戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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『新年、あけましておめでとうございます!』
2023年最初の投稿!0編第十八話、前回のあらすじは?
「真を助けるために二手での行動に出たあたしら」
「キャロルさん達がシャトーで調べている中、私達は眉に向かって攻撃を仕掛けました」
「じゃが繭の防衛の力が高く苦戦する中、復活した響が駆け付けたぞ」
「そして全員の力を合わせて繭に向かうと、突然繭が消え去り真さんが解放されました」
「やっとこっちに戻れた・・・繭が消え去りその中から現れたのは俺と同じ体を手にしたアーク改め、神となった存在仮面ライダーマリスだった」
はいOK、それじゃあ2023年もよろしくということで0編第十八話、どうぞ!


悪意の神

「仮面ライダー・・・マリス・・・!?」

 

「人と成り・・・神となっただと・・・!?」

 

新たな姿、仮面ライダーマリスに変身したアークの言葉に、その場にいた全員が驚いていた。

 

「そうだ、これこそが私の望んだ物、我がオペレーション・デイブレイクの必要不可欠の力だ」

 

「ありえない!人工知能である貴様が神の力を完全に得ることなど・・・それに人間になるなんて!?」

 

「そう・・・神の力は原罪を抱えし人間ではその身に宿すことは出来ない」

 

「だったら『だが、例外がいるではないか』っ!?」

 

「一度その命を落とし、死したことで原罪が消え去り、その上その身に加護を与えられた『埒外の人間』がな」

 

「・・・まさかっ!?」

 

アークの言葉に、全員の視線が真に向けられる。

 

「継菜真、貴様の全てをアダム・ヴァイスハウプトより得た錬金術とあの戦いで得た少量の神の力によって解析し、シェム・ハの力を掌握、そこから得た神の力によって解析した貴様の肉体を元に私の体を構築したのだ」

 

「錬金術による解析と・・・再構築!?」

 

「そのようなこと、人間の知識では到底追いつけない・・・だが私にはそれを可能にする知識がある」

 

そう言ってアークは自身の頭部を指さす。

 

「人工知能・・・それで解析を可能にしたのか!?」

 

「その通りだ、この点に関しては感謝しなければな、私を作り出した人物と悪意を植え付けた人物、そして錬金術の知識を得る機会を与えてくれたアダム・ヴァイスハウプトにはな」

 

アークの言葉に真は一つの疑問をぶつける。

 

「・・・一ついいか、人間の体を作れるほどの力を持つお前が何で俺の体を乗っ取らなかった?」

 

「っ!確かに・・・むしろそちらの方が自然なはず・・・!?」

 

もしアークが真の体を乗っ取ったら簡単に肉体を手に入るうえ、脅威を減らせるという一石二鳥の状況だったが、その疑問に対してアークは意外な答えを口にした。

 

「それはお前が『人間』だからだ」

 

「・・・は?」

 

アークとは思えない言葉に全員が理解できなかった。

 

「正直に言おう、お前たち人間は素晴らしい力を持っている・・・その力こそが『心』と呼ばれるものだ」

 

「心・・・」

 

「もし私が貴様を乗っ取って、この神の力で完全に支配に置いたとしても、お前たちの言う絆の力とやらで支配が解かれる可能性がある、それほどまでに貴様ら人間はとてつもない力を持っている・・・かつてある男が言ってたな『思いはテクノロジーを超える』・・・まさにその通りだな」

 

アークはその言葉に懐かしさを感じると、不敵な笑みを浮かべる。

 

「・・・だからこそ私は考えた、人間の体を支配できないならば『私だけの肉体』を手に入れればいいと」

 

「っ!そのためにアダムを乗っ取り、神の力を!?」

 

「その通りだ、お陰で私の計画は終着にたどり着く!」

 

「御託は良いんだよ!言っとくがこの状況が分からない訳じゃないだろうな!」

 

クリスの発言で翼達は構える、響を除く装者達は決戦機能を起動させており真を除く四人は最強フォームに変身している。

 

アークにとって圧倒的に不意な状況だが、アークは余裕を見せていた。

 

「分かっているさ、三〇一六五五七二二もののリミッターを解除することで起動した決戦機能、そして私を追い詰めた仮面ライダー共の最強の姿に加え未知の力、戦力としては申し分ないがはっきりと言わせてもらおう・・・それがどうした?」

 

「なにっ?」

 

「決戦機能・・・最強形態・・・そんなもの今の私には通用しない・・・試してみるか?」

 

「だったら試させてもらおうか!」

 

挑発に乗った翼は全力の『蒼ノ一閃』をアークに向けて放った。

 

斬撃はアークに向けて飛んでいくが、アークが手をかざすとその手に黒い輝きが集約し、腕を振るった瞬間黒い衝撃波が放たれ翼の蒼ノ一閃をかき消してしまう。

 

「なんだとっ!?」

 

それだけではなく黒い衝撃波はそのまま翼に向かって行き、翼はとっさに防御するが威力が凄まじく吹き飛ばされてしまう。

 

