特別編第二十話、今回はクリスの誕生日二回目だ!
「いや~もうそろそろ今年も終わりの時期か・・・」
因みに、この作品が今年最後の作品になるな。
「なんだか、クリスの誕生日を迎えると今年も終わりだな~って感じがするな」
「いやいや、クリスちゃんの誕生日は年末じゃないから・・・」
「それで作者さん、今回のお話もメモリアからですか?」
ああ、礼によってネタが思いつかなかったからメモリアから使わせてもらいました、本当にありがとうXD。
「まぁ仕方ないじゃろう、此処まで頑張っておるしのう」
「そうだね、せめて特別編ぐらいは楽させたいもんね」
二人が優しい・・・それでは今年最後の作品にして特別編、どうぞ!
12月、今年も全員でクリスの誕生日を迎えるはずだったのだが・・・。
『・・・というわけで、我々はしばらくそちらに戻れなくなってしまったんだ、済まない』
『わりぃな、こっちでの用事が思った以上に長引いちまってよ』
『例の企画にも参加できなくて本当にごめんなさい』
「気にしないでください、お仕事の都合じゃ仕方ないですよ!」
「こっちはあたしたちに任せてマリア達もお仕事頑張るデスよ」
『しかし・・・急な仕事とはいえ雪音の誕生日を祝えないとは』
『そうね、どんな感じなのかわからないのは口惜しいわ・・・』
「それならみんなで見れるようにビデオを撮っておきますね」
『それは助かるぜ、戻ったら絶対に見るからな・・・んじゃ、そろそろ仕事に戻らないとな』
『そうだな、我々の分も雪音の誕生日を祝ってくれ』
そう言い残し翼達との通信が切れる。
「・・・とは言ったものの、翼さん達がいないとクリスちゃんのお祝い計画が実行できないね」
「真さんがいるから出来るには出来るけど・・・真さんへの負担が大きいよね」
「けど、私達じゃ身長が足りないよね?」
「背の高い人の協力が必要ですね・・・」
「とはいえ、そう都合よくおるのかのう・・・?」
「翼さん達位身長があって・・・」
「あの服が似合う人・・・」
「計画に協力してくれそうな人・・・」
全員が頭を抱えていると、扉が開かれ真が資料を持って誰かと入ってくる。
「いや~やっと終わった・・・手伝ってくれてありがとうな」
「気にするな、私も暇を貰って手持無沙汰だったからな
そう言ってサンジェルマンが入って来ると、響達の視線がサンジェルマンに向けられた。
『・・・・・・』
「どうしたんだ、こっちを見て?」
「・・・見つかったね」
「調ちゃん、切歌ちゃん、セレナちゃん、確保ーッ!」
「「「了解(デス)っ!」」」
響の号令と同時に調達はサンジェルマンを確保した。
「なっ、いきなりどうした!?」
「お前ら一体どうしたんだ!?」
いきなりのことに二人が困惑する中、事情を説明した・・・。
そしてクリスの誕生日当日、クリスは響達に誘われとある場所へと向かっていた。
「ったく、急にあいつらから呼び出しだなんて・・・」
(・・・でも、これってやっぱりアレだよな?今日はあたしの誕生日だし)
そう思いながら進んでいると、途中で調、切歌、セレナと合流する。
「クリス先輩、こっちデスよ!」
「五分前到着・・・流石、クリス先輩」
「私達を待たせない辺り、やっぱりクリスさんは優しいですね」
「うん、まさに理想の先輩・・・」
「う、うるさい!こんな街中で変なヨイショするな!」
突然の誉め言葉にクリスは顔を赤くする。
(クリス先輩、ちょっと嬉しそう)
(そうですね、掴みはこれでいいでしょうか?)
