0編第二十一話、前回のあらすじは?
「アークの計画が全人類のマギア化だと知った俺達」
「対策を考えていると、なんとそこにマムがやってきました!」
「これまで戦ってきたやつらと協力しアークへの対策を考えていると、アークがテレビをジャックして全世界に放送を開始した」
「そこであーくは自身の計画と目的、そしてそれらを可能とする月遺跡掌握装置くりふぉとを見せた」
「そして私達に宣戦布告をし、聖戦へのカウントダウンが始まりました」
アークの待つ種子島に向かう最中、司令室にて弦十郎達による作戦会議が行われていた。
「緒川、各国首脳との連絡は?」
「まだです、おそらくアークによる妨害かと」
「アークの計画を止めるにはやはりクリフォトの破壊が最優先ね」
「神の力があるとはいえ月遺跡の掌握には時間がかかるはずです、そこを利用して・・・」
「だがそれはアークも承知してるはずだ、そこの対策も考えなくてはな」
弦十郎と緒川が世界政府と通信を試み、フィーネとナスターシャ教授とキャロルの三人が作戦を立てている中、真達は聖戦に備えて各々行動をしていた。
「「「・・・・・・」」」
紫苑と桃恵はエルフナインと共にガリィ達の機体チェックを行っており、その表情は真剣で一言も喋らずにいると、エルフナインが口を開いた。
「・・・もうすぐ決戦なんですね」
口を開いたエルフナインに二人の視線が注がれる。
「なんだか少し・・・いえ、とても怖いです、もし負けるようなことがあったら・・・」
うっすらと涙を流すエルフナインに紫苑と桃恵は作業の手を止め、慰める。
「・・・心配せんでよい、うちらは負けぬからな、のお桃恵」
「うん、だから心配しないでエルフナインちゃん」
「紫苑さん・・・桃恵さん・・・」
二人の励ましを聞いてエルフナインは涙を拭う
「はいっ、分かりました!」
「うむ、ならばがりぃ達の最終検査を行うぞ」
三人の錬金術師達は聖戦に備えギリギリまでチェックを行った。
切歌と調は特訓の疲れをとるため休憩室で休んでいるが、その体は聖戦への恐怖で小刻みに震えていた。
二人が震えていると、ヴァネッサ達がやってくる。
「温かい物どうぞ、お二人共」
「あ・・・ありがとう、ヴァネッサさん」
「茶菓子も持って来たぜ」
「少しは落ち着くであります」
「ありがとうデース」
二人は受け取ったココアを飲むと、震えが少し収まる。
「・・・やはり怖いですか?」
「・・・うん、相手はあのアークだから」
「前のアークでさえ苦戦してたのに神様の力も手にしてるデス・・・本当に勝てるのか怖いデスよ」
「まっ、そりゃそうだよな、実際アタシらも同じだからな」
「はいであります、私達もああは言ったものの、やはりあの時の恐怖で震えるであります」
その言葉を聞いて、二人はヴァネッサ達がアークによって人体実験を受けていたのを思い出す。
「・・・ですが、私達は信じているのです、真様達がアークを打ち倒し世界を平和にしてくれると」
「もちろん、二人の事も信じているんだぜ」
「ガンス!お二人も真様と同じ、私達にとっての希望でありますから!」
「私達が・・・」
「希望・・・デスか」
その言葉を聞いて、二人は顔を見合わせ深く頷き立ち上がる。
「だったら、その期待に応えたい」
「そうデス!休憩してる暇はないデス!」
二人は期待に応えるためトレーニングルームに走っていく様子を、ヴァネッサ達は優しげな表情で見守った。
マリアとセレナは一室にて簡単なストレッチで体を温めていた。
「マリア姉さん、いよいよ決戦なんだね」
「そうね、必ず勝たないといけないわ」
マリアがそうはっきりと言うと、セレナはストレッチを止める。
「・・・なんだか不思議な気分です、あの時私は本来なら亡くなるはずだったのに、こうして生きてマリア姉さん達と一緒に世界を守るために戦えることが」
「セレナ・・・」
「きっと、それが神の選んだ選択なのですよ、セレナ」
扉が開き、そこからナスターシャ教授が入ってくる。
「「マム!」」
「話し合いがひと段落したので様子を見に来ました・・・セレナ、神があなたを生かせたのはきっと世界を守るためだと思います」
「世界を・・・」
「ええ・・・間違った救い方を行おうとした私とは違い、信じ合える仲間たちと共にこの世界を守る、きっとそれが貴方が生きた理由だと私は思います」
「・・・そうね、それにこうして再会して、一緒に戦えて、笑っていられるのも神様のお陰、だからこそ神様のためにもみんなでアークを倒すのよ」
