戦姫転生ゼロフォギア   作:真紅林檎

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0編第二十話、前回のあらすじは?
「風鳴総家に強制捜査を行った翼たち」
「だがそこで大量のマギアと共に、アークによってマギアとされた風鳴訃堂と対峙することになった」
「フドウマギアはかなり強力で苦戦を強いられ、そして翼さんのお父さんが亡くなってしまいます・・・」
「翼さんはお父さんの言葉を胸にし、ソングレイザーで仮面ライダーツバサに変身し、フドウマギアを撃破しました」
「じゃがそこであーくの目的が判明し、その目的は全人類のまぎあ化じゃとわかった」
はいOK、それじゃあ0編第二十話、どうぞ!


集結する希望、近づく絶望

「全人類のマギア化・・・だとぉ!?」

 

アークの口にした結論にその場にいた全員が絶句した。

 

「その通りだ、バラルの呪詛を解析し神の力によって改変、バラルの呪詛を全人類をマギア化させる呪いの旋律に書き換え全ての人類をマギア化させる・・・これこそがオペレーション・デイブレイクだ」

 

「風鳴訃堂に協力していたのは、その計画のため!?」

 

「その通りだ、私が神の力を手にするためにその老害を利用させてもらった・・・ただまぁ此処まで私に協力してもらった礼として実験と称して神の力を与えたがな」

 

その言葉に弦十郎は残骸となったフドウマギアに視線を向ける。

 

「実験は成功した、後は月遺跡を掌握し計画を成功させるだけだ」

 

「そんなこと、させるかよ!」

 

ボロボロの状態であったが、アークを止めるために奏たちは再び変身し向かって行くが、アークはその手にイチイバルを生成し奏たちに向けて弾幕を放った。

 

「くっ!?」

 

放たれた弾幕を直前で回避したが、その時には既にアークは宙に浮かび逃げる準備を完了していた。

 

「ゼロワンに伝えろ・・・次に会う時こそ、我らの因縁に雌雄を決するときだと」

 

そう言い残し、アークはその場から姿を消した。

 

「くっ・・・!」

 

「・・・今は負傷した者達を運ぶのが先決だ」

 

奏たちが苦虫を噛む中、弦十郎の判断で負傷者たちを運び出していった。

 

 

 

それから翌日、司令室にて復帰した真に翼達がアークの伝言を伝える。

 

「そうか・・・伝えてくれてありがとう」

 

「真さん・・・」

 

響は心配そうに真を見つめるが、真は笑みを浮かべて響の頭を撫でる。

 

「心配するな・・・おかげで決心がついた、この戦い、死んでも負けるわけにはいかない、ゼロワンとして、そして仮面ライダーとして」

 

真の発言にその場にいた全員が頷く。

 

「しかし、月遺跡を掌握するなんてそんなことが可能なのかしら?」

 

「だが相手はあのアークだ、何を仕掛けてくるかわからない・・・どうにか先手を打つことが出来れば」

 

全員が頭を悩ませていると、弦十郎が口を開く。

 

「そのことなんだが、我々はとある協力者を取り付けることにした」

 

「協力者?」

 

その時、扉が開かれ緒川と一緒に入ってきた人物に全員が驚愕した。

 

「あ・・・貴方は!?」

 

「お久しぶりですね、皆さん」

 

『マム!?』

 

やって来たのは車椅子に座り、緒川に押されてやって来たナスターシャ教授だった。

 

 

 

一方でアークは背後に大量のヒューマギアを連れてある場所へとたどり着いていた。

 

「ここだな・・・ならば早速始めようか」

 

そう言ってアークは地面に巨大な陣を生成した・・・。

 

 

 

「ど・・・どうしてマムが!?」

 

「彼から話を聞いて、私から協力を申し出ました」

 

「協力を申し出たって・・・今のマムの体じゃ!?」

 

ナスターシャ教授の体調を知っているマリア達が慌てる中、キャロルが前に出る。

 

「そこは問題ない、俺とフィーネが協力してある程度は回復させたからな」

 

「回復って・・・」

 

「まぁ流石に立ち上がるまでは無理だったけど、車椅子に座ったままであれば普通に暮らせるぐらいには治療出来たわ、あまり私達を嘗めないことね」

 

「・・・今更ながら、櫻井さんとキャロルの凄さを実感したよ」

 

二人の凄さに絶句する真達を横目に、弦十郎が話を進める。

 