(バッチリデス!あれは絶対に照れ隠しデス)
「まったく・・・で、何の用なんだよ?」
「今日はとっても大事な用事があるんデスよ!」
「クリス先輩に来てもらいたいところがあります」
「来てもらいたいところ?」
「はい、どうぞこちらに」
そう言って三人はクリスを連れて目的の場所へと向かって行った。
少し歩き、四人が着いたのは一件のお店だった。
「とうちゃ~く!」
「連れてきました」
店内に入ると響、未来、紫苑、桃恵の四人が待っていた。
「ありがとう!クリスちゃん、待ってたよ!」
「うむ、首を長くして待っておったぞ!」
「お、おう・・・」
「それじゃあ、私達は会場の確認をしてきますね」
「クリス先輩の事はお願いします」
「任せて、すっごく綺麗にしてみせるから」
「綺麗にしてみせるって、お前ら何を・・・?」
切歌達が奥に向かうと、未来と桃恵が化粧道具を、響と紫苑がいくつかのドレスを持ってくる。
「いいからいいから、それじゃあまずは着替えからかな~?」
「その次はお化粧です、綺麗にして見せますね」
「なっなんだってんだ!?いや何をするのか予想は出来るけど大がかりすぎるだろっ!?」
「さぁ、どうぞこちらへ」
「お、おいっ!?」
「まぁまぁ、いいからおめかししようよ、衣装は用意してあるし」
そう言って響と紫苑はクリスを着替えさせようとする。
「ちょっ、おまっ!?勝手に服を脱がそうとするな!」
「安心せい!全部うちらに任せるとよい!」
「だー!着替えぐらい自分でやらせろ!」
「うん、すっごく似合ってるよ」
少しして、四人の手によってクリスのおめかしは完了した。
クリスは普段気慣れない白いドレスに着替え、化粧によって可愛く仕立てられた。
「いいなぁクリスちゃん、そんな綺麗なドレスが着れて」
「った、あたしは着せ替え人形かよ・・・真の気分が少しだけ分かっちまったぞ」
(・・・確かにきれいなドレスだけど)
「それに、こんな格好させていったい何を企んでやがるんだ?」
「それはすぐにわかるぞ、なのでもう少し待たれよ」
「ドレスを脱いでは駄目ですよ、私達は向こうの様子を見てきますので」
そう言い残し四人はクリスを残し奥の部屋に向かった。
「あっおい!・・・行っちまった」
一人残されたクリスは近くの椅子に腰を掛ける。
(向こうの様子?向こうってなんだ?・・・もしかして、もっとすごいサプライズがあるのか・・・い、いや!別に、楽しみって訳じゃないけどなぁ!)
クリスが一人残されてから時間が経つが、未だに何も起きていない。
「しかし遅いな・・・この後、何を」
その時、扉を叩く音が聞こえてきた。
「やっとか・・・入って来て大丈夫だぞ!」
クリスは奥に行ってきた響達が来ると思い待機するが、入って来たのは予想外の人物だった。
「「失礼します、お嬢様」」
「・・・なぁ!?」
入って来たのは真とサンジェルマンの二人だった、しかも二人が着ているのはいつもの服装ではなくいわゆる執事服だった。
「な・・・何で真とあんたが!?」
クリスが慌てて立ち上がると足をもつれさせて転びそうになるが、直前で真がクリスを支える。
「おっと、大丈夫ですか?」
「あ、ああ・・・」
「それは良かった、さぁ此方へどうぞ」
クリスが呆気に取られていると、真はクリスの体勢を治してサンジェルマンと共にクリスに手を取る。
「お、おう・・・ってそうじゃなくて!?何でこんなことになってんだよ!?」
「誕生日サプライズだぜ、クリス」
勝機を取り戻したクリスが尋ねると、真は普通に答えてくれる。
「そりゃそうだろうけど・・・いろいろやりすぎなんだよ、それに真ならともかく何であんたまでこんな役を?」
「おい、普通に失礼だぞ」
「落ち着け、本来なら継菜真を含めた風鳴翼達がこの役をやるはずだったが、三人に予定が入り帰れなくなってしまった、それで急遽私に代役が入ったというわけだ」
「そうじゃなくて!そもそも何でこんなことをって話だよ・・・」
「そこらへんは切歌と調の考えらしいけど、クリスは心当たりはあるんじゃないか?」
「後輩共の・・・?」
クリスは少し考えこむが、心当たりは思い浮かばなかった。
「ないのか?二人曰く願望をかなえるとか言っていたが・・・」
「願望って・・・ドレスを着て、エスコートされるのがか!?あいつら、何をどこで勘違いしたんだよ・・・」
「でも、嬉しいんじゃねえのか?」
「・・・内容はともかく、気持ちはな」