「マム・・・マリア姉さん・・・・・・っはい!」
マリアとセレナとナスターシャ教授は休憩の合間に談笑しあった。
「・・・・・・」
「眠れねえのか?」
未来が窓の外の景色を眺めていると、クリスがやって来る。
「クリス・・・うん、少しね」
「・・・隣、座るぞ」
未来が頷くと、クリスは未来の隣に座る。
「・・・親には連絡したのか?」
「・・・うん」
「・・・心配、してたか?」
「うん・・・すっごく心配してた」
「そりゃそうだよな、これから神様に殴り込みに行くからな」
「そうだね・・・」
未来が不安げな顔をしていると、クリスは未来の前に移動し未来の手を取る。
「クリス?」
「・・・あの時も、こうしてお前はあたしの手を取ってくれたよな」
その言葉を聞いて未来は、真と共にクリスを助けたときクリスの手を取ってこう言ったのを思い出した。
『・・・私は、クリスの友達になりたい』
「お前らのお陰であたしは復讐をやめて、嫌っていた歌を好きになって・・・大切な友達が出来た」
クリスは未来の手をしっかりと握り締める。
「あの時、お前はあたしを救ってくれた・・・だからお前が危険になったらあたしが助ける、友達としてお前を守る!」
「クリス・・・うん、じゃあ私もクリスを守る」
未来は自身の手を握るクリスの手を上から包みこんだ。
「失礼するわ」
翼と奏は用意された自室で椅子に座って話し合っていると、扉が開かれサンジェルマン達が入って来る。
「あんたらか、どうしたんだ?」
「決戦前に貴方達の様子が気になって来てみたのだけれど・・・あなた達は何をしてるのかしら?」
翼と奏の足元には、大量の紙が落ちていた。
「ああ、次に行うコンサートに関しての話し合いをしていた」
「コンサートの話し合い?神様との対決前なのに随分お気楽ね?」
「その様子だと、まるで勝算がるように思えるワケだが?」
「それはわかんねえな・・・なんせ相手は神様だし」
「なら『けど』?」
奏は紙を一枚手に取り、微笑む。
「だからって負ける気もないからな、だから今のアタシらに出来ることは、神様を倒した後の人類勝利を祝したコンサートさ」
「ああ、人々に安心を届けるために私達にできる全力を持って挑まないといけないこれは、ある意味神との対決よりも大変だからな」
二人の発言にサンジェルマン達は顔を見合わせ、不意に笑う。
「ふふっ・・・やはり貴方達は英雄たりえる人物だったようね」
「そうね、こんな土壇場でそんなこと考えられるあーた達はある意味大物ね」
「ああ、呆れるを通り越して笑ってしまうワケだ」
「そうか?あっそうだ翼、そのコンサートで錬金術を使った演出とかどうだ?」
「ふむ・・・いい考えかもしれないな、それならぜひサンジェルマン達の意見が聞きたい」
それからサンジェルマン達を引き込んで、コンサートの話し合いが続いた。
トレーニングルームでは、真と響が組み手を行っていた。
「真さん、神様とは通信出来たんですか?」
「いや、いくら電話を掛けても反応しない・・・おそらくあっちも予想外のことで慌ててると思う」
「そうですか・・・じゃあ神様の助けは見込めなさそうですね」
真と響は組手を交わしながら話を続けていく。
「ドライバーの聖遺物化の方はどうなんですか?」
「・・・駄目だ、いろいろ試してみたんだがどうしても起動しない」
真はドライバーの聖遺物化をキャロル達と試してみたが、聖遺物化はしなかった。
「神の言ってた一押しってのが何かわからないとどうしようもないな・・・」
「・・・大丈夫ですよ!聖遺物化しなくてもみんなの力を合わせればアークを倒せますよ!」
「・・・そうだな、その為にも頑張らないとな」
「はいっ!」
「よしっ、じゃあもう一本頼むぜ」
二人は胸の内に感じる不安感を未だに払拭できなかったが、みんなが力を合わせれば倒せると信じて特訓に励んだ。
種子島では、アークはその海岸沿いに立ち景色を眺めていた。
「さて、歓迎の準備をしないとな」
そう言ってアークが指を鳴らすと、奥からマギアがやってきた。
「警備に当たれ、この戦い必ず我々が勝つ」
そう命令し、マギアは奥に戻る。
「・・・お前たちも持ち場に付け」
アークが振り返った先には『十二体』のマギアが立っていた。
アークの宣戦布告から二日が経ち、S.O.N.Gの潜水艇が種子島宇宙センター付近にたどり着く。
「種子島到着まで、間もなくです」
「よしっ、戦闘準備、全員表に出るんだ!」
『了解!』
弦十郎の命令で真達は船外に出て、種子島を前にする。