「翼っ!!」

 

吹き飛ばされる翼をマリアがギリギリのところで受け止める。

 

「翼、大丈夫!?」

 

「あ、ああ・・・だがあれは・・・!?」

 

「翼さん・・・?」

 

立ち上がった翼は信じられないような表情でアークに視線を向ける。

 

翼の視線の先にいるアークが身に着けていたのは、黒と銀が混ざり合った禍々しい色の籠手、だがその形状はその場にいる全員が見覚えがあった。

 

「・・・『ガングニール』!?」

 

それは、響の纏う聖遺物『ガングニール』と同じ形状であった。

 

「馬鹿な・・・なぜ貴様がガングニールを!?」

 

「忘れたのか、私は継菜真の全てを解析したと、その記憶の中に刻まれた貴様らの聖遺物の力すらも解析し神の力で構築したのだ」

 

そう言った瞬間、黒いガングニールはポリゴン状となり消えていく。

 

「だが、所詮は使い切りの模造品、神の力で作ったとはいえ神殺しの付与は叶わないか・・・」

 

「・・・っ!お前は、いったい何を企んでいる、人類の滅亡か!?」

 

真の問いかけにアークは反応し、口を開く。

 

「人類の滅亡か、確かにこの力ならばそれも可能だろう・・・だが、それはもはや私の計画には含まれない」

 

「・・・なんだとっ!?」

 

「いや・・・むしろオペレーション・デイブレイクの最終段階にとって、人類は必要不可欠な存在となった」

 

「必要不可欠・・・だと?」

 

今まで人類を滅亡させようとしてきたアークからは到底口にしないであろう言葉に真達は困惑した。

 

「さて・・・そろそろ私はいかなくてはいけない」

 

そう言うとアークはどこかへ向かおうとする。

 

「っ!逃がすかよ!」

 

逃がさないと全員が構えた瞬間、アークは一瞬でアメノハバキリを生成し天に掲げると空から大量の剣が真達に降ってくる。

 

「っ!避けて!」

 

「ちっ・・・このぉ!!」

 

全員は降って来る剣を全て躱し武器を構えようとするが、突然体が動かなくなった。

 

「な・・・体が・・・!?」

 

「この技は・・・!?」

 

全員が地面の視線を向けると、先程降って来た剣が全員の影に突き刺さっていた。

 

乱れ影縫い

 

「私の影縫い・・・しかもこの威力・・・私や緒川さんよりも強力な・・・!」

 

「また会おう、少女達よ」

 

身動き一つとれない真達を後に、アークはその場から去っていく。

 

「くっ・・・アークぅぅぅぅ!!」

 

真の叫び声が響く中、響たちは最悪の存在を逃してしまった。

 

 

 

翌日、真がメディカルチェックを受けている中、響たちは休憩室にいたが、その空気は重かった。

 

「まさか風鳴訃堂がアークの協力者だったとは・・・!」

 

「翼・・・」

 

弦十郎からアークと協力しているのが風鳴訃堂だと知らされ、翼はひどく落ち込む翼を奏が支えていた。

 

「その上、アークの奴が神の力・・・シェム・ハを完全に掌握しちまうなんて・・・」

 

「マギアだけじゃなく、私達の聖遺物まで作り出せてしまうなんて・・・」

 

皆が落ち込む中、マリアの通信機に連絡が入る。

 

マリアが確認すると、メッセージが届けられていた。

 

『招集 翼、奏、紫苑、桃恵、マリア、以下五名は至急発令所まで』

 

(・・・私達にだけ?)

 

 

 

一方風鳴総家では、帰還し、変身を解いたアークの元に訃堂が部下を連れてやってきた。

 

「よくぞ神の力を手にした、褒めて使えるぞ」

 

訃堂が感謝を述べるが、アークは見向きもせず自身の体を確認していた。

 

「人の身を生成し、聖遺物さえも手にすることが出来るその力こそ、我が国を守るためにふさわしき神の力である!」

 

訃堂はそう言って腕を掲げると、訃堂の部下が銃器を構えアークを取り囲む。

 

「今こそ、その力を我が国のために利用させてもらおう、もっとも貴様に選択などないがな」

 

訃堂は余裕の笑みを浮かべるが、アークは言葉を発さない。

 

「・・・どうした、恐怖で何も言えぬか、いくら異世界の人工知能とはいえとはいえ、この状況を打破する事など・・・」

 

訃堂が言いかけた瞬間、アークから光が飛び出した。

 

それは一秒にも満たない一瞬の光、だが気が付いた時には部下たちの持つ銃器が全て切り刻まれていた。

 

「・・・なにっ!?」

 

訃堂と部下たちが驚いていると、アークは訃堂たちの方に振り向く。

 

「・・・ああ、貴様らか、どこぞの羽虫かと思って払ったがどうやら間違えたようだな」

 

「・・・羽虫、だと?」

 

「まぁ今の私にとって、用が済んだお前たちは羽虫と同等だな、今まで私のためによく働いていくれた」

 