「ナスターシャ教授に協力を申し出たのは・・・ある計画を手伝ってほしいからだ」

 

「計画?」

 

「ああ、月遺跡の調査だ」

 

その言葉に全員が再び驚く。

 

「月遺跡の調査!?」

 

「ああ、アークの狙いが月遺跡だとわかった今、ナスターシャ教授の協力の下アークより早く月遺跡を調査しアークによる掌握を防ぐ、その為に協力を申し出たのだ」

 

「申し出たって・・・!」

 

「マリア、彼を責めないでください、それにこれは私なりの罪滅ぼしでもあるのです」

 

「罪滅ぼし・・・」

 

「ええ、私は人類を守るためとはいえ多くの業を背負いました、そんな私が再び人類を守れるのなら、全力で協力しましょう」

 

「「マム・・・」」

 

切歌と調が不安そうに見つめる中、二人の頭に誰かの手が乗る。

 

「心配するんじゃないわよちびっ子装者」

 

全員が後ろを振り返ると、そこにいたのはガリィ達オートスコアラーとヴァネッサ達、そしてサンジェルマン達だった。

 

「貴方達が前線で戦っている間は、私達が彼女を守るわ」

 

「ええ、あーし達の実力は貴方達も知ってるでしょう?」

 

「だからお前たちは安心して戦っていればいいワケだ」

 

「サンジェルマンさん、カリオストロさん、プレラーティさん・・・!」

 

「私達も不足ながら協力いたしますわ」

 

「ああ、怪物になりかけたあたしらを真様は守ってくれたんだ!」

 

「だからこそ、今度はわたくしめたちが守る番であります!」

 

「ヴァネッサ、ミラアルク、エルザ・・・」

 

「私たちも、護衛に当たらせていただきますわ」

 

「ああ、派手にマスターに命じられたからな」

 

「おばあさんに近づいてくる敵はアタシ達がぶっ飛ばしてやるゾ!」

 

「まっそういう事だからあんたたちは安心しなさいな」

 

「後衛には俺も付く、これ以上ない戦力だろう?」

 

「ファラ、レイア、ミカ、ガリィ、キャロル・・・」

 

後衛としてこれ以上ない戦力を見て、弦十郎は口を開く。

 

「かつて敵だった者達がこうして手を取り合い共に戦う・・・これほどの光景を目にするとは」

 

「ええ、そしてその中心にいるのは間違いなく彼女たち」

 

フィーネはそう言って響と真に視線を向ける。

 

「彼女たちがいなかったら私も、そして彼女たちもこの場にいなかった・・・まさに彼女たちは私たちの希望ね」

 

「・・・ああ、そうだな」

 

そう言って、弦十郎は前に出たその時、床が大きく揺れ出した。

 

『っ!?』

 

とっさに全員が近くの物に捕まるが、その揺れはしばらくして収まった。

 

「地震・・・いや、ここは海中のはず、ならばあの揺れは・・・」

 

「司令、世界中に向けて強力な謎の電波を確認!」

 

「なにっ!?出所は!」

 

「発信源は・・・種子島宇宙センターです!」

 

「世界中に電波って・・・まさか!?」

 

「ああ、そんなことが出来るのは一人しかいない・・・!」

 

その瞬間、モニターに砂嵐が走り少しすると砂嵐が消え、椅子に座った一人の人間が映し出され、その姿をその場にいた全員が理解した。

 

「アーク!」

 

「この映像は、全世界の液晶に強制的に映し出されているようです!」

 

オペレーター達が調べ上げている中、アークは座ったまま口を開いた。

 

『人類諸君、お初にお目にかかる・・・私はアーク、この世界に降臨した神だ』

 

アークの演説に真達は耳を傾け集中する。

 

『とはいっても、いきなり神と言われても信じる者などいないだろう・・・ならば私が神だという証拠を魅せようではないか』

 

そう言ってアークが指を鳴らすと、二体のマギアが軍服を来た一人の男性をアークの前に連れてくる。

 

『喜びたまえ、お前は全人類の確認のために選ばれた実験体だ』

 

『や・・・やめろ、止めてくれっ!!』

 

男が怯えるように叫ぶが、アークは男の頭部を掴みかかると、男に黒い電撃が走り出した。

 

『ガァァアァァアァァアアアァアァアア!!!』

 

