「ああ、だが・・・」
その時、モニターにキャロル達が映し出された。
「キャロル君!その姿は・・・!?」
「それに紫苑に桃恵、お前らその姿は・・・!」
『説明は後回しにしてくれ、母さんを発見した・・・いや、『母さんらしきもの』を発見したといった方が正しいな』
「らしきものだと?」
キャロルがカメラを操作し、モニターに映し出されたのは装置内を覆いつくした黒い何かだった。
「っ!?これは・・・!?」
「っ!!真お姉ちゃんは無事なんですか!?」
『分からないが、おそらくこの中にいると思う、だがこれは俺たちだけでは手を焼いてしまう・・・そこでお前たちの力を貸してほしい』
「・・・何をすればいい?」
翼が尋ねると、キャロルが機械を操作し黒く染まった繭を映し出す。
『このデカブツを破壊してもらう』
「っ!それが出来ればあたしらも『出来る』っ!?」
『ここはチフォージュ・シャトー、その気になれば世界だって解剖可能なワールドデストラクターだ、残された猶予に全てを賭ける必要がある、お前たちは神の力シェム・ハの破壊を、そして俺たちは囚われている母さんを救い出す・・・二段に構えるぞ!』
『・・・キャロルの侵入を許してしまうか、だがまあいいだろう』
真っ暗な闇の空間の中、赤い輝きが怪しく輝く。
『私の計画は誰にも止められない、計画が完了するまでの時間稼ぎのために全てのマギア達をつぎ込む・・・その時が来るまで』
アークに視線の先にあったのは、闇に全身を侵食され呑み込まれていく銀初の女性と、その女性が助けを求め腕を伸ばした先にいる眼を閉じ横になる真の姿だった。
『さぁ、私の計画の為の礎となれ・・・『シェム・ハ』』
アークがそう言うと闇がシェム・ハを更に飲み込んでいき、完全に飲み込まれる前にシェム・ハは最後の力を振り絞り言葉を口にした。
『・・・助けて』
その言葉を最後にシェム・ハは完全に闇に飲み込まれ、そして次に闇は真の体を覆いつくした。
一人の少女は夢を見た。
地に付す自身の前に立ち守ろうとする一人の少女。
そしてその少女が眼前より迫りくる闇に飲み込まれて行ってしまう夢を。
(駄目・・・行かないで・・・!)
少女は手を伸ばすが届かず、闇は彼女を呑み込んでいく。
(このままじゃ・・・真さんが遠くに・・・!)
さぁ、後書きの時間だ!
「いやぁ、すっごい活躍だったねキャロルちゃん達!」
「当然じゃ、キャロルはすごく強いのじゃからな!」
「けど、私達も前より強くなったもんね」
「んでもって作者、紫苑のあの腕の装置ってなんだ?」
ヴェノムアラナイザーは本人の意思で様々な毒を生成することが出来る装置だ、使い方によっては毒にも薬にもなる結構便利な装置だぞ。
「意外と便利だな・・・そしてようやく真救出の目途が見えて来たな」
「はい・・・けどお相手もかなり危険なところまで進んでいるようです」
そうだな、神様さえ飲み込んでしまうくらいだし、どうなるかは検討がつかんな。
「真さん・・・無事でいてください・・・!」
・・・よしっ、それじゃあそろそろいつもの行きますか。
『質問返信コーナー』
今回の質問はこちら。
『影薄人さんからの質問』
真紅林檎さんに質問です
随分前にアルバムになっていないXDオリジナルの全ての曲で1位から5位を挙げてもらいましたが、以下の10曲での1位から5位はなんですか?
・おかえりを言う為に 未来
・友達以上、ヒーロー未満 弓美、創世、詩織
・心声ロバスト セレナ
・紡ぎ-Rhapsody- アナザー響
・STAR TEARS クリス
・Stay with Nova マリア
・聖剣のレクイエム 響、キャロル、サンジェルマン
・決意と愛の旋律 マリア、調、切歌
・Be with you クリス&未来
・To unseal 響&アナザー響
再びXD関連の質問だな、この中だと・・・ランキングはこうなります!
第五位、『聖剣のレクイエム』
第四位、『心声ロバスト』
第三位、『友達以上、ヒーロー未満』
第二位、『STAR TEARS』
第一位、『紡ぎ-Rhapsody-』
こういった感じですね・・・もうあれですよ、グレ響の歌はXDの中では一番の曲です、最高・・・ただそれだけです、それではそろそろ〆ましょう。
「「「「「「それでは次回もお楽しみ!」」」」」」