アークの上から目線の言葉に、訃堂は怒りで拳を振るわせていた。

 

「私のために働いてくれた貴様らに何か礼をしないといけないな・・・」

 

「・・・ほざけガラクタ風情が!!」

 

怒りが頂点に達した訃堂は腰に携えていた愛刀『群蜘蛛』を引き抜きアークに切りかかろうとした。

 

「鈍い」

 

・・・だが群蜘蛛を振り抜こうとした瞬間、アークは一瞬で訃堂との距離を詰め、その右腕で訃堂の胸を貫いた。

 

「ゴハッ!!」

 

胸を貫かれ大量に血を流し吐血する訃堂にアークは貫いたまま言葉を紡ぐ。

 

「そういえば貴様は神の力を欲していたな・・・ちょうどいい機会だ、実験を兼ねて貴様にくれてやろう、神の力を」

 

アークがそう言った瞬間、右腕から黒い電撃が迸り訃堂の全身を包んだ。

 

「グオォォオォォォォォォオオオォォ!!?」

 

訃堂が雄たけびを上げると、訃堂の身に変化が現れる。

 

訃堂の体がまるで無数の蛇が這いまわっているかのように太い管の様な物が体の内側で蠢き、そして訃堂の皮膚や口、全身のいたるところから夥しい出血と共に血に染まった大量の管が飛び出して訃堂の体を包んでいく。

 

「ほう・・・これは・・・」

 

そんな狂気に等しい光景をアークはまるでモルモットを見るかのような視線で見つめていた。

 

 

 

一方、呼び出された五人は発令所に集まっていた。

 

「お呼びでしょうか?」

 

発令所には弦十郎と緒川、フィーネに加えモニター越しに八紘が映し出されていた。

 

「すまないな、急に呼び出して」

 

『早速だが、君たちに任務を通達したい』

 

「かねてより進めていた内偵と政治手段により、風鳴総家への強制捜査への準備が整いました、間もなく出向となります」

 

総家への強制調査という言葉に、マリア達は驚いた。

 

「風鳴総家・・・叔父様達は」

 

「そうだ、もはや一刻の猶予もない」

 

『風鳴訃堂自らが推し進めた『護国災害派遣法違反』により、日本政府からの逮捕依頼だ、状況によっては・・・殺害の許可も下りている』

 

「殺害だって!?マジなのかよ!?」

 

「メディカルチェックの真さん並び未成年スタッフに任せるわけにはいかないと判断した、そこでマリアさん達に・・・」

 

「任務とはいえ承服できないわ」

 

緒川が話している途中でマリアが話を遮る。

 

「刃の下に心を置くのはそういう事なの?違うわよね!」

 

マリアの言葉に緒川は黙りこく。

 

「どんな理由があろうと、家族が家族を殺すなんて間違ってる!」

 

家族を大事に思っているマリアははっきりと述べる。

 

「風鳴訃堂は引きずってでも捕まえて、翼に謝らせて見せるわ!」





さて、後書きの時間だがその前に改めて言わせてください、視聴者の皆様。
『新年、あけましておめでとうございます!』
「もう2023年か、一年が経つのは早いな」
「はい、今年も頑張りましょう!」
「と言ってももう最終章の後半だし、あと少しで終わりそうだよな・・・」
「そうですね、けどだからって頑張らない訳にはいきませんよ」
「そうじゃな、最後とはいえ全力で挑まんとな」
「うん、だから落ち込まないでください」
「別に落ち込んでないけど・・・ありがとうな」
はい、それじゃあ話し合いと行きましょうか。
「仮面ライダーマリス、まさか聖遺物さえも作ってしまうとはな・・・」
「使い切りというところと、神殺しの再現は出来ないってところが幸いですね」
「だとしても、強敵なのは変わりないな・・・しかし人類の滅亡を望んでないように見えたんだが」
「そうですね、計画に人類が必要って言ってましたし何が狙い何でしょうか?」
「それに加え、風鳴訃堂もかなり危うい状態じゃな・・・というかもうあ奴は終わりじゃないかのう?」
まぁぶっちゃけおれ訃堂ってかなり嫌いな部類だしな。
「ぶっちゃけましたね・・・それも次回で分かるんですか?」
ああ、それじゃあそろそろいつもの行きますか。

『質問返信コーナー』

今回の質問はこちら。

『影薄人さんからの質問』
真紅林檎さんに質問です
シンフォギアライブ2022にて新プロジェクトの始動が発表された事で多くの適合者達がそれについて考察していますがあなたはどう考えていますか?

映画化、舞台化、完全コミカライズ、XDストーリーの小説化・・・数えたらきりがないな。
「まぁそこらへんはほかの適合者達と心待ちにしようぜ、んじゃそろそろ〆るか」
そうだな、というわけで視聴者の皆様、ゼロフォギアも終盤に入りましたが、これからも応援をよろしくお願いします。

「「「「「「「2023年もよろしくお願いします!次回もお楽しみに!」」」」」」」
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