「・・・みんな、行くぞ!」
真の掛け声で全員が変身しようとする直前、響が何かに気が付く。
「・・・何あれ?」
響の呟きに全員は変身を止め、響が指さした先を見る。
そこは宇宙センターがある場所、クリフォトが立っている以外何の変化もないように見えるが・・・響が指さしたのはクリフォトでも宇宙センターでもなかった。
それは地面だった、しかしその様子がおかしい。
『黒』、自然の緑も、大地の茶色も、人工物の灰色もない真っ黒な地面、真達もそれに気が付き凝視する・・・そして気が付いた・・・否、『気が付いてしまった』それがただの黒色でも影でもないことに。
その黒色は全て『マギア』だった。
『っ!!?』
その異常な光景に真達は息を呑んだ。
種子島宇宙センターの周りだけとは言え、大地を覆いつくすほどの大量のマギアの集団、その数は百や千どころではなかった。
そしてマギアの集団のに立っているのは、クリフォトを守る壁の如く立ちふさがる大量のアークギーガーだった。
「な・・・何だあの数は!!?」
司令室でも、無数のマギアを検知し急いで調べ上げる。
「これは・・・種子島宇宙センターを中心に強力なジャミングが張られています!」
「おそらくは兵力を知らせないようにするための仕掛け・・・やられた!!」
「・・・っ!全員船内に戻れ!」
「っ!りょ、了解!」
弦十郎の通信が入り急いで船内に入ろうとした瞬間、突如船が大きく揺れ出す。
「なっ!?」
真達は急いで船の下を見ると、そこには海中から半透明の大量のアークギーガーが船を持ち上げていた。
「ステルス能力!?」
「まさか、ディシービングフォックスの能力をアークギーガーに!?」
真はアークが自身の記憶を元に聖遺物を生みだしたことを思い出す。
聖遺物を作り出せるなら『プログライズキーさえも作れる』と判断した真はステルス能力を理解するが、すでに遅かった。
船を持ち上げたアークギーガーはそのまま振りかぶり、船を種子島まで投げ飛ばした。
船は勢いよく投げ飛ばされ、陸地に着陸する。
「~~~っ!!全員無事か!?」
弦十郎はすぐに確認し、全員の無事を確認する。
「全員無事だが・・・この状況は・・・!!」
真の視線の先には、陸に上がった船に襲い掛かる大量のマギアの集団がいた。
マギアの集団はすぐさま襲い掛かり、真達は変身する間もなく戦闘に入った。
「くそっ!!多すぎだろっ!?」
「応援を呼ぼうにも、先の衝撃で扉が壊れてしまっている!」
特訓のお陰で生身でもある程度戦えてはいるが、表に出ている真達十二人に対し相手は千を超えるマギアの集団、数の暴力という言葉を表していた。
次第に押されていき、真達は背中を合わせ周囲を囲まれてしまった。
「不味い・・・このままじゃ、何とか変身しないと!」
「でも、変身する暇が・・・・!」
完全に囲まれ、絶体絶命の状況、そして止めを刺さんばかりにマギアの集団が真達に襲い掛かった。
襲い掛かった瞬間、目の前のマギアの集団が大きな衝撃と共に爆炎に飲み込まれた。
「なっ・・・!?」
驚く真達をよそに、次々と周囲のマギアが爆炎に飲み込まれていく。
「こ・・・今度はなんじゃ!?」
「あっ、皆さんあれを!」
桃恵が指さした先にあったのは、S.O.N.Gの船よりも遥かに巨大な戦艦、その戦艦にはアメリカの国旗が立てられていた。
「あれはアメリカの戦艦!どうしてここに!?」
驚いていると、突如通信が入ってくる。
『・・・聞こえるか、S.O.N.Gの諸君、こちらアメリカ、我々アメリカはS.O.N.Gに全面的に協力することとなった、アメリカの誇る最大戦力が力を貸す!』
「きょ、協力!?」
『もちろん、我々だけではない』
すると再び爆炎が上り、周囲を確認すると多くの戦艦や戦闘機が種子島を囲んでいた。
「イギリス、フランス、中国にドイツにロシア・・・色んな国旗が付いてるデスよ!?」
「もしかして、全世界揃っているんじゃ・・・!?」
『どうやら全員同じことを考えているようだな、我々だけではアークを倒すことは出来ない・・・だからこそ我々は君達に希望を託したい!』
「希望を・・・!」
『ああ、マギアの集団は我々が全力を持って抑える、だからこの星を・・・人類を守ってくれ、若き英雄達よ!』
通信が切れると戦艦からの砲撃、戦闘機からの爆撃がマギアに襲い掛かっていく。
「凄い・・・世界中の人達が、力を合わせて・・・!」
響達が呆気に取られていると、爆撃を交わしたマギアが再び襲い掛かるが、直前で後ろの扉が吹き飛びマギアの直撃する。