「それは良かった・・・ではこのまま会場まで行こうか?」
「~っ!わかった、どこまでも行ってやるよ!」
「では案内しますよ、お嬢様」
クリスは二人のエスコートの下、会場への扉前まで案内された。
(このドアの向こうが会場か・・・ったく、たどり着くだけで無駄に疲れたぞ)
「それじゃ、開けるぞ」
そう言って真が扉を開けると、中から大量のクラッカーが鳴り響いた。
『誕生日おめでとー(デス)!』
「はぁ・・・やっと解放された」
しばらくして、誕生日会が終わって解放されたクリスはいつもの服装に戻って椅子に座り込む。
「まったく、あいつらおかしな勘違いしやがって」
クリスが独り言を言っていると、奥からサンジェルマンが入ってくる。
「お疲れ様、お嬢様」
「それはもうやめてくれ・・・」
「嫌だったか?」
「そうじゃないけど・・・」
クリスが口ごもると、サンジェルマンも空いている椅子に座りこむ。
「彼女達にこんなシチュエーションにしてほしいって参考資料に漫画を渡されて、詳しい話を聞いてみればあなたの愛読書だと言われたのだけど?」
「あいつらー!!」
クリスは後で切歌と調を説教することを心に誓った。
「・・・そうか、こうなった原因はあの漫画だったのか」
「やっぱり心当たりがあったのね」
「いや、クラスメイトに読んだ方がいいと強引に渡されただけで断じて愛読書なんかじゃないぞ!」
「そうなのか?」
「ま、一応読んだけどさ、やっぱりあたしの柄じゃないっていうか・・・それより一緒に祝ってくれてありがとうな」
「気にするな仲間の誕生日なのだからな」
「・・・とはいっても、変な頼み事は断った方がいいぞ、ウチの後輩共は調子に乗りやすいからな」
「そうか・・・だけど頼まれたからにはきちんとやらないといけない性分なのよ、それにやってみて存外楽しめたし結果オーライだ」
「・・・それなら別にいけど、頼まれたらきちんとやらないといけないなんて、変わった性格してるよな」
「それはお互い様じゃないかしら?」
「あ、あたしがっ!?」
「立花響達から聞いた話だが、何時も彼女達に宿題を教えているという話らしいし、今日だって、言われるがまま色んな服装を着ていたじゃないか」
「う・・・・」
サンジェルマンに指摘されて何も言えないクリスを見て、サンジェルマンは微笑む。
「ふっ・・・私達は存外、似た者同士らしいな」
「・・・否定できない」
「そういうわけだから、あまり気にしない方がいいぞ」
「・・・わかった、じゃあ断れないところを悪いけど、あたしからも一つ頼みごとをしてもいいか?」
「ああ、引き受けるぞ」
「S.O.N.Gに帰って来る時は、また話をさせてくれ・・・その、似た者同士として」
「・・・ああ、誕生日でなくても、何時でも話そうじゃないか」
似た者同士の二人は、二人だけの約束をしたのだった・・・。
さぁ、後書きの時間だ。
「今回のお話は『クリスのバースデー2021』を参考に作りました」
「このお話じゃ奏さんもこれなくなったから急遽サンジェルマンさんが引き受けてくれたんですね」
ああ、俺の見解じゃサンジェルマンも似合うと思って登場させました。
「いやぁ悪いな、急に予定が入っちまって」
「気にしないでください、その代わりにサンジェルマンさんも楽しんでくれましたし!」
「クリスもああい見えて楽しんでくれたみたいだしな・・・ところでクリスは?」
「自宅で暁さんと月読さんをお説教中です・・・」
「うむ、しばらくは帰らん方がよいと思うぞ」
「あはは・・・」
さて・・・これで今年の投稿も終わりだな、次に投稿されるのは2023年の1月1日だ・・・神の力を手にしたアークに勝つ手段はあるのか、ゼロフォギアもとうとう佳境を迎えるぞ。
「たとえ何が立ちふさがっても、みんなの力を合わせて乗り越えて見せるさ!」
「おう、アークの奴に人間の力を見せつけてやる!」
「たとえ神様だろうとも、私達は負けません!」
「きゃろるもがりぃ達も復活したうちらに死角などないぞ!」
「家族のために、私達も死力を尽くします!」
「必ずみんなの夢と希望を守り抜いて見せます!」
それじゃあ今年最後の〆と行きますか、視聴者の皆さん2022年の投稿を見てくれてありがとうございました、2023年の投稿も楽しみにしててください!
「「「「「「「それでは来年もお楽しみに!」」」」」」」
そして~!
『ハッピーバースディ!クリス!』