男は激痛で叫ぶと、全身から大量のチューブが皮膚を突き破って飛び出し、男の体を包み込む。

 

真達はその光景を見て恐怖を感じる中、男を包んでいたチューブが血と共に弾け、その中から血に染まった一体のマギアが現れる。

 

『ウゥゥゥゥゥ・・・ガァァァァァ・・・!』

 

『見たかね、これこそが私が神だと証明できる最高傑作ヒューマギアだ・・・これで私が神だと証明できただろう』

 

アークはヒューマギアを自身の傍に立たせ、話を続ける。

 

『さて、私の言葉を信じてくれたところで話を続けよう・・・そんな私の目的だが、それは至極簡単なことだ、私は人類がこの星には不必要な存在だと判断している、人間は自分自身のために嘘をつき、他者を陥れ、平気で傷つける・・・まさに病原菌そのものだと思わないか、そんな人類はこの星にはいらない』

 

そしてアークは立ち上がり、移動し始める。

 

『ゆえに私はかつて人類の滅亡を考えた・・・だがそれだけでは駄目だ、故に私は・・・こうする』

 

アークが立ち止まると、アークの背後に巨大な何かが立っており、カメラが引いて行くとそれがはっきりと映る。

 

それは巨大な『塔』だった、しかもその塔はカメラに写っている最中も徐々に大きくなっていっていた。

 

『これは私の力で作りだした月遺跡掌握装置『クリフォト』、この塔が月に存在する月遺跡と接続したとき、この世界に振りまかれている相互理解を阻むバラルの呪詛を解析し組み替え、人類をヒューマギア化させる、それこそが私の計画オペレーション・デイブレイク、人間の夜明けを砕き、我らが新世界を想像する!』

 

アークの目的に、全員が言葉にできなかった。

 

『クリフォトが月遺跡に接続されるまで後三日、それが貴様ら人類の最後の時だ』

 

アークはそう言って息を吐くと、カメラに視線を向ける。

 

『だが、その私の計画を止めようとする者達がいる・・・見ているだろう』

 

その言葉に、真達は驚く。

 

『先ほど言った通り人類に残された猶予は三日、そしてクリフォトを止める方法はただ一つ・・・私を倒すことだ、私は此処で待つ、シンフォギア装者よ、仮面ライダーよ』

 

アークはカメラを掴み、口を開く。

 

『今こそ、聖戦の時だ』

 

そう言って映像が切れる。

 

『・・・・・・』

 

誰もが黙る中、最初に口を開いたのは真だった。

 

「・・・上等だ、アーク」

 

全員の視線が真に向けられる中、真は拳を握り締める。

 

「お前の思惑通りにはさせない・・・人類の夜明けは、俺達が守る!」

 

真の叫びに、全員が深く頷いた。

 

「・・・よしっ!決戦の時は近い、各員決戦に備え準備を怠るなよ!」

 

『はいっ!』

 

弦十郎の言葉に全員が頷く。

 

聖戦の時は・・・近い。





よっし後書きの時間だ!
「とうとう最終決戦目前ってところだな・・・しかもゼロワンでも出て来た聖戦ときたか」
アークとマギア達対人類の対決を表すならこの言葉ほどぴったりな物はない。
「それにしてもナスターシャさん大丈夫なんですか?」
「マムに聞いてみたんですけど、櫻井さんとキャロルさんのお陰で体調は良いみたいです」
「ほんとあの二人が揃えば何でもありだな・・・というかこんなところで出してもいいのか?」
最終決戦目前で全員集結の展開は燃える、これこの世の理な。
「んな理があってたまるか・・・まぁ気持ちはわかるけど」
「しかし、まさかあーくがあんな方法で月遺跡を狙うとはのう・・・」
「月遺跡掌握装置クリフォト・・・この名前ってあれから?」
ああ、神話における邪悪の樹と呼ばれる存在、名前はこれを見て一発で決まりました。
「残された猶予は三日・・・それまでにアークを倒さねばな」
よしっ、方針が決まったところでそろそろいつもの行きますか。

『質問返信コーナー』

今回の質問はこちら。

『影薄人さんからの質問』
真紅林檎さんに質問です
シンフォギアXDのこれまでのアプリオリジナルストーリーであなたが面白かったり感動したストーリーはなんですか?

断然ロストソング、俺の中でのナンバーワンだ。
「即断だな・・・それじゃあそろそろ〆るか」

「「「「「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」」」」」
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