「ああ、バラルの呪詛による相互理解の妨害があったとしても、人々を守りたいという思いは全員同じようだな」
破壊された扉の奥から弦十郎、緒川、変身したキャロル、サンジェルマン、カリオストロ、プレラーティが現れる。
「船内の皆さんは全員無事です、今はオートスコアラーの皆さんとヴァネッサさん達が防衛に当たっています」
「よく聞け、アークの計画を阻止するにはまずあのクリフォトを何とかしないといけない、だから母さん達は脇目を振らずあの塔をぶっ壊せ!」
「その道は、私達が作り出そう」
「美味しいところはあーた達にあげるわ・・・だからお願いね」
「この世界の運命は、お前たちにかかっているワケだ」
「皆・・・・・・っ!」
真達は闘志を燃え上がらせ、再び並び立つ。
「皆・・・行くぞっ!」
『おお(はい)っ!!』
真の叫びで、全員が構える。
『アウェイクン!』
『ジャンプ!』
『バレット!』
『ダッシュ!』
『ポイズン!』
『ウィング!』
『『『オーソライズ!』』』
『『Kamen Rider...Kamen Rider...』』
「Balwlsyall Nescell gungnir tron」
「Imyuteus amenohabakiri tron」
「Killter Ichaival tron」
「Seilien coffin airget-lamh tron」
「Zeios igalima raizen tron」
「Various shul shagana tron」
「Rei shen shou jing rei zizzl」
『変身!』
『プログライズ!』
『『ショットライズ!』』
『『フォースライズ!』』
『飛び上がライズ!ライジングホッパー!』
『シューティングウルフ!』
『ラッシングチーター!』
『スティングスコーピオン!』
『フライングファルコン!』
『A jump to the sky turns to a riderkick.』
『The elevation increases as the bullet is fired.』
『Try to outrun this demon to get left in the dust.』
『『Break Down.』』
変身した真達はまっすぐとクリフォトに視線を向け、クリフォト目掛けて飛び出した。
途中でマギアが襲い掛かって来るが、真達は止まることなく倒していき、後方からの援護で突き進んでいく。
マギアの集団を潜り抜け、アークギーガーの鈍重な動きを躱し、クリフォトに迫っていく。
真達とクリフォトの距離が縮まると、突然クリフォトの壁の一面が輝きだし、一部の壁が変形し内部に入れるような入り口が出来る。
「誘ってやがんな、あの神・・・!」
「上等だ・・・行くぞみんな!」
真達は入り口から塔の中に入ると、入り口は閉まっていく。
外に残った弦十郎達は力を合わせマギアとアークギーガーの撃破に赴いた。
神界では、女神が地上の様子を見守っていた。
「アークの力は強大・・・もしもの時は・・・」
女神はそう言って自身の胸に手を当てる。
「その時は、私が・・・」
月遺跡接続まで・・・残り少ない。
さぁ後書きの時間だ!
「とうとう始まったな最終決戦」
「はい、世界中の力を合わせて何とか乗り込むことが出来ましたね」
「しかし、まさか世界中の戦力が集結するとは・・・壮観じゃな」
個人的に好きな展開を詰め込んでみました、こういうのは好きだろ。
「まぁ好きだな、にしてもアークのやつあんな大軍勢を用意してやがったのか・・・」
「ああ、援軍がこなかったと思うとぞっとするな・・・」
「だからこそ、託された思いを背負って勝ちに行くんです!」
「うん、その為に私達はクリフォトに乗り込んだんだから」
「だな、よしっ必ず勝つぞ!」
俺も最後までフルスロットルで書き上げるぜ!それじゃあそろそろいつもの行きますか!
『質問返信コーナー』
今回の質問はこちら。
『影薄人さんからの質問』
真紅林檎さんに質問です
前回の続きで、シンフォギアXDのこれまでのコラボイベントであなたが面白かったり「この作品とコラボするなんて!」と驚いたイベントはなんですか?
驚いたコラボと言ったらやっぱキラメイジャーとバンドリですね、仮面ライダーコラボを今でも心待ちにしています。
「まぁそこばっかりは運営のみぞ知るってやつだな、それじゃあそろそろ〆るぞ」
「「「「「「「「それでは次回もお楽しみに!」」」」